コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- こちら葛飾区亀有公園前派出所〜家庭菜園ブーム到来!!の巻〜
- 日時: 2011/10/19 19:46
- 名前: つっさん (ID: LMLu5hTj)
〜プロローグ〜
天気予報「今日は、風が強く、スギ花粉がたくさん飛びそうです。花粉症の方は、外出時するさい、マスクをするといいでしょう」
今は春、この時期は、花粉症の人を困らせる。しかし、その花粉症とは全く無縁な、両津勘吉という男が、亀有公園前派出所(交番)にいた。
両津「今日はなんだか風が強いぞっ」
中川「そうですね。」
中川という男は、世界でも有数の金持ちだ
その時、派出所の奥から女の人が来た
麗子「ねぇ、けいちゃん、こないだ一緒に買ったイチゴが育ったからあ
げるわ」
中川「あ、こないだのイチゴね。へぇ、育ったんだ。ありがとう」
中川がそう返事をすると、両津が中川に近づいてきた。
両津「おい麗子!わしの分は無いのか!?」
麗子「何で両ちゃんにあげなきゃならないのよ!」
両津「先輩にそういうものをあげるというのは礼儀だぞ!」
麗子「まあ!めちゃくちゃないいわけ!」
両津「いいからよこせ!」
麗子「そんなに欲しいなら私みたいに育てればいいじゃない!」
麗子が叫んだ
両津「育てる・・・?」
中川「せ、先輩?」
両津「イチゴって育てられるのか!!?」
麗子「えっ?」
麗子は、両津の驚き方にぼーぜんとしているようだ
中川「先輩本当に知らなかったんですか?」
両津「いちごは、スーパーや、八百屋で買うものだろ」
どうやら両津は、本当に知らないらしい
麗子「本当に知らないのね・・・」
麗子は、あきれてしまった
中川「先輩イチゴ育てたいんですか?」
両津「わしにもできるのか?」
麗子「普通は育てられるけど、両ちゃんはわからないわねぇ。」
両津「わしは、ふつうじゃないのか!?」
麗子「ふつうじゃないわよ!」
両津「むぐぐぐぐっ」
中川「そうだ!せっかくだから先輩、園芸センターにいきませんか?」
中川が喧嘩を引き止めるように言った
両津「園芸センターか。でも園芸センターって花の苗を買うところだろ」
麗子「最近は野菜や、果物の苗も売っているのよ!」
中川「もうすぐ勤務が終わるからそしたら買いに行きますか」
両津「なんかワクワクしてきたな」
- こちら葛飾区亀有公園前派出所〜家庭菜園ブーム到来!!の巻7〜 ( No.8 )
- 日時: 2011/10/22 12:57
- 名前: つっさん (ID: LMLu5hTj)
[第6話]
〜追加〜
とりあえず早乙女から逃げた両津は、両津が気に入っているホームセンターへ向かった
両津「ふぅ。何とか早乙女から逃げたぞ。あぶないところだった。」
両津は、もちろん早乙女にばれていることを知らない
両津「確か前にホームセンターに行った時、野菜の苗らしきものを見かけたなぁ。あっちだっけ」
そういうと、両津は、屋外にある「木材・園芸用品」という立て札がある場所へ向かった
両津「お、あるある」
両津の視線には、きゅうりの苗があった
両津「きゅうりって、1本50円だろ。1株から20本取れるとして・・・」
両津にとって、二桁×二桁という暗算は、とてつもなく難しい
両津「1000円か」
10分後、やっと答えをみちびきだした
両津「で、肝心の苗は何円だ?」
両津が、苗をいじくり回すと、100円というシールが貼ってあった
両津「100円か。3株ぐらい買っておくか」
そういうと、3株のきゅうりをかかえて、レジへ向かった
レジ「両さん、今日は野菜の苗を買うのかい?」
その時のレジは、たまたま両さんの知り合いだった
両津「ちょっと緊急的に必要になってな」
両津は、出来る限り商売のことを隠すように言った
レジ「緊急的ねぇ。また商売でもするのか?」
さすが両津の知り合いはするどい
両津「まあ、違うとは言い切れねぇなぁ」
両津も、知り合いにはいってしまった
レジ「そうか。でもきをつけなよ。あそこの部長は、そういうのに厳しいからねぇ」
買い物が終わって、お金を払った
両津「ちゃんと対策はとってある」
両津は、自信ありげにそういって、店を出てった
両津「対策か。」
さっきは、自信ありげにいったが、本当は対策など考えてもいなかった
とりあえず一緒に盆栽でも置いとくか
そういうと、今度は、盆栽を買いにホームセンターに入ってった
ーーーーーーーーーーーー3−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
両津は、派出所に付くと、さっそく派出所の裏に行った
麗子「あら両ちゃん、お帰り」
そこには、イチゴの世話をしている麗子がいた
両津「きゅうりを新たに買ってきたんだ」
両津は、さすがにこれくらいはいっても大丈夫だと思ったらしい
麗子「あれ、きゅうりの他にもう一つ何かあるわよ」
麗子は、きゅうりの入った袋をのぞきこもうとした
両津「な、なんでもない。あ、そうだ、今噂の空気入れだよ」
麗子「本当?」
両津「ほんとうさ。野菜が空気を良く吸えるように、買ってきたんだ」
麗子「なんだかよく分からないけどまあいいわ」
両津「ふぅ」
いつ空気入れが噂になったのかは知らないが、両津は、そんなことは気にしていない
両津「さてと、そろそろきゅうりを植えるか」
そういうと、きゅうりの苗だけを取り出して、麗子に植木鉢を貸してもらって植え始めた
2ヵ月後・・・
両津「うむ、満開満開」
両津が植えたトマト、きゅうり、いちごは、満開を迎えていた
麗子「良くここまで育てたわね」
両津「わしは、やるといったらやる男だ」
しかし両津も、こんなにうまくいくとは思っていなかった
両津(これならけっこう儲かるかもな)
麗子「へぇ。おいしそうね」
れいこは、それをうらやましそうに見ている
両津「ばか!これは全部わしのお金だぞ!」
麗子「お金?」
両津は、口を滑らしたのにきづいた
両津「あ、いや、お金ではなく野菜だ。」
麗子「・・・」
続く
- こちら葛飾区亀有公園前派出所〜家庭菜園ブーム到来!!の巻8〜 ( No.9 )
- 日時: 2011/10/23 09:47
- 名前: つっさん (ID: LMLu5hTj)
[第7話]
〜作戦実行〜
両津は、麗子が帰ったあと、さっそく収穫することにした
両津「さてと。そろそろ収穫しても良さそうだな。」
両津は、こっそり持ってきたハサミとビニール袋をポケットから出した
両津「まずは、イチゴからだ」
そういうと、真っ赤に熟したイチゴを、ハサミを使って収穫し始めた
両津「やばい、よだれがたれてくる・・・」
必死に食べるのをこらえる
両津「ちっ、やっぱりがまんできん!!」
そういうと両津は、採りたてのイチゴを洗いもせずに、口の中にほうりこんだ
両津「う、うまい〜!」
両津が、喜びの声を上げる
両津「2ヶ月間世話をしたかいがあったぜ!」
だが、両津のいう世話というのは、水遣りだけだ
両津「これならけっこう高値で売れるぞ」
もちろん両津は、目的を忘れていない
10分後・・・
両津「けっこうとれたな」
両津は、イチゴでパンパンになったビニール袋を見てにやつく
両津「さてと、次はきゅうりを収穫するぞ」
そのころ派出所では・・・
麗子「ねえ、圭ちゃん、なんだか最近の両ちゃんおかしくない?」
中川「えっ?」
麗子「なんか最近みずやりをするときに、マネー♪マネー♪っていってるの」
中川「マネーねぇ。」
麗子も、そろそろ気付き始めたようだ
麗子「ある婦警に聞いたんだけど、両ちゃんが野菜育てるということをしった時、「商売に使うの?」って聞いたら、両ちゃん「今まで考えてなかった」って言ったんだって」
麗子が言うある婦警というのは、早乙女のことだ
中川「警戒したほうが良さそうだね」
麗子「えぇ」
かくして、両津の作戦見破り作戦は、実行されたのである
ーーーーーーーーーーーーーーーーー4−−−−−−−−−−−−−
両津「収穫も終わったし、そろそろ作戦を実行するか」
そういうと、両津は丁寧に、収穫した野菜を袋に詰め始めた
両津「イチゴは、10粒300円でいいかな]
中川は、一粒50〜1000円といっていたが、そんなものを買う庶民はなかなかいない
両津「きゅうりは、1本50円」
これは、両津が考えていた値段と同じだ
両津「トマト1個100円!!」
ちなみにこのトマトというのは、ミニトマトのことではない
両津「せっとって言うのも作ろう。サラダセットは、きゅうり×1、トマト×2で、200円ポッキリ!」
普通250円する物が、200円で買えるのは、かなりお得だ
両津「ほかにもセットを作るか。」
そうして、両津は他に、レッドセット(トマト2個イチゴ10個)、ファミリーセット(トマト2個イチゴ8個きゅうり2本)など、いろいろなセットを作り出した
両津「しかし、いくらなんでも、派出所で売るのは、危険だ」
両津は、必死に売る場所を考える。
両津「よし!あそこにしよう!」
そういうと、さっそく両津は、野菜と、小銭(おつり用)と、電卓を持って、「あそこ」へ向かった・・・
続く
- こち亀〜家庭菜園ブーム到来!!の巻 予告編〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/10/23 09:16
- 名前: つっさん (ID: LMLu5hTj)
読者の皆さんこんにちは。
実は、こちら葛飾区亀有公園前派出所〜家庭菜園ブーム到来!!の巻は、なんと次回で「最終話」です!(実際のコミックスとは、関係ありません)
という事で、今回は、その予告をしたいと思います!!
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両津「という事で、今回は、その予告編でございます」
麗子「やっぱしあれから両ちゃん怪しいのよね」
中川「うんうん」
両津「読者のみんなは、わしがしようとしていることを、麗子たちに言ってはダメだぞ」
麗子「両ちゃん、誰と話してるの?」
両津「いや、なんでもない」
麗子「あやしい」
両津「・・・」
部長「それにしても、今回は、わしの出番が少ないな。」
両津「部長!いたんですか!?」
部長「この話の一話目からな」
両津「じゃあ、部長、わしのやったこと全部知っているんですか!?」
部長「それをいったら読者の楽しみを取ってしまう」
両津「そ、そんなぁ」
両津「それよりさっさと予告をしてしまおう」
中川「そうですね」
両津「あれからわしは、思い切った行動に出る」
中川「僕たちも、全力で先輩のたくらみを見破ろうとします」
両津「最終的にわしとおまえらの戦いになるんだよな」
中川「戦いといえば戦いですね」
両津「とりあえずいえることはここまでだ。話の結末は、読者の目で見てくれ」
麗子「両ちゃんと、圭ちゃんさっきから誰と話してるの?」
中川、両津「細かいことは、気にしないでいい」
END
- こちら葛飾区亀有公園前派出所〜家庭菜園ブーム到来!!の巻9〜 ( No.11 )
- 日時: 2011/10/23 17:52
- 名前: つっさん (ID: LMLu5hTj)
[最終話]
〜戦い〜
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店の人「よう!両さん」
両津「おうっ」
ここは、商店街。両津のいう『あそこ』とは、商店街の事だったのだ
両津「さてと、この辺でやるか」
両津は、八百屋の隣に座った
両津「目立つようにテントでもはるか」
そういうと、両津は、どこからかもって来たテントを組み立て始めた
その時、八百屋の中から、人が出てきた
八百屋の主人「両さん、こんなことで商売やられちゃ困るよ」
八百屋の主人だ
両津「悪い悪い、ちょっと場所が無くてな。大丈夫、儲かったら分けてやるから」
八百屋の主人「そういう問題じゃないんだけど・・・」
その頃・・・
麗子「圭ちゃん!今日両ちゃんの野菜が収穫されてたわ」
中川「そろそろ行動にうつすきだね」
麗子「明日問い詰めて見ましょう」
その時、派出所に誰かが入ってきた
部長「おお、中川、麗子、いいところにいた。どうやら最近、無許可商売が急増してるらしい」
中川「無許可商売ですか」
その時、中川はあることにきづいた」
中川「そういえば先輩、野菜を育ててる!もしかしたら無許可商売かも!?」
麗子も、同じ事を考えていた
中川「部長!僕無許可商売をしている人しってます」
部長「なに!?」
こうして、新たな戦いが始まろうとしていった
次の日・・・
両津「よし!開店の準備をするか」
今は、午前6時だ
両津「いちごと、きゅうりと、とまとだ」
それぞれの野菜を、セットにして並べ始めた
その頃派出所では
部長「これより、無許可商売常習犯、両津勘吉を探すことにする」
中川「麗子さん、ちょっとやりすぎてない?」
麗子「これくらいやらなきゃダメなのよ」
「ピーポーピーポー」
何台ものパトカーが、両津を探しに走ってった
商店街
両津「7時を切ったし、そろそろ売るか。」
今は、7時5分だ
両津「安いよ安いよ!とりたてだよ!んっ?」
両津の、敏感な耳が、パトカーのサイレンの音を感じた
両津「やばい!!わしの事がばれてる」
だんだんサイレンの音が近づいてくる
両津「とりあえず狭い路地の隙間に逃げよう」
両津が、商店街を選んだのも、このためだ
警察「両津!いるなら出てこい!」
警察官の大きな声が、商店街に響く
両津「ヤバイ・・・」
そのとき、両津の後ろに、人影が現れた
両津「まずい・・・」
両津が息をのんだ。しかし・・・
八百屋の主人「両さん、大丈夫かい?」
両津「なんだ、警察だと思った」
主人「両さんだって警察なんだから、がんばってくれよ」
両津「で、お前は何しに来たんだ」
主人「両さんが、ヤバそうだから助けに来てやったんだよ。ほれ、両さんのとりたてやさいだ」
そういって、さっき置き忘れた、野菜を手渡してくれた
両津「ありがとう」
主人「まだ気をつけたほうがいいぞ」
そういうと、八百屋の主人は、帰ってった
両津「よし、これで準備OKだ。」
しかし
警察「両津がいたぞ!!」
両津「やべっ」
ついに、両津は見つかってしまった
両津は、荷物を持つと、全速力で逃げる。しかし・・・
中川「もう逃げられませんよ!先輩」
なんと、その先には中川と麗子がいた
両津「げっ」
警察「犯人確保ー!」
両津は、手錠をかけられ、派出所へと送られた。もちろん野菜は取られて・・・
完
- こちら葛飾区亀有公園前派出所〜家庭菜園ブーム到来!!の巻〜 ( No.12 )
- 日時: 2011/10/23 17:54
- 名前: つっさん (ID: LMLu5hTj)
[エピローグ]
部長「やはりおまえだったのか」
両津「部長!誰かに聞いたでしょう!」
部長「わしは、中川に聞いたぞ」
両津「中川!?」
両津の視線が中川に向かう
中川「僕は、麗子さんに聞きましたよ」
両津「レイコォ・・・」
両津の顔が赤くなっていく
麗子「私は早乙女に聞いたわ」
両津「%#%&$#!!!」
両津の怒りが頂点に達した
両津「早乙女!!!!!!!!!!!」
両津が、派出所を飛び出していく
部長「こら!!わしはまだ許してないぞ!!」
それを今度は、部長が追いかけていく
麗子、中川「ハァ・・・」
終わり
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