コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 完璧美少女の苦悩
- 日時: 2016/03/10 21:20
- 名前: 浦上澪 ◆rEvr4ZSeHI (ID: h4V7lSlN)
完璧美少女の苦悩。それは……
クールな生徒会長
女遊びが激しいチャラ男な副会長
見た目とは裏腹に毒舌な書記
爽やかだけど少し腹黒? な会計
同い年の優しい書記2(ただしドS)
更には隠れシスコンの兄ズにレズっ気のある友達まで……。
……こーんな変なヤツらにつきまとわれてるってこと。
「私が偽ってるのは、みんなを騙すためじゃなくて信頼されるためだから!
見下してるのは事実だけどね!」
そして私。自分を偽る会計2
1.4〜
これは他サイトで書いたものを移行したものです。
移行中の文は過去に書いたものなのでとても稚拙です。ごめんなさい……。
コメントThanksです!
ぴぴ ◆5LvsoxEtJE様
参照
1.11 100
[この間更新忘れてた笑]
8.6 300
10.11 400
3.10 600
episode1:そんな私
>>1-6 >>8 >>10-14
episode2:生徒会と、それから、私
>>15-36
episode3:生徒会のしごと
>>37-44
episode3:私の無関心さが祟った
>>45-
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- Re: 完璧美少女の苦悩 ( No.52 )
- 日時: 2015/10/11 16:27
- 名前: 浦上澪 ◆rEvr4ZSeHI (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: episode3:私の無関心さが祟った
「まあ、仲良くしよーね」
ぱちん、朔先輩がウインクをした。
「強制的に生徒会に入れちゃったのは悪いなって思ってるよ」
いやいやそれは嘘だろ遥先輩。
後ろに黒いオーラがただよってるよ。
「このメンバー結構楽しいし、充実した生活が送れると思うよ」
にこにこしながらポットのお湯を急須に入れる英先輩。
「……まあ、仲良くな」
幾分か軽くなった表情の生徒会長。
「……腹括ろうぜ、黛さん」
嫌々といった感じの凌くん。
「……は、い。よろしくお願いします」
そして、思わず何かしらの暴言を吐きそうになったが寸前で踏みとどまった私。
こうして私の苦悩な日々は始まったのだった——。
- Re: 完璧美少女の苦悩 ( No.53 )
- 日時: 2015/10/11 16:33
- 名前: 浦上澪 ◆rEvr4ZSeHI (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: episode4:苦悩の始まりin黛家
「ただいまー」
ぱたんと中々センスのいい玄関扉を閉める。
「あ、あず! おかえりなさい」
ぱたぱたと、エプロンで手を拭きながらこちらに走ってくるお母さん。
そういえば今日は早くに帰ってくるって行ってたな。
「ただいま、お母さん」
胡麻油のにおいがし、今日はチャーハンかなと予想する。
「コウくん帰って来ててね、晩御飯手伝っててくれてるの」
「ああ、車あったね。さっすが光汰にい」
陸上自衛隊に所属している光汰にいは、ここから車で約一時間半のところにある駐屯地の寮で生活をしている。
それだからたまにしか帰って来ない光汰にい。
有給もあまり使わないみたいだ。
まあでも、一年前くらいに車の免許を取ってからは運転が楽しいらしく月に一、二度は帰ってくるようになったけどね。
- Re: 完璧美少女の苦悩 ( No.54 )
- 日時: 2015/11/02 18:55
- 名前: 浦上澪 ◆rEvr4ZSeHI (ID: 9ihy0/Vy)
- 参照: episode4:苦悩の始まりin黛家
高校を卒業してすぐに就職したから寂しいけど……まあ、篤にいとかいうやつもいるし。
「篤にいは帰って来てる?」
「うん」
あまり履きなれないローファーを脱いで家に上がる。
何かを炒める音がきこえて、やっぱりチャーハンかなと思った。
「おかえり、梓」
「おかえりー」
「ただいま」
階段を上がりつつ兄ズに言った。
二階に上がると光汰にいと、篤にいと、私の部屋がある。
『AZUSA』とお洒落な字体で書かれたプレートがかかっている部屋を開けると、一気に気が抜けた。
ああぁ……高校ってなんでこんなにめんどくさいの……?
- Re: 完璧美少女の苦悩 ( No.55 )
- 日時: 2016/03/10 21:16
- 名前: 浦上澪 ◆rEvr4ZSeHI (ID: h4V7lSlN)
- 参照: episode4:苦悩の始まりin黛家
ベッドにねっころがりたい気持ちを、光汰にいが夕飯を作っているからと抑えて部屋着に着替えた。
といってもワンピースだけどね。
光汰にいの作るご飯はおいしいんだよな。
いつもは私が作るんだけど、光汰にいが帰って来てるときは気を利かせて作ってくれる。
素直に嬉しい。
篤にいも見習えよほんとって思うけど。
「ご飯できたよー」
「あっ、はーい」
ここでは素の自分が晒けだせる。
それが凄く安心できて、思わず返事の声が弾んだ。
階下に行くと大皿にチャーハンが盛られていた。
「わ、すっごいおいしそー」
「ありがと。梓はどれくらいスープ飲む?」
「表面張力にならないくらい」
「おっけー」
まじでわかったのかよ。
- Re: 完璧美少女の苦悩 ( No.56 )
- 日時: 2016/03/10 21:22
- 名前: 浦上澪 ◆rEvr4ZSeHI (ID: h4V7lSlN)
- 参照: episode4:苦悩の始まりin黛家
皆が揃うとき、私の隣にはいつも篤にいが座る。
どっか行けとかは言わないでおいている。
スマホをいじる篤にい。
イラッ。んなことしてねぇで手伝えや。
「はい、どーぞ」
「ありがとう光汰にい!!」
光汰にいもお母さんも座る。
「いただきます」とみんなバラバラに言い、チャーハンを食べながらスープが冷めるのを待った。
————
「ただいまー」
「おかえりなさーい!」
晩ご飯を食べ終わり、みんなぐだぐだしていたとき、お父さんは帰ってきた。
それに素早く反応して玄関に行くお母さん。
ラブラブで恥ずかしい。まじやめて。
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