コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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*+*苺れもん*+* 
日時: 2012/09/04 22:46
名前: 茜みどりR (ID: bJHwv4jv)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=28164

登場人物

雨音 優萌  (アマオト ユメ)
 訳あり一人暮らし中の中学生。 太陽の彼女。
 
塚本 太陽  (イイツカ サン)
 一言で言えば優しい。 優萌の彼氏。

阪井 美歩  (サカイ ミホ)
   優萌の実の母。 

阪井 実   (サカイ マコト)  
   優萌の実の父。

上原 真早実 (カンハラ マサミ)
   優萌のお隣さん。いつも優しく、モノを分けてくれる。左手は親指しか無い。

東城 遥   (トウジョウ ハル)
   優萌の親友!!! 優萌の一番の理解者。  


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Re: **苺れもん** ( No.6 )
日時: 2012/09/03 16:55
名前: 茜みどりR ◆Z2xPTAHUDY (ID: bJHwv4jv)

No.4   あたいの嬉しい事は 喜ぶ姿を見る事である →◯

カチャ、カチャカチャカチャ。(マウス)
カチャ。カチャカチャ。カチャ。
ツンツンツンツンツン。ツツツ。ツンツン。(ボタン)

部屋から奇妙な音がする。そう、この音とは…____。

パソコンの音である。(作者の感じてるPCの音がなんか変かも!)
『あの地平線は ボクに出会う為に 君の心から訪れて ささやき続ける☆ 
 ミチナル世界 コドクノ世界 星クズノ世界ハ ホラ    本当ノ事  シラナイママニ イルヨ
 間違いは ないさ ほーらー……〜………ああソウイウノ…ノ……………数エキレナイ…〜……………ー……』
そして、そのパソコンからは音楽というものが流れていた‥‥。
「かーんせいっ★あたいのyumeha(ユメハ)!」

彼女は中1の、優萌の親友、東城 遥。
ネットを趣味としていて、オリキャラで歌まで作って、そのキャラに歌わせてる。

yumeha(ユメハ)。それがキャラの名前。




 *+*雨音*+*
「どぉ〜うもっ」
「遥!なんだぁ、来るなら連絡してよ〜、汚いよ〜?」

キレイに飾られた、名字プレート。最近、お隣の人がつくってくれたらしい。
てか、めっちゃキレイなんですけどね?優萌の家。

「いやいや、急ぎだったもんだから。ごめん。それよか!パソコンお出し!!!」
遥はそう言うと、中に入った。まぁ、いつもの事なんだけど。
「ほら!yumehaが新曲歌ったの★」
「おおっー!」
長く一本結びした髪の毛が、画面内でゆらゆらと揺れながら、素早い動きで歌う。
『コノ世界 1人トカ  言ッテル暇アルナラ  ドリョクトカ ソウサホラ シ・テ・ミ・ナ・イ!!!
 ああソウイウノ! ヒトノ 心は数えきれないかも〜〜〜!  ねっ!イツデモー…………』
この髪の毛の色が好きで、このyumehaにハマったという、優萌。

ピンクっぽい、黄色で。服も結構今回は優萌の好きな感じにした。
気に入ってくれた良かった。

目が輝いてますって。


でもやっぱ。コノ顔が好き。輝いてる、あたいの親友の顔。



ずっとそばに居てね……。



「?  遥?」
「ずっとそばに居てね……」

?を浮かべたその顔も、可愛かったけど。
「当たり前じゃん?」
当たり前って言ってくれたのも、ウレシスギタ。





「ありがとう、あたい、行くね」
「こっちこそありがと。バーイ」
「バーイ」


大丈夫。

君の笑顔が見れれば、私も笑顔で帰れるから。

「あ、これいる?」
「え、なぁに」
手渡されたのはタッパー。なんか、ずっしり入ってるし。
「え…なに?」
「肉じゃがだよ? お隣さんに、3つもタッパーもらったから、1個あげるよ」

「あははははっ!ありがとっ。ばいばいっ」
もう、ますます笑うしか無かった。 

肉じゃがを抱えて走り、私は帰ってたお母さんに渡した。
「へい、お土産」
「なぁにぃ? え、肉じゃが!!!???」

ピリピリしてた我が家に久しぶりに笑顔が訪れた。





Re: *+*苺れもん*+*  ( No.7 )
日時: 2012/09/04 22:56
名前: 茜みどりR ◆Z2xPTAHUDY (ID: bJHwv4jv)

No.5 そばにいて下さい


「ゆ……め……ゆ……ゆめ……優萌…優萌…」
ママ?あ、パパ!
「もう帰れなくなってしまったから、最後に会いにきたよ」
え……パパ、ドウイウコト?
「ごめんな、中学卒業と高校入学見れなくて」
なんで…?
「……だからよ」
? もう一回言って、聞き取れないよ。
「………らよ」
ちょっと、だからぁ!
「…………よ…」
あっ、ママ待って!パパも!なんで行くのっ。
ね、まだ聞き取れてないの!最後におしえてよぉぅ!
「じゃぁな…ゆ……め………ゆ…め…優萌…優萌…」



「おい!起きろって!優萌!!!!」
太陽が玄関をたたく。
『さ、太陽……?』
インターホン越しに喋る。
『あああっ!ま、まって!太陽!』
「へぇ!?」



途中です。次かきます。


Re: *+*苺れもん*+*  ( No.8 )
日時: 2012/09/06 18:20
名前: 茜みどりR ◆Z2xPTAHUDY (ID: bJHwv4jv)

「太陽っ!!!!!!」
私は玄関を蹴り開ける様に開けると、走り出した。
「ぅぁあっ!?ちょ、どこいくんだよっ」
太陽が手を伸ばしたが届かなかった。
「牢屋ぁっ!」
「えっ!??」

私は牢屋へと走り出した。

Re: *+*苺れもん*+*  ( No.9 )
日時: 2012/09/13 17:04
名前: 茜みどりR ◆Z2xPTAHUDY (ID: bJHwv4jv)

No.6 待ってよ!


「え…………あえないんですか」
「阪井 美歩なら会えますよ」
「お願いします」
なんでパパには会えないんだろう……。まさか。

「久しぶりねぇ、ゆ…「なんでパパに会えないのっ!?」
………。
嫌だよ。正夢になるなんて……。
「優萌……落ち着いて座って。話すからね。パパは………」
ママはゆっくりと話し始めた。
私はとても、こわかった。1つ壁向こうにいるママに抱きつきたかった。
「嘘だぁ!うそだうそだっ、パパが……………………………処刑に入るかもしれないって」
太陽に会わせたい。
その前に、処刑に鳴らないで欲しい。


私のパパを取るな。

取るんじゃねぇ…………………。









思ってた心の叫び、私の本性が現れそうだった。



もう、現れかけていた。

Re: *+*苺れもん*+*  ( No.10 )
日時: 2012/09/18 16:44
名前: 茜みどりR ◆Z2xPTAHUDY (ID: bJHwv4jv)

No.7  俺に出来る事を。

向こうから、息を切らせながら優萌が走ってくる。
「ゆ、優萌!」
「……………………」
「優萌?どうした?」
「…………パパ。もう会えないかもって。処刑に入るかもって。『阪井 実は会えません』って言われた。
 どうしよう。…私、どうする事も出来ない。ごめんね太陽。私、太陽のこと紹介…出来なかっ…たぁ…」
涙がこぼれた。地面にシミが出来て、それで、もっと無く前に…私は急いで家に入った。
「優萌っ!」
なんにも…出来ないって。そう言われたとき、俺にはなにか出来る気がしてならなかった。

人は支え合うのだから、誰かを…優萌を助ける事が出来るものは居るはずだ。それがきっと、俺に違いない。


行こう。

俺には俺に、出来る事をするばかりだ。
行こう。優萌の『パパ』にあたる人に会いに。



神様。優萌の願いを叶えてください。

俺の望みはそれだけです。


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