コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 雨のあと君と見た虹【コメ募集】
- 日時: 2014/08/09 18:39
- 名前: 瑠亜 (ID: KqRHiSU0)
いつからだろう?
暑くて溶けそうな天気で坂を何回も何百回登ったって
君しか考えてなかったこと
いつからだっけ?
隣の席になりたいってくじで一生の願いを込めていたのも
いつからなんだろう
独りのくせに、君のこと好きになったこの気持ち
登場人物 >>1
物語>>5
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.31 )
- 日時: 2014/08/29 00:55
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
家に帰ったら、侑咲樹ちゃんにメールを送った
《件名:ごめんね(人・ω・`)
今日、本当にごめんね!体調崩して迷惑かけちゃって…ほんっとうにごめん!
それと、意識あんまなかったけど榎木さんとどうなった?仲良くできた?他人事なのにごちゃごちゃ入り込むのって腹立つよね、ごめん》
送信っと…
ちゃんと、この文章でよかったかな
何度も送った自分のメールを読み返す。
「みっちゃん、ご飯〜」
お母さんがご飯を食べなさいって呼んでくる
私は言う通りにしょうとした瞬間
チャラーンとメールが鳴る
ケータイを開いてみると
迷惑メールだった…き、期待したのに
がっくしと迷惑メールを見る
チャラーンとまたメールがきた
また迷惑メール?と、呆れながら開くと
侑咲樹ちゃんからだった
《件名:ありがとう(*^^*)
今日、美爽ちゃんのおかげで、いるちゃんと久しぶりに
帰ったよ…すれ違いって怖いね…でも、すれ違いを直したのは美爽ちゃんだよ。だから、謝らないでよ
美爽ちゃんってお人よしだよね、優しいし。侑咲樹も見習わなきゃね!ありがとう。体調、治してね》
その瞬間、涙が溢れはじめた
自分の事のように喜んだのだ
「ちょっど、あんだご飯どないずっべ」
ノックもしないで入ってきた母親
涙を隠すようにすぐさま、涙を拭った
「どじだ!?みっちゃん、ないでんのが?」
と、心配してきた
お母さんは田舎のなまりがとれていない
ちょっと変わったお母さん
「な、泣いてない」
「うぞつけ、ばりばりないでんじゃないが」
泣いてる理由いくら、母親でも言えないよ
「失恋がい?どこぞの男が可愛いうちの娘振った」
失恋!?な、ななな、なんで
「お母さんのばっかーー!部屋出てけ!」
ぜえぜえと息を荒くしてお母さんを部屋から
出させた
な、なにが失恋だよ、ば、ばりばり恋してますわい
「みっちゃん〜、失恋しでるのわがる。だげど、ご飯だべん来なざい」
「し、失恋してないーっ!」
今日からまた、新しい明日がやってきます
明日は…どんな日になるんだろうと今日も考える
希望があるから明日に進めるんだと思う
お人よしか…
Part11END
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.32 )
- 日時: 2014/08/31 10:46
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
Part12 貴方は
ミンミンとセミは一生懸命、生きている証の
声を力強く響かせる
アイスが食べたい…汗をハンカチで拭いて私は思う。
重い足を私は必死に前へ進める
「みーさーちゃーん」
「あ、侑咲樹ちゃんに榎木さん」
どうやら、すっかり仲直りをしたらしい
よかった…ほっとする。けど、侑咲樹ちゃんをなんだか
取られた感じで嫉妬が少しある
「榎木じゃないくて、衣瑠香と呼んで頂戴」
笑顔で言われた。
この前までは、冷たい目で見られていたことが嘘のようだ
「うん、よろしくお願いいたします。衣瑠香ちゃん」
「あ、そういえばこの三人凄いね!鹿にウサギにイルカ!ふふっ、すごい!」
侑咲樹ちゃんは今頃のように気が付いた
「動物ガールだね!」
この前の事が嘘みたい、侑咲樹ちゃんの笑顔
「それをいうなら、アニマルガールの方がカッコつけるわよ」
本当は今日。侑咲樹ちゃんが衣瑠香ちゃんと仲良くなって
私を見捨てるのかと思った…
「どーしたの?あ、そうだガリガリ君買ったよ!」
「美爽ちゃんの分も買ってきましたわよ」
侑咲樹ちゃんが差し出すガリガリ君はとっても冷たそうで
どこか心が暖かくなりそうだった
「ありがとう」
自分はできる限りの感謝の言葉を気持ちをいれて送った
「こんにちわ」
後ろから、声をかけられた
振り返ってみると、目の前にいる
それは、昨日の男の人
「きゃあああっ」
思わず声をあげて叫んでしまった
彼は満面笑顔でこちらを見ている
会いたくなかったのに…
どうして、またこんなところで
「美爽ちゃん…知り合い…?」
恐る恐る侑咲樹ちゃんは質問をした
「き、昨日の保健室で知り合ったの…
えっと、…鴨田龍くん…」
鴨田くんの名前を聞いて
侑咲樹ちゃんと衣瑠香ちゃんは目を大きく見開いた
そして、慌てるように
「「帰ろう!」」
私は疑問に思った、なんで急に…?
衣瑠香ちゃんに手を引っ張られた
そして、衣瑠香ちゃんは鴨田くんを冷たい目で睨んで
「二度と、美爽ちゃんに近づかないでくださいよ先輩。
理事長の息子だからって偉いのでしょうか?」
鴨田くんもさっきの笑顔が嘘のように冷たい目で睨んできた
「馬鹿だなぁ、…理事長の息子だからこそ
お前らを退学にできるんだよ?」
なんなの、この人…怖い
「…やめよう、早く帰ろう」
と、侑咲樹ちゃんが止めに入った
私は確かめたい…だれなの…
「貴方は……一体なんなの…」
「ただの、理事長の息子…だよ?」
「違うよ!なんで、なんで私の事知ってたり、衣瑠香ちゃんが近づかないでくださいって言ったの!」
「…本当のこと言っていいのかな」
彼はまた笑顔でいう
唾を飲み込み覚悟を決めた
「はい…」
Part12END
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.33 )
- 日時: 2014/08/31 23:05
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
- 参照: http://i1.pixiv.net/img147/img/kylakawaii2000/45700283.jpg
美爽ちゃん書きました!よかったら見てください
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.34 )
- 日時: 2014/08/31 17:19
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
Part13 正体
「僕はあなたが、大好きです」
いきなりのことに驚いた。急に、どうしたのだろう
「あなたの全てを知りたい」
な、なんなのこの人
状況がまったく飲み込めない
「侑咲樹ちゃん、衣瑠香ちゃん、ど、どういう意味」
友達に助けを求めた
「その人は…あなたのストーカー的な存在よ」
と、衣瑠香ちゃんが言ってくれた
ど、どういうこと、わかんないよ
「ストーカーって言われると嫌だな…でも、誰にも近づかせないように努力はした
ものの…なんで、友達ができたのかな」
「黙れ!あんたのせいで、みさは避けられた。それがどれだけ悲しいことか」
侑咲樹ちゃんが反発した
怖いと不安がぶつかる。
避けられた?この人が原因?
「悲しい事くらい、知ってる。こっちにも作戦はあったんだよ…だけど
どうしてかな?お前らのせいで作戦がパーだ」
「あんたは、美爽が好きなのにどうして」
「そういう愛情だって…あるでしょ?」
恐怖で声がでなかった。
彼は、今まで以上の笑顔でいう
「愛情じゃない!そんなの、違う」
「そうよ、いくらなんでも
入学式に一目惚れして、生徒全員を退学というワードで脅すなんて」
パズルのパーツがそろった
『なら、自分でわかってよ』
あの言葉がよみがえる…
どこか、自分の中のモノが切れた
涙がこぼれ落ちる
「…あんだが…あんだが…」
いつもは標準語なのに方言になってしまう
「わだじ、ずっごくずっごくかなじがった
もう、どもだぢでぎないど思っだ」
方言と一緒に涙が止まらない
ポコポコと鴨田先輩を叩く
私の怒りと悲しみだった
「みさ、もうやめよう」
「うざぎ、どめないで、この人を私とおなじめに」
侑咲樹は私を無理矢理止める
「…」鴨田先輩は驚いた目でこちらを見ている
「あんだなんが、だいぎらい!」
Part13END
- Re: 雨のあと君と見た虹【コメ募集】 ( No.35 )
- 日時: 2014/09/01 17:51
- 名前: 瑠亜 (ID: GsLNLUDc)
Part14 助け
「どうしたの、鹿部さん」
「久々に相談、したくて…」
昨日のこと、引きずってる。
あれから、私達は帰ったけどどうしても許せなかった
「…久佐田くんはさ、…知ってたんだよね」
目を合わせていう、私は真剣だよ
「なんのこと…」
目を逸らされた。
「誤魔化さないで、最初に会ったとき知ってるって言ってたよね!」
思わず、感情が漏れて椅子から立ち上がった
久佐田くんが、助けなかったのが悲しいんじゃない
久佐田くんが、少しでも教えてくれなかったのが悲しいんだ
助けなんか別にいい。
ただ、教えてくれただけでも何かが変わっていたはず
久佐田くん以外に知っていた人がいたはず。
なのに教えてくれなかった、仲良くしてるのに教えてくれなかった
悲しい
哀しい
悲しい
私は、やっぱり…1人だったんだって改めて知らされてる気がして
悲しいよ
「ごめん…助けられなくて」
そういう言葉を求めてないなんかいない
ごめんなさいなんて言われても、何も感じない
「……帰る…」
バッグを手にとり、ドアを開ける
自分が期待をしたのかもしれないけど、久佐田くんのことをチラリとみた
私をただ見ていた
止めて欲しくないって言ったら嘘になる
教室のドアを閉めた
なんか、また涙がにじんできた
怒りじゃない涙が…
Part14END
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