SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】
してはいけない恋……? ( No.38 )
- 日時: 2016/10/15 17:49
- 名前: マシャ
わた……俺は……恋をした。
それはしてはいけない恋……
相手は同い歳の15歳で俺の幼馴染みで一番仲が良い親友だ。
ここだけならなにがいけないの?と思うかも知れない……
だが相手は……男だ。
だが聞いてくれ、俺はノ…ゲイじゃない。
男はあいつにしか興味はない。
絶対だ。あいつ以外の男に恋する事はない!
ちなみに俺があいつに恋したのは数ヵ月前。
丁度、あいつが女装をし始めた頃……。
男の娘になって間もない頃……
〜数ヵ月前〜
「なーなー、この女装似合う?!」
「じょっ…女装?!…なんでそんな事を…」
「俺ってさ、女っぽいって言われるだろ?だから女装してみたんだよー、似合うか?」
似合うかどうか…
かなり似合っている…
髪は長く綺麗な金髪。
俺は分かってるが普通に見れば地毛と勘違いしても可笑しくないほど自然。
顔は化粧をしてるのか…まさに可憐な少女…。
元々中性的な顔だったが今はもう女の子にしか見えない位な顔立ち。
こいつはチビだったが今はその小さい身長が可愛さを引き立てている…。
男と言われても誰も信じないだろう…。
「に、似合ってるんじゃないか?」
「にししし、俺ってかわいい?」
「か、かわいいな……」
「ほんとか!、俺かわいいかー、お前さー、もしかして俺に惚れたか?」
なにを言ってるんだこいつ…俺が男にほ、惚れる訳……
あるんだよな……
「ほほほほ、惚れる訳ないだろ!」
「図星か!他のレズやノンケも俺に惚れるかなー…」
「女っぽいって言われたからじゃなくてからかいたくて女装してるだろ、お前。」
「そうだよ?他に女装する意味ある?」
「…………お前の性格からしたら他の可能性はないな。」
「だろー、んじゃ…俺、他のやつの所行ってくる!桜、じゃあなー」
「おう!またなー…」
なんであんなにかわいいんだよ……
俺は…男には恋しない……。
女が好きだ…。
いくら女装でどんなにかわいくても…
俺は……俺は……俺は……
レズだ、女にしか興味はねえ!
〜現在に戻る〜
と言うわけで……
俺は(自分にとって)してはいけない恋をした……
ここまでの文章を見てる奴等は私が男だと勘違いしてただろうか。
小泉 桜
それが私の名前。
レズで正真正銘のJKだ。