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SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】
音を通じて ( No.11 )
- 日時: 2016/09/15 01:05
- 名前: 奈乃香
この世界は音であふれている
同じように聞こえても少しの違いがある
普通の人はきっとそんなこと気にしていないだろう
じゃあ、気にしてる私は変人なのだろうか
きっとこの問いに正しい答えなんてないのだろう
ならきっとそれでいい
正確さを求めれば見えなくなるものもある
音だってそれは同じだ
正確なだけを求めたって意味がない
私はそう思うから
だから私の問いに答えなんていらない
「お前の歌はいつだって綺麗事だ」
誰かが私に言った言葉
その意味も真意も私にはやっぱりわからない
だから私は希望を光を歌い続ける
世界は楽しことや幸せだけでできてるわけではない
音だって同じだから、私にもそれぐらいわかる
でも、逆に全くないわけじゃない
なら増やしていけばいい
照らしてあげればいい
支えになってあげればいい
私には音や歌しかない
でも、それで誰かの役に立てるならそうでありたい
だから今日も私は歌いづづけるよ
誰かのため
そして、私のために――――――・・・・
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