SS小説(ショートストーリー) 大会【平日イベント】

司書教諭の夕方worries ( No.32 )

日時: 2024/10/11 13:38
名前: 釧路 欅

「おはようございます。」
「あ、こんにちは。」
 こんにちはで返された私は、網走萌。ちょっとガクッと来る。
 私は、司書教諭をやっている。学校司書とは違い免許を持っている。
さっきこんにちはで返してくれた子は、学校司書の柏凜花ちゃん。
ちゃんをつけるくらい可愛いのだ。(よ…。)
「おはようございます。で返してもらえると嬉しいな。」
「それって自分がやって欲しいだけですよね。」
「それはそうなんだけどさ・・・・・・。」
「さ、いきましょ。」
「は、はい。」
 泣き崩れるよ。私。
「最近、図書室に用事がないのに来る人生徒が多いですよね。」
「そうね。何でなのかしら。」
 な〜んていって心の中ではこの口調なんだよな〜。
 そうしている間に図書室についた。日が落ち始めている。
「日が落ちる前に早く整理しましょ。」
「はい。」
 どっちが年上か解んなくなってきた。
「手を止めないで!」
「はい。」
 そんなことより、何でふざけに図書室に行くのだろうか。図書室は静かに過ごすところでしょ。
「だから手を止めない!」
「はい。すみません。」
 泣き声になっちゃった。私はもう考えるのをやめた。
 その後、車の中でも考えた。事故りそうになったのでやめた。 家の中でも考えた。小指をぶつけそうになったのでやめた。寝るときも考えた。寝れないのでやめて寝た。
やっぱわかんn・・・・・・。そのあと、静かな寝息が聞こえたんだとか。

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