コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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素晴らしき日常。
日時: 2011/07/08 15:06
名前: ☆きょむ☆ (ID: rzQvcE0M)

訪問ありがとぅございます♪


元+.*かぼちゃ少女*+.です^^!


過去ログだった「素晴らしき日常。」を復活させたいと思います!


ダメ文ですヵ゛、


応援よろしくお願いします☆


*コメ、アドバイス大歓迎です。(アドは甘口でよろです;)

*荒らしさんは戻るボタンでお願いします。


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Re: 素晴らしき日常。 ( No.8 )
日時: 2011/07/09 21:31
名前: とりあえずチョコ (ID: rzQvcE0M)

名前考え中・・・。。

Re: 素晴らしき日常。 ( No.9 )
日時: 2011/07/09 23:20
名前: ☆きょむ☆ (ID: rzQvcE0M)





「御用は、それだけですか。」


黒縁メガネの奥をぎらつかせて、強い口調で彼女が言った。





「まぁ、委員長が本気で怒ってらっしゃるわ。」



「怒ってらっしゃる委員長、恐ろしいわね。」



なんて、また周りの風紀委員たちが肩をすくめながらヒソヒソと話している。



それもまた、まる聞こえなんだけど。




黒縁メガネ、風紀委員の委員長は、

周りの風紀委員をきつく睨んでからさっと彼に目を向ける。




風紀委員達は危険を察知したのか、深と静まり返る。



そして、彼はというと委員長の威圧的な雰囲気なんて気にもせず、

ポケットに両手を入れて、ふらふらと彼女の方へ歩み寄る。

Re: 素晴らしき日常。 ( No.10 )
日時: 2011/07/14 16:11
名前: ☆きょむ☆ (ID: rzQvcE0M)



彼は、委員長の目の前で立ち止まり、


いきなり彼女の黒縁メガネに手をかける。


「っ!ちょっと・・・っ!」


彼の思いもよらぬ行動で、彼女だけでなく周りに居たあたしたちも吃驚した。





そんな委員長の反抗も無意味なもので、

彼はその黒縁メガネを颯爽と奪い取って信じられない一言を口にする。




「・・・メガネ、似合ってないよ。」


そう言って、ゆるりと口の端を歪ませる。




な、なななんてことを言うんだこの男は?!


あの委員長に、あんな事言って!!



委員長はというと、自分にナニが起こったのかも理解出来ず

ポカンと口を開けて固まっている。




あたしも、彼の言った事が信じられなくて目を見開いたまま彼を見ていた。


彼は、黒縁メガネをかけて、“度キツいな”なんて言いながら、


容赦なくレンズを抜き取って、また掛け直した。



ああ、それ絶対5万はするよ。






いきなり彼と目が合う。





「あとさぁ、・・・。」




彼は鋭い眼差しであたしを見据えながら、

ふらふらと今度はあたしのほうに近づいてくる。




え、ちょっと、なんすか。



あたし悪いことしましたか?!



やばい、馬路でやばいですっっ・・・!!




恐怖に耐え切れず、


あたしは身を縮ませて俯いた。





しかし、


いつまでたっても、痛みも罵声もなく。






ただ、ポンッと頭に暖かい感覚が伝わった。





あ、れ?






「もう、ドジんじゃねぇぞ、サク。」


Re: 素晴らしき日常。 ( No.11 )
日時: 2011/07/14 18:44
名前: ☆きょむ☆ (ID: rzQvcE0M)




目の前にあるのは、カッターシャツから覗く綺麗な鎖骨で


銀色のクロスペンダントが日に当たって眩しく光る。





あたしは状況が掴めないまま、ゆっくりと顔を上げて見た。




あたしを見下ろす鋭い眼差しは変わらず、



ふわり、と微笑む綺麗な顔。




そして、彼の右手はあたしの頭の上。





でも、なんか、さっきと雰囲気ちがうな。


優しい、感じ?





「あ、・・・はい。」



あたしはしどろもどろで、とにかく今、頭の回る範囲で言葉を搾り出した。



って、・・・・なに普通に答えてんだよあたし!!





彼はそんなあたしの反応に微笑して、頭の上に置いた手を撫でるようにあたしの毛先に移動させ、その毛先を





やばい、やばい。心臓がうるさく鼓動する。


止まれ、心臓。


いや止まったら死ぬからやっぱ駄目。



でも、なにか引っかかる、何か。







ん?いや、待て。





え、さっき、え?


そうだよ、あたしの名前・・・っ!







何で知ってんの?!




あたしは思い切って、彼の手を振り払った。


「なんで、・・・名前知ってんの?!」




彼は少し驚いているようだったけど、直ぐに眉をひそめて言った。


「なんでって、生徒手帳に書いてあるし。」


明らかに不機嫌そうな顔で、そう言い放った。




「あ、そっか。」


確かに、最初のページには名前が書いてある。



「ん?いやいや、“そっか”じゃないよ。なに勝手に見てんだよ。」






周りがやけにシン、としている。


まさか・・・・・・言っちゃった?心の声のつもりだったのにっ!!


やってしまった、あたし。今度こそ殺されるっ————。






Re: 素晴らしき日常。 ( No.12 )
日時: 2011/07/14 18:46
名前: ☆きょむ☆ (ID: rzQvcE0M)








「っふ、すげぇ、馬路やべぇっ!」





——————え?



あたし、・・・・笑われてる?!




彼は顔を思いっきり顔を歪ませて、本気で笑ってるみたいだ。


そんな顔もカッコイイから余計ムカんですけど。



「あの、ちょっと、オイ。」


いつまでワラってんだよ。


「っんだょ、ふっ!」


人の顔見て笑いましたね、笑いましたねキミ。







——————やっと笑いが治まったのか、


彼は涙目になった目を右手の人差し指で拭った。



あ、この人右利きかな。なんて思いながら、その色っぽいしぐさを見ていたら。






「なに?」


と言ってまた微笑む。


その一言でまたドキリと心臓が跳ねる。そんな自分が恥ずかしい。



なんかこの人・・・。

優しいのか、意地悪なのか分からない。







「人の名前知っといて、自分が名乗らないってゆーのはどうかと。」




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