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- BAKU ─夢喰いたちの非日常─
- 日時: 2011/07/19 13:09
- 名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
と、言う訳で・・・
初めましての人も、こんにちはの人も、クリックありがとうございます。
生死騎士です。
何か微妙に放置しかけている小説が数個ありますが(えっ)、また駄作を書こうかと思っております。
生死騎士が飽きるまで付き合ってもらえると、嬉しいです。
荒らし、チェンメ、広告などの宣伝目的の方はお断りです。
それでは・・・レッツらゴー!!
○●目次●○
主な登場人物の紹介 >>1
序章 『希望の白、覚醒』 >>2
第一章 『夢を喰う、能力。』 >>3 >>4
○●お知らせ●○
6月22日 スレッド作成
○●お客様●○
そらね様 >>5
○●用語解説●○
【夢喰い】・・・『阿苦夢』と呼ばれる夢を喰う(破壊する)能力を持った人間のこと。
【阿苦夢(あくむ)】・・・『夢喰い』が喰う夢のこと。
阿苦夢の形態は人それぞれで、お菓子の国だったり、花畑だったり、宇宙空間であったり様々である。
阿苦夢に長時間囚われ過ぎると現実の世界に戻れなくなってしまう。
【夢の亀裂】・・・『阿苦夢』の中に通じる、扉のようなもの。
【夢色(ゆめいろ)】・・・『夢喰い』の能力に覚醒するときに見る、夢の色のこと。
その人間の能力に大きく関係する色でもある。
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- Re: BAKU ─夢喰いたちの非日常─ ( No.2 )
- 日時: 2011/06/26 20:42
- 名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
序章 『希望の白、覚醒』
白い白い、世界に立っていた。
こんなに真っ白な世界なんて存在するのだと驚くぐらい、白い。
なのに私には色がついている。
肌の色も、茶色の髪も、お気に入りのクリーム色のワンピースも。
『・・・当たり。』
背後から不意に響いた、よく通る声。
振り返るとそこには私と同じく、色のついた男の子が立っていた。
『誰・・・?』
私は問う。
見覚えの無い、男の子に。
その子は私の問いに答えずに、
『君は希望の白・・・当たりだね。』
と、もう一度言った。
『?』
・・・希望の、白?
何のことだろう?
私が疑問に思っていると、男の子がこちらに背を向ける。
『待って!!』
男の子が立ち去ろうとする、その前に。
私は呼び止めた。
『希望の白って・・・一体何のこと?』
男の子は少しだけ振り向くと、小さな声で言った。
『もうそろそろ目を覚ましても大丈夫だ。
・・・先にあっちで待ってるよ。』
そして白の世界は消えた。
- Re: BAKU ─夢喰いたちの非日常─ ( No.3 )
- 日時: 2011/07/12 15:42
- 名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
第一章 『夢を喰う、能力。』
「ん・・・」
夜明けの、明るい日差し。
それはカーテンの隙間から私の顔の位置を直撃していた。
丁度東向きの窓なので太陽がキラキラと輝いているのが見えた。
それをまぶしいと思うと同時。
私の背後に何かの気配がして、そちらが見えるようにごろっと横に転がった。
そこにいたのは。
「お〜目ぇ覚めた?おはよう。」
あの白い空間に居た、男の子だった。
・・・・・・。
数秒後、家中に私の悲鳴が響き渡った。
***
「・・・で、春真くんは何で私の部屋に居るの!?」
八重次春真と名乗る男の子(年は同じらしい)は私と向かい合うように正座で座っていた。
女の子の部屋に無断で侵入したんだから、ちょっとは反省していただきたい。
「いや?仕事なんだけど・・・」
春真くんが足を組み替えながら、言う。
「仕事?」
「うん。」
私の頭の上にはハテナマークが浮かんでいるに違いない。
だって、私と同じ年ってことは彼も高校生。
朝早くに人の家に入る仕事なんて、泥棒以外に思いつかない。
それに、
彼は私の夢に出てきたのだから。
その考えが顔にでたのか、春真くんは面白そうに言った。
「それが仕事。」
ますますワケが分からない。
「夢に出てくるのが仕事なの?」
「うーん、そうでもないんだけれど・・・」
困ったような顔で春真くんは唸った。
説明するのがそんなに難しい仕事なのか・・・?
しばらくして顔をあげると、彼は自信有り気に。
「俺、夢喰う仕事してんだよね。」
自分の仕事を最も適切な言葉で表してくれた。
- Re: BAKU ─夢喰いたちの非日常─ ( No.4 )
- 日時: 2011/07/18 17:28
- 名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
「・・・・・・は?」
微妙な空気の中、やっと日本語一文字をつむぎだす。
すると彼は私の反応が気に食わなかったようで。
「いや、だから夢喰うの。ゆ、め、く、いの仕事してんだよ。」
と『夢喰い』という言葉を二回繰り返す。
「ごめん、分かんない・・・」
どうしても理解できないので、とりあえず誤ってみる。
部屋を重い沈黙が支配する。
秒針の音が異様に大きく感じられた。
春真くんはしばらく考え込むようにうな垂れてたけど、いきなりバッと立ち上がった。
「いいこと考えた。」
「え?」
彼は私の目の前にあぐらをかいて座りなおすと、目の前に人差し指を立てる。
「今日これから仕事仲間が集まるんだよ。だからお前、一緒に来い。」
・・・
・・・
うん、
「無理、かな?」
「何で!?」
ありえないと言う風に、彼はバンと床を叩いて身を乗り出す。
それを手で制止しながら、慎重に言葉を選び出す。
「だってとりあえず、春真くんと私は今朝会ったばっかりでしょ?それに夢喰いなんて聞いた事無いもん。」
これは世間の一般常識として、「知らない人には着いていかない」というものを小学校の時点で習っていると思う。
春真くんは今日何度目か分からない困り顔で、私に人差し指を向ける。
「言っとくけど・・・お前にももう、夢喰いの力備わってんだからな?」
・・・・・・それは初耳だった。
- Re: BAKU ─夢喰いたちの非日常─ ( No.5 )
- 日時: 2011/07/18 17:56
- 名前: そらね ◆ZPJ6YbExoo (ID: sLixnwLP)
>>生死騎士さん
こんにちわ、初めまして。題名に惹かれてノコノコやってきた野郎です。
夢喰いですか、なんだか新鮮な気がしてたまりません。
是非、頑張って欲しいと思っております!
- Re: BAKU ─夢喰いたちの非日常─ ( No.6 )
- 日時: 2011/07/19 13:08
- 名前: 生死騎士 (ID: mk2uRK9M)
- 参照: http://www.youtube.com/watch?v
そらねさん>おおっ!!初のお客様です!!
ありがとう御座いますm(−−)m
更新遅いですが、よろしくお願いしますです。
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