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それ行け!我らが軽音部! 〜プロローグ〜
日時: 2010/06/18 20:27
名前: 梓 (ID: CR1FbmJC)

プロローグ 入学!

 今日、4月9日は、あたし、伊藤梓にとって
特別な日。今日は————————————。
今日は、私立柴桜高校の、入学式。
 
 あたしは、その日、出会った。出会ってしまった。
あたしの人生を大きく変えた、久住颯はやてに。

 そいつは、出会って第一声に、こう言った。
「お前、音楽好きか?」
まぁ、確かに好きではあるのだが・・・
「……好き…だけど。」
「ここで、ちょっと歌える?」
「……ちょっとだけ…ならね。」
あたしは、大好きな曲を、歌ってみた。
思いの他気持ちが高ぶって、気が付くとあたしは新入生の人たちに囲まれながら、歌っていた。
歌い終ると、そいつは目をキラキラ輝かせて、一言。

「お前、うちのバンドのボーカルやってくれ!」

 ……は?

意味がわからない。
ただただ唖然としているあたしに、そいつは
「とりあえず、こっち来いよ!」と言いながら、あたしを校舎の中に引きずり込んだ。
あたしは、抵抗もせず、ただ、そいつについていった。

———この先に、何があるかも知らないで。


         
        第一話に続く。

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