コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- Best Mother-----ずっと感謝してる
- 日時: 2011/03/11 14:27
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: 9hpsnfBu)
----------貴方にとって母親とはなんですか ?
●○●○●Thank you for the visit !!●○●○●
訪問ありがとうございます。
美桜という者です。
この小説は、母娘の感動ストーリーです。
「お母さんと喧嘩しちゃったな…」
「お母さんマジでウザい !!」
という方は、是非読んでみてください。
イメソン募集 >>013
参照100突破 >>015
°†*。*°contents°*。*†°
cast >>001
prologue >>002
#1 >>007
#2 >>009
#3 >>010
#4 >>014
- #4 ( No.14 )
- 日時: 2011/03/06 17:37
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: 607ksQop)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
#4
美紗樹が目を覚ますと、時計の針は八時を指していた。机の上に置かれたご飯は冷え切っていたが、食欲を抑えることができず、少しずつ口に運んでいった。少しすると、コンコン、と扉をたたく音が聞こえた。またお母さんか…と思い、美紗樹が返事せずにいると、ガラガラ、と誰かが病室に入ってきた。
「よ ! 美紗樹」
「叶斗 !? 知ってたんだ…」
「うん、夕方に綾子さん電話あってさ。すぐに行きたかったけど、大したことないみたい、って綾子さん言ってたし、俺も仕事中だったしさ」
綾子さん、と叶斗は言う。叶斗にとって、美紗樹の母綾子は先輩であった。
「そうなんだ。なんか、ごめんね。心配かけちゃって」
「いーって !! んで、いつ退院できんの ?」
「明日にはできるだろう、って」
「そっか。じゃあ明日学校行くだろ ? 俺明日休みだし、迎えに来るわ」
「うん、ありがとう」
そのあと少し話すと、叶斗は家に帰っていった。
(叶斗は優しい…。本当の友達だものね。でも、私はそれ以上の関係になりたい)
美紗樹は叶斗に恋していた。叶斗に会った、あの日から……。
「続きまして、NO 58和美紗樹ちゃんです」
それは、一三年前-----美紗樹と叶斗が三歳の時だった。美紗樹は、母に言われるがままに、子役のオーディションを受けさせられた。その時、彼-----七瀬叶斗に出逢ったのだ。
「『あたしね、大人になったら優君の結婚しゅるの !』」
美紗樹の頭の中には、まだあの時の台詞を覚えている。この台詞は、相手役の叶斗-----優に向けられた台詞だった。しかし、美紗樹はこれを本心から言っていた。-----三歳で一目惚れ、初恋だった。
「『うん !! 絶対結婚しような !!!』」
この時の美紗樹は気づかなかったが-----いや、今の美紗樹も気づいてはいないが、叶斗もまた美紗樹に惚れていた。今も、二人は両想いなのだ。
(そろそろ寝よう…。明日は叶斗が来てくれるし)
翌朝。
目が覚めると、時計は七時。約束の時間まであと四〇分。美紗樹は制服に着替え、朝ごはんを食べ、ベッドに座って叶斗を待った。約束の五分前になると、叶斗がやってきた。
「よっ♪ 行こっか」
「うん !!!」
この時の二人の頬は、薄くピンクに染まっていた-----…。
続く
- Re: Best Mother-----ずっと感謝してる ( No.15 )
- 日時: 2011/03/06 17:48
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: 607ksQop)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
☆★☆祝 参照100突破!!☆★☆
はい、さっき気づきました←
みなさーん、祝ってくだs((((
これからも、応援よろしくお願いします!!!
- Re: Best Mother-----ずっと感謝してる ( No.16 )
- 日時: 2011/03/06 20:31
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: 607ksQop)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
只今、イメソン募集中です。(>>013)
どしどしご応募くださいませ。
また、この小説のキャストの絵を描いてくれる方も
募集しま〜す。
- Re: Best Mother-----ずっと感謝してる ( No.17 )
- 日時: 2011/03/11 20:42
- 名前: 銀弧 (ID: Gb5QJ608)
クッハーー!←←←
なんかどんどんうまくなってってるねww
これじゃわし自分の作品に自信が持てなくn(ry
そゆわけで←どういう訳だ
更新がんばって!
- #5 ( No.18 )
- 日時: 2011/03/28 16:58
- 名前: 美桜 ◆QfbalvjOYM (ID: rwUXTcVH)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode
#5
美紗樹は、叶斗と共に教室へと入っていった。その瞬間、クラス中の生徒が二人の方を向いた。理由は二つ。一つ目は、学校で人気な二人がそろってきたこと。二つ目は、昨日大怪我したはずの美紗樹が投稿してきたことだった。
美紗樹は、できるだけ葉月と暦の方を見ないようにして席に着いた。-----自分に怪我をさせたのは、葉月と暦なのだ、と確信していたからだった。美紗樹は教室を見渡し、莉子の姿を探した。
(莉子ちゃん…私、莉子ちゃんを信じていいんだよね… ?)
少しすると、教室の扉を開け、莉子が入ってきた。葉月と暦は一緒ではない。
「莉子ちゃん、ちょっといい ?」
かばんを片づけた莉子に、美紗樹が言った。
「はい、いいですよ」
美紗樹は、莉子の手を引き、誰もいないような階段の下へ莉子を連れていった。
「莉子ちゃん、私、貴女を信じていいの ?」
「はい ! 勿論です」
美紗樹の問いかけに、莉子は即答した。
「実は私も…昔、葉月ちゃんと暦ちゃんにイジメられていたんです…」
「え…」
そう莉子は言い、過去の出来事を話し始めた。
それは、四年前、莉子と葉月と暦が中一の頃。三人は同じ中学校だった。顔もスタイルも良く、みんなから好かれていた莉子に、葉月たちは嫉妬した。権力の強かった葉月たちは、クラス全員に、「莉子を無視しよう」というメールを送った。苛めの標的になりたくなかったクラスメートたちは、翌日から莉子を無視し始めた。それからだった、莉子が酷いイジメを受けたのは。今受けている美紗樹のイジメとは、比べ物にならないという。
「そんなことが…」
「はい。イジメの辛さがわかっているからこそ、美紗樹ちゃんの近くにいたいんです !! うわべだけの友情なんて、もう嫌なんです。本当の友達の大切さを知りたいんです」
目の前で半泣きになっている莉子に、美紗樹は優しく頭を撫で、こう言った。
「そう言ってくれる人って、本当の友達なんじゃないかな」
「え…それって……」
「私たちは友達だよ」
そう言って差し出した美紗樹の手を、莉子がしっかりと握った。
・・・
「ありがとう !! 美紗樹 !!」
その時、二人は気づかなかった。二人を見ている、二つの影を----------…。
続く
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