コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- ☆魔法術殺師みならいハック☆
- 日時: 2011/07/14 20:43
- 名前: 千鳥 (ID: EfKicuSN)
これは、上級位魔法術殺師をめざす少年ハックの奮闘記です
ハックはエリート魔法学園、エストレーラ・ルーノ学園へ運良く...というかまぐれで
入学することが決まり、喜んでいたのも束の間、始業式当日からいきなり抜き打ちテストを
されられます。立派な魔法術殺師を目指すとはいえハックは初心者でまわりはエリート。
どんどんハックは身体的、技術的にも遅れを取ってしまい、挫けかけてしまいますが、
そこで謎の青年ガオウと出逢い、変わっていくお話です。
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- Re: ☆魔法術殺師みならいハック☆ ( No.3 )
- 日時: 2011/07/17 11:48
- 名前: 風花 (ID: mOILM.Mp)
初めまして、風花といいます。
凄く面白いですね♪
私も、小説書いているのでよかったら見に来てください♪
更新頑張ってください!!
- Re: ☆魔法術殺師みならいハック☆ ( No.4 )
- 日時: 2011/07/18 01:03
- 名前: 千鳥 (ID: EfKicuSN)
しばらく沈黙し、緊迫した空気が続く中、ハノは黒板に白チョークでなにやら書き始めた。
「まあ茶番はここまでにして、この学園の基本的な魔術選択肢を教えるわ」
この学園は一流の魔法、魔術を学ぶ場だが、魔術にもさまざまな種類があり、皆
それぞれ自分にあった魔術を学び、魔術師になる権利が与えられる。
しかし並大抵の人間が魔術を学ぶことは非常に困難なことなのだ。誰もが魔術師に
なれるという訳ではない。
「催眠術、災厄防御術、魔獣操作術(フリッサコントロール)、牙術連動術、
禁刑捕縛術、楼章転生術....堕天獣殺戮術師などがあります。
それと.......魔法術殺師、ね。」
ハノは一通り選択肢を書いたのち、はじめてクラス全員の顔を順番に見ながら、
説明をはじめた。
「まず初歩的なものを紹介するわ。ひとつは催眠術。これは君らの机の上に
置いといたルールブック的なやつの特色ってページに書いてあるし簡単
だからいちいち説明しませぇーん」
...シュリーの言う通り本当にこの誇り高い名門エストレーラ学園の教師なのだろうかυ
「災厄防御術。この世界にはあらゆる災厄があるのは知ってるわね?
それは自然災害でもあるし、予期することのない被害。避けられない不幸な出来事とかね
それって...『運命だから』とか『仕方がないこと』って言っていいように片付けてない?
災厄防御術はその『必然』を見極めて自ら察知することを学ぶ魔術。
そして魔獣操作術はー...要はフリッサを操る、ってとこかな。ではフリッサとはなんなのか君らは
知らないと思うから、今日は特別に見せたげる。」
そう言うとハノは教卓の下から何やらもぞもぞ何かを取り出した。
小さい箱を取り出すと、教卓の上へ置いた。
よく見るとカギがかかっている。
「これがフリッサ。よく見てなよ」
すばやくポケットからカギを出しカチャッと開けると、ちいさなウサギにも似た生き物が
ちょこちょこと箱の中からでてきた。
「「「かわい〜っ!!」」」
女子生徒はフリッサの姿を見た途端にきゃぁきゃぁと騒ぎ始めた。
バンッッ!!
「静かにしろ!まだコイツについての注意事項を話してないだろ!!」
今まで騒いでいた女子の声がピタリと止み、また静寂が戻った。
「フリッサは見た目は可愛いが、それは見た目に過ぎない。コイツの特性は『真逆』。
可愛い可愛いと愛おしむ程、邪悪で恐ろしい怪物に変わる、そして逆に人を恨んだり
呪ったり...凶悪な人間に育てられるほどコイツは慈悲深い、善の心を持つようになる。
世話をする人間次第で姿を変えていく特殊生物なんだ。
フリッサがどんな姿をしているかでその魔獣操作術師の人間性がわかる。
それを一点の狂いなく映し出す鏡みたいなもんだよ。」
ハノは怯えているフリッサを箱へしまうと、またカギをかけた。
「あー、もうこんな時間かぁ。んじゃぁそろっとお昼にしな。続きは午後!解散!」
嵐が過ぎ去ったように緊迫感が解けた教室にハックはほっ、としていた。
〜〜〜
はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜... やっとお昼だあ...
全く...あの先生なんだか怖いよ...
言ってることも意味不明だし...
ん... あれ?
???
お弁当が...ない。
もしかして忘れてきちゃった!?
どどどどどうしよう!!??
- Re: ☆魔法術殺師みならいハック☆ ( No.5 )
- 日時: 2011/09/11 11:49
- 名前: 千鳥 (ID: EfKicuSN)
...入学初日からお弁当なし、かぁ...
ほんっと僕...ドジだよね
昔からそうだった
幼稚園の時からずっと、何をするにもうまくいかなくて... みんなに馬鹿にされてきた
だけどこの学園に入れば何かが変わると思ったんだ
エリートだし...
え?
だってなんかカッコいいじゃん// エリートって!
でもやっぱり現実はそんなに甘くはなかった
僕は変わることなんて出来ないんだ...
一生このまま、ドジでヘタレな僕のまま...
生きていくしか...
『ねぇ、君。 どうしたの?』
『え、あ、』
いつの間にか目の前に男子が立っていた
髪は少しカールしていて短く薄い黄色い髪色。
目はそこまでぱっちりとはしていないけど、くりくりしていてカッコいいというか、
かわいい系の類に入る顔立ちだ
『お昼は? もしかして、忘れちゃったの?』
『...そ、そうなんだ。 初日なのにね...』
『あはは、そういうこともあるよ! 良かったら、お昼一緒に食べない?僕のお弁当分けてあげる!』
『えッ!? いいの!?』
『うん! 僕、実はこの学校に友達いないんだ。だから、君と友達になりたくてさっ』
『あ、ありがとう....』
『いいんだ』
ニコッと笑って話しかけてくれた すごく優しい...
こんな僕に。
『ねえ、あの、お名前は?』
『あっ、僕、ハックっていうんだ!』
『ハック君かぁ! 僕はリオ、これからよろしくね』
『う、うんっ よろしく!』
そのあと、リオ君はお弁当を半分もくれた
これからどうなるのかはまだ分からないけど、初めてこの学園での友達ができことが嬉しい
『んじゃ授業を開始しまぁす』
そういって教科書を取り出すハノにまたしてもシュリーが物申した
『あの、せめて号令くらいはないんですか』
『...あのさ、私に指図するつもりなの?』
シュリーは言われた途端、さっきの出来事を思い出し 身震いした
しかし とうのハノはおかまいなしに教科書をパラパラとめくって時折、じっと同じページを見ている
ハノは学校でも有名な先生だ
生徒の言うことはほぼ無視、子供嫌い、礼儀なし、喧嘩上等。
もはや知らぬ者はいないだろう
だが何故こんなハノのような人間が教師でいられるのか。
それは、
ハノはこの学園で三本の指に入るほど絶対的に強大な力を持っているからだ
並の教師では相手にならない
おそらく10人でかかっても無駄だろう
誰であろうと関係ない
歯向かうなら全員敵でもかまわない
それがハノだ
だがここの学園の教師及び生徒たちはハノの全てまでは見ていなかった
彼女の苦労と、過酷な試練、血と涙...
それら全てを、誰も見てはいない
『つぅことで授業始めるんだけど、ここの学園って選択制なんだよね。だから今から希望書渡すから書きな』
「「「「「「「「えぇ〜!?」」」」」」」」
なんで急にそんなこと!
『いやいや、普通に考えりゃ分かることじゃん、』
言いながらハノは希望書を配っていく
- Re: ☆魔法術殺師みならいハック☆ ( No.6 )
- 日時: 2011/09/11 13:40
- 名前: 由羽 (ID: zFyt/1.A)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=25271
ヘタレだーー!魔法だーー!大好物の連続だーー!
はい、自己紹介が遅れました由羽です。
私もへタレ書いてます!ヘタレってなんか動かしやすいですよね!いいですよね!
それでは、更新楽しみにしてます☆
- Re: ☆魔法術殺師みならいハック☆ ( No.7 )
- 日時: 2011/09/11 15:17
- 名前: 千鳥 (ID: EfKicuSN)
希望書を配り終えると、ハノはまた教壇に戻り説明を始めた
「もう見れば分かるよね、そこに書いてある魔法術の選択肢の中から自分に向いているものに丸を付けるの」
あ、あれ?でも、まだ全部の魔法術の説明終わってなかったよ...?
「お、そういや説明がまだ全部終わってなかったっけ」
クラスの全員がズッコケた気がした
「んーと、牙術連動術ね、これはさ。簡単に言うと真っ向から攻めていくタイプの術。
牙術ってーのはフリッサの中でも一番強いアレクサスとリドルノムのキバを用いた武器を使うから牙術っていうの
あいつらキバがおっそろしい程鋭くて攻撃を受けたときのダメージがすごいんだよねぇ」
なんか、カンケーない話になってきてる?
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