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不思議の国の璃瑠
日時: 2010/02/03 15:53
名前: 支葵 (ID: u3k5ctnm)

ひょんなトコからいきなり現れた扉—
好奇心でうっかり開けてしまった瑠璃—
扉の先はワンダーランド—

     <.*不思議の国の瑠璃*.>

「ひょえ〜っ」
ドサッと墜落しちゃったトコは—
「ココ、どこ〜ッ!?」
ここはワンダーランド。
この時はまだそんなこと知らなかった。
「あ〜、最悪ぅ。服汚れちゃったよぉ〜....
 お母さんに怒られちゃう.....」
「おい、そこになにかいるぞ!捕まえろ!」
「つ・か・ま・え・ろ?」
「・・・つかまえろ〜ッ!?ヤダ!あたし帰るんだも
 ん!つかまって.....たまるかぁ〜ッ!」
とにかくなにかあったら逃・げ・る。これがウチの
家訓だったんだと思う。....多分。
「捕まえろッ!」
「つかまってたまるかぁ!」
「捕まえろッ」
「つかまってたまるかぁ!」
「捕ま....えろ」
「つかまって...たまるかぁ...」
たしか息切れがすごかったと思う。
もう足がうごかなぁいって結局バテちゃって...
「捕まえた!」
「ぅわぁ〜んっ」
ってなって....
「あれ?獲物じゃない...?」
「ぅわぁ〜んっ、お母さぁ〜んっ」
となったハズ。





「いやぁ、スマン、スマン。」
「ぅわぁ〜んっ、おじさんヒドイ〜っ」
「お....おじさん!?」
「え、違うの?」
「あのな?俺にはイルというれっきとした名前があっ
 てな?」
「うん?」
「断じておじさんなどではな〜いッ」
「ごっ、ごめんなさーいッ」
そうだ、そんでこの日からいくらそう感じても、
おじさんとは呼ばないようになったんだっけな。
「お父さん、もういいじゃんっ、反省してるじゃん
 その子!」
「誰....?」
「セイ!帰ってきてたのか!」
「セイ?」
「セイっていうんだ、僕。よろしくね」
「うん♪」
この時、セイの年はたしか13歳。
あたしは12歳だったなぁ。
....でも、この後あんな事態になるなんて、まだあた
しはしらなかったんだ。

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Re: 不思議の国の璃瑠 ( No.1 )
日時: 2010/02/06 01:13
名前: 支葵 (ID: iZBAu5cs)

「がは......ッ」
そう。その日突然セイが血を吐いたんだ。
本当にあの時はビックリしたっけなぁ.....
「セイ!大丈夫!?イルさんっ!」
「どうしたー?璃瑠」
「セイがっ!血!吐いたのッ!!」
「なんだって!?どうした、セイ!」
皆慌てちゃって、落ち着くことなんか無理だったな。
「う....ぐ......っ」
「セイっ!セイ!!しっかりしろ!!」
「おと.....さ..ん.」
「セイ!一体どうしたんだ!」
「突然体中に激痛が走って....それで...僕、うっ」
「ぐ....がはッ」
「セイ!!しっかりして!」
バタンッ!ってセイが倒れて、意識不明の状態がその
後2日間続いたんだ。
それでやっと、
「ん......?」
「セイ!良かった!」
目を覚ましたんだよね。
「それにしても、一体あれはなんだったんだろうな」
「僕自身もちょっと.......」
「謎ですね、イルさん。」
「そうだなぁ......気になるぞ......」
「(3人とも)う〜ん..........」
結局原因は分からなかったけど、その後はセイ、元気
だったし、皆そのことは忘れてたんだよね。

        ☆ ☆ ☆

とある日突然の事でした。あれは。
「そういえば、璃瑠ってどこから来たの?」
「あ〜....確かに....まだ聞いてなかったなぁ」
「言っても多分信じてくれないと思うよ」
「それってどういう事?」
「ありえない事なの。現実的に考えるとね」
「ようは非現実的って事だよね」
「(璃瑠&イル)そういう事!......え?」
「二人とも.....ハモってる」
「(3人)あははは あはははは」
「って.....違うだろ〜ッ」
まさにこれこそノリ+ツッコミだと思います。
「あ、やっぱ来たね。ツッコミが。ね、セイ」
「うん。そだね、璃瑠」
「だぁかぁらぁ〜......あのなぁ、お前ら....」
「分かったよ。言えばいいんでしょ?言えば」
「ああ、そうだ」
「ある日ね?いつもみたいに庭の掃除をしてたら..」
「二羽?鳥でも飼ってるの?」
「そっちの二羽じゃなくてお庭とかの二羽ね」
「あ、庭かぁ」
「.......いきなり目の前に扉が現れたのよ」
「....嘘ですか」
「嘘だな」
「嘘じゃないっつの!だから非現実的だよって言った
 じゃん!」
「まぁいいや。続けて」
「....それで何だろうって思って開けたの」
「うんうん」
「そしたらこの世界にたどり着いて、突然獲物扱い
されて、今に至るという訳」
「ふー...ん」
「作り話じゃねーか。思いっきり」
「うんうん」
「だから、本当の話だって言ってるじゃん!」
「怪しい......」
「だぁ、も〜っ!」
いちいちめんどくさい!って思ったんだと思う。
あの時は。

                つづく

Re: 不思議の国の璃瑠 ( No.2 )
日時: 2010/02/09 17:22
名前: 支葵 (ID: iyrsvThs)

「ぅ.....?」
ある日の晩ご飯のときのこと
突然左腕に変な違和感を覚えた
「どしたの?璃瑠」
「セイ、あのね?変なカンジがするの」
「どこどこ?」
「あ、イル。あのね」
「うん、なんだ」
いつの間に、イルと呼ぶようになっていた
「左腕がね?変なカンジなの」
「ちょっと見せてみろ」
「うん」
そう言って、恐る恐る袖をめくってみると
「何これ........」
もう、身の毛もよだつ光景だった。

Re: 不思議の国の璃瑠 ( No.3 )
日時: 2010/02/09 20:53
名前: 支葵 (ID: iyrsvThs)

しばらく休みます。


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