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バカでもいいよ。☆ヒートアップ☆コメントお待ちしております!
日時: 2014/03/25 19:26
名前: なおりん (ID: H/64igmC)

「あんたいい加減起きなさい!!」
「あ、あと5分・・・」
「もうそれ100回ぐらい聞いたわよ!」
「でもさ〜・・・」
「ったく・・」
私神山ミイナ。15歳高校生。私は小さい時に両親2人ともなくした。
そして、親の友人が経営している寮に引き取られたんだ。
ンで、そこの息子の大木海里(同い年)っていうやつの隣の部屋にいる。
海里はすご〜く寝起きが悪い!!
私は朝5時に起きて支度して、6時半に起こす。
そのまま30分ぐらい起きない。
「ミイナ、おはよう。」
「やっと起きた。」
ここの寮は学校に近いのもあり、あいつは遅刻しないで行けるわけ。
わたし達は2人で一緒に登校していない。
一緒の所に住んでるのも秘密。ばれて大騒ぎになったら困るし。
だが私は今このことが学校中に知れ渡ってっているのをまだ知らない。

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バカでもいいよ。☆ヒートアップ☆目指せコメント者数10人! ( No.64 )
日時: 2014/03/23 07:46
名前: キャベツ (ID: H/64igmC)

「じゃあね。廉奈。」

私は手を振った。

「うん。今日は本当にありがとう。そしてごめん。」

廉奈が悲しそうに言った。だから私は言った。暖かい声で。

「言ったでしょ。人はこんな時もあるって。」

「ミイナ。」

「それに、私たち、大親友でしょ。」

私は優しく言った。

「うんっ!もちろん。これからも宜しく。」

廉奈は私の手を握りながら言った。

そして自分の家に帰って行った。




途中の道を走っていた時だった。海里が誰かと話しているのが見えた。

「あれ?海里?誰と話して・・・」

私は海里に話しかけようとしたが言葉が詰まった。

ウソ。なんで、篠崎君がここにいるの。

「な・・・んで・・・・」

私は、篠崎君の事を中1の時好きだった。

中2になって告られたけど、その時には篠崎君の事を好きと思っていなかった。

さめちゃったんだよね。中3になってもう一回告られて・・・

その時にはもう海里が好きだった。

そんなことを考えていると、海里のバカでかい声が聞こえてきた。

「ちょっ!お前、嫉妬深すぎ!だからダメなんだよ。」

「なんだとっ。これでもくらえっ」

篠崎君が殴りかかってきた。

海里はそれを受け止めこかした。かっこいい・・・

そして私は飛び出した。

「海里、大丈夫?」

私が急に現れたから海里がびっくりした顔になった。

「え?いつからいたの?」

海里の目が点になっている。私は少し笑いをこらえながら言った。

「えっと、海里が叫んでるらへん。」

「マジかぁ〜恥ずかしっ!!」

「フフフ。でもびっくりしちゃった!!」

「おいっ!いちゃつくな!!うぜぇ〜!」

篠崎君が言ってきた。

「あん?」

海里が睨んだ。

「ちょっと・・海里怖い・・・」

私は海里に言った。

「あ、ごめん。」

海里はめんどくさくなったのか、掴んでいた篠崎君の手をはなした。

「のわっ!!」

はなした瞬間、篠崎君が体勢を崩した。

「神山さん・・なんでこんな奴と…」

篠崎君がグチグチと言った。

そんな篠崎君に私はかがみこんで言った。

「篠崎君は海里の事をあんまり見ていないでしょう?」

私は優しく言った。

「そりゃ…ライバルの事なんか見たくない・・・」

「ダメ。ライバルなんだったら、しっかり見なきゃ!

いいとこも悪いとこも。私は全部を含めて海里を好きになったの。」

「そうか、ありがとう。神山さん。」

素直に篠崎君は返事をした。

「俺、もう嫉妬深い男はやめる!神山さんの事も諦める!

他の人頑張って見つける!」

篠崎君のバックに、炎が見える…目も燃えてる気が・・・・

そして私は言った。

「まだ。私たちは若い。可能性はどこにでもありそう。」

「そうだなっ。ありがとう。神山さん。じゃ。」

「うん。元気で。がんばって。」

「おう!!」

そうして篠崎君は帰って行った。

「にしても騒がしいやつだな。嫉妬男。」

海里が迷惑そうに言った。

「まぁまぁ。あのさ・・・海里。また、改めて言っていいかな?」

「何?」

私は深く言いを吸い込んだ。

「私は、世界中のどの男の人よりも、海里の事を愛してる。」

かなり恥ずかしくて、赤くなってしまった。

海里もそれにつられて赤くなった。

「俺も、世界中のどの女よりもミイナを愛してる。」

更に二人で顔が赤くなった。

「よしっ。帰ろう!暗いし!」

海里はテレを隠すように言った。

「俺こぐからミイナ後ろ乗って。」

海里が私の自転車に乗りながら言った。

「うん。ありがと。」






キーコキーコキーコキーコ。

自転車のペダルの音。海里と私の吐息。

全部が夢みたい。

私は海里の背中に顔をうずめた。

そして、誰にも聞こえないぐらい小さな声で言った。



「海里。一緒にいてくれてありがとう。」

ここで区切りをつけて、もう一つ言った。










        

































































































         「大好き。」







Re: バカでもいいよ。 ( No.65 )
日時: 2014/03/23 08:01
名前: 霧島歌音☆ (ID: zqqM6H.s)
参照: http://SS/sky/love/Canon

来ちゃいました!同じ場所で活動してる歌音カノンと言います!

すごく凝ってる作品だね!
たぶん、心理描写を多めに入れたらもっと本格的になりそう!

僕の作品もよければみにきてください♪

バカでもいいよ。☆ヒートアップ☆目指せコメント者数10人! ( No.66 )
日時: 2014/03/23 08:35
名前: キャベツ (ID: H/64igmC)

歌音さんっ!ありがとうございますっ!

小説、見に行かせて頂きますっ!

心理描写ですか。頑張ってみます。

バカでもいいよ。☆ヒートアップ☆コメントお待ちしております! ( No.67 )
日時: 2014/03/25 19:52
名前: キャベツ(元なおりん) (ID: H/64igmC)

「おはよぉ〜。」
海里が眠たそうに起きてきた。
「おはよ。朝ごはん出来てるよ!」
「今日は卵焼きだっ!」
海里が子供のように喜んだ。篠崎君と再会してから3日。
私達はいつも通りの生活を過ごしている。
その時、海里がふとカレンダーを見て言った。
悲しい顔で。
「今日で、東日本大震災から3年だな。」
「あっ。」
パキン。心のハートにひびが入ったみたいな音が私の頭の中でなった気がした。
そうか。今日でもう3年も経つんだ・・・・
早かったな。私たちは17歳だったな…高2だった。
こっちも揺れが来た。すごく不安だった。
—————————海里や廉奈と離れたくない!一緒に生きたい!!
そんな思いでいっぱいだった。でも、今、こうして平然と暮らせている。
それに感謝しなければ。亡くなった人の分も生きるんだ!!
私は、今、改めて心に誓った。



——————2時46分18秒  木とう
私は静かにひとり家で手を合わせた。私の目の奥が熱くなった。
涙が込み上げてきた。あの時の怖さや悲しみを思い出して。
テレビでずっと流れていたあの放送。
津波で人々の家が流され、地震で火事が起きたり…
なんでこんなことになってしまったのか理解できなかった。
ただ、たくさん泣く事しかできなかった。
あの現場にいた人は、もっとたくさんの不安、悲しみに襲われていただろう。
あの時何もできなかった私。だから、今、こうして木とうをしている。
これからは、たくさん募金もしよう。人々の役に立とう。
頑張るんだ!今からでも。そうして、1分がたった。
長いようで短いようで・・混乱してしまった。
そして、私は頬に流れていた涙を服の裾で拭った。
後、もう一つ決心したことがある。それはね・・・・
私、人の役に立つ仕事に就く!
窓から青い空を見て、心に誓った。

バカでもいいよ。☆ヒートアップ☆コメントお待ちしております! ( No.68 )
日時: 2014/03/26 07:01
名前: キャベツ(元なおりん) (ID: H/64igmC)

そしてその日の夜。9時ぐらいに海里が帰ってきた。ガチャ。
「ただいま〜。」
ずいぶんと疲れている声がする。少し不安になった。
「お帰り。会社、今日疲れた?」
私は海里の鞄を持って、優しく聞いた。
「あぁ〜。上司がきつくて。でも・・・・」
海里が言葉を区切らせた。
「でも…何?」
私はでも・・・の続きが気になったので、聞いた。
「でも、ミイナの顔を見れば、パワー回復!」
子供のような無邪気な顔で海里は言った。
嬉しくて、涙が出そうだ。やだ。最近私、なんか涙もろいなぁ。


       *・*・*・そして晩御飯*・*・*・
私は、今日の木とうの時、心に誓ったことを海里に言うことにした。
「あのさ。海里。私、今日決めたんだけど…」
話は静かに海里に話し始めた。
「なに?」
海里が真面目な顔をして、聞き返してくれた。
海里はこれが真面目な話だと分かっている。
以心伝心?使い方違うかな…
とりあえず私の次の言葉を待っている、海里にあの事を話そう。
「私、今から頑張って、人の役に立つ仕事に就く。」
私がこういった時、最初、海里はびっくりした顔をしたけど、すぐに優しい目でこう言ってくれた。
「うん。いいと思う。ミイナに向いてると思うな。」
「ありがとう。」
こうして、私は新しい仕事に就くことを決心したのであった。




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