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SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】
気付いてよ ( No.41 )
- 日時: 2016/03/20 12:23
- 名前: 女子長
中1の夏。セミの鳴き声が私の耳を刺激する。夏の暑さは感じない。私の全神経がケータイに向いてる。私、朝霧まおは今、告白したばかりである。メールで。返信を待っている間は暑さのせいではない汗が背中を伝った。あぁ、お願い。
ピロリン
来た!そっと開いてみる。
「別に」
え、別に?どゆいみ?いいってこと?
・・・っしゃあ!え、マジで?やばい。嬉しい!
それにしても告白されて「別に」って返す人いるんだー。
今まで緊張して言うの忘れてたけど、告白の相手は高木ゆうま。
あしたがたのしm…
ピロリン
ん?なんだろ?ゆうまだ!
「みんなに秘密ね」
う…これまた読み取られて・・・とほほ
みんな言いたーい。
っふ。いいよ別に言わなくたって雰囲気とかニュアンスでばらす
だって、ちやほやされたいじゃん
大好きゆうま
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