コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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sweet sky 短編集
日時: 2013/10/13 21:24
名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: pkkudMAq)





           広くおっきな空の下







             甘く色づき  





             輝きを放つ





_________________________________






こんにちは、こんばんわayaです。



今回は短編集ということで、亀更新だと思いますがよろしくお願いします


気分更新だと思いますb(^-^;) 


sweetということで、多少甘めのも、書こうかなと……


後、リクエスト、コメなど貰えたらとても喜びます!!



中傷、荒しなどはご遠慮下さい。



では、前置きはこれくらいにしてよろしくお願いします!!



Page:1



Re: sweet sky 短編集 ( No.1 )
日時: 2014/04/05 22:10
名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: JVQjWv4j)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel6/index.cgi?mode=view&no=15342




『星空トレイン』









寒空の下、目に映るのは皮肉にも空に広がる満天の星空
それを見上げ、眉間にしわを寄せる



こんな時にタイミングが悪い



「……嫌味か」



思わず口からこぼれる




なにが?そう聞かれると答えられないけれど、
とにかく嫌味なのは変わらない



全身嫌悪感




「……失せろ」



なんて言ってみたところで消えるはずはない、




だが、



「……あれ?」



突然の停電



……いや、ありえないか
ここまず、外だし。
じゃあ、なんで?



その瞬間、ひょっこりと顔を出した奴
やけに金色の髪が目につく。
奴は挨拶代わりに、ニコッと笑った。



…………誰?
初めて見た顔。もちろん初対面。
なのに、奴は私のことを知っているらしく



「また空ボーと見てるね」

と、言った。



また?
ストーカーですか?あなたは。



「誰。」


「俺?ストーカーです。」



まじで。



「…………いや、冗談だよ?」



なんだ。
目の前でヘラッと笑った奴。
身長はそれなりにある……と思われる。




「で、なんで?」



「は?」



思わず聞き返すと、“さっきの”と言われる。


…………なんで?って、そう言われても、困る。
だから、こう言ってみた。



「なんでだと思う?」



「知らない」



じゃあ聞くな。


矛盾にも心の中で突っ込みを入れてしまった




今日会ったばかりの男はまたニッと笑った。
それは、金色のいかつい髪形に比べたら
とても幼い顔立ち。ニコッと笑うのは癖なのか
会ってからずっと笑ってる気がする。



不思議。
それが奴への印象だった。



奴は私を見下ろしブニッと頬をつねる
意外と痛い。



「いひゃい」



抵抗すると簡単に落ちてゆく奴の手
いったい何がしたかったのか、分らない奴の意図。



「顔」



「え?顔?」



「眉間にしわ寄ってた」



「………」



「老後の心配でも?」




………余計なお世話だっ!!!
冗談ぽく言う奴を睨む
するとこれも冗談っぽく頭の上に手を上げる奴
ほほう、俺は無実だと?



「っなわけないだろっ!」



「うわっ、ビビった」



すると奴は突然声を荒げた私にビクっと
肩を揺らしたかと思うとまたニッと笑って、


「わー、怒ったー」

とわざとらしく騒ぎ出した。




さらに眉間にしわが寄る。
老後がなんだ、そんなん知らんっ。



「はぁぁ…」


自然と漏れたため息
そのため息とともに、私の幸せも逃げていきそうだ。
もう、行こう。
そう思い、歩き出そうとすると
途端に腕を掴まれる。



「まって」


奴のよく透き通る声が言った



「なに。」


私の低い声とは大違いだ






ニッと毎度のように笑った奴は、



「またね」



とだけ言った。






             ほ し ぞ ら ト レ イ ン



 


              理由はわからない。
          でも、何故か次も会える気がした。






_____________________________


どうもayaです。

一話目書き終えて、
「短編って難しい」と思いました。

頑張らねば……


その前にネタだ……

びんぼーすぎる私のネタ帳。

リクエストくださいm(_ _)m
お願いします(^。^;)



それでは、またの機会に。



                    aya.

Re: sweet sky 短編集 ( No.2 )
日時: 2014/04/05 22:12
名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: JVQjWv4j)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=29543

『私が泣きたい理由』







「難しいですね」


ここで私は答えます。



「あぁ、はい」



とても小さな声で。
それはもう、とっても。













————泣いて、いいかな。





14年生きてきて、只今最大の危機です。






「ちゃんと考えてるの?」




「あぁ、はい」




目の前で腕を組む殺し屋は私に尋ねる。


正直、







……………考えたくもないわ。




「(現実逃避ナウ)」


馬鹿らしい




ここで、私は真剣に考えてみた。
……あくまで、みた、だけ。


そしてたどり着いた答え。
ここでもし駄目だったら私は一気に
地獄のどん底に落ちることになる。

それだけは自信を持って言える。はい。





窓一つない部屋に3人押し込められ、
私はただ一人この先の自分に恐れていた。



今更ながら、やっと状況把握。




「ヤバいの分ってる?」



「わかってるよ、やらなきゃってことは」



「……ホントかな」



おい、隣うるさいぞ。
これでも考えたんだ。


とても大きいため息をひとつ吐き、
俯く。


目に入ったのは、チェックの制服のスカート
と自分の握り拳だった。



そして、自分の思いと裏腹に
右往左往して揺れる気持ちがうざったい。




そんな私に銃口が向けられた。
鳴呼、来てしまう。

目の前の殺し屋は私の気持ちを察する事はせず
はっきりと言った



「本当に受かりたいんだよね、…——第一志望」




「……うん」











    


               『私が泣きたい理由』




       
                知ってる、全部。


              頑張らなきゃいけないのも


              今のままじゃ駄目なことも








Re: sweet sky 短編集 ( No.3 )
日時: 2014/05/28 21:44
名前: aya ◆Nls3uHn4/Y (ID: mDiTOv13)



中編小説↓



『ハロー・シーユーAgain』





空を駆け巡る雲のような


水中をゆらゆらと揺らめきながら泳ぐ熱帯魚のような


当たり前のように存在して存在してなかった、私。




それが当り前じゃなくなった日。
正確には“あいつ”が転校してきた日。



「柊しろ(ひいらぎしろ)」


白い肌、男子にしては華奢な身体、
パッチリした二重の瞳は何を考えてるか
分からない綺麗なブラウン。


初めの印象は女子受けしそうな中性的な顔立ち
だと思った。



先生の話をいつものように適当に聞き流しながら
窓の外に目をやる。



「あ、」


空を見た後に鞄の中を確認し
探ってみる。
ちゃんと用意しといてよかった。



————と。




「よろしく」


「……——え」


突如耳に響いたロートーンな声色。
一瞬逡巡し、声のした方に目をやれば
小首を傾げた“柊しろ”


周りからはビシビシとささる妬みの目。
痛すぎる。


「じゃあ笹木、柊に学校案内とか休み時間
 でもいいからしてやれよー」


勝手すぎる先生は状況を読みきれてない
私にそれだけ言い、去って行った。






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