コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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元彼はアリですか?ナシですか?
日時: 2010/07/17 14:38
名前: 紗琳 (ID: WKZwKa5Q)

初めまして!
前までは違うサイトで小説を書いていたので知らないと思いますが
紗琳[Sarin]です^^
がんばるのでお願いします♪

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Re: 元彼はアリですか?ナシですか? ( No.8 )
日時: 2010/08/05 11:23
名前: 紗琳 (ID: NQa2PI2Y)
参照: http://www.utamap.com/viewkasi.php?surl





……と、まぁこれがあたしと太陽の過去だ。



突然別れようって言われて数年経ったらまた付き合おうっていうお誘いに乗るほどあたしは軽い人間じゃない。





それに____。




「月、帰ろっか」



「ぁ、淳平 ちょっとどっか寄ろーよ」



あたしには金橋 淳平[カナハシ ジュンペイ]という彼氏が居る。



淳平は太陽に振られた後すぐに告白されて迷っていた。


だけど太陽の事を思い出して泣いてる時 淳平はいつも励ましてくれた。



それで付き合う決心が出来た。




「再会した?あの、太陽って言う奴と。しかも告られた!?」




「そ、マックでこの前ね」



別に隠す事もないって思ったから淳平にも伝えた。



「中学校違うかったしいま高1だから___4年ぶりかよ」



知らないうちに4年も経ってたんだ、って自分でもびっくりした。



「あ、てかごめん。他の男の話なんかして」




「いいよ、月と付き合えるようになったきっかけも太陽の相談のってたからだし」



淳平の言葉に顔が赤くなって胸がきゅんとなった。



「で、おっけーすんの?」



「まさか。あたしには淳平が居るし。もう会うこともないだろうし」



「そっか、それは良かった」



「あははッ」



淳平はいい奴だった。



みんなあんな言い彼氏が居て羨ましいって言ってた。



あたしも自慢の彼氏。



____だけど




なんか変だった。



太陽と会って昔の事思い出して



そっから太陽の顔が離れなくなった。



あたしには淳平が居るのに。




「あたし ちょー最低……」



そんなことは分かっててもやっぱり太陽はあたしの中から消えない。



あたしはもしかして




         まだ太陽の事が好きなの?

Re: 元彼はアリですか?ナシですか? ( No.9 )
日時: 2010/08/08 21:10
名前: 紗琳 (ID: JJibcEj3)





昔 兄ちゃんに聞いたことがある。
(分かりにくいんで[ルナ]の場合だけ読みがなつけます!)



「あのね、月[ルナ]。月と太陽は一緒にはなれないんだよ」




庭で空に輝く無限の星ときらりと輝く月を見ていた。



「どぉして?」



「月と太陽っていつも一緒に考えられてるよね。でも隣同士になることはないんだ。だって太陽は昼 月は夜に出る物だって決まってるから。太陽が沈む頃に月は出てくるんだ。可哀想だろ?」




「ぅん……」



___あの時はよく分からなかった。




けど、兄ちゃんの言う事はほぼ合ってたんだと思う。




あたし達が一度一緒になれたのは___



日食のせいだと思う。


日食ってのは月と太陽が重なるもの。




でも一瞬だけ。



次会うまでには何十年もかかる。




そのうちに違ういい人を見つけてしまうのだろう。




「月、何考えてるんだよ?」



「ふぁッ?!太陽____」




じゃない、淳平だ。



「あ、ごめん……」



「いいよ、別に」



やだ、あたしまた太陽の事考えてる____。




「ごめん……。ごめ……」



何度も誤っているうちに涙が出てきた。



「エッ!?月、どうしたんだよ!俺怒ってないって____」




なんで。




なんでこんなに大事にしてもらってるのに。




太陽のことばかり考えてるの?




「ごめん……!」



「月……」



「あ、あたし____」




「……『太陽が好き』だろ?」



「!!」



淳平が思ってもなかった言葉を発した。



「知ってるよ、きっと俺じゃ駄目なんだ。やっぱり月と太陽じゃないと駄目なんだよな」



「……でもね、淳平。太陽と月は絶対一緒にはなれないんだよ?」



「知ってるよ、月いってたでしょ。でも一緒になれないんだったらさ____」




「え_____?」




________________________




「月、今なんて___」



「今からでも遅くないかな。太陽の返事」



「あ、当たり前!」


さっき淳平の行ってくれた言葉が頭から離れない。



『一緒になれないんだったらさ、きっと



     会いに行っちゃえばいいんだよ。』














それだけだったけどなんか今まで「会えない、会えない」って思ってた自分が馬鹿らしくなった。




「ごめんね、淳平……」



「え?」



「ううん、なんでもない」



ホントにごめん、淳平。




_____それから



        






         ありがとう_____

Re: 元彼はアリですか?ナシですか? ( No.10 )
日時: 2010/08/12 12:03
名前: 紗琳 (ID: EdkNSjYc)





太陽との日々は楽しかった。



「あッ、ちょっとちゃんととってよ!」



「う、うっせぇな!このUFOキャッチャーの手がゆるゆるなんだよ!」




ゲーセン行ったり映画見たり幸せだった。



淳平と居た時以上にあたしは笑顔で。



____でも、忘れちゃいけない。



あたし達が付き合うことで悲しむ人が居るって事。




きっと_____鬼気澤さんもそう。





「明日は無理なんだよな?」



太陽に話しかけられて我にかえった。



「う、うん」



「月ってどこの高校?」




「普通の七保志高校[ナナホシコウコウ]。太陽は?」



「ん?和久蛇星[ワクダホシ]」



「え!?あの名門の和久星!?」



「ん」





何気ない会話ばかりして




なにかあるとすぐ笑って




毎日が楽しい。




そうこれからも変わらないと思ってた。




____けど少しずつ




ほんの少しずつ




波乱は起きようとしていた。




Re: 元彼はアリですか?ナシですか? ( No.11 )
日時: 2010/08/26 11:35
名前: 紗琳 (ID: A/XMfiCA)






「あたしの太陽とんなよ!!」



__________どういうこと……?



—————————————————————————




「太陽っ!」




「月!」




あたしは今あの名門和久陀星高校の前に居た。



「急にどうしたんだよ!?」




「近くまで来たから」




「あ、そ、そっか……」




あたしと太陽は昔すっごく仲が良かったからお互い癖とかそんなことまで分かる。



太陽は緊張したり焦ったりする時いつも眉毛が下がる。



そして、今も。




___太陽調子悪いのかな……。




「太陽、どうし___「太陽!」」




_________え?




あたしの声に被さって正門から女の子が出てきた。




しかも太陽の事下の名前で____。



そのとき太陽が言ってた昔の言葉を思い出した。



『俺 特別に思ってる子にしか下の名前でよばせないから』



「誰……?」




誰かは考えて一人浮かんだ。




「鬼気沢……さん……?!」




「は?あんた誰?太陽この子って__」




「も……元彼!」




ドキィッ



も、元カノってあたしのこと……?




「ふぅん……、元カノがのこのこ太陽の前に来たの?」





「ち、違ッ……」



「どーでもいいけどさぁ……。




       あたしの太陽とんなよ!!」



_____どういうこと?





太陽は鬼気沢さんとまだ付き合ってるの?




「ブスが色目使ってんじゃねぇよ!行こっ、太陽」




そういって鬼気澤さんは太陽の腕を取った。




「ごめんな、月……」





小さな声で太陽はそう言った。









確かにあたしたちの平穏な日々が壊れていく音がした。

Re: 元彼はアリですか?ナシですか? ( No.12 )
日時: 2010/08/26 11:37
名前: 紗琳 (ID: A/XMfiCA)

修正



太陽のセリフですが



「も……元彼!」



でゎなく



「も……元カノ!」




です。


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