SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

超能力 ( No.44 )

日時: 2022/12/28 10:06
名前: 日影@hikage

  ショートショートストーリー 超能力

 あるところにR氏がいた。R氏はいろんな超能力が欲しかった。それで発明家のA氏の家に伺った。A氏はいろんな発明し、噂では超能力を持つことができる発明したということだ。
「失礼します。A氏はここにいるでしょうか」
「R氏か。入ってもいいが君に渡すものは何もない。できれば早く帰ってほしいが」
 R氏は足を踏み入れた。
「何回言えば気が済むのだね」
「こういう噂が立っていたのでもしかしてはと思いまして……」
「……そんなもの発明したらまず国に報告するさ。できたとしても君に渡す価値はない」
「でも」
「もう帰れ」
 このやり取りを何度したものか。A氏はくたびれてきた。発明の邪魔をされては仕方がない。
 A氏はR氏とのかかわりは、高校からだ。意地悪な奴でよくA氏はのことを動物扱いした。高校ではしっかりとあやまっていた。だがA氏は気に食わない。むしゃくしゃする。あやまっていてもなるべく無視をしている。
 またR氏が来るだろう。A氏はため息をついた。
 十分もかからずR氏の声がした。
「失礼します」
「君に透明になれる能力を渡そうじゃないか。僕に対しては素晴らしいものだ」
「ほ、ほ、本当ですか!」
R氏は飛び上がった。
「代価として何を支払えばいいですか」
「………ドアは閉まっているか」
「鍵もしましょうか」
「お願いする」
 そうしてR氏は鍵を閉めた。
「本当に透明になりたいか」
R氏はこくんとうなずいた。
「本当だな」
「はい。っていうかなんでそんなに聞いてくるんですか。早く代価を教えてくれませんか。なんでもいいです。たいていのものは支払ってもいいので」
「そんなに言うならぼくは嬉しいよ。それもとても。いいか。代価はお前の命だ」

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