コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 【コメント】仲良し軍団?いいえ秘密結社です【募集中】
- 日時: 2012/07/05 21:09
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: 4qS6O2ST)
初めましてこんにちわこんばんわ(`・ω・´)
生卵。どす!
今回は二作目なのでもしかしたら知ってると言う人が居るかもしれませんねノ
恋愛書いてたら何だか別のも書きたくなりますよね←
なのでこれはnot恋愛小説です、実録などでもないですよ、小説にして人様にさらすような生活してないので…(´∀`;)
基本的にギャグ路線で行くつもりです。
ですが私自身移り気、というか気分がころころ変わるので書き方や、途中ストーリーが不安定です!
あくまでギャグって言うことにしておいてくださいな(´・ω・)
さらに今回はキャラが多いです、毎回出てくるわけではないですが気分次第でどんどんキャラ増えていきます。
主要キャラは結構出す気ですが一度出て二度と出てこないキャラもいるかもしれません、あと最近問題になってるDQNネームでてきます。
しかも作者の眠気ピーク時に作られたプロットによると特殊能力持ってる子います、エスパーだのなんだのの類ですね!お遊び60%能力バトル、喧嘩40%位ですね。バトルは描写と化するの下手なのであまり多く書くことはないですが恋愛ばかりだと書きたくなるよね、ということでちょっと書かせてもらいます。
それでもおkという方のみ見ていってくれるとうれしいです!
【おはなし】
□プロローグ>>1
□第一話。>>4-5 □第二話。>>6-7 □第三話>>8>>11 □第四話>>19>>21>>22>>24 □第五話>>29-31
□第六話>>32>>36>>39>>41>>43□第七話>>44>>46>>49-50□第八話
【番外編】
■安藤銀乃寺君の一日。>>25>>27
【キャラクター紹介】
□主要キャラ>>2 >>3
□敵キャラ、オリキャラ>>45>>51>>58>>62>>61
【お客様】
・紐パン狼鳶さん *相互リンク、結婚予定どす!*
・和音 涼風さん *私なんかを先生って言ってくれた←*
【LINK】
・紫陽花セレナーデ【狼鳶様、相互リンク】>>18
・桜花爛漫【生卵。運営サイト】>>33
・▽cram school story *塾ヲ攻略セヨ!!*【神崎人様運営】>>54
【メモ】
・呟き、質問、その他メモ.>>23
・<<プレゼント>>様からお題をお借りしました(題名)
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- Re: 【コメント】仲良し軍団?いいえ秘密結社です【募集中】 ( No.71 )
- 日時: 2012/07/08 23:51
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: B6N9vk9k)
■弱者は強者を称えてればいい。
四角いタイルで囲まれた部屋。
これがどこにあるのかもわからないが大きさで言えばかなり広い。
更に所々にコンテナのようなものが置いてある。
「広いな」
誰が居るかもわからない中、周りを警戒しながらもそう小さくつぶやく。
朱音の声は静かな部屋に溶け込むように消えていく。
「家の大広間と同じくらいか、」
自分の家を思い出して無意識のうちにそんな言葉が頭をよぎる。
その時、自分の後ろのコンテナの上から何やら声が聞こえる。
「へえ、貴方のお家って意外と広いんですね。オウが貰ってあげましょうか?」
やや高めの、凛とした声が聞こえ勢いよく後ろを振り向く。
そこには先ほど四十九院にオウ、と呼ばれていた少女がこちらを見てニコリと不敵な笑みを浮かべている。
「お前が私の相手か」
睨み上げながら訪ねる。
そうするとコンテナからぴょんと飛び降り、スタンッと綺麗に着地するとこちらを向いてニコリと微笑んだ。
「そうですよ、お前のような弱いものに王が時間を割いてるだけありがたく思え!」
ビシッと人差し指を立てて自信満々と言った表情で言ってくるオウ。
朱音はその言葉にピクリと片眉を動かして先ほどより鋭く相手を睨みつける。
「そうか、剣道を多少極めたくらいで慢心には程遠いと言うのが私の考えなのだがな、だがそれを踏まえたうえで言わせてもらうが私は決して弱くはないぞ」
少し長めの朱音の言葉に笑顔のまま少し固まっていたオウだったがすぐにふっとあしらうように小さく笑うと馬鹿にするような口調で呟いた。
「弱くはないって強い訳でもないんですよね?それなら大丈夫です、王は強いですから。なので安心して死ぬが良い!」
その瞬間朱音の中で何かが切れたようだった。
と言うより堪忍の緒が切れたと言うべきなのだろう、勢いよく抜刀すると直ぐにオウに切りかかる。
「血の気が多いのは嫌いじゃないですよ、でも王に反逆するものは皆罰を与える必要がありますよね!」
走ってくる朱音を飛び越えるように大きくジャンプしくるりと一度回転して着地する。
朱音は後ろにあったコンテナにそのまま切りかかってしまったがそのコンテナには刀の生々しい傷が深々とついた。
よけたオウにすぐさま振り返る朱音。
しかしオウは先程と変わらず余裕と言わんばかりに笑みを浮かべている、その瞬間朱音は腹に鈍い痛みを感じた。
自分の腹部にはオウの足がありどうやら蹴られたようだった。
痛みをこらえすぐさま後ろに飛びのきから距離を開ける。
「あー、距離を取られると刀に"触れない"から困るんですよね、貴様は能力持ちじゃないようだから」
触ると言う単語に違和感を覚え朱音は少し不思議そうに首をかしげる。
オウは馬鹿は分からないよ、等とぶつぶつ言いながら再び歩み寄っていく。
再び朱音が近寄ってくるオウに切りかかる、先ほどとは違い飛んでよけることはせず横に体をそらせたがコートの端がスパンと切れた。
しばらく王はそのまま静止していたが次の瞬間不快の色を露わにした表情で声を低くしていった。
「高々庶民の分際で王に逆らうと後悔しますからね」
それだけ言うとギロリと睨んで勢いよくこちらに走ってくる。
よけなければ、そう思い体を横へ凪いだとき相手は攻撃するでもなくむき出された状態の刃をガシリと掴んできた。
「んなっ——!」
そのまま驚きオロオロとしたままの朱音。
すでに王の手からはは血がぽたぽたと垂れてきている。
しばらくするとぱっと手を離し、血の付いた手をハンカチで拭く。
「これで王の勝利は確定しました」
- Re: 【コメント】仲良し軍団?いいえ秘密結社です【募集中】 ( No.72 )
- 日時: 2012/07/09 00:46
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: B6N9vk9k)
■鉛を付けた意識。
「これで王の勝利は確定しました」
静かに、だがはっきりと響く声。
確定したという今まで以上に自信にあふれる相手の声に首をかしげる朱音。
「どういうことだ?」
ぐっと眉間にしわを寄せ刀は相変わらず構えたままの状態で朱音が尋ねるとオウははあと深いため息をつきやれやれていうように大げさに肩を竦めてみせる。
「王は優しいからお教えてあげましょう、私の能力は『王の才能』。一定時間振れた対象物の使い方を熟知できるのです!だから喜んで自分の能力で死ぬが良い!」
ふふん、そう得意げに決めポーズをするオウ。
その光景を若干白けた目で見つめる朱音。
(私はこんなやつと戦わなければいけないのか…)
はあ、と呆れたような溜息をつく。
「あっ、今こんなやつと戦わないといけないのかとか思いましたね?そんな余裕だと後悔しますよ!」
そう言われ朱音は改めて気を引き締める。
再び切りかかろうと体制を作った瞬間——
先程までそこにあったオウの姿はなかった。
驚き目を見開き数秒瞬きをした瞬間。
「っが!」
先程とはまるで違う痛みが左手に響いた。
朱音の左横には冷たい笑みを浮かべたオウが立っていた。
何が起きたかわからない朱音は反応が自然と遅れてしまった、
だがオウの手が動いたのを見てすぐさま体をのけぞらせる
しかし激しい痛みが肩を襲った、朱音はオウの体制などを見て何が起きたかすぐに分かった。
「手刀か、そんなものでも刀に入るのか…」
「そうですよ!王はすべてが完璧なのです!」
すっと伸びた手のひらには薄い血が付いている。
それは本人の出は朱音の物だった、朱音の左肩の制服は手刀を食らった部分だけが綺麗に切れてそこを怪我している。
「だが手刀だろうと本物の刀には敵わないだろう!」
そう言って素早くオウに切りかかる、
だがそれはまるで予測されたかのように素早くかわされてしまう。
「?」
何故、と言った感情が朱音の脳内を支配する。
そんな朱音を見てクスリと笑うオウ。
「良いですか?熟知するって言うのは何も剣術を使うことだけにたけている訳じゃないのです!剣の型を覚えているからどんな攻撃が来るか分かっているのだ!その点貴方のような基本に忠実な建議はどんな攻撃が来るか簡単に予想できる、王は未来を考えて動いてこその王だろう?それだからこそ、王は全てを統べるのだ!」
絶句、
朱音の心には負けてしまうかもしれない、という感情が浮き上がってきていた。
剣術と言うのは今までの努力が有り今の形が有るのだ。
右利きの人にいきなり左手で文字をかけと言うのが難しいように今までの型を崩すのはたやすいことではない
「だから言ったでしょう!安心して死ぬが良い、と」
そういってオウが切りかかる。
朱音は必死にそれにこたえるが次に行う攻撃がわかってしまうのでは攻撃のしようが有る訳でもなく、傷が増えていくだけだった。
(頭がふらふらする)
どれくらいたったのだろう、時計もなく外の景色も分からないこの空間で時間などとうに分かるはずもなかった。
もう体中が悲鳴を上げていた、当たりの床やコンテナは戦いの激しさを物語るように傷やへこみが付いていた。
「もう終わりですか?つまらないですね」
その言葉も朱音の耳には半分も届いていなかった。
意識が消えかける。
(負けるんだろうか、死ぬんだろうか)
暗い感情が心を支配し意識おも消して行く。
その時朱音の脳裏をよぎるのは幼き日の記憶だった、
走馬灯が巡るとはこのことなのだろうか。そんなことを考えていたが朱音は次の瞬間目を見開く。
(そうだ、あたしはこんな所で負けるわけにはいかないのだ!兄上の為にも絶対だ)
そう言って悲鳴を上げる体に鞭を打ち、消えかけた意識でオウに切りかかる。
オウは今までの表情から驚いたような表情に変わった、
そしてよけようとしたオウの体に朱音の一撃がヒットする。
(おかしい、まるで型が成っていない)
今までの物に無い方に王は対応することができない。
だが、
実際朱音にこれと言った策が有る訳でもなかった。
もう意識も三分の一以上が消えている、だが、だからこそオウに攻撃を入れられるのだ。
数本螺子が外れた機械のように今まではしなかった動きをしている、基本に忠実な朱音にはあり得ないことだった。
つまり、これはもはや剣術ではなく。
ただ剣を振っているだけ、剣術をいくら理解しようとそれでは意味がない。
それからはお互い一歩も引かずの戦いだった、
そんな状況が続き。
オウがやっと口を開いた。
「本当はこんな能力使わないんですがねでも仕方がない。オウがかつ未来には代えられない!」
そういうと手刀のフォームを崩し、そのまま殴りかかってくる。
驚き何とか剣で受け止めたがピシっとひびが入った音がした。
剣を見るとそこにはひびが入っていた、触れたら折れてしまいそうなほど。
「どうです?これが私の能力『愚者の運命』!今の私は不老不死だ、さらにあなたより数倍は強い、貴方に勝ち目はありません!」
そう言って殴りかかるオウ。
次の瞬間ひびの入った部分から上だけがぼろりと崩れた。
朱音はそれでも斬り続ける、オウは不老不死なため斬られても平気なようで刀もどんどん壊れていく。
朱音が肉体に王の拳をじかに食らった時はコンテナまで吹っ飛ばされた。
受け身は取ったものの軽くぶつけた頭を押さえながらふらつく足元で切りかかる。
だがまた守り、たまに隙をついて一撃を出すだけでも精一杯になっていた。
普通に過ごしていたらもうとっくに寝ている時間ではないだろうか、今までの生活から眠気のせいで朱音の意識はさらに消えていく。
「そろそろ処刑の時間を終わりにしましょう!」
そう言ってオウの拳が朱音の頭部に当たる。
とうとう立てなくなりその場に勢いよく倒れこむ朱音、
だが諦めず立ち上がろうとする朱音に眉をひそめるオウ。
「なんでそんなに頑張る?プライドなんて捨ててしまえばいいでしょう」
オウの言葉はうっすらと朱音の耳に聞こえてくる。
(約束が有るんだ、兄上との約束が有るんだ)
声を出すだけに力もなく心の中で呟く。
答えない朱音にとどめを刺すように殴りかかろうとしたオウだったが。
いきなり前歩に吹っ飛んだ。
驚いた朱音だったがその瞬間に自分を心配する声が聞こえる。
「だ、大丈夫鈴木さん、って大丈夫じゃないね、御免ね」
半開きの曇った視界に映ったのは、ぼやけてはいるが多分銀乃寺だろう。
ただ頭に赤い仮面をかけているのが気になった。
「とりあえず処置は後でするから、今はもう寝てて良いよ」
その言葉に緊張の糸が途切れ、朱音の意識は完全に暗闇沈み込む。
最後に聞こえたのはいつものおどけた銀乃寺の声ではなく今までになく凛としていた。
「僕がどうにかするから」
- Re: 【コメント】仲良し軍団?いいえ秘密結社です【募集中】 ( No.73 )
- 日時: 2012/07/09 21:28
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: xhirwzvn)
■銀乃寺君参上
「『僕がどうにかする』…?何言ってるんですか?それよりあなたは誰ですか?処刑を邪魔するなら貴方も反逆者とみなしますよ!」
怒りを露わにし荒々しい口調のオウ。
しかし頭にかけていた赤い仮面をかぶると普段とは似ても似つかぬ冷たい声で言った。
「反逆者とみなしてくれて構わないよ、もとより君が王様でも誰も着いて行かないだろうから」
パンッ。
銀乃寺がそう言い終わるや否や響いた発砲音。
何とかよけたオウだが壁には一発の銃弾がめり込んでいる。
そして銀乃寺の手には銃口から煙が立っている拳銃。
「へえ、そういうことですか。拳銃なんて飛び道具を使うなんてずるいですよ!」
「僕にしてみれば不老不死の方がずるいと思うけど?」
そういうと再び弾を放つ、それを何とかよけていくオウ。
八発ほど打ったところで球切れになったようでそれを足に着けたホルスターに戻す。
だが次の瞬間銀乃寺が出したのは小型のマシンピストル。
それをオウに向けて放つ。
ぎりぎりでよけていくがよけ損ねて腕などにかすったりもしている。
飛び道具の銀乃寺は遠くから地道にオウを攻撃していく。
数時間にわたり銀乃寺が銃を撃っていくと言う状況が続いたがその近郊はいきなり崩れた。
オウが急に地面に倒れもがき始めたのだ。
驚き攻撃の手を止める銀乃寺。
オウは痛みに耐えながらも諦めたように目を閉じて言った。
「さあ、一思いに一撃でとどめを刺しなよ…どっちにしろもう12時間立ったんだ『愚者の運命』の効力が切れたんだろう、使い物にならないこの体じゃどうしようもないからね」
だが銀乃寺は何も言わず仮面をはずすとそのまま注射器を取り出した。
それをぶすりとオウに刺す、オウはそのまま眠るように意識を閉じた。
どうやら先日朱音に使ったものと同じものの様だった。
それと同時に朱音はふっと意識を取り戻しまだ思うように動かない体で数回瞬きを繰り返す。
意識はかすれているため状況把握ができないのか少しおどけた表情をしている。
あっ、と声を上げてそれに気が付いたようにいつも通りの遠慮がちな笑顔で駆け寄ってくる。
「い、今治療するからね…」
どこから取り出したのか救急箱と書かれた箱を取り出し薬を塗ったり包帯を巻いたりしはじめる。
「寝てていいよ、決着はついたから時期に扉は現れると思う。」
朱音が次に目を覚ましたのはアジトの中だった。
出れたのかと安心したようにゆっくりと体を起こす、だがまだ体中はきしむように痛く顔をしかめる。
「まだ無理しちゃだめだよ、骨折とか普通にしてるし…」
(通りで痛いわけだ…)
そんなふう朱音が思っていると銀乃寺は朱音が起きあがるのを補助するように背中を支えてくれた。
体中包帯だらけだった。
「あーちゃんおっつかれー、ひっどい怪我だったんだよ?心配したんだから!」
そんな様子をまるで見せない夢霧の言葉にぐっと眉間にしわを寄せる。
今は怒ることもできないためそれだけだったがアジトに居るメンバーを見て驚いた。
椅子には四十九院と夢霧が座っており四十九院の横には蛙の被り物を被った人と自分の横にはオウが包帯を巻かれた状態で寝ていた。
「ど、どういうことだ?何でこのお前らがここに?」
これは戦いのはず、ほとんど無傷で出てきている四十九院たちを見て驚いたように目を丸くする朱音。
「そんなのも分からないのー?まああーちゃんだからしょうがないよねえ、説明してあげるよ」
- Re: 【コメント】仲良し軍団?いいえ秘密結社です【募集中】 ( No.74 )
- 日時: 2012/07/14 21:16
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: Fas9i7dG)
Φ後書き
ちょっと言葉遊びしてみたかっただけなんだよ((
悪魔だとかが一番使いやすいよね、
って言うだけのお話。
意味不明でごめんなさいorz
Φメモ
容易く→絶える?絶やす?「容易く絶やす」
かける→欠ける
- Re: 【コメント】仲良し軍団?いいえ秘密結社です【募集中】 ( No.75 )
- 日時: 2012/07/15 23:09
- 名前: 生卵。 ◆l5afVy7QjU (ID: lAbz4I/2)
■
「っとゆーことで四十九院さん説明宜しくお願いします!」
さっとおだてるように腕を出してお菓子を食べながら言う。
「おいおい説明するのは結局私なのかい?まあこれは私の能力でもある訳だしね」
やれやれて言った具合にため息をつき方をすくませる。
どこから出したのか腕からステッキのようなものを出してホワイトボードに「何でもわかる四十九院さんの説明会」と書いて説明を始めた
「いいかい、君たちが貼ってきた可笑しな空間は私の意思で作られた別空間なんだよ、その中では私が決めた条件をクリアするか私の意思じゃないと出れないのさ」
ホワイトボードをカツカツと音を鳴らす。
それからニコニコと笑うと1オクターブほど声を低くして囁いた
「まああの中は私の意のままに操れるからこの前の霧斗君みたいに、死ぬ寸前に追い込んだりするのも簡単なんだけどな」
それを聞いて銀乃寺は不快そうに顔を歪めギュッと強く拳を握った。
それを視線の端で確認した四十九院はふっと小さく笑って付け足した。
「まあ鈴木ちゃんたちの空間はこっちとの時間軸を別にしといてやったからな、そうでもしないと愚者の運命で朱音ちゃんは死んでただろうしな、まあほっとけばほっといたで時間を食って面倒だったし倒れたオウちゃんを処理するこっちも面倒だからな」
ひどく、張り付けたようなその笑みは部屋の空気をずっしりと重くした。
「まあ私は敵意のない人を傷つけるなんて悪行は、死んでもしないからね。」
そういってから四十九院は横ピースをしウィンクをした。
朱音も不快の色を露わにしている。
「まあそれでも私を敵に回したいって言うなら話は別だけどね——っと無駄話が過ぎたね。」
「とどのつまり今回のクリア条件は勝敗が付くことなんだよ、だからどちらかが負けたと思ったり棄権したりすれば勝敗は付いちゃうんだよ」
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