SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】
君も私も爆発だよ☆ ( No.22 )
- 日時: 2016/09/23 17:51
- 名前: 茶色のブロック
ただの日常に異物がある。
隣の彼女がその異物だ。
ただの歩道をただ一緒に歩いているだけの行動に見えるだろう。だが、冴えない少年大雅に対し、彼女は茶の短髪で、笑うと子供のように可愛らしくなる美少女。
そんな彼女に、大雅は警戒していた。
彼女は、ちょっとおかしいのだ。
――突如、風が吹いた。
いつの間にか、二人の目の前に金髪ツインテールの大富豪お嬢様、マリアさんが現れていた。
隣を見てみると、彼女はバトル漫画のような緊張した面持ちをしている。
ああ、さっそく狂った……。
「あ、あなたは……!」
彼女、何かほざく。
「ふ、ふふふふ……」
マリアさん、セリフ出てこず。
大雅は彼女に耳打ちをする。もうこれだけはやめて欲しかったのに。
「どうすんだよ、沙羅子。なんかマリアさんが来たんだけど」
彼女沙羅子は、相変わらず意味の分からないバトル漫画の緊張した面持ちで大雅に返事をした。
「弟よ、これは私の聖戦だ。ここはサーヴァントセイバーである私におまかせを、マスター」
「弟はどこいった!?」
沙羅子がマリアさんに振り返る。
マリアさんは嘲笑し、大雅達に言った。
「あなた達の愚行、教会が見逃すとでもお思いですか」
「俺が何をしたの!?」
相変わらず笑うマリアさんに問うてみるが、効果はない。
頭のネジが一本飛んでもしもボックスにでも何かお願いしたのだろうか。
しつこくバトル漫画の緊張した面持ちで、沙羅子はマリアさんに言い返す。
「勝つとシュークリームなのですよ」
「いきなりデイブレイク!?」
きっと誰にも分からないネタが出てきた。分かるのは堀江さんくらいだろうか。それか古手神社のシュー狂の方々。
マリアさん苦笑。仕方がないかも知レナい。
「アタックチャンス」
「それはクイズだよ!」
マリアさんはカードを取り出した。
「マジックカード!!死者蘇生ッ!!」
「まさかの魔法!?」
そしてアタックではない!
沙羅子はクソ笑っていた。
「茶色のブロックさんの趣味が笑笑」
「作者はやめようよ!」
「魔神剣!」
「何も起きない!?」
マリアさんが喋る。
「わたくしのターンだぜ!」
「どういう順番!?」
「巻かん交差ッ歩卯ッ!!」
「漢字が分からなくて撃てない!!」
そのあと、マリアさんが大雅達の仲間になった!