コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- colors 第一話更新
- 日時: 2010/09/11 22:08
- 名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
始めましての方は始めまして。そうでない方はこんにちは。コメディ・ライトでもう一つ小説を書いてますがそれとキャラ名がほとんど被ってますが二つの小説は関係性はないのでご了承を。
コメントをくれると主が喜んで発狂するのでコメントをください。基本的に3日に一度くらいの更新ですけどコメントをくれれば2日に2回更新にもなると思うのでコメントをください。
お客様
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- Re: colors プロローグ更新 ( No.1 )
- 日時: 2010/09/11 21:51
- 名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
プロローグ
そこには少年と少女しかいない。少年は、黒い負の感情を固めた様な色のナイフを持っている。少女のほうは、何の変哲もない軍用のナイフ。どちらも持っていては違和感のある光景だが、この光景を見てはそんなことも言ってられない。少女のナイフを少年のナイフが交わる。甲高い金属音を発して鍔迫り合いになる。
少年は、世界に絶望した苦しそうな表情。少女は、狂ったように笑う歓喜の表情。少女は鍔迫り合いから一旦ナイフを引きすぐに少年に向けて振り下ろす。少年はそれを見て、少し横に移動するだけでそれを避ける。少年は、振り下ろした腕を狙うように、黒いナイフを、横に一閃する。しかしそれは少女は後ろに下がって避ける。少女の顔には相変わらず狂った様な歓喜の表情が浮かんでいる。腕を落とされかけたにも関わらずその表情は変わらない。少年は、世界に絶望したような苦しそうな表情。こちらは、あと一歩でこの戦いを終わらせることができたのに、表情は変わらない。
「……〜……〜〜〜」
少年は何かをつぶやく。何かをつぶやくと、少年の左手にはもう一本黒いナイフが表れる。それを見て少女は腰に手を伸ばし、軍用ナイフを一本抜き取り少年に向けて投げる。それを少年は新しく作った黒いナイフを横に振って切り落とす。そして右手に持っていた黒いナイフを少女の顔に向けて投げる。少女はそれを顔を右に動かして避ける。その間に少年は、少女の懐に入り、ナイフを少女の膨らみのある左胸に向けて突く。少女は、体を無理やり右に移動させて避ける。そして、ものすごいスピードで、少年の首へとナイフを振り下ろす。ナイフは少年の首の皮を切断し少年の命へと…………
- Re: colors プロローグ更新 ( No.2 )
- 日時: 2010/09/13 00:18
- 名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
第一話
朝、突然の来訪者、篠原翼が遊びに来た。迷惑すぎる。
「よう、俊、遊びに来てやったぜ。」
翼は玄関で靴を脱ぎすぐに一部屋しかない俺の部屋に座る。布団を敷きっぱなしで俺はそこに座って朝食を取ろうとしていた。俺は露骨に嫌そうな言葉で、皮肉も混ぜて
「遊ぼうなんて誰も言ってないけどな。」
「別にいいじゃねぇか」
こいつは何故か昔からの付き合いだ。小学校くらいから今の高校までほとんど一緒。腐れ縁にも程があるだろう。しかも身長は百八十前後で髪は黒、ルックスもそこそこ良いのだから彼女でも作ってそっちで遊べばいいのにと毎回思う。
「俊、寝てたのか?」
どうみても飯を食おうとしてるところだろうと思いながら俺は突然の質問には何か意味があるのか?と考えてしまうので
「何で?」
と、返してしまう。少し失礼かもしれないがまあ別にこいつだから問題はないが
「いや、なんか眠そうだったから」
簡単に言えばまったく根拠がないということだが、よく見れば冷や汗をかいている。朝起きてからそんなに経っていないが服が汗でべったりするほどの冷や汗だ。指摘されるまで気づかなかった
「……嫌な夢だったのか…………」
俺のつぶやきが声に出てたのか翼は
「ん?」
と、聞いてくる。それに俺は決まり文句で
「なんでもない」
と、答える。大体の人はこう答えるだろう。
翼もそんなに気にならなかったのか、自分が放したかった話題に切り替える。
「そういえば知ってるか?今週で3人も犠牲者がでたんだぜ」
「お前の話はいつも要領を得ないな。もっとちゃんと説明してくれ」
俺は朝食のサンドイッチを手に取りながら、少し皮肉を混ぜた感じで言ってみるが、翼はまったく気にしない様子で
「悪い、悪い。ほら、あれだよ……ナイフを使った殺人事件」
「アバウトすぎるだろ……ナイフを使った殺人事件なんて世の中に溢れかえってるよ」
だが少しは聞いたことがある。最近この辺で殺人事件が起きているという。被害者はほとんど首をナイフで切られて死亡しているらしい。俺はサンドイッチを口に運びながら思い出していた。
「そう!ナイフ連続殺人事件だ!」
「いや今お前自分で適当につけたろ」
まあ正直、事件の名前などどうでもいい。そして事件も……まあこの辺りで起きた事件だから少しは気になるが正直どうでもいい。
「その犯人の見た目がわかったらしいぞ!」
なぜか翼のテンションは上がっている。そしてそれに反比例して俺のテンションは下がっていく。
「そうか。で、その見た目はどんなやつなんだ?外国人の軍人もどきか?」
事件で使われているナイフはその辺で売ってるようなやつじゃなく軍などで使われているナイフらしい。それなら普通は軍人などが持っているはずなんだが
「俺らと同い年ぐらいらしいよ。性別はよくわからなかったらしいけど可愛い女の子っぽいって!」
「は?」
正直驚いた。軍用ナイフなんて使ってるんだからごつい軍人かと思った。だが……俺はごつい軍用のナイフを持ってる人間……少女の知り合いが居る……可愛いかどうかは分からないしあまり会いたくないがこのままだと翼が犯人を捜しに行こう!とか言い出しそうだ……。さてどうするべきか…………
- Re: colors 第一話更新 ( No.3 )
- 日時: 2010/09/13 02:46
- 名前: 土御門 ◆p4Tyoe2BOE (ID: SI24yRUY)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
第二話
翼はもっと驚いたリアクションをして欲しそうな顔をしてるが知り合いにそんな感じのやつが居る時点でそこまで驚きはしない。知り合いが犯人かもしれないというのは些か驚いたがここで表情に出すようなことはしない。
「で、どこでその話を聞いたんだ?」
俺は確証を得るべく(犯人と断定するための確証なのかはわからないが)翼からなるべく情報を集めておこうと思う
「いや、知らないの俊ぐらいだと思うぞ。学校でも噂になってるしな」
「まあ俺は噂とかに興味ないしな。」
実際に噂を少しは聞いても信じる気はない。ある程度は一緒でも大体は尾ひれが付いている噂がほとんどのはずだ。だが今回の話は信憑性がある。なぜなら知り合いに居るからだ。さてそろそろ来るぞ
「だから、一緒に犯人探ししようぜ!」
ほらやっぱり
「お前は可愛いって噂を聞いてその娘に会ってみたいだけだろう?」
翼はそれをすぐに否定して
「いやいや可愛いって分かってるんだから可愛い娘を探せばいいんだって!」
さてどうする。まあ俺が先導してあいつと会わない様にすればいいと思うんだが、あいつの行動パターンは分からん。さてどうするか……どの道こいつなら無理やり連れてかれるからな……
「まあ行ってやるよ。」
翼は嬉しそうに言ってくる。さてどうやってあいつから会わないようにするか……いやあいつが出かけてるとは限らないからそこまで警戒することもないんじゃないのか?
「よっしゃじゃあ今から行こうぜ!」
「はいはい」
俺は前向きに考えてせっかくの休日を堪能しようと思った。でも……やっぱりカッターナイフでも持ってっとくか。他には財布と携帯持って
「よし、まずは商店街を歩こうぜ!」
「ああ」
そうして俺たちは商店街に向けて歩き出す。一抹の不安はやはり拭いきれないが前向きに行こうと自分を励まして進む。
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