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- 恋してKiss me！ 【3/11『不本意な契約』更新】
- 日時： 2014/03/15 21:07
- 名前： そほ ◆ypEaTTAlJQ （ID: qNIh9ax1）
- 参照： http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=35855
↑ 短編執筆してます ↑
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『不本意な契約』>>000
（ Guest ）
ひかり様
朔良様
紺野巡様
凄くのろま亀更新。
【 不本意な契約 】
「ごめん。俺、恋愛興味無くてさ……」
「じゃあ」と言って去っていく杉村くん。残された私は一人寂しくその背中を見つめる……。
というかさ、何が≪恋愛興味無い≫だよ！ ふっざけんじゃないよ！
この間「俺、超彼女欲しいんだよね〜」って友達の田中くんに言ってたじゃん！ このバカヤロー！！
フラれて相手を罵倒する私こと、水谷 千捺（みずたに ちなつ）今月高校２年生になったばかり。
容姿成績共に平々凡々。秀でるもの無し。彼氏いない歴＝年齢の普通の女子高生。
先程、つい昨日好きになった同じクラスの杉村くんに、早速今日校舎裏で告白した。
結果はご覧の通りバツ。フラれた。今月に入ってもう４回はフラれている。過去と合わせると９９回。
さっき≪普通の女子高生≫って紹介したけど、一つ普通ではない事がある。
それは、私、水谷 千捺は恋多き女なのです……！
と、まぁ、カッコ良い感じに言ったけど、簡単に言えばすぐ人を好きになっちゃうんです。
悪く言えば浮気性。すぐ告っちゃう。友達も呆れ通り越して感心しちゃうくらい。
じゃあそんなに告白してるのに、どうして彼氏ができないのか。
それはね、私の見た目が言動に反して超絶ダサいから。黒縁眼鏡におさげ髪。スカートは膝下。
私的にはイケてると思うんだけど、友達にボロクソに言われて。そんなに言わなくても良いのに……。
という訳でフラれちゃうのです。人間中身が大切なのにね。
そうだ、記念すべき今月５回目、そして合計１００回目のフラれを友達に連絡しておこう。
私はスマホを片手に、校内に入ろうと校舎裏の中階段がある所へ向かう。
「い゛ったぁーあ！！」
校舎の角を曲がると、頭を思いっ切り打った。私は両手で打った頭を押さえる。
「な、何？」
涙目で何に打ったか確かめるけど、そこには何も無い。
いやいや、何も無い筈無いって、私打ったし。めっちゃ打ったし。赤くなってるんじゃないのコレ。
「オイ！ イテーじゃねえかバカ！」
「はっ？」
前後左右見渡すけど、誰もいない。けど、ちゃんと声みたいなの聞こえたよ？
何なに、とグルグル周りを見るけど本当に誰もいない。
「コッチだバカ」
「！？ ……い、犬？」
声がした方……頭上に目をやると、そこには顔をさすっている空飛ぶミニマムな犬が。
「犬じゃねえよ！ オオカミ様だ」
「……へえ……？」
間抜けな声を出しちゃったけどしょうがない。頭がこの状況についていけてないんだよ。
待って待って、え、何、何で飛んで、いや、何で喋って、え？ ちっさ！？
「オマエから≪ラブリーセンサー≫が反応してな。それでオレ様が来てやったんだ」
「は？ え、何？ ≪ラブリーセンサー≫？」
「≪ラブリーセンサー≫ってのは、人が誰かを好きになっている時の心臓（ハート）に反応するんだよ。ま、恋心ってやつだな。で、オマエからその反応が出たって訳だ」
ピンク色のド派手な何か機械みたいな物を取り出して説明し始めるオオカミ様（仮）。
「でもよ、さっきまで反応してたんだが、今さっきパッタリと止んじまってよ」
「あ、あー……、それならさっき私フラれたんですけど……」
…………。
「はぁああ！？ フラれただと！？ いつだっ！？」
「え、いや、だからさっきって……」
数秒間の沈黙をぶち破る様に、もの凄い剣幕と勢いで私に迫ってくるオオカミ様（仮）。
「クッソマジかよ……。オイオマエ、今から恋してこい！」
オオカミ様（仮）は、ビシィッ！ と効果音がつきそうなくらいの勢いで、思い切り私を指差して言い放った。
「……は？ いやいやいや」
「出来ねえのか？」
「出来ます」
反射的に答えてしまった。や、まぁ出来る出来ないで言えば出来るけども。
「ならさっさと恋してこいよ」
「いやいや待って、何で私がそう恋を急かされなくちゃいけないの」
「…………あ、いけね忘れてた。チッ面倒だな」
今小さな声で言ったつもりなんだろうけど、バッチリ聞こえてますよオオカミ様（仮）さんよ。
「オレ様は、この≪カラフェ≫を満タンにするまで天界に帰れねえんだよ。だから溜まりの早い人間界にわざわざ出向いて、オマエを見つけたってのにこのザマだ」
「はぁ、それはすみませんでした……？ でもどうして天界に帰れないの？」
「…………禁忌を犯したからだ」
「禁忌って？」と問おうとしたけど、はぐらかされてしまった。何やったんだこのオオカミ。
「兎に角、オマエにはオレ様の手伝いをしてもらう。オレ様の下僕とならせてやるんだ。有難く思えこの下僕！」
「……はぁ？」
な、何コイツ、さっきから黙って聞いてみれば傲慢な態度ばっか。もう我慢出来ない。
「ちょっとさっきから黙って聞いてみりゃ夢物語ばっか！ 私がそんな話素直に聞くとで、も……？」
チャラン。
ん？ 何か首元に違和感が……。
「そうだ、言うのを忘れてたな。さっきオレ様とオマエの頭、ぶつかっただろ？ それで契約完了しちまったんだよ。不本意な事に。オマエのその首に付けられてある首輪が契約の印。勝手に契約破棄したり、無理矢理首輪を取ろうとすると——」
「と、取ろうとすると……？」
「逆に首輪が締まって……オマエ、死ぬから」
サァ—と血の気が引いた。
「つー訳で、ヨロシクな、下僕。オマエの名前は何だ？」
「み、水谷 千捺……、です」
「ヨシ、千捺！ 今日からオマエはオレ様の下僕だ！ オレ様の名前はレオン。レオン様と呼べ！」
私、水谷 千捺、１６歳。高校２年生。彼氏無し。
記念すべき１００回目のフラれ日に、何とも悪い悪い笑顔のオオカミ様、レオン様の下僕となってしまいました。
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- Re: ( No.2 )
- 日時： 2014/03/11 23:00
- 名前： そほ ◆ypEaTTAlJQ （ID: qNIh9ax1）
（ ひかり様 ）
初めまして、そほです＾＾
天才だなんて……そんな、物凄く嬉しいです//
温めていた割には何も決めていないのがこの『恋してKiss me！』（笑）
レオンは見た目は可愛いマスコットみたいなのですが、中身がアレで……；
“見た目”は可愛いです（笑）
おお！ 恋する乙女さんですか。
叶わない、なら尚更「当たって砕けろー！」ですよ（笑）
片想いでも十分素敵なので、頑張って下さい(*´｀*)
またいらして下さいな＾＾
- Re: 恋してKiss me！ 【3/11『不本意な契約』更新】 ( No.3 )
- 日時： 2014/03/12 19:57
- 名前： 朔良 ◆oqxZavNTdI （ID: 2IhC5/Vi）
こんにちは、朔良です。
短編からこちらへ来てみましたよ……！
短編とは違う雰囲気で、どんな雰囲気でも書きこなしてしまう方なんだなあと改めて実感しました（＾◇＾）
レオン様！
是非姿を見てみたいです。
そほさんは現在恋愛中なのでしょうか？
読者としては気になるところです←
更新応援していますね(*^_^*)
- Re: ( No.4 )
- 日時： 2014/03/12 20:57
- 名前： そほ ◆ypEaTTAlJQ （ID: qNIh9ax1）
（ さーちゃん ）
お越し下さり有難うございます。嬉しいです！ ＾＾
そんな、書き方が定まらないだけですよ……！
全く“こなし”てないです(´・ω・｀)
たださーちゃんに褒められると物凄く嬉しいですね///
れ、レオン人気、だと……！？
実はさーちゃんの近くを飛んでいたり……(?)
彼氏がいます 笑 こんなでも。
小説、短編に少し活かしてたりしてます＾＾
主にくだらない会話を 笑
気紛れですが更新頑張ります。
それと名前、“そほ”じゃなくて普段通りで全然構いませんよ(*´｀*)
私既に“さーちゃん”と書いてますし 笑
有難うございました。
- Re: 恋してKiss me！ 【3/11『不本意な契約』更新】 ( No.5 )
- 日時： 2014/03/12 22:50
- 名前： 紺野巡 （ID: z2eVRrJA）
こんばんは！
長編をかいたと聞いたので来ました！！
さすが、御子柴さん面白いですね。
千捺ちゃんもレオン様も可愛いです！
これからどうなるのか楽しみです。
御子柴さん彼氏さんいるんですか！リア充ですか！！
ううぅぅぅ…
羨ましい…好きな人さえいない私は…
何なんだ…
御子柴さんは羨ましいとこばかりですね。
↑あぁ意味わかんない。こんなとこからも文才のなさが…
長くなりそうなので、この辺で。（もう長いか）
どっちも更新頑張ってください！！！
- Re: ( No.6 )
- 日時： 2014/03/15 21:20
- 名前： そほ ◆ypEaTTAlJQ （ID: qNIh9ax1）
（ 紺野巡様 ）
お越し下さり有難うございます＾＾
これからどうなるのでしょうね……私にもさっぱりなんですよ 笑
取り敢えず更新速度は超絶ゆっくりになりますので、気長にお待ち下さい＾＾
り、リア充で、す。
二人共オタクっ子なので、リアルより二次充かもしれません 笑
私も今の彼と付き合うまでは好きな人すらいませんでしたが、それでも十分楽しかったので全然良いんですよ！＾＾
寧ろ彼氏いない方が楽しい、って方もおりますし。友人に 笑
紺野さんが楽しければそれで良いんですよ(*´｀*)
本当に鈍行列車の様な更新ですが、更新したらまたいらして下さいな＾＾
有難うございました。
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