コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 運命を変えれるのなら
- 日時: 2013/10/20 01:12
- 名前: 音葉 (ID: bTHq/plJ)
「君の隣」を執筆中の駄作者の音葉です。
違う感じの物語が書きたいなぁと思い、違う作風に挑戦したいと思います!!
根本的な恋愛は捨てられませんが…ww
今回のテーマは
「赤ずきん」
似たような内容になったりしてたら申し訳ないですが…
童話の赤ずきんを自分流に小説にしたいと思いました!
温かい目で見守ってください!
コメント、アドバイス、オリキャラ提案など喜んで受け付けます!
これは2次創作に当てはまる…?移動した方がいいのでしょうか…と考え中です。これに対しての意見をくださると嬉しいかもです。
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- Re: 運命を変えれるのなら ( No.1 )
- 日時: 2013/10/20 00:26
- 名前: 音葉 (ID: bTHq/plJ)
〜登場人物〜
フラン・オレッド 15歳
赤いフードの付いたケープ(いわゆる赤ずきん)を羽織っているのでよく「赤ずきん」と呼ばれるが、本人は「赤ずきん」と呼ばれるのを嫌がる。
極度の方向音痴、よく迷子に。
ケイン・クイルド 16歳
人間とオオカミ男の子供として異端児とされた、しかし人間の血が濃いためオオカミの耳や尻尾はなく、耳が少しとがっていて人より並外れた身体能力・治癒能力を持っているだけ。
幼いころに両親を亡くす。
エリク・オズマン 18歳
フランの家のお隣に住んでいる。
頼りになるお兄ちゃん的存在で、フランとは小さい頃から仲が良い。
血が苦手なので狩りはあまり好きでないが、銃は好き。
ニケ・オレッド 83歳
フランの母方のおばあちゃん。
森の奥の小さな小屋に一人で住んでいる。
物知りで何でも知っている、ニケが知らないことはほとんどない。
今後も増えていく予定です♪
- Re: 運命を変えれるのなら ( No.2 )
- 日時: 2013/10/20 00:28
- 名前: 音葉 (ID: bTHq/plJ)
〜序章 始まりのお話〜
ー昔々、あるところに「赤ずきん」という少女がいました。
少女はおばあさんのところへお使いを頼まれ向かっていました。
その途中オオカミと出会い道草をしてしまいます。
その間にオオカミはおばあさんを食べてしまいました。
オオカミはおばあさんに化け、赤ずきんは来るのを待ちました。
家に着いた赤ずきんは、オオカミがおばあさんに化けているとは知らず、オオカミに食べられてしまいました。
満腹になったオオカミが眠っていると、通りがかった猟師が気づき2人を助け出しました。
オオカミを懲らしめるためお腹の中に石を詰めました。
オオカミは喉が渇いたので水を飲もうと川へ行きました。しかし、飲もうとしたときバランスを崩し川へと落ちてしまいました。
これでオオカミが現れることがないとホッとしました。
そして少女は道草をしないと決めたのでした。−
これは、誰もが知っている「赤ずきん」のお話。
ある少女はこのお話が嫌いだった。
だって、
もしオオカミと赤ずきんが出会ったとき違う展開があれば…
もし、獣のような恐ろしい姿ではなく、人間と同じ姿をしていたら…
みんなが幸せになれる終わり方があってもいいんじゃないか?
自分だったらこんな結末にはしたくない。
そんな風に思い続けてきた少女の物語が……
- Re: 運命を変えれるのなら ( No.3 )
- 日時: 2013/10/20 00:29
- 名前: 音葉 (ID: bTHq/plJ)
〜森の中の出会い〜
「お…あ…んが…し…じゃった…行かなくちゃ、でも…、道がわからないよ…。おばあちゃんのところに行かなくちゃ…伝えなきゃ…。」
幼い少女は泣きじゃくってうずくまっていた。
「泣かないで、僕が案内してあげる。」
そう言って頭を優しくなでてくれた。
少女は目が覚めた。
昔の記憶のような夢を見た、少女にとっては曖昧な記憶なのでどこまでが夢が作った話か、真実なのだろうと少し考えた。
とても懐かしく感じられた。
出かける準備をし、最後にドアの近くにいつもかけてある赤ずきんを身に着けた。
「今日は遅くならないうちに帰ってくるのよ。」
「……。」
ある少女はお母さんの言葉を無視して家から逃げるように街へと向かって走って行った。
森の奥の小さな小屋に1人でひっそりと暮らしているおばあちゃんに頼まれた物を買いに行くため、街に行くのが嫌な少女は重い足取りで街の大通りを歩いていた。
「よ!赤ずきん!今日も頼まれ物を買いにかい?」
「はい、そうです。」
「あら、赤ずきんちゃん今日も似合ってるわね、その赤ずきん。よかったらこれおまけね。」
「ありがとうございます。」
街行くおじさん、お店のおばさん、街で会う人のほとんどは少女のことを赤ずきん(ちゃん)と呼び誰1人名前を呼ばない。
少女がいつも身に着けている「赤ずきん」をあだ名として呼んでいる。
街の人は少女に話しかけると、彼女は満面の笑みを返してくれるため、街の人は少女のことを小さいころから可愛がっていた。
少女は違っていた。
笑みの裏には、街の人に対する嫌悪が込められていた。
彼女はいつも同じことを思っていた。
ーお母さんは好き、家にいるあのお母さんは嫌いー
ー街は好き、「赤ずきん」と呼ぶ街の人は嫌いー
どちらにも彼女なりの【理由】はしっかりとあった。
「赤ずきん」と呼ばれるのが嫌いなのは、彼女は「童話の赤ずきん」が嫌いであるから。
彼女が赤ずきんを身に着けているから、呼ばれるのだから身に着けなければいいのだが、彼女にその考えは一切なかった。赤ずきんを身に着けている理由は【お母さんは好き、家にいるあのお母さんは嫌いー】の理由と深く関わっている。
頼まれた物をすべて買い終え、おばあちゃんの小屋がある森へ続く道へ向かって歩いて行った。
- Re: 運命を変えれるのなら ( No.4 )
- 日時: 2013/10/21 23:14
- 名前: 音葉 (ID: nmPG/tQR)
「相変わらず、薄暗い道だな……。」
おばあちゃんの家へと彼女は森の中の道を歩いていた。
森の中は昼間でも、背の高い木々によって太陽の光は遮断されてしまい薄暗く少し不気味な感じを漂わせていた。森の中は薄暗いのに加え途中の分かれ道が多い、一応看板はあるが年季が入っていて文字はとても読めるようなものではなかった。そのため街の大人でも1人で立ち入ることは滅多になかった。
なぜ彼女は1人で森の中に入れるのかというと、幼いころからおばあちゃんの家に行っており看板を見ながら道を選んでいるが、文字を見るのではなく看板の形で判断しているため道に迷いながらもなんとかおばあちゃんの家にたどり着くことが出来ていた。
「え?看板がない……。」
彼女の先には本来看板があったであろうところには何もなかった。
道は左と右側に分かれており、片方はおばあちゃんの家にすぐに着ける道だがもう一方は湖へと続く道で間違えて行ってしまうと時間の無駄になってしまう。
彼女は分かれ道のところを右往左往していた。
「どっちだっけ……看板見て歩いてたから、覚えてない…、どうしよう……。」
「案内してやろうか?」
看板のあったはずだった後ろの木の上から突如話しかけられ彼女は木の上を探した。するとその人物は軽い身のこなしで身の上から降りてきた。
「俺が案内してやる、……相変わらずだな。」
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