コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

神の憩い
日時: 2014/05/26 17:08
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)

∮——————————————————————————∮
つまらなくもない

退屈でもない


だけど——ただ

動けないだけ。
∮——————————————————————————∮
目次

作者挨拶>>1
主な登場人物 >>2
プロローグ>>3

第一章 ∮愛の輪で∮

君の手と>>4 幻の中に>>5 夢を見た>>6 秘密の鍵>>12
二つの音>>13 木の下で>>14 離さない>>15 黒い沼地>>17 
心彩られ>>18 冷える日>>22 手紙の想>>24

此処に無くても、更新されている場合があります。
∮———————————————————−∮

□お知らせ□

2014.5/2 執筆開始

Page:1 2 3 4 5 6



Re: 神の憩い ( No.24 )
日時: 2014/05/14 19:52
名前: 花梨 ◆WACHDTB54w (ID: b5YHse7e)

こんにちは、花梨です!

なんだか話が深いんですが、思ったのが藜ちゃんは藍奈ちゃんにすごい劣等感持ってるのかなー……て事です。
藜ちゃん、なんだかわたしとデジャヴしてますね……ちょっと親近感がわきます(≧∇≦)

藜ちゃん雑誌のオーディション受かるといいなー……

更新楽しみにしています(^.^)

Re: 神の憩い ( No.25 )
日時: 2014/05/25 11:13
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.花梨さん≫おおっ!ありがとうございます

toかえで


(——あ!!)


思わず、心が躍るほど喜んじゃった。



(この——…感じは)


もう視力の無いわたしには、誰が目の前に居るのか。なんてわからないけれど、



このドアを閉める音とか、この感じは、翔太くんっていうイメージがあるの。


(なんで、こんなにも翔太くんは、わたしの所に来てくれるの?)



でも———




誰かと一緒に居る?



毎週火曜日に、わたしの病室へ来てくれる。
それはわかっていたんだけど、もう時間もどれだけ流れているのかわからない。


もう一年たったような気分だし、まだ一時間もたってないような気分でもあるから。


———あ。




薄々、声が聞こえる。



たまーに、たまにだけどね。

聴力が少しだけ残ったりするから…。


「本当にすみま——。ご迷惑をおか——て。お子さんまで——…」
「——え。良い——すよ…。きっと——かえで——翔太くんが居た——嬉し——しょうし」



(何の話かな?)


お母さんも、居る。

たぶん 翔太くんのお母さんも——……。




わたしは、何の迷惑もかけてないし かかってないのに…。



 

え。

いまのわたし、なんて言ったか。って?

       ф

to黎


今、注目の扇原あゆ似の美少女!!弥生れいの熱愛彼氏は?——


(——居ないってば彼氏とか…ほんとに、もう。)


インターネット上で、見ず知らずのうちに自分が取り上げられていることを知ったのは、つい、最近。


雑誌のオーデに合格して、結構、順調!!日に日にページに自分の姿が映るのが増えていく。
女優業もやるようになった。

もとから演技も得意で、好きだったからだ。
涙を流すとかは無理でも、感情を込めたセリフくらいは黎にも言えた。


最初は、画面に映ってるだけランク。(体全体見えてないけど映ってると嬉しいよね)

次はエレベーターに乗ってるだけの人ランク。(まだちょっと見える方)

地味に他の人と混ざってセリフ言えましたランク

怪物に襲われて叫ぶ人ランク きゃー・・・っていうやつね。(セリフ貰えた)ランク。

そんな感じ。

今は、結構セリフも増えてきたんだよ。

たびたび(そんなにはないんだけど)


学校を休んだりしたときのノートは、親友が取ってくれてるし、周りも応援してくれてるから、意外と身体的に問題なし。








絶好調。




to藍奈

「——……」


———……うぐ。




靴箱だった。


この学校は、下駄箱は蓋がついてて一人一人に、箱型みたいなのが与えられてる。


そこから出てきたのは、六通の手紙だった。


そのうち二つは、ものすごく雑だけどそのうち四つは、丁寧におられたピンク色などの淡い色の封筒だった。



自分の席へ行き、独り静かに封筒を開けようとしたが、明らかに自分を見てクスクス笑っている友達の姿が気になって、非常階段まで走った。



一通目は、ラブレターのようなものだった。

お昼休みに、鉄棒のある所に来てください。

的なことが書いてある。長々書いてある文はもう読まない。



二通目は、ファンレター。

いつも雑誌見てます。サインが欲しいので、放課後、保健室の前に来てください。と書いてある。


三通目は、明らかに孤児を虐めたとしか思えない文。

孤児のくせにモデルなんかやってるんじゃねーよ。死ね。
一時間目の休み時間に、グラウンドの真ん中に来てください。他にもいろいろ悪口が書いてある。


四通目は、真面目な話だった。

道端に落ちていた、偽のあなたのテストです。
0点でしたので、たぶん、あなたを虐めている人が、あなたのテストではないのに名前を自分のから、書きかえて捨てたのでしょう。
他にも、休み時間、裏の憩いの森に行くと色々落ちているので、二時間目の休み時間に来てください。


五通目は、絵が大きく書いてあった。

応援してます。ILOVE藍奈
その下に、大きなゴリラの絵。ゴリラから吹き出しが出ていて、今すぐ図工室へ来てね。と書いてある。


六通目は、悪口。

あきらかに 自分への嫉妬と思われるもので、三時間目の休み時間に、音楽室にいらっしゃいと書いてある。



(———仕掛けられてる)

全部「どこかへ来い」と言われてる。

順番に並べていくと


五通目にあった「最初」は朝の休み時間

図工室へ。
グラウンドの真ん中へ。(三通目。一時間目の休み時間)
学校の裏の森へ。(四通目。二時間目の休み時間)
音楽室へ。(六通目。三時間目の休み時間)
鉄棒へ。(一通目。お昼休み)
保健室の前へ。(二通目。放課後)





「——……こんなの。全部行ってやる!!わたしに言いたいこと、全部言わせてやる。」

非常階段に声が響いた。

言い終えると、紙をびりびりと破き、藍奈は図工室へ向かった。





無駄話。

うー、

わたしの住んでる地域では、休み時間は「放課」と言いますのですごく書きづらかったですね(・_・;)


Re: 神の憩い ( No.26 )
日時: 2014/05/26 17:13
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.かえで目線です☆★

わたしは気にしている??




—————……。







あーあ、


最近、翔太くん来なくなっちゃったな。
代わりに来るのは

「お母さん」




と。


「妹」「弟」



妹の存在は、忘れていて。


記憶が無かったのかもしれないね。


それか


単なる度忘れかもね。


それにしては



あまりに現実味を帯びすぎてたんだけど。






——たまーに…見えるんだよ。




妹は、わたしより二つしたの小学五年生で

弟は、ずっと年下の二歳なんだって。


最近分かった。






不思議だよね。




こうやって感覚を 研ぎ澄ませていると



そんなうちに





分かることもわからなくなってくる。




「くるみ、ゆうま、そろそろ帰りましょう」


「だから早く帰りたいって言ってるじゃん。寝てるお姉ちゃんみたいなの見てたってつまらないから」


「おねーちゃん、ばいばい」










でも、妹は。





わたしと性格が全く違う。





厳しい。




わたしのことを良く思ってない。





お母さんがわたしを気に掛けることに、苛立ちを持ってる。






(わたしが、くるみに好かれるのは無理なことなの?】

Re: 神の憩い ( No.27 )
日時: 2014/05/30 17:05
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
参照: http://かえで目線からどぞ。

想いが




——世の中の




全ての想いが。





みんなの


想いが。


通じてしまえばいいのになって。





何度か思ったな。



           ф



気付いたら、わたしは何をしていいか、分からなくなってた。




最近は、全てが暗い気がする。



押入の中で寝てるドラえもんが 尋常じゃない気がして。


(あ、そっか。あいつは未来のロボット・・・だっけ。)
なんて 思ったりして。
       


あの後

どうなったんだっけ。



「———藍奈…?」
黎が上から、心配そうな目を向けているのを見て、思わず背を向けた。



わたしは。

Re: 神の憩い ( No.28 )
日時: 2014/05/31 19:52
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)

to黎



 あれ?


わたし、輝いてた?



 ф



怖いほど、日常が、わたしの思い通りに過ぎていく。


「あ、黎おはよう!」
「おはようございます!」
ぺこっと頭を下げる。


「——ふふ。撮影がんばろうね」
「ハイ。エレナ先輩もお疲れの出ませんように。」

「ありがとう」


黎は、雑誌の撮影で上京していた。


カッコいい。大人っぽい。そう思っていた専属モデルさんも、意外と皆気さくで明るくていい人だった。


日に日に増えていく、雑誌のページに連載。
こんなにいいことは、あるだろうか…!!



ケータイを開くと、何通かメールが来ていた。


「——−ん」
クラスの友達から、で、

学校の部活の笑い話がいっぱい書かれていた。

今日は日曜日なので学校はおやすみだが、友達の部活は、土日祝日かかわらずあるので、わたしにまで教えてくれるのである。

——あ、学校。




黎には、ひとつ。気がかりなことがあった。












∮toか え で








ふわあー
ーーーー ・・・っと。。。。。



不思議。

聞こえる見える。


分かる。





わたしは


児童書を読んでる。

つもり。




夢の中でなければきっと はぐれてる。

夢の中でだけの話…だけど




本を読んでるつもり。


Page:1 2 3 4 5 6



この掲示板は過去ログ化されています。