コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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DASH!!!!!!【短編になりましたが終わりました】
日時: 2013/02/13 18:44
名前: 赤井_いと (ID: XHLJtWbQ)

はい、どーもー、赤井です。いとです。

さて、今回は、『男子目線』の挑戦ですキリッ(`・ω・´)

親友と好きな人が被ってしまった男の子の話なんですが、
女子でもこういうことはよくあると思います。

敢えての『男子目線』読者様はどう思って頂くのでしょうか......

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Re: 走れ! ( No.2 )
日時: 2012/12/04 17:04
名前: 赤井_いと (ID: hLayjJCv)


マネージャーに恋をした。
浅瀬は俺と同じ中3で、今年で部活引退になる。
小5以来の恋だった俺は、「あいつ」にこのことを話したんだ。

「じゃあ俺達、恋でもライバルだ」

そう言ったあいつは、なんでもない顔で練習に戻った。
走りでも、ライバルだったあいつ。


……まじかよ。


                    【第1話:決着は夏までに】

Re: 走れ! ( No.3 )
日時: 2012/12/04 17:17
名前: 赤井_いと (ID: hLayjJCv)


時は四月。
クラス替えで新鮮な顔振りとなった3-2のクラスに、浅瀬はいなかった。
親友の聡とは3年連続で同じクラスで、ラッキーだと思う。
受験勉強に専念しなければならない年だという事で部活は夏まで。
最後の大会で、いい結果を出すために俺は例年以上に必死だった。

「凌ー!お前新しいクラスで気になるやつとかいた?」
「いねーよ。お前は?」
「俺も」

ジャージで準備運動をする聡。
(こいつだけには、言っておこうかな)
俺は、何でその時、こう思ってしまったのだろうか。

「おい、聡。俺さ、浅瀬が好きなんだよね」

周りに浅瀬がいないことを確認してから、俺は小さい声で聡に言った。
まじで、といわんばかりの顔で、じゃあ、と彼は言う。

「じゃあ俺達、恋でもライバルだ」

ジャージの蛍光緑の線を見ていた俺は、「まじで」と言う聡に何もいえなかった。
準備運動を終えて練習に戻るあいつの背中を見ると、そこにはもう、「走りのライバル」藤井聡がそこにいた。
恋でも、走りでも、親友にライバルになられるとは、辛い。

Re: 走れ! 【コメント募集!】第1話更新中! ( No.4 )
日時: 2012/12/04 17:35
名前: 赤井_いと (ID: hLayjJCv)


あいつは感じ悪い。

あいつから漂う、淡いシトラスの香りも。
人より頭ひとつぶん高い、あの身長も。
その上、顔立ちは綺麗だし。

女ならきっと、誰だって惚れてしまう。

俺はきっと、この頃から負けてたんだろうけど、宣戦布告をする。


「聡!決着は夏までだ。夏までに振られたら俺はきっぱり諦める!お前も振られたときは諦めろよ!」

指を指してそう言うと、聡は二ヒヒと笑って、言った。

「ああ、やってやんよ!その言葉、後悔してもしらねえからな!」

ここから、俺とあいつの対決が始まったんだ。

Re: 走れ! 【コメント募集!】第1話更新中! ( No.5 )
日時: 2012/12/04 17:36
名前: 赤井_いと (ID: hLayjJCv)


【第2話:一応受験生だし】

Re: 走れ! 【コメント募集!】☆第2話更新中☆ ( No.6 )
日時: 2012/12/06 18:17
名前: 赤井_いと (ID: hLayjJCv)


受験生だし、テストも、勉強も大事。

だけど、この最後の大会が一番大事。

走り終えたこの体は、期待と不安を鼓動で打つ。

1位・藤井聡と表示されると、浅瀬を聡に抱きついた。

あいつらは付き合ってた。

それでも、俺は笑ったんだ。

「1位、おめでとう」

あいつには負けてたんだ。
何かも、最初から。

だから、泣くな、俺。



   俺は頑張った。    だから、       走れ!

               完。


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