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SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】
転生 ( No.26 )
- 日時: 2016/02/18 01:05
- 名前: 赤榎
ある時、目が覚めた。
いたのは、ベットの上である。
そして隣から、女の人の声が聞こえた。
「あなたは、2122年10月15日 寿命でなくなりました。 さて、この後は、どうしたいですか?」
おれはいつもの通り言った。
「いつもと同じで」
「かしこまりました」
と女の人は、言って大型のパソコンに入力をして言った
「では、あなたはまた同じ人生を選びました。それでは、良い人生を」
「ああ」
俺は、軽く返事をして、目を閉じた。
皆さんはこれがなんなのか分からないだろうから説明しよう。
いわゆる、輪廻転生である。
一度はみなさん、死んだらどうなるのか考えたことがあるだろ。
そう我々は、何度も同じ人生を繰り返しているのである。
なぜ覚えていないのか、それはただ単に記憶を消されているからである。
それでもなんとなく風景であったり、人と話しているときに
「あれ? 前にもこんなことがあったような」
という経験があるだろう。
それは、記憶消すのにすべて完全消去が出来ないからだ。
何十年と生きるのだ、それは仕方のないことである。
そしてなぜ同じ人生を選ぶのか、選ばなけらば魂が天国はたまた地獄もしくは、それ以外の場所へと行ってしまう。
魂だけでは何も出来ない、なぜなら自我がないからだ。
それなら、と考えているのかもしれない。
それは誰にもわからない、何故なら記憶がないからである。
もしあなたが、その立場になったら、同じことを繰り返すのでしょうか。
もしかしたらあなたと私は数え切れないほど会って、仲良くなっているかもしれない。
もしかすると結婚ということもありうる。
まあ、その時はまたよろしくお願いします。
今も、そしてこれからも・・・。
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