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剣士「だりぃ」僧侶「回復めんどい」魔術師「うきゃー(逃避)」
日時: 2010/09/10 23:45
名前: すずか (ID: RsXPPDHr)

クリックどうもです。すずかと申します。

以前は別の名前でやってたのですが心機一転として名前変えてみました。
THE・コメディ目指して突っ走る気満々ですので笑っていただければ幸いです。
コメント・アドバイス等頂けると非常に喜びます。

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31 ( No.74 )
日時: 2010/08/19 22:07
名前: すずか (ID: lD2cco6.)

軽く200メートルは吹っ飛んだ。そして森の中に騒音をたてながら全員で落下。鳥どもの騒ぎようがえげつねえ。

「……いってぇ」

何かしばらく動きたくないぐらい体中が痛い。枝ささってないかどっかに。大丈夫か俺。というかよく生きてたな俺。

「あらだらしない」
「……殴りに行きたいが戻るのが面倒くさいな」

俺はそんな状態だってのに何でこの二人はピンピンしてるんだよ。見えないバリアーでも張ってるんじゃねえかこいつら。
そしてニーナはといえば、

「……まーたお約束なことを」

木の枝に服が引っ掛かってじたばたしてた。パンツ見えてるぞパンツ。ラッキーとか思ってる自分が若干情けねえわ。

「助けてくださいーっ!」
「……」

ジークが無言でニーナの下へ行き、剣を真上に放り投げた。くるくると回転しながら上昇する剣は、そのままスパッとニーナの引っ掛かる枝を切断。枝もろともニーナが落下。そして剣もジークの手元に何事もなかったかのように収まった。

「うきゃーっ!?」

ドスンという音と共にニーナは救出された。

「……あの無愛想はジャグリングの道を究めると良いんじゃないかしら」
「流石にそれは才能の無駄遣いじゃないか?」

32 ( No.75 )
日時: 2010/08/23 22:06
名前: すずか (ID: vp2qGUNh)
参照: http://www.kakiko.cc/bbs2/index.cgi?mode

「と、いうわけで? これからどこに行くのかしら?」
「リョーゴの町じゃねえの?」
「面白くないじゃないの、サルブ洞窟に決まってるじゃない」
「サルブ洞窟だろ」

お前ら魔王倒すって目的覚えてるか?

「リーダーの意見を仰いでみる?」

リオナがジト目でニーナを眺めながら面倒そうに提案する。

「ニーナ、どこへ行く?」
「ひゃー目がぐるぐる……じゃあニーナが倒れた方こ」
「それはもう止めろ」
「ぴゃーごめんなさいジーク君! ニーナが悪かったのでニーナの頭を万力の如き力で締めるのは止めてくださいいぃぃぃ」

ニーナが反省したようなのでジークが手を離す。

「ニーナはサルブ洞窟に行きたいのです! お宝探しは浪漫なのですよ!」

やっぱりサルブ洞窟だった。

33 ( No.76 )
日時: 2010/08/25 21:16
名前: すずか (ID: 1HizU38M)

3対1でサルブ洞窟に行くことが決定したので、道を突き進む。モンスターも蹴散らす。どうでもいいが、ジークとリオナはモンスターが出たとも認識してないかの如き速度で潰しながら歩いてる。出てきても止まらずになぎ倒してるぞあの二人。モンスターが不憫すぎる。
俺とニーナはそんな二人の後ろをついていけば快適。(俺達にとっては)何事もなく、無事サルブ洞窟に到着。

「ほおおっ、真っ暗ですな!」
「結構深そうね」

リオナの言う通り、ぽっかりと地面に穴が空いてるレベルの真っ暗。奥が見えやしない。

「一応俺は狩人組だから問題大丈夫だけど、お前等は見えるのか?」
「見えないが、まあ気配で何とかなる」

お前は獣か。

「リオナとニーナは」
「松明を作っておくわ。ニーナ、マッチで火をつけてくれるかしら?」
「了解しましたっ!」

こいつニーナの魔法をマッチって言い切ったぞ。間違ってないけど。ニーナも即答する前に疑問を持てよ。

34 ( No.77 )
日時: 2010/09/01 22:28
名前: すずか (ID: d/IlFCIL)

「さて行くか」
「何でイクトの分際で仕切ろうとしてるの?」
「お前俺を下に見すぎじゃねえか?」

そんなに俺は凡百か。そうか。
とか凹んだ瞬間、

「のわああぁぁぁぁぁっ!?」

奥から業火が!洞窟一杯を埋め尽くす勢いで業火が迫ってきた!!
即刻退避。あと数歩遅れてたら俺の後ろ半分は焦げていた。

「あら、その為に行ってくれたのね。イクトのくせにやるじゃない」
「だろ?」
「調子に乗るんじゃないわよ」

じゃあ褒めんなよ。

「ニーナ、水の魔法とか使えねえの?」
「使えないです!」

そんなキラキラ笑顔で断言できることじゃねえだろ。

「入れないじゃねえか」
「さっさと行くわよ」
「リオナさん!?」

この人全く意に介さず突撃されたんですが!?

「さっさと着いてきなさいよ」
「燃える!?」
「……僧侶の習得技に防護壁ってあったの知らないのかしら?」
「あれって物理攻撃だけじゃなかったか?」
「そんな壁役立たずじゃないの。当然魔法攻撃も防げるわよ」

この天才が! これで性格が良ければ完全無欠なのに勿体ない。

35 ( No.78 )
日時: 2010/09/10 23:45
名前: すずか (ID: RsXPPDHr)

当然の如く、リオナの防護壁は炎を軽々と跳ね返した。いやでも防護壁って見えない分スリル満点だな。無事って分かってても滅茶苦茶怖いんだが。目の前に灼熱の炎が。ゴーッて。ゴーッて。今二回言ったのは俺がどれだけびびったかを伝えたかったからだ。

しばらく突き進んでも、炎は定期的に襲撃してきた。リオナの壁の前では無力だが。定期的ってことは、機械か何かで制御でもしてんのか?
そして、またゴーッという音が聞こえてくる。

「おきょーまた来ましたよーっ!!」

さっきからニーナは炎の来襲の都度テンションを跳ね上げている。何でコイツ疲れないんだろう。あのとんがり帽子の中に元気玉でも入ってるか。そうだとしたら即刻頂戴したい。

「あ、いいこと思いついた」

リオナが良からぬ発言をした後、ボソッと一単語ぐらいの言葉を呟いた。

「!!」

つまらなそうに歩いていたジークが、突然顔を跳ね上げ剣を鞘から抜いた。そしてその剣を地面と水平に、そして面を自分の方に向けて前に突き出す。よく見る剣士の守りの体制だった気がする。

「チッ」

リオナの舌打ちの音と共に炎が急襲。そこで気づいた、ジークの前に防護壁が張られてない、っておいリオナ!? アナタナニヤッテルンデスカー!? アマリニアセッテカタコトナッテマスヨワタシ!?


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