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- king's royal palace
- 日時: 2012/07/06 00:41
- 名前: 王様 ◆qEUaErayeY (ID: X..iyfAg)
_,,....,,_ _人人人人人人人人人人人人人人人_
-''":::::::::::::`''> ゆっくりしていってね!!! <
ヽ:::::::::::::::::::::‾^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^‾
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_,.!イ_ _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7 'r ´ ヽ、ン、
::::::rー''7コ-‐'"´ ; ', `ヽ/`7 ,'==─- -─==', i
r-'ァ'"´/ /! ハ ハ ! iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ ,' ,ゝ レリイi (ヒ_] ヒ_ン ).| .|、i .||
`! !/レi' (ヒ_] ヒ_ン レ'i ノ !Y!"" ,___, "" 「 !ノ i |
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( ,ハ ヽ _ン 人! | ||ヽ、 ,イ| ||イ| /
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- Re: king's royal palace ( No.2 )
- 日時: 2012/07/13 19:12
- 名前: 王様 ◆qEUaErayeY (ID: X..iyfAg)
見渡す限り、自然、自然、自然。
今までの都会の暮らしとは全く違うこの土地で暮らす事になった。
「早く荷物出しときなさーい!!」
・・・なんでも、地価が安い為、此処に越してきたのだそうだ。
「はいはーい!」
肉がジュージュー香ばしい匂いをたてて焼けている。
「大樹ー!ちゃんと野菜も食べなさいよー!!」
僕が野菜を食べられないことを知っているのに—。
昼頃から始めたバーベキューなのに、辺りはもう夕焼け雲が出てきていた。
僕は急に便意がし、トイレに行こうとした。
此処の道をまっすぐ行くと、トイレがあるらしいのだ。
夕焼けのオレンジ色に、暗闇の色がかったような空だった。
長い長い、夕焼けの道——。
—軈て、左手に何か曲がり角が見えてきた。
「あれ?こんな所に曲がり角なんて在ったか?」
—此処は、新しい家に来るとき通った道だ。
周りの風景に見とれていたのか、全くと云っていいほど覚えてない。
僕は深く考える暇もなく、左に曲がった。
「お・・おいっ・・・。」
勝手に体が動いている。
どんどん進んでいく、行く先も知らずに。
遠くにいくに伴って空の色が徐々に変わってゆく。
—もう、空は真っ暗だった。
然して、目の前には道が無かった—。
「なーんだ。何も無いじゃん。」
そうぼやいてから後ろを向いて今、来た道を真っ直ぐ帰ろうと思った。
少し早足で帰ろうとした。
僕がおかしな事に気がついたのは少し経ってからなのだ。
後ろから僕のいる場所に向かって光が照ってきている。
僕は何も考えず後ろを向いた。
果てしなく続く道の向こう、光が僕に向かって語りかけている。
其れは決して眩しいという類の光ではなく、優しい、温かな光だったのだ。
然して、道の先にはさっき無かった筈の道、いや階段が続いていた。
僕は何も考えずに其の階段を上った。
ゆっくり、ゆっくり、あがってゆく——。
階段を登りきったとき、空はもう真っ暗だった。
—僕はここでふと、空を見上げた。
満天の星空。
其処は無限の星———。
都会とは全く違う光景だった。
建物か何かに遮られる事の無い此の大空を、僕はずっと眺めていた。
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