コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- グラフィティ
- 日時: 2011/03/07 19:19
- 名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)
僕等には、話したいことがいっぱいありすぎて
いつまでたっても本題には入らなかった
ねぇ、いつになったら言ってくれる?
なぁ、いつになったら言おうか?
中高一貫高で出会って
似たもの同士で、すれ違うことは無かったのに
これだけはすれ違ったんだ
【登場人物】
・三城 舞(14歳)
主人公で、純と付き合っている
ドジで明るい。体が弱い
黒髪天パ
・黒島 純(17歳)
準主人公で、口に出さないけど
舞を溺愛している。
黒髪天パ
・朝木 健斗 (養護教諭)
舞が好きらしい。
いろいろ邪魔をしてくる。
茶髪の短髪
・里仲 リコ (14歳)
舞の親友。帰国子女
・吉田 架蹴 (17歳)
純の親友。いろいろと
怖い人らしい。
・三城 雅祈(19歳)
舞の兄。サッカー部に所属していた。
結構妹思い。
コメント待ってます^^
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- Re: グラフィティ ( No.5 )
- 日時: 2011/03/04 20:51
- 名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)
「はぁ・・・・・」
情けない、絶対言えない
彼女に「可愛い」って言った事がないだなんて
「・・・うっ!」
突然、吉田に腹を蹴られた
「あははは!すんごい顔ーーー」
うぜぇ・・・人が悩んでるときに・・・・なんて奴だ
「何だよ・・・・お前・・・・てか貸したジャンプ返せよ」
「なんだよー暗いなぁーお前に情報持ってきてやったと言うのに」
情報屋め・・・・
むっかつく、どうせ教えろって言ったらジャンプくれって言うんだろ
「なんだよ、教えろよ」
ダメ元で言ってみた。
「じゃあジャンプくれ」
やっぱりな・・・・
「いいよやるよ、で、情報って?」
「あのなぁ、お前の彼女が今保健室に居るぜ、しかもあのエロ朝せんせーと二人っきり、なんか・・・うん・・・・なんかやらしい」
は・・・やっぱりな、アイツマジで奪おうとしてる
「架蹴、ちょっと俺の足思いっきり蹴飛ばして」
「それより、モデルガンで足撃った方がよくね?」
なんて男だ
「うるせぇ、早く蹴ろ、思いっきり」
「んじゃ行くよーーーせーーーのっ」
なんとも言えない音がした
「っいったぁぁぁぁぁぁ!ばか、限度があるわ!」
「いまごろ・・・・エロ朝が・・・・きゃぁぁぁ!やらしい」
思いっきり蹴飛ばされた足を引きずりながら保健室に向かう
「失礼しまーーーす、エロあs・・・・朝木せんせーー」
「あ・・・何だ黒島か・・・・三城なら寝てるぜ」
「エアサロ貸してください・・・・」
「おー派手にやったなぁ・・・これも彼女を守るためか?」
「・・・・」
「図星だなぁ♪可愛い奴」
なんだコイツ
「ほい、エアサロ」
「・・・・あざっす」
「お前、本当に三城が好きなんだな」
「はい・・・・」
「・・・・・・」
「・・・・・?」
「そういう奴見てると余計に奪いたくなる」
はぁぁぁぁぁぁ?
「・・・・」
「マジだかんな、覚悟しとけ♪」
俺の人生を動かしてる神様はとてつもなくサドなのか?
- Re: グラフィティ ( No.6 )
- 日時: 2011/03/06 11:31
- 名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)
「でも、本音を言うと、お前の顔の方が好みなんだよなぁ」
はぁ?
「くっきり二重の黒髪天ぱ、アヒル口っぽい口!男にしとくのはもったいないぜ、黒島ぁ」
「何言ってるんですか・・・・」
「なぁ・・・・ちょっとだけ・・・・」
と言いながら俺の手を押さえつけて、顔を近づける。
「ちょ、おま、やめろーーーーーーー」
と叫んだと同時に
「きゃーーーーーーーーーーー!」
真っ青な顔をして叫んだ舞が居た。
「ふ、二人はそういう関係だったの?」
違うってわかるだろ?
「実は、俺達愛し合っているんだ、なぁ純たん」
愛し合ってない俺に同意を求められても困ります。
「え・・・純タン・・・・?」
「ちがうわっ!これはエロ朝が全部・・・」
「エロ朝だなんて、ひどいわ純たん!あんなに愛し合ったのに!」
「てめーはだまってろや!エロ朝!」
「・・・・・」
フリーズする舞
「ひどいわよっ私のお腹にはあなたの子供が居るのよっ(嘘)」
昼ドラ並みの迷演技をするエロ朝
「エロ朝いいかげんにしろっ!」
「エロ朝じゃないわよっさゆみよっ!その女は誰なのよ健二ぃぃ!」
「誰だよ健二って!」
もう違う人格が出ちゃってるエロ朝は、一人昼ドラを演じだす
フリーズ中の舞の手を引っ張って保健室を出た。
いまは使われていない教材室に入る。
「おいっ、舞っ起きろっ」
「・・・・・本当に付き合ってたの?」
「ちがうわっ!なんであんな奴と・・・」
「よかったぁ・・・」
と言ってホッとした表情を見せる。
可愛い・・・・
無意識に見つめてしまった。
「もしかして、マジで付き合ってるって思った?」
「うん」
「ばか、素直すぎだろ」
すこし小突いてやった。
「ごめんごめん」
この会話が楽しくて、エロ朝の事を忘れていた。
「健二ぃぃぃ、捨てないでぇぇっぇぇぇ」
エロ朝の昼ドラの主人公、さゆみはどうやら健二に捨てられたらしい。
「何をやっているんだ!朝木先生!」
教頭のハゲ塚(原塚)がやってきた
「あぁ、お父様ーーーーー!」
「だれがいつ君の父親になった?いい加減にしたまえ!」
「お父様も私を裏切るのねぇぇぇぇ!」
「いい加減にしろーーーーーーー!」
ハゲ塚の叫びを無視して、エロ朝ワールドはまだ続くようだ。
- Re: グラフィティ ( No.7 )
- 日時: 2011/03/08 20:23
- 名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)
〜舞の秘密(1)〜
「・・・そうなんですか・・・・あと生きられても15年・・・?」
十歳の子供だからってばれないとでも思ってたの・・・・?
両親と医者の会話を聞いて、顔が真っ青になる
母の泣き声。父は黙っている。
どうやら私は今の現代科学では治せない難病にかかったらしい。
不思議と涙は出なかった。
あと15年。全然実感が沸かなかった。
体に異変は無い
嘘だ
嘘だ
嘘だ
嘘・・・・
「げほっげほっ」
口を塞いだ手に生暖かいものがこぼれる
「血・・・・・?」
嘘じゃなった
本当だった
怖い
怖い
怖い
それから病院通いの日々
なんとなく思い出もないまま卒業した
そして兄と同じの中高一貫校に入学
「hello!えっと・・・まいさん?」
一番最初に話しかけてくれたのは帰国子女の里仲リコちゃん
「舞です、よろしくね・・・・リコさん?」
「リコでいいヨ♪えっと、まいって呼んでもいい?」
「うん、よろしくね」
リコは明るくて、おもしろくて、余命15年という現実を忘れさせてくれた。
その時、兄の後輩でよく家に遊びに来ていた、純さんに再会した。
「お、舞じゃん!おっきくなったなぁ」
最初誰だかわからなかった
「・・・・?」
「俺だよ、俺、黒島純!あのチビの!」
「あっ!黒島さん!」
名前を言うとうれしそうに笑って
「おー覚えててくれたんだ、うれしいな、雅祈さん元気?」
「あ、はい元気です」
「部活とか決めた?」
「あ、まだ決めてないです」
「写真部はいりなよー俺合わせて5人で今部員少ないからさぁー」
なんで?
あれ・・・・?サッカーじゃなかったっけ・・・・?
「じゃ、まってるからっ!」
そうして純さんは走りだした
「なんか一人で喋ってたヒトだったネ・・・・・」
隣にいたリコが呆れていた。
自分の中で何かが動いた気がした
- Re: グラフィティ ( No.8 )
- 日時: 2011/03/09 17:03
- 名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)
〜舞の秘密(2)〜
それからの私は、純さんに会うたび、胸が痛くなった。
この感情が何なのかわからなかった。
そして、起きて欲しくない出来事が起こった。
「ねぇねぇ、知ってる?二年の吉川先輩が、三年の黒島先輩に告ったんだって、それで・・・・」
嘘でしょ・・・・?
「へぇーアノ一人シャベリの人もてるだねェ・・・って舞?」
涙が頬をつたう
皆の会話が聞こえない
わからなかった感情が今わかった
好きなんだ
黒島先輩が好きなんだ
「ちょっと舞、トイレ行こ?」
リコが手を引っ張る
「舞、あの一人シャベリの人が好き?」
「うん・・・・好き・・・・でも・・・私、余命が12年しかないの」
リコの顔が真っ青になった
「好きな人・・・・諦めようとしてる?自分の気持ちに嘘つく?」
「うん・・・」
「ダメ、諦めないで・・・・ぜったい・・・・っ」
リコは涙を流す
「リコ?」
「私のお姉ちゃん、好きな人居たの、だけど病気で、もう生きられないから、彼氏に「もう別れよう」って嘘ついて・・・・死んじゃ・・・た・・・・だから、舞は・・・・諦めないで」
リコの暗い過去を知る。
「それと、あの一人シャベリの人・・・・振ったんだって・・・・」
「え?」
「最後まで・・・話聞こう・・・・・ね・・・舞」
それから舞は写真部に入部した。
「やったー嬉しいな舞ちゃん入部してくれて♪えっと、カメラ持って来てる?」
「あ、忘れました・・・・」
「じゃあ俺のかしてあげるよ」
「良いんですか?ありがとうございます」
「やめとけってー純のなんか使ったら写らなくてもいいものまでうつっちゃうんだぜ」
口を開いたのは吉田先輩と
「うっさいワね、カケル!黙っときなサイよ」
リコ。吉田先輩とどうやら幼なじみのようだ。
「なんだって?お前がうるせぇーんだよ!ばぁぁぁぁーーーか」
「あーうるせぇ!もう二人はほっといて写真撮りに行こう。」
「あ、はい」
「なんだってぇぇぇぇ!俺の純がぁぁぁぁ!」
吉田先輩が叫ぶ。
「ウルサイわっ!ばかカエルっ」
「あー俺はカエルじゃない!架蹴だっ!日本語もわからないのか!」
「うるせぇうるせぇ・・・もう行こうぜ」
そして私の手を引っ張った。
ビックリして顔が赤くなる
「写真撮るの好きだったよね?舞ちゃん」
覚えててくれたんだ・・・
「はい」
「あ、アゲハ蝶・・・ほら、今撮らなきゃ」
楽しかった。
「ねぇ、舞ちゃんってさぁ・・・・」
「え?」
「なんでもない、さ、撮ろう」
なんだったんだろう?
そして、先輩は悲しそうにサッカー部の練習を眺めていた
- Re: グラフィティ ( No.9 )
- 日時: 2011/03/26 20:49
- 名前: りがと (ID: ZtEKXS3z)
(本編に戻ります)
「ねみぃなぁ・・・・」
校庭を眺めて欠伸する。そしてウトウトしていたとき
白いチョークが俺の頭に直撃する。
「へぃ・・・・なんスカ・・・」
「お前、後で職員室来い」
チョークを投げてきたのは見慣れない若い先生
「先生・・・誰スカ・・・・?」
寝ぼけていたのか俺は失言をしてしまう。
「うるさい、授業に戻るぞ」
なんだよ・・・
「黒島ぁ・・・アイツを怒らせたら明日この教室に戻れなくなるぜ」
「はぁ?」
「今のうちに教科書の匂い嗅いどけよ、アノ世で後悔するぜ」
意味のわからない事をほざく架蹴を無視して、寝ることにした。
「・・・・・ろしま・・・くろし・・黒島っ」
アイツが俺の手を掴んだ。
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