コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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○⌒*ブルーとレッドの人魚姫*⌒○
日時: 2011/07/31 20:48
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: 人魚姫様、こちらへどーぞ。

クリックしてくれた方 ありが㌧b


今回はファンタジーです(^∀^)
冒険の話・・・あれ、これって複雑・ファジー小説かな? と思いましたが・・シリアスはあまり入っていないのでね。

昔これに似たの書いてました。完結したけど←
ブルーの人魚姫って言ってもこの色は透き通るような青で、レッドって言っても燃えるような赤です←は
尾びれの色なので気にしないように・・。

ナナとアズアの視点の入れ替わりが多いでs((

でゎでゎ、【ブルーとレッドの人魚姫】すたーと☆

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Re: ○⌒*ブルーとレッドの人魚姫*⌒○ ( No.28 )
日時: 2011/10/15 23:54
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

番外編                         言いたいことも言えないこんな世の中じゃ〜 ポイズン

あ「タイトルが意味不明な件」

作「さっきまでお隣の○○君にいぢめられてたんス……。」

あ「さっきって……今夜の11時だぞ?」

作「さっきって言っても午後6時までだけどね」

あ「じゃあ、さっきじゃないじゃん。」

作「その辺は自重」

あ「はあ?
  なんだよs「ところでななは?」

あ「ナナなら風呂場にいるけど……。」

作「風呂場?
  人魚が風呂に居ても大丈夫なの?」

あ「知るわけないだろそんなの。
  アンタが決めるんだろ?」

作「そーでした。」

あ「それより、あたしとナナとどっちが主人公なのかサッサと言ってくれない?
  紛らわしいのよ。」

作「……本当の主人公はナナでもアズアでもない……。
  本当の主人公は……」

あ「誰なのさ」

作「マリンちゃんだぜ。」

あ「誰だよ、それ。」

作「ネタバレするから言えないけど、初回登場は13話を参照。」

な「あー風呂気持ち良かったー。」

あ「あ、ナナじゃないか。
  風呂に入って支障はなかったか?」

な「水風呂に塩入れて入ったからね。
  大丈夫だったよ。」

あ「じゃあ私も入ってこようかな。」

な「あ、でも今はっ……!!」

あずみはサッサと風呂場へ行ってしまった。

作「風呂がどうしたの?」

な「それが……、」

—風呂場—

ガチャリ(風呂の扉を開けた

あ「……サァッ(青)」

—ナナ達—

な「先客が……突然やってきて……」

—風呂場—

あ「巨大ゴキブリィィィィイイイイ」

あずみ、失神。

—ナナ達—

な「可哀想な役回りだな……。
 ヘ○リアでいうドイツか?」

作「何かと不憫になってるよね。」

な「ちなみに作者はドイツ観光好きです。 
  ビールが美味い(未成年だし飲めるわけねーだろ)
  チーズケーキも美味しかったです。」

作「それ、僕のセリフ」

Re: ○⌒*ブルーとレッドの人魚姫*⌒○ ( No.29 )
日時: 2011/10/18 22:28
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=5efksfgandQ

番外編                            人魚姫だし人魚姫パロ —ナナ編 前篇—

(参照を聴きながらご覧ください。
 後なんか色々間違ってます。)

「王子様……。」

あ、どーも。ナナです。
私……海の上の王子様が好きなのです。

名前も知らないけれど……大好きなのです。

「はあ……。」

岩陰から見てるけど……。
あの人に近づきたい、近づきたいの。

「そうだ……魔女に相談しよう。」

—魔女の洞窟—

洞窟の中には真っ黒なマントをつけた魔女がいた。

「魔女さん……私……」

「……なーに?」

魔女の正体は汽水だったりゴニョゴニョ

「私、足がほしいの!!」

「いいよ?
 その代わり……綺麗な声をもらうよ?
 
 私オンチだし……。」

「……分かりました。」

「いいわ。
 でもね……少し気をつけて。

 地上に着いて3ヶ月以内に王子とキスしないとお前は泡となって消えてしまうからね。」

「……き、キスぅ!?///」

「そうよ?」

「無理ぃっ!!」

「代償がないほうがいいならドクマルを探せば?」

「……分かりました。」

「ふふん、じゃあ契約書にサインして。」

ペンと紙が飛んできた。

≪nana・tava≫

きら

       きら

                 きら

「きゃあっ!!」

「じゃあね!!」

—浜辺—

「…………」

ここはどこ?
あ、そうか……。私……魔女に……。

「…………」

声が出ない……。
だけど……、

「…………!!(ちゃんと足になってる!!)」

その時、王子様が向こうから歩いてきた。
私は自分の恰好に気づいた。

ボロボロのワンピース……。

「キミは?」

「…………」

人魚、です。
あなたに会いに来ました。

「どうしたの?」

喋れない……。
せっかくあなたと会えたのに……。

「話せないの?」

私は頷いた。

「そうなんだ……。
 俺は翼、この国の王子だ。」

知ってます。

「城に着なよ。
 せっかく美人なのにそんなボロボロのワンピース……。」

「……///」

王子様に美人って言われた!!
例えお世辞でもいい。

言われたんだ!!
最高だああああ。 

Re: ○⌒*ブルーとレッドの人魚姫*⌒○ ( No.30 )
日時: 2011/10/24 20:43
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=1ev781tUwtE&feature=related

更新サボってました。サーセン。

番外編                            人魚姫だし人魚姫パロ —ナナ編 後篇—

「それにしても……本当に声が出ないんですのね……。」

ミイドさんにドレスを着せてもらっています。

「…………(コクリ」

「可哀想に……」

「……声は、最期の日に……」

〜〜ッ!?
今、声が!?

「……歌は、最期の夜に……歌える。」

……まさか……忠告。

「気のせいかしら……。
 今、声が聞こえたような……。」

「…………(ペコリ」

お辞儀をして部屋を出た。

王子の部屋へ向かうと、笑い声が聞こえてきた。

「……?」

『やだ、王子様ったら〜』

『あはは』

女の人の声みたいだけど……。

カチャリ

開けて入ってみた。
ソファに王子様が座っている。隣には……女の人。

「…………(ペコリ」

「ああ、キミは……。
 そういえば……名前……。

 よし、キミは海からきたからマリンだ。
 
 フィオーネ、海で会ったんだ。
 マリンだよ。」

私は、マリン……。
女の人は……フィオーネ。

フィオーネさんはオレンジ色のポニーテールに白く美しい肌。
水色のドレス……。

「マリン、紹介するよ、俺の婚約者のフィオーネだ。」

……婚約者……。

「どうも。
 アナタは声が出ないんですの?

 可哀想ですわね……。」

!?
このフィオーネって人……なんだか怖い。
目が笑ってない……。

美人なのに……冷たい目……。

可哀想って言ってるけど……絶対嘘だ。

「マリン?」

「…………(ペコリ」

そのまま私は部屋を出て行った。

—用意された私の部屋—

ベットに突撃した。
そして、いつのまにか眠ってしまった……。 

何時間寝ていただろう……外はもう暗かった。

コンコン

扉を叩く音がする。

扉を開けると王子が立っていた。

「食事の時間だよ。」

「……(頷く」

—食事終わり—

「ちょっと散歩に行こうか。」

「……(コクリ」

外は闇に包まれていた。

「……あの」

「…………!?」

「ふ—お—ねさん———い——……。
 ち——い—ちゃだ——」

※フィオーネさん怖いんだ……。
 近づいちゃ駄目よ。

「……どうしたの?」

まさかの魔女さんアフレコktkr(キタコレ)

か?

「正直言うとね、フィオーネはあんまり好きじゃないんだ。
 なんだか怖いんだよ。」

「…………」

「ナナ……」

「……!!」

「あれ、俺、今ナナって言った?
 マリンの……本当の名前?」

「……(コクリ」

「ナナ……かぁ。」

なんで知ってるんだろう……。

「あ、そろそろ帰らないとね。」

—そうこうしている間に三か月目の夜—

もう、駄目……。
私……泡になっちゃうんだ……。

それに……王子様もフィオーネと結婚する……。

最期だけ……歌おう。
神様、私に歌わせて!!

「……王子様!!」

声が、出る!!

「私の気持ち……聞いてくれます?」

「……声が、」

「最期だから。
 私の声は最期だから戻ってきたの。」

「……?」

「もう時間がない。

 海の夜の想い
 届くはずもなく

 私は想い続けるだけで
 私の声と引き換えに 王子と会える物を貰い
 
 アナタと会えた でも想い続けるだけ
 そんなアナタは光り輝いて
 
 私は近づけないの

 でも 想い続けるの
 泡になるその日まで 私はアナタを想い続ける

                アナタがスキです」

「…………!?」

「泡になって、消えちゃうんです……。」

「待っ……」

「さようなら……。」

「俺も、キミがスキだから」

ちゅ

体が光る。
もうおしまい。

スキだと言ってももう遅い……。

きらめきと共に、

          いつまでも。

「海の中で……アナタを見守る……」

しゅわわわわん

「……!!
 ナナああああ」

ナナがいた所には、泡が飛び散っているだけで。
ナナは、居なかった……。

Re: ○⌒*ブルーとレッドの人魚姫*⌒○ ( No.31 )
日時: 2011/10/27 18:22
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

番外編                            人魚姫だし人魚姫パロ —アズア編 前篇—

(シリアス入ってたり……。
 もう人魚姫ではない、絶対。)

ある所に、いつも虐められてる人魚がいました——。
その人魚は真っ赤な尾びれなので虐められていたのです。

「やーい!!!
 人参!!」

「…………」

人魚はいつしか声が出なくなってしまいました。
無表情で無言。

何をされてもずっと同じ。

「人参、お前、いつも無表情だな!!」

「ロボットみたいだな」

そう言って殴られる。

もうあたしには、何もない。
もう何も残ってないの……。

疲れ果てた少女は海の魔女を頼ることにしました。
魔女はあたしを殺してくれると思ったから。

だって魔女の大好物は……人魚の生き血。

—洞窟—

「……なーに?」

魔女は笑って話しかけてきた。
前の魔女じゃない。

「私はキスイ!!
 新魔女!!」

キスイ……。

「何の御用かなー?」

……私を、

「殺す、なんてできないよ?」

心を、よまれてるの?

「だって私は……人魚を幸せにするのが役目よ?
 キミが死んだら悲しむ人がいるよ?」

いない、そんな人、いない。
親だって……私は捨て子だもの……。

「じゃあ、キミを人間にしてあげる。」

……ワケ分かんないよ。
でも、いいや……。

どうせ、私に未来なんかあるはずがないもの——……。

「人間になって新たな道を歩みなさい!!
 グレーシシャ ドルマイウ ラエル
 人ニ成ル 少女ハ今カラ 人ニ成ル
 グレーシシャ ドルマイウ ラエル」

輝きとともに、私は海の上へ。
これからの、新しい毎日への始まりへ立っていた——……。

Re: ○⌒*ブルーとレッドの人魚姫*⌒○ ( No.32 )
日時: 2011/10/28 20:19
名前: 汽水 ◆8DOUeLxBGc (ID: D1V3wC8j)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

後篇(省略しすぎワロエナイ)

「…………」

尾びれが足になった衝撃であたしは動くことができなかった。
ただただその場にへたりこんでいた。

砂の熱い感覚がハッキリと伝わってくる。

その時、目の前に少年が現れた。
立派な身なりをしている。

「…………」

風が吹いている。

(ここから葵目線でお届けします)

砂浜にへたりこんでいる少女がいた。
少女は薄汚れてズタズタになった黒いワンピースを着ていた。

黒い髪がボサボサになっている。
無表情で人形みたいな奴だ……。

「……オイ」

「…………」

何も言わない。
声が出せないのだろうか。

「声が出ないのか?」

「…………(コクン」

少女は黙って頷いた。

このままにしておこうかと思ったが、放置するわけにもいかず、俺は城まで連れて帰った。

少女は黙って着いてきた。

「まあ!!
 誰なの!? その子は!!」

「砂浜にいた。」

「なんで連れ帰ってきたのよ!!
 そんな平民!!」

「……行くぞ。」

俺は少女の腕を引っ張った。

「待ちなさい、葵!!」

「嫌だ」

(アズア目線に戻ります。)

この人は、なぜ。
なぜ私に構うのか。

分からない……。

「コイツに服を着せてやれ。」

『かしこまりました』

メイドに突き出された。
人身売買のようだ。

青いドレスを着せてもらい、髪を結ってもらった。

「…………」

髪はポニーテールになっている。

『王子、できました』

「よし」

またあの人に返される。

「……お前、誰だ?」

名前なんてないもの。
だって捨て子だから……。

「アズア」

「…………」

「その名前は、お前に似合う。」

そうなのか……。
まあ、名前なんてどうでも良い。
 
「……ホントにお前、感情表に出さないな。
 ま、俺もそうなんだけどさ……。」

この人はあたしと同じ。
捨て子だろう……。 

さっきの親は赤いロングヘアに金色の目だったけど……。
この人は銀色の短髪に赤紫の瞳。

明らかに違う……。

まあ、親子でも似てない人はいるよね。
あたしは無駄に似ていたらしいけど。

「お前、俺が捨て子だって言いたいのか」

心をよんだように言い放った。

「アズアが知りたいなら教えてやる。
 俺は葵、この国の王子だ。

 ……捨て子、だ。」

「…………(コクン」

あたしも、そうだ。

「アズアは人間じゃないだろ」

……!!
なんでそんなこと……。

「いや、ワケの分からない事言ったよな。 
 ごめん」

ううん。
別に気にしない。

あれ……。
なんだか、葵といて安心している自分がいる……。

—3か月後—

相変わらずの日常。
あたしは海に二度と帰りたくなっていた。

ここで葵とずっと一緒に居たい。
あたしは葵が好きだ。

葵……あたしが声を出せたら、

「絶対、歌うから」

……!?
声が……。

「出る……。」

全然出なかったのに!!!
ううん、今となってはそんな事どうでもいい!!

「あお、い」

船の上でシエスタしていた葵に話しかける。

「お前、声が……」

「うん、出たよ……。」

もう時間がないのかもしれない。
なんだか、もう葵とお別れのような気がした。

「運命辿り、辿り着いたのはほら
 アナタの居場所

 ねえほら、あたしは人魚でしょ?
 ねえほら、二度と海には戻れない

 だから決めたの
 あたしは

 ここで生きていくって
 大好きだって 愛してるって

 お別れかもしれないけれど
 愛する人はいつまでも生きているでしょ?」

しゅわわわわ

「泡になって消えてしまっても

 あたしはアナタを愛しているよ
 いつまでも……空の上でアナタを……」

———見守ってるって。


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