コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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二卵性双子 【完結!!!!!!】
日時: 2015/05/08 21:00
名前: SINODAKEIN (ID: GIxrqpJQ)

こんにちは、ユキです!

まだ終わってない小説がありながらも(しかも全然進んでない・・・・・・)またかきはじめるバカな私ですw

気長お待ちください・・・・・・・・

今回のこの作品は、ギャグがないっていう、真新しい小説な上に、まさかの私の苦手なちょっと暗い感じのはなしという、私にとってのチャレンジの話しです。

もしも、面白い、と感じてもらえれば幸いです。

感想や意見、キャラについての質問(ネタバレ以外)を、お待ちしています!

☆来てくださった方☆
いぶ((ことり
とらじ様
NATU 様
恋織(紗悠)様
ひよこ様
ノクト様
レム*様

ありがとうございます!

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Re: 二卵性双子 【ラストスパート。告白について考えました。】 ( No.66 )
日時: 2015/05/01 15:03
名前: 四之神綾芽 (ID: GIxrqpJQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「青美さんのことが・・・・・・・・」

どうなってもいい。

振り向いてもらえなくてもいい。

そんなコト、どうだっていい。

考える余裕なんか

「ずっと」

シャレタこと考える余裕なんか
他の事考える余裕なんか

「好きです・・・・・・!」

無い。

Re: 二卵性双子 【ラストスパート。告白について考えました。】 ( No.67 )
日時: 2015/05/08 21:00
名前: 四之神綾芽 (ID: GIxrqpJQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「また、涼しい顔してる」
「はー、さすが」
「あれ、でもちょっと・・・・・・」
「何?」
「いや・・・・・・前より明るくなったんじゃないかなって__」
「はあ?どこが?」
「えー・・・・・・・?」

* * * * *

「涼君と海君って、兄弟だったの!?」
「義兄弟だけどね」
「どっちにしろ、美男兄弟・・・・・・最高!」
「ありがと」

* * * * *

「もう、涼ってばー」
「はははっ」
「兄さんのバーカ」
「んだと!?」
「兄弟喧嘩はだめだよー」
「「ははははっ」」

遠くで、彼等の声がする。

「アイツ、本当にイラつくんだけど」
「それなー!さっきもさー」
「そうそう!」

近くで、女子の声がする。

私はどちらにも属さない。

日が当たって、気持ちい。
彼等の声が聞こえて、嬉しい。
この本も、面白い。

これが、私の日常。

「あ、そうそう。あのね、僕さ、付きあってる人がいるんだ」
「え」

彼が、カミングアウトして、一瞬で女子の声が消えたのが分かった。

『ええええええええええええええええええええええええ』

そして、大半の女子が叫んだのも、視線を移さなくても、分かる。

「兄さん、まだいってなかったの?」
「じゃあ、紹介するね。僕の、カノジョで__」
「俺の、実の姉__」

彼等が、私の方へきたのが分かった。

「・・・・・・」

マスクごしに微笑んで、本を閉じた。

「何、涼、海」
「またまたぁ。わかってるくせに」
「カミングアウトをしにきたんだ」

今度は、マスクごしじゃなくて、声を上げた。

「ふふふっ・・・・・・わかったから」

本を机に置いて、彼等の後に付いていく。
周りの女子も、男子も驚いているのが分かる。

「改めて、紹介するね」
「彼女が、俺の姉さんで」
「僕のカノジョ」

私は、なんといっていいか分からなかったから、とりあえず__

「涼のカノジョで、海の姉の、笹沼青美です」

二つ、とっても嬉しい肩書きをいった。

Re: 二卵性双子 【完結!!!!!!】 ( No.68 )
日時: 2015/05/09 10:22
名前: ことり ◆E09mQJ4Ms. (ID: .aSTFw3a)

完結おめー!

っつうことで、クチナシも完結するようがんば。

Re: 二卵性双子 【完結!!!!!!】 ( No.69 )
日時: 2015/05/09 19:24
名前: 四之神綾芽 (ID: GIxrqpJQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

>息吹
ん。
頑張って、陽に喋らせるから。
頑張る。骨がおれるぜ全く・・・・・・ヤレヤレ

だけど、以外に彼等、面白いんだよ(笑
超脱線してるけどね。

あと、もう少し書きたいから、待ってて。

Re: 二卵性双子 【完結!!!!!!】 ( No.70 )
日時: 2015/05/11 19:31
名前: 四之神綾芽 (ID: GIxrqpJQ)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「あのね、お母さん。見つかったんだ。・・・・・・弟が」

私は、手を合わせた。

「だから、もう大丈夫。私はもう、自分を殺めたいなんて思わないから」

目を開いて、笑う母に、笑いかける。

「それに、私にも、大切な人ができたんだ──」

* * * * *

「おはようっ!涼サマ!海君!」
「おはよー」

朝、登校するとき、校門の前に『いつものように』人が大勢。
ほぼ、女子だけど。

なんだ、と思ってよる人など、もういない。
『アレ』は、日常。
もう、分かる。
涼達が登校してきたって。

涼と海が、満面の笑みで受け答え中。

・・・・・・なんか、モヤっとする。

「「あ」」

あ、気が付いた。

「おはよう、青美さん」
「おはよ、姉さん」
「・・・・・・はよ」

さっきとは、違う笑み。
嬉しい。

「涼サマ、あのっ・・・・・・」
「ん?」

髪の長い女の子が、間にはいってきた。

「あの・・・・・・笹沼さんとツキアッテルって、本当・・・・・・なんですか?」

周りにいた女子たちも、会話をつづけているけれど、こちらに意思気が煎っている。
やっぱり、信じられるわけないよね。

私と涼じゃ、天地の差。月とすっぽんくらい・・・・・・。

「うん」
「──っ!」

髪の長い女の子が、目を見開いた。

「そう・・・・・・なんですか」
「うん」

涼は、笑みを浮かべて、いった。

「何か、文句でもある?」
「い、いえ」

ドキッ、としてしまった。
すごい、カッコイイ・・・・・・。

「じゃあ、いこう、海、青美さん」
「うん」
「ほーい」


私は、振り返って、カノジョ等をみる。

みんな、ショックを受けているのが分かる。

・・・・・・前の私なら、ここで傷ついただろう。
けど。

「・・・・・・今、幸せだから」

せっかく、私にも『大切な人』ができたんだ。
幸せなんだ。

「どうしたの?姉さん」
「・・・・・なんでもないよ」

雲の隙間から見えた、太陽をみる。

「お母さん、私、今、幸せだよ」

小さい頃、いなかった、数年間、忘れていた言葉を。
「幸せ」という言葉を。

遠く、広い空__

届かないだろうけど。
私は、彼等と、彼女へ向けた、素直な・・・・・・率直で、一番言いたいことを。

誰にも聞こえないように、呟いた。

               END.

感想いただけると、幸いです。


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