SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】
成功のために頑張るんだよ ( No.60 )
- 日時: 2023/05/13 10:51
- 名前: すだちやで
僕はサッカーが大好きでそれなりには上手い。
でもとても夢のサッカー選手になるには程遠い。
そして練習もしない。
ある日練習をしようとした。
3日も続かない。
そんなやつがサッカー選手になると意気込んでいた。
「お母さん、俺将来サッカー選手になる!」
「あんたは自主練嫌いだから無理でしょ、サッカー選手は来る日も来る日も練習してるの」
そんなんわかってる
「お前はいつもサッカーの動画見てるな、練習しないくせに。お父さんだったら練習してるぞ?」
サッカースクールの友達にも言われた。わかってる、でも練習しなかった。
「お前フィジカルよっわwwwちゃんと練習しろよw」
わかってるんだ、でも俺は
「練習しろよ弱いんだから」
どうせ失敗するから
ある日友達に相談した。
「俺自主練続かないんだよね」
「お前は失敗すると思ってやってる、成功するから頑張るんじゃない、成功のために頑張るんだよ」
その言葉が僕を奮い立たせた。
「やってみる」
まずは一日目、30分だけ、でもやることに意味があると思った。
一週間ごとに練習時間を十分追加する、こうして続かした。
でも一ヶ月でやめた。
でも一ヶ月続いていいほうだと思った。
だからもう練習はやめた。
ある日久しぶりに公園でサッカーをしようと公園に行く。
やってみたけど....
自分の下手さに驚いた。
唖然とした。
これからサッカー選手を目指すのに
気づけば泣いていた。
俺はこんな下手なのか。
まわりからバカにされた事も思い出した。
でも俺は
絶対見返してやると思った。
今日から朝から晩まで練習しようとした。
がむしゃらに。
全力で。
成功のために。
みんなを見返してやるために。
10年後
「君は世界最高の選手だ!ぜひ入団してくれ。」
「いや私達のチームに!」
「いや我がチームに入団するんだ」
僕は世界最高の選手になった。
そして家族や友達も見返した。
夢が叶った。
あとみんなにこれだけは伝えておくよ。
成功するから頑張るんじゃない、成功のために頑張るんだ。