コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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—Blue sky—
日時: 2013/06/12 22:31
名前: 涼 (ID: SsbgW4eU)





      ——あの日の空の色は、今日のように綺麗な青色でしたね。





        「青空。何空見てんの? 行くぞ?」


        「——え。あ、ああ。ごめんなさい。今行きます」






                  —Blue sky—





これは。
消したくても消せない記憶。
青色を見るといつも思いだしてしまうんです。
だから——青色は大嫌い。







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Re: —青空— ( No.1 )
日時: 2013/06/12 15:51
名前: 涼 (ID: SsbgW4eU)
参照: http://www.youtube.com/watch?v=-BRKURfRHso



 朝の光が私の部屋に差し込む。


(……眩しい)


 また朝が来たのか。なんて思いながら目を擦る。
ぐちゃぐちゃになったベッドは私の寝像の悪さを物語っていた。
子供の頃からのことだからもうソレには慣れてしまった。
直したいが直し方がわからないから仕方ない。

 体を起こすとさっきとは違い、見慣れないものが視界に入った。


(——今日から違う学校に通うのか)


 寂しいような嬉しいような。
こんなもやもやした感情を世では"不安"という。

Re: —Blue sky— ( No.2 )
日時: 2013/06/15 15:25
名前: 凉 (ID: SsbgW4eU)



 起き上がる。ギシ……と危ない音が下から聞こえた。


(なんか学校行くの嫌かも)


 何故だかわからないけど嫌な予感がするんだ。


(何もおこらなければいいけど……)


そう、強く願った。転校早々嫌なことがあると私引き籠りになってしまうかも。そう思ったからだ。



 

Re: —Blue sky— ( No.3 )
日時: 2013/06/23 00:49
名前: 涼 (ID: rE1CEdls)



「ソラー」

 下の階から声が聞こえる。……私の兄の声が。
私には親という者がいない。否、今はいないという言い方の方が正しいだろうか。

今、私の親は北海道の学校の校長をしているらしい。
たまに帰って来るだけで、一年中ほとんど家にはいない。
特に寂しいとは思わない。


(……お兄ちゃんがいるし)


 

Re: —Blue sky— ( No.4 )
日時: 2013/06/24 15:45
名前: 涼 (ID: rE1CEdls)



 そんな私は、いつまで経っても兄離れできないでいる。
所謂……、


(……ブラコンってやつ? よくわかんないけど)


あんなイケメン! の兄がいて、ブラコンにならない人なんているの? いや、いない。 


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