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未来への飛翔-Fly with me-
日時: 2014/08/05 17:27
名前: 雨水 (ID: gOBbXtG8)
参照: 短編だか長編だかよく分からない小説でし←

怖がらないで。怯えないで。勇気を出して、覚悟を決めて。
決意が固まったなら、この手をとって。例え見た目は小さくても、大きな手だと断言できるよ。
さあ、一緒に飛ぼう。私と一緒に、明るい未来へ。

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Re: 未来への飛翔-Fly with me- ( No.1 )
日時: 2014/08/05 18:45
名前: 雨水 (ID: gOBbXtG8)
参照: 人物紹介

"飯尾天音" 女 16歳

本作の主人公。神谷高等学園に通う生徒の1人。
とにかく寡黙で、基本的に大人しく猫っぽい少女。
いつも素直でないのは表現下手な所為であり、心の中だけ感情の波が激しいが、見た目はやはり無表情。
実は密かに男子からの人気が高いが、本人は全く気付いていない。


"桜井春樹" 男 16歳

多くの女子を虜にしてきた男子生徒。天音と同じクラスである。
爽やかな印象を相手に与えるが、口数は多くなく、とてもクール。
非常に思慮深いことでも知られており、様々な人間関係を見守り、時に手助けしてきた苦労人。
スポーツも出来るし頭もいい。そうやって見ると一見万能そうだが、家庭的な面はあまりない。


"松澤亜美" 女 16歳

天音と同じクラスにして親友。いつも彼女と一緒にいる。
とにかく元気溌剌で、面倒事には自ら進んで事故を起こしに行く。そしてブレーキ役の天音に止められる。
色々と表現下手な天音のサポートをしている中で、彼女の気持ちを誰よりも理解できる人物となった。
運動は得意だが勉学はまるでよろしくなく、天音に助けられることが多い。

Re: 未来への飛翔-Fly with me- ( No.2 )
日時: 2014/08/05 21:48
名前: 雨水 (ID: gOBbXtG8)
参照: 零話

 私"飯尾天音"は登校していて思った。今日も暑いな、と。それもそうだ。大通りに設置されたデジタル気温計が、あろうことか39度を示しているんだから。直射日光も凄いけど、何より蒸し暑い。
 いつもいつも——もとい、夏が来る度に——思うけど、どうしてこんなに蒸し暑い日々が続いてるんだろう。雨も降ってないのに。まあ、原因は大体分かるけど。地形と風向きの関係上、蒸し暑いのは仕方ない。
 でもそんなことはどうでもいい。今は、私の目の前で寝転がってる馬鹿を起こさなきゃいけないんだ。私はその馬鹿に一歩ずつ歩み寄る。周囲の人たちは、まるで私が火の中へ飛び込むかのような目で見ているけど、一応気にしない。

 雅とはクラスメイトの喧しい男子"萩原雅"で、私の目の前で寝転がってる張本人のこと。
 この通勤時間帯に、しかも大通りの端っこの歩道で雅が寝転がっている理由。大体想像がつく。
 決して熱中症とかにやられたわけじゃない。眠いわけじゃない。

「起きて、雅」

 一度、呼びかける。

「おーきーてー」

 もう一度、呼びかける。

「おーい」

 もう最後のチャンスにしよう。

「雅ー」

 駄目だ、起きない。仕方ないので、私は最終手段を使うことにした。多くの人目を前にしてこの方法を採るのは些か抵抗があるけど、事此処に至ってはもう仕方ない。
 私は鞄から冷却効果のあるスプレーを取り出して、よく振ってキャップを外す。そして大の字に横たわっている雅の股間を見下ろす形でスプレーを構える。

「おはよう」

 その言葉と共に私は、雅の股間を思い切り蹴り上げた。

「ぎゃああああああああぁぁぁぁぁ!」

 大通りを走るトラックの音よりも大きな雅の悲鳴が木霊する。飛び起きた雅の顔が丁度私の股の付け根辺りに来たので、ここですかさず冷却スプレーを雅の顔に噴射する。ほら、目覚ましには丁度いいでしょ。

「のああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」

 よし、これでおっけー。
 私は踵を返して、さっさと学校へ向かった。

Re: 未来への飛翔-Fly with me- ( No.3 )
日時: 2014/08/06 10:38
名前: 刹那 (ID: Qqj5qugQ)

刹那です♪
題名に引かれてきました。
お話とても面白いです。
更新頑張ってください♪


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