コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- また、君の笑顔に逢えたら。
- 日時: 2010/11/18 14:04
- 名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
私はあの日、一番大切なものを失った。
また、君の笑顔に逢えたら。
*^ω^*ご挨拶*´∀`*
こんにちは♪
梓と申します!!
感想&アドバイス大歓迎ですww
よろしくお願いします☆
o・ω・o目次o゜∀゜o
キャスト >>1 >>9
第一章『別れ』 >>5 >>6 >>7 >>8 >>10 >>13 >>14
- Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.10 )
- 日時: 2010/11/14 20:53
- 名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
- 参照: 軽い微熱 陽炎のように揺らめいて離れない
「・・・復讐した時点で、死人が蘇るわけでもない。だから復讐なんてしないよ」
「そうか・・・良かった」
残りの人生を私は、どうやって生きていけばいいんだろう。
てっちゃんがいない毎日。
私は耐えられるのだろうか。
「桂奈、起きなさい。遅刻するわよ」
「ん・・・」
大好きだった朝。
一日の始まりだから。
今日もまた、てっちゃんに会えるから———
「桂奈・・・元気出して」
お母さんが言った。
元気なんて出ないよ・・・
「朝御飯、食べないの?昨日の晩御飯もまともに食べてないじゃない」
「・・・行ってきます」
- Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.11 )
- 日時: 2010/11/14 21:24
- 名前: 夢音 (ID: K9lkoYz9)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
泣けるな〜。
これからもガンバだね^^
うん。なんか軽くてごめんね。感動して…
- Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.12 )
- 日時: 2010/11/15 17:45
- 名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
- 参照: 先輩コメありがとん♪
夢音先輩>>ありがとww
更新頑張るッ!!
- Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.13 )
- 日時: 2010/11/16 17:54
- 名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
- 参照: ポルノグラフィティ年末コンサートのチケット当たった〜!!
いつもは軽いはずの制服が、今日は重い。
いつもは綺麗なはずの景色が、今日は暗い。
「桂奈!!」
花が私のところへ駆け寄って来た。
「花、おはよう」
私は急いで作り笑いをして言った。
「・・・おはよう」
花はそれに気づいたようで、少し黙り込んでしまった。
昔から、花には何でも分かってしまう。
花と居ると、すごく安心する。
「うふふふ・・・私ねぇ、大輔にお弁当作って来たのッ」
「へぇ。喜んでくれるといいね」
「うん!!」
花は、てっちゃんが死んでしまったことを私に忘れさせようとしてくれてるんだ。
いつものように、こうやって二人で何気ない会話を交わして。
- Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.14 )
- 日時: 2010/11/16 18:57
- 名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
- 参照: 駆け出す世界に心奪われて 無邪気な瞳に揺れる
私も毎日、てっちゃんにお弁当作ってたな。
ニコニコしながら、私の作ったお弁当を食べてくれてた。
てっちゃんの笑顔が大好きだった———
「おはよう。花ちゃん、桂奈ちゃん」
「桂奈ちゃん・・・元気出してね」
「またきっと、良い恋が出来るよ」
「うん、ありがとう」
無理に笑って答える。
お母さんも皆も、元気出してなんて無責任なこと言わないでよ。
もう、笑えないよ・・・
「加藤、トラックに轢かれたんだってね・・・」
「原因はトラックの運転手の飲酒運転だって!!」
「ヒドい・・・」
てっちゃんの机には、たくさんの花束や手紙でいっぱいになった。
「桂奈ちゃんは・・・何も置かないの?」
「———ちょっとトイレ行ってくる」
やっぱり耐えられない。
私も、てっちゃんと一緒に———