コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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音色の旅に祝福を−希望−
日時: 2010/11/26 20:55
名前: 真白 (ID: J69v0mbP)

地球とは また 別の世界で生まれた 『音を司る者』 である少女ファナン・オスレイルは 何かを『司る者』の 家系だけが戦う事のできる 伝説上の生き物を封印するために 旅に出た——
そこで出会ったのは 彼女と同じような家系の 少年少女達——

彼らのドタバタな旅を描く物語の始まり始まり——

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‡お客様

†みーさま
†十六夜さま

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‡メインキャラクター

†ファナン・オスレイル
『音を司る者』 通称ファナ
ブロンドの髪に青い瞳を持った15歳の少女
しっかり者で明るく優しいが、少しのんびり屋
ソフィの双子の妹で、ランディに好かれている

†ソフィア・オスレイル
『音を司る者』 通称ソフィ
ブロンドの髪に青い瞳を持った15歳の少女
かなり男勝りで、喋り方も男の子っぽい 短気で怒りっぽい、ファナのことが大好きな姉バカ
ファナの双子の妹で、ランディとは犬猿の仲

†ランディ・グレゴティ
『時を司る者』 
赤茶の髪に黄色味がかった緑の瞳を持つ17歳の青年
かなりのナンパ師で女の子好きだが、いざという時は頼りになるが、軟派で浮気性
ファナのことを好いていて、ソフィとは犬猿の仲

†ブリーズ・シルフィード
『風を司る者』『風の情報屋』 通称リーズ
透きとおるような銀色の髪に薄紫色の瞳をもった風の精霊シルフィード
おしゃべりで、怖いもの知らずな性格をしている天然バカ


‡その他のキャラクター

†エミリー・シェイン
ファナを育ててくれた、従妹のお姉さん

まだまだ登場しますのでww

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‡もくじ

†OPENING>>1>>2
†第1章>>3>>4>>7
†第2章>>8>>11>>20>>21

†ましろのミニコーナー>>9

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‡マップ

†シェインの街
エミリーの祖父が運営している街

†フレヤ草原
『大きな木』が目印の草原 自然豊か 





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Re: 音色の旅に祝福を−希望− ( No.21 )
日時: 2010/11/26 20:48
名前: 真白 (ID: J69v0mbP)

「あっそぉ。ソフィの妹ね。・・・わたしは風の情報屋さんで『風を司る者』のブリーズ・シルフィード。・・あ、ちなみに、シルフィードは姓じゃなくて、種族名なの。シルフと人間のハーフってこと」

『大きな木』から、長い銀色の髪の少女が飛び降りてきた。形の良い、薄紫色の瞳が特徴的だ。

「みんな、リーズって呼んでる。よろしくね、ファナ!」

ニッコリと笑うと、白い歯が見えてかわいい。そういえば、シルフの類似は天使だったかも。だからかな、通称リーズの姿形が整っているのは。

「こちらこそ。リーズって、呼べばいいの?」
「好きなようにどうぞ。・・・あ〜もう!ソフィ&ランディ、うるさいよ、静かにしてホシイナァ」

いちいち描写はしてなかったけど、まだ、ソフィとランディは喧嘩をしている。

「リーズ、あんたに関係ないだろ!」
「そうだよ。・・・・ファナちゃんはどう思う?」
「カンケーなくないもん!ファナだけに聞くなんて、ヒッドォ〜イ!」

どう思うって聞かれても、答えようがないんだけどな。

「ほら、ファナが困ってるじゃないか!」
「そうだよ!いきなり振られても困るでしょ!」
「リーズ、君はいったいどっちの味方なんだ?」
「ブリーズは日和見主義。だから、いまはどっちか分かんない」

今度はリーズも加わって喧嘩が始まってしまった。

どうしよ・・・、あたし。






Re: 音色の旅に祝福を−希望− ( No.22 )
日時: 2010/11/26 21:11
名前: 真白 (ID: J69v0mbP)

第3章 龍神様のご登場

「元気だねぇ。ランディ、ソフィア、ブリーズ」

呆れた様な声がして、喧嘩の真っ最中だった3人は静かになった。
リーズの声が微妙に高くなる。

「もしかして、旅の引率者である下っ端の龍神様?」

下っ端って・・・。
言っているうちに乗って来たのか、まだまだ続く。

「それから、『水を操る神』でもあり、ドラゴン・ナイトをやってるんだよね!」

よく知ってるね・・。

「だって、風の情報屋さんだもん!」

胸を張って明るく答えるリーズとは裏腹に、龍神様はため息をついている。

「成る程。ブリーズはそんなことまで知っているんだね。彼女の言うとおりだよ、ボクは龍神としては下っ端の神なんだ。だから、名前は無い。上の方に行かないと、名前はもらえないんだよ。だから、適当に呼んでもらえばいい」

早口で言うと、苦笑いを浮かべた。下っ端だからか、顔立ちも、まだ幼い。


Re: 音色の旅に祝福を−希望− ( No.23 )
日時: 2010/11/27 09:48
名前: 真白 (ID: aiwVW5fp)

「じゃあ、ドラゴン・ナイト様って呼ぼうぜ!」
「いいんじゃないか?」
「ブリーゼは何でもいいや。ファナは?」

勝手に決まっちゃってる・・。

「あたしも、それでいいと思うよ」
「ファナもそう思う?やったぁ!」

ソフィは、どうやら姉バカみたい。嬉しそうに飛び上がった。
同じ顔の人が目の前にいるのって、なんか変な感じ。

「まあ、それでいいよ。・・・で、ちょっと聞くけど、もう1人来なかった?女の子が」

あたりを見回して、ドラゴン様(って呼ぶね)は首をかしげる。
あたしより早く来ていたソフィ達も知らないみたいで、首を横に振った。

「おれが1番に来て、次にソフィ、リーズ、最後にファナちゃんって順番だった。それらしき女の子は見なかったけどな・・」
「あたしも見なかった」
「うんうん。そうだよね」
「あたしはペガサスで来たし、酔っていたから覚えてないなぁ」

あたしも含めて、4人の証言は一致する。

「ドラゴン・ナイト様、その女の子って、どんな子なんですか?」

ランディがドラゴン様に聞いている。

「狼少女だよ。自然的で美人だって噂があるけどね」
「何を司る武器を持ってるの?」

今度はリーズが聞く。





Re: 音色の旅に祝福を−希望− ( No.24 )
日時: 2010/11/28 10:08
名前: 真白 (ID: VKUUDnij)

司る武器・・?聞いたことのない単語。

「土を司るハンマーと樹木を司るサベールだったと思うよ」
「何ですか、それ?」

ドラゴン様に聞くと、すんなりと答えてくれた。
良い人だね。

「『司る者』が持つ武器。その武器がないと、普通の人間と同じなんだ。武器は『司る者』が15歳になると渡される。ファナンとソフィアは『音を司る銀笛』だよ」
「すごい!でも、あたし達は15歳になったのに、もらってないぜ」
「そうだよね」

すると、ドラゴン様の手に2つの銀笛が現れた。
すご〜い!

「渡せって言われてたの、忘れてた。はい」

ヒョイとあたし達の方になげてよこす。
危なくない?

「っと。・・・・へぇ、模様が違うんだ。どっちがどっちの?」
「Rhythm[リズム]って彫ってあるのがソフィアので、Melody[メロディ]の方がファナンの」

目を良く凝らすと、浅くRhythm、Melodyと彫ってある。

「ランディとブリーズは15歳を超えているから、『司る武器』は、もう持ってる。シルフィードっていうのは成長が遅くて、シルフよりは長生きしないけど、寿命が人間よりも長いんだ。ブリーズが何歳かは知らないけど」
「女性に年齢を聞くなんて失礼なことしたら、『風を司る刃』でギッタギタにしてやるからね!下っ端の神なら、切り刻めるかも・・」

怖い事を言う精霊・・・。

Re: 音色の旅に祝福を−希望− ( No.25 )
日時: 2010/12/10 18:17
名前: 真珠 (ID: 40s8uker)

第4章 やっと旅に

まあ、そんな訳で、あたし達はフレヤ草原を出た。

「いいかッ!?ファナに手を出したら絶対に許さないからな!」
「うるさいなぁ。静かにしろよ」
「うるさくない!」
「うるさいよ。な、ファナちゃんも、そう思うだろ?」

・・・・・。さっきから、ランディとソフィはこんな調子だし・・・

「ちょっと!いい加減、ブリーズの刃返してッ!」
「返したら、また、あんなことするだろうから、しばらくの間没収しておく」
「ええ!?ヒドっ!」

ドラゴン様に刃を取り上げられてしまったリーズはというと。今にもドラゴン様に噛みつきそう。
こんな調子で、大丈夫なのか?

「おほん。えーと、ウルフ—狼少女の名前だけど—が来ないから、彼女の住んでいる『狼人間の森』に行ってみることにするけど、それでいい?」

ワザとらしい咳払いをすると、ドラゴン様はこう言った。


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