SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

ワタシとアナタ ( No.26 )

日時: 2016/09/26 22:22
名前: はてなの子

アナタのコトガ嫌いダカら、思いッキり憎む。

アナタの手首カら血が噴キ出すように、アナタを噛む。

アナタカら距離を置いテもラえルように、アナタをナイフデ切る。

_____ナのに。


「まだ、許してくれてないのか」

アナタは、自分よりワタシの傷ヲ治しテいク。

アナタは、ワタシのコとを思いっキり抱きしメる。

アナタは、ワタシの心にカかっタ鎖を、縄を解くよウに解いテく。

「裏切られルと分かっていテ、なんデこんナことをスる……?」

ワタシが聞くト、アナタは驚いた顔ヲする。

「初めて嗚咽以外の声を聞いた」

ワタシは下を向イて言う。

「質問に答えろ」

アナタは考えてカら言う。

「キミは、絶対にボクを裏切らないから」

アナタはなんデそんナに前向きでいらレるの………?
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願っテも、祈ってモまた同じユメを見ル。

小さなスれ違いで、ワタシがアナタを裏切る"ユメ"

「アナタはワタシを裏切らナいの?」

「ワタシはアナタを裏切るかもシれない」

アナタは目を伏せて、「そんなことないよ」と微笑んだ。

嘘ツき。
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"アナタ"は死んだ。"ワタシ"に殺されて死んだ。

信頼なンて、やっぱリなかっタんだ。

ワタシはアナタに嘘をつカれただケで、アナタを殺した。

でモ、涙が止まラない。

アナタが最後に残しタ言葉が頭カら消えない。
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「ワタシはアナタを裏切った。今からワタシはアナタを殺す」

「そうかい」

「言い残すコとはナいのか」

「キミに殺されるなら別に良い」

「…………」

「悲しそうな顔しないで」

アナタは微笑ンで言う。

「_______笑っていて」

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