コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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災厄の魔女の契約書
日時: 2012/08/05 11:49
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

また作りました

ちなみにこれは軽くシリアスが混ざりますが
多分!!(「多分」重要!!!)真っ暗にはならないと思います!!

あと超ファンタジーです!!

殺すとか出てますが誰も死にません!!
実は生きていた!です


本編

キャラ紹介 >>8
系統魔法別術者紹介 >>34

プロローグ「彼女が魔女になる日」 >>13
1話「俺と大切な魔女」  >>18
2話「60秒だけの死」 >>25
3話「魔女」 >>35
4話「血色の月 前編」 >>63
5話「血色の月 後編」 >>76
6話「魔女を狙うもの」 >>89
7話「守られるだけのあたし」 >>106
8話「神」 >>111
9話「神と反逆者 前編」 >>125
10話「神と反逆者 後編」 >>131
11話「裏と表」 >>139
12話「愛と殺戮の涙」 >>144
13話「愛を消し去る思考」 >>148
14話「言葉に込めた想い(過去編)」 >>151
15話「アナタとわたしとカギ」 >>157
16話「あんたとあたしとカギ」 >>160
17話「愛に注がれる魔法」 >>167
18話「愛してると愛されてる」 >>169
19話「言葉に込めた想い(現在編)」 >>176
20話「手を伸ばせば届きそうな」 >>180
21話「終戦の始まり」 >>198
22話「不幸の終わり」 >>205
23話「運命とはぐれ者」 >>209
24話「堕天使ルシファー」 >>212
25話「魔女の望み」 >>215
26話「少女達の恋愛模様」 >>218
27話「月の魔法」 >>224
28話「夜が始まる」 >>277
29話「影と光」 >>232
30話「堕天使と魔法」 >>235
31話「心のナカ」 >>236


+オリキャラ+
玲王様 >>10
かりん様 >>11
リオ様 >>14
ルシャ様 >>17
葵那様 >>20
薔薇百様 >>27
パーセンター様 >>30
七夢様 >>32
ミルクチョコレート様 >>73

企画!!番外編!!!

お知らせ!! >>36
第0.5回「アンケート!!」 >>38
第一回「アンケート結果&番外編について!!」 >>53
第二回「災魔女ラジオ!ゲストはレスト君っ」 >>80
第三回「災魔女ラジオ!ゲストはヴェレア君っ」 >>101
第四回「災魔女ラジオ!ゲストはヴァレンちゃんっ」 >>122
第五回「災魔女ラジオ!ゲストはグレイ君っ」 >>145
第六回「災魔女ラジオ!ゲストはルクシア君っ」 >>156
第七回「災魔女ラジオ!ゲストはレイ君っ」 >>185

新!企画!!番外編!!!

#?「登場人物」 >>237
#1「opening」 >>239
#2「encounter」 >>242

企画!!番外編の番外編!!!

第一回「ラジオ名!!」 >>62
第二回「新コーナー!」 >>116
第三回「人気投票!!」 >>189

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Re: 災厄の魔女の契約書 ( No.238 )
日時: 2012/02/26 17:07
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)
参照: http://ip.tosp.co.jp/i.asp?I

32話「秘密」


碧天は頬に伝う血を、舌ですくうと美味しそうに舐める

「あぁ、美味しい」

恐ろしいほど、綺麗な笑顔で血を舐める

「碧天。お前何やってんだよ!!」
「はぁ?あんた、なんで怒ってるの?」

零兎は一瞬びくりとする
先ほどよりも断然に表情が変わっている
幸せそうな顔、不服そうな顔

「お前な、自分の体とか大切にしろよ!」
「なんであたしが、説教されないといけないの
 あたしが何しようが勝手でしょ?」

零兎がその言葉に堪忍袋の緒が切れたのか、
本気で怒ろうとした時、聞き覚えのある声が聞こえた

「零兎!!」
「アレン!?」

翡翠色の髪
大人びた雰囲気の女が、≪魔女≫が空に居た

「≪男を惑わす魔性の魔女≫……なんでここに」

碧天が驚いていた

「≪堕天使≫…彩音碧天ね
 あんたねぇ、なんでこんなことするわけ?死ぬため?」

アレンの言葉に零兎も、テンマすら驚く
そして碧天はつらそうな、悲しそうな、諦めたような、
いろいろな感情が混ざったような表情になって、アレンから眼をそらした

「…そうだね、そう……死ぬためだよ、全部」
「なんで?」
「だって≪堕天使≫だって言われて、人間だということを否定されて、
 生きたいなんて思えないじゃない!!」

碧天が初めて声を荒げる
赤い涙ではなく、透明な雫が右頬を濡らす

「あたしだって、普通の人間に生まれたかった!!
 『閉鎖—ロック—』なんていらなかった!!
 だけど、だけどっ……もう、無理だもん………」

碧天が心の内を話すなんて、誰も予想していなかった
そして、その心の内は














——————————————助けてと言っているようだった———

Re: 災厄の魔女の契約書 ( No.239 )
日時: 2012/05/02 16:46
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)

久しぶりに(久しぶりすぎ)更新というか番外編←


#1「opening」

朝日がカーテンの隙間から輝いてる
眩しい光が頭をくらっとさせて、人間界は嫌だな、と思う
人間界に来て、人間の学生として暮らすようになってから、数年
朝日にだけはなれない

「今日も、楽しい事無いかな・・・」

心の底からつまらない溜息が出てくる
本当、つまらない

「テンマ様に会いたいなぁ」

テンマ様・・・——私が憧れている魔女
私も魔女だけど、テンマ様のように、強くなれない
2度めの溜息をついた
溜息を無視して、私は制服に着替える
この学校の制服は結構動きやすいし、可愛らしいから気に入ってる
リボンを結んで、はねている髪を直す

「ごっはんごっはん♪」

ご飯、といってもパンなんだけれど


「いってきまぁす」

誰も居ない私の家に挨拶をする
返事は勿論返って来ない、空しいなぁ
ここから学校までというと結構遠い
足が疲れるからこまるんだよなぁ、そういうの

「零兎〜。」
「ぅわっ、天魔!?」

少女と少年の声が聞こえる
天魔って、ちょっと反応しちゃった私が恥ずかしい
そう思って、目の前を通る男女

私は目を奪われた

その少女に、

少女の声、姿、顔立ち、表情、そして、魔力
身が震えるほどの魔力をその小さな体に秘めていた

小柄な体に整った顔立ち
ツーサイドアップの髪が風になびいて揺れている

私はもう1人の少年にも、不思議と魔力を感じた
少女ほどではないが、人間とは思えない魔力
事実、悪魔が人間に化けている可能性も無いわけではない
私だって魔女だけど人間に化けているんだから

でも、その少女に目が奪われたのは、綺麗な容姿だったからだけじゃない

「もしかして・・・」

Re: 災厄の魔女の契約書 ( No.240 )
日時: 2012/05/05 21:44
名前: ACT (ID: MnBE3vuR)

お初です、ACT言います。
一から読ませていただきましたが、良いですね。

これから読ませていただきます。

Re: 災厄の魔女の契約書 ( No.241 )
日時: 2012/08/05 11:30
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)
参照: http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tksdaisuki528

ACTs

更新遅くなってすいません!
良いですか?ありがとうございます!!

ほとんど放置していたに過ぎないですけど、
これから更新頑張ります。
応援よろです!!

Re: 災厄の魔女の契約書 ( No.242 )
日時: 2012/08/05 11:48
名前: 琉架 (ID: MnBE3vuR)
参照: http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=tksdaisuki528

#2「encounter」

私は、後先考えずに、その少女の方へ走っていた
テンマ様かもしれない・・・!!

「きゃっ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・ぁぁ
転んだ、そう、私は転んだのだ
効果音を付けるなら、ズベシャッ?くらいかなぁ
そんな効果音が似合う転び方をしたのだ

「えっとぉ・・・・・・・・・大丈夫?」

少年の方が、私に問いかけてくる

「すっごい転び方してたねって・・・・・・、貴女・・・」

テンマ様かもしれない、可愛らしい少女が、あたしを見て怪訝そうな顔をする
あー・・・・・・ちょっと怖いかも・・・ヤバイ・・・

「貴女、魔女でしょ?」
「・・・・・・え」
「あたし、リリス・テンマ、覚えといてね」
「え、ちょ、まって!ください・・・!!
 君・・・あ、貴女、テンマ様・・・・・・ですか・・・?」
「自分で、様付けするのもあれだけど、そうだよ」
「もっと、冷徹な方だと思ってまし、た・・・」
「うーん、そう思われがちだけど、あたし結構明るいよね、零兎」
「怖い時もあるけどね」

ひどーい、そう言って笑っているテンマ様は、幼く、本当に可愛かった。
でも、ちょっと、疑問
なんでテンマ様はこんな私に話しかけてくれるのだろうか

「名前、なんていうの?」
「シュピールウーア・リノンです」
「んじゃ、リノンちゃんね
 あたしの事は、様付けじゃなくて良いからね
 ・・・リノンちゃんは、あたしと同じ学年?」
「え・・・あ、えっと・・・・・・」
「天魔、一緒に学校行けば分かるよ」
「そうだね、リノンちゃん、行こっか」

夢かと思った・・・・・・、だって、テンマ様・・・えっと、テンマちゃん・・・?
テンマちゃんなんて、恐れ多くて言えそうにないよ・・・
で、そのテンマ様と一緒に学校に行けるなんて、本当に、本当に、本当に・・・!!

「リノンちゃーん、ほら、早く行くよ!」

あー、もう、今日、最高!!!


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