コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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私が辞書を貸す理由。【参照800感謝】
日時: 2015/05/04 17:37
名前: チィク (ID: as61U3WB)

≪プロローグ≫


 あの日、私は先輩にぶつかった。
男嫌いな私は、やばいと思いました。


でも、迷惑ながら先輩はその日から毎日私の教室に顔を出して辞書を貸してと頼むようになりました。


そして、不思議なことに男嫌いなはずの私なのにだんだんと先輩にかれて惹れていきました。


先輩。

私が辞書を貸す理由。
笑わないで、聞いてください。


小倉 千尋 OGURA CHIHIRO 高一

チビなので、通称、おぐちび。
目が大きく色が白いのでモテる。

東  涼介 AZUMA RYOUSUKE 高三
青木 佑真 AOKI YUMA 高一

朝倉 萌黄 ASAKURA MOEGI 高一
小倉 朔来 OGURA SAKURA 中三

  *イラスト*

>>38 ちひろ
        >>39 萌黄
>>40 先輩


2014.9.14 〜第一期 *END*

>>64 【赤ずきんちゃん】
>>65 【東先輩×萌黄だったら】
>>66 【佑真×ちひろだったら】

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私が辞書を貸す理由。【第二期スタート&参照500突破】 ( No.78 )
日時: 2015/01/25 18:50
名前: チィク (ID: as61U3WB)


「ふぉーふぉーあずまふぇんぱい」
口いっぱいにクレープを頬張りながら、萌黄は先輩に向き直る。

ゴクン、と飲み込んで
「大学に可愛い女の人とかいないんですか?」
ときいた。

「先輩モテるでしょー」
「えー?可愛い人ー?」
首をかしげて考えるポーズをする東先輩。

「まー女の人は皆化粧してるしね、大学だから。メイク美人もいるわけだし」
片眉を上げて笑って見せた先輩に萌黄はそうかなーとつっこむ。

私は黙々とクレープを平らげた。

私が辞書を貸す理由。【第二期スタート&参照500突破】 ( No.79 )
日時: 2015/01/30 12:39
名前: チィク (ID: as61U3WB)



「それじゃあさー先輩はメイクしない人が好きなのー?」
「うーん。別にメイクが嫌いなわけじゃないけど」

萌黄がしつこく質問する。

「そーいえばーさっきの村谷くん、私のタイプなんですよー
先輩、そう思います?可愛かったですよねー」
「…可愛かったとしても男は見かけによらないしね」
「えっどうしたんですか?」

ぼそっと、東先輩の呟いたのを萌黄は聞き逃さなかった。

「や、こっちの話」
「えー何それー ねーおぐちびー村谷くん可愛いよねー」
「うんまー背も小さいし目てくりくりしてたね。」
「ちひろもそう思うんだ?」
「えっ」

東先輩が上目づかいに私を見た。

「わーおぐちびぃ!東先輩妬いてるよぉ」

萌黄がニタニタとちひろの肩を肘でつつく。

ちひろは東先輩に何か異変を感じた。

私が辞書を貸す理由。【第二期スタート&参照500突破】 ( No.80 )
日時: 2015/02/20 21:35
名前: チィク (ID: as61U3WB)



[ 名前 ] 東涼介
[ 歳  ] 19
[ 好きな食べ物 ] たこ焼き、ひじき
[ 嫌いな食べ物 ] 鱈子
[ お気に入りの色 ] 青
[ 家族構成 ] 妹
[ 実は… ] 女装すると、完璧に女。
[ 座右の銘 ] 有言実行

私が辞書を貸す理由。【第二期スタート&参照500突破】 ( No.81 )
日時: 2015/02/25 06:18
名前: チィク (ID: as61U3WB)




[ 名前 ] 青木佑真
[ 歳  ] 17
[ 好きな食べ物 ] 親子丼 フリスク
[ 嫌いな食べ物 ] しいたけ
[ お気に入りの色 ] 黒
[ 家族構成 ] 歳の離れた兄 ※放浪中なので安否不明。きっと生きてる。
[ 実は… ] 動物が怖い
[ 座右の銘 ] 何とかなるさ

私が辞書を貸す理由。 ( No.82 )
日時: 2015/05/04 17:36
名前: チィク (ID: as61U3WB)



「東先輩なんか変だったね」
「えーそう?いつもと変わらない美しさだったよ」
バスに揺られながら話す。

まぁ、気のせいか。
と、心の中でため息をついた。

「はぁ。」
萌黄が息を漏らした。
「どうした?何か悩みでもあるの?]
「いやぁなんで村谷くんはあんなに可愛いのかなって?」
語尾に星が付きそうなくらいのトーンの声で萌黄は言った。

「だってさ?村谷くんってさ?」
「あぁはいはい」
萌黄のマシンガントークが炸裂する。
私は適当に相槌を打ちながら話を聞き流した。

「次は〇○町ー〇○町ーお降りの方はお知らせください」

運転手さんのアナウンスが流れる。

私はボタンを押した。

バスから降りて、萌黄と別れると、私は一人で歩きだした。

「あっお姉ちゃん?」
振り返ると、さくらがいた。
その横には佑真がいる。

「え、何?デート中?」
「うん」
二人がつないだ手を上げてみせた。

「それじゃ私先に家帰ってるからね」
二人に手を振って私は曲がり角を曲がった。


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