コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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僕にしなよ、先輩。【 900hit__Thank you!】
日時: 2015/06/18 19:48
名前: 凉那 ゆた (ID: hBEV.0Z4)

◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

you know you are in love when you can not fall a sleep.

because realing is finally better than your dreams.

______dr.seuss



恋に落ちると、眠れなくなるのです。

だって、ようやく現実が


________夢より素敵になったのだから。

_____ドクター.スース


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



ああ
私の現実は

いつになったら
夢より素敵に

なるのだろう





>> about me


み、皆さま、こんにちは!
は……初めまして、凉那 ゆた (すずな ゆた) と申します

本日は、皆さまの……き、清き1クリックありがとうございます!
あのっ、本当に嬉しい限りです……っ!


…………………(´・ω・`)

……………………………(。´・ω・)?


つ、次の台詞……忘れた(ノД`)・゜・。


えと……その(悩んで悩んで、悩みまくって)ててて天気がいいですね、今日はっ!………


〜マンションのエレベーターの中で知らない方と一緒になった感じの沈黙〜

………はい、初めての小説、ばりっばり現在進行形で緊張しております。認めます。
なにせ、こみゅ障でありましゅ故に。

ぎゃふん⁉ 噛んだΣ(゜Д゜)

……なにせ、コミュ障であります故に。

なぜかキーボードを打つ手が震えるゆたです。


はくしゅん!(咳払いではなくてくしゃみなのは、ゆたのこだわりです。「緊張しちゃって思わずくしゃみしちゃた、てへぺろ★」なんて、口が裂けても言いません)気を取り直して。
本作は、「一方通行な片想い」をテーマにしております。

何を隠そうこのゆた、片想い中でして……
登場人物を同志さまだと思いながら、書かせていただきました。

はっ、そろそろお時間のようです。(この後特に用事はありません、なにせコミュ障であります故ぇぇっ!)

……それでは、皆さまが本作をお気に召していただけますよう、もう神様吹っ飛ばす勢いで祈りながら。

凉那 ゆた(●^o^●)





>> information

■アドバイス・感想等のコメントは、大歓迎です!
ゆたが、うさぎになって喜びます。

□中傷・荒らし等はお控えください。
ゆたが、枯れて萎れます。

■コメントをくださった方の小説には、基本、高速で伺います。
ゆたなんて来なくていい!という方、ごめんなさい、意地でも行かせて頂きます!

□コメントをくださった方のお名前と小説名は、「guest&novel」の欄に記載します。
書くな! ゆたのばか! という方、お申し付けください。

■先程申し上げました通り、ゆたは全くの初心者です……。
きっと、いや絶対、駄文しか書きません。というか、書けません。
そこはどうか、大目に見て海よりも広い心で読んでやってください。


>>contents

■t h e i r s i n t r o d u c t i o n1□
〜彼等の序章1 早月 凜のはじまり〜

□episode1 〜rin satuki〜

・00 >>1 ・01 >>7 ・02>>22 ・03>>23 ・04>>35 ・05>>38 ・06>>42



>> news

2/7 『僕にしなよ、先輩。』執筆開始!
3/22 参照500突破
紛失していたデータのバックアップを発見
6/18 更新再開!


>> guest&novel

■いつもあなたのそばに 様 『少女ロボット』

「僕にしなよ、先輩。」初めてのお客様です。
感受性が素晴らしいお方で、「感情移入しやすい」と言ってくださった神様です。
感動ものを書いていらっしゃいます、尊敬です……っ!


□Minami 様 『Love Train』

「素晴らしい小説」と言ってくださいました、マイ女神様です。
恋愛ものの作者様でいらっしゃいます。
文が可愛らしくて、とても読みやすいです。


■美奈 様 『藍色のrequiem』他

英語が得意でいらっしゃる、ゆたの救世主さまです。
上記させて頂いたのは、家族のお話です。
もう本当に、話の進め方がお上手です。


□村雨 様 『 ほしふるまち』

タイトルを気にいってくださいました、聖なるお客様です。
短編集の作者様でいらっしゃいます。
どのお話も本当に素敵で、大好きです。


■左右りと 様 『キャラメルラテ』他

情景描写を気に入ってくださいました、ゆたの天使様です。いや、師匠です。
上気させて頂いたのは、恋のお話です。
分かりやすい文章で、とても読みやすいです。


□錦歌赤兎 様 『……はい?今なんて?ここ、戦国?』他

題名と英文を気に入ってくださいました、神様でいらっしゃいます。
上記させて頂いたのは、恋と戦国と時空トリップのお話です。
錦歌赤兎 様のお話にはキュンキュンさせられてばかりです。


■朔良 様 『狼どもと同居中。〜狼さんちの赤ずきん〜』他

片想い系がお好きで、ゆたごときの文を気に入ってくださいました、ゆたの女神様です。凄く有名な方ですね。
上記させて頂いたのは、狼なイケメンたちに囲まれて暮らす、夢のようなお話です。←
もうキュンキュン通り越してバクバクです。


□澪 様 『 裏 切 り 少 女 』

凄く素敵な文を書く作者様でいらっしゃいます。
ゆたの文を気に入ってくださいました。
上記させて頂いたのは、緻密な言葉たちがどストライクなお話です(意味不明)


■結縁 様 『貴方の“特別”になりたくて』

描写を気に入ってくださいました、感受性の豊かなお客様です。
一方通行な恋のお話を書いていらっしゃいます。
とても読みやすくて、可愛らしい文章をお書きになられます。


□*あげは(恋登P) 様 『Love◎Painter:恋の塗り方』

ゆたごときのさ小説を神作品と呼んでくださいました、神作品を書かれる作者様です。
恋のお話を得意とされています。
読みやすくて、簡潔な文章が素敵です。


■暦 様 『七つの大罪 子供拾ったら、死神族とかいう王女でした。』

文章を気に入ってくださいました、ゆたの神様です。
七つの大罪の二次小説を書いていらっしゃいます。
情景描写がすごく素敵です。


□夕陽 様 『俺の学費=彼女達の家庭教師代』他

描写を気に入ってくださいました、ゆたの女神様様です。
夕陽 様の作品はストーリーが面白いです。
サクサク読めてしまいます。


■いろはうた 様 『ミルフィーユ』他

忙しい中、わざわざゆたごときの小説においでくださいました。有名な方ですね。
今は現代と中世の恋のお話をお書きになっています。
読みやすくて、心理描写がお上手です。


〜それでは、またのお越しをお待ちしております〜


。・゜・お知らせ。・゜・。

・3/22 スレッドNo.8とNo.13を削除させて頂きました。尚、これはお話の修正の為です。02と03は、修正して、改めて投稿します。
大変ご迷惑をおかけしました。


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Re: 僕にしなよ、先輩。【 700hit__Thank you!】 ( No.41 )
日時: 2015/03/28 15:05
名前: 涼那 ゆた ◆VoHZnMKTK2 (ID: jmxtpCAp)




夕陽 様

こんにちは、2回目のご訪問、誠にありがとうございます(≧▽≦)
いえいえ、こちらこそ競作の方ではお世話になりますm(_ _)m
あれ、なかなか完結できないんですよね……。
ゆたは短くお話をまとめるのがすっごく下手なことが分かりました。

しんみりした感じの文章……? めっちゃ下手じゃないですかっ!
ゆたは、ライトよりシリアスの方が得意だったりするのですが、それでもこの有様ですから……(つД`)ノ

こ、こんな駄作、見習ってはいけません、ですよ!(真顔
夕陽 様はゆたの何千倍もお上手ではありませんか……(/ _ ; )

それでは、コメントありがとうございました!
またのお越しをお待ちしております*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*




朔良 様

こんにちは、2回目のご訪問、誠にありがとうございます(≧▽≦)
嬉しすぎてゆた今、踊ってます。喜びの舞を( T_T)\(^-^ )

一方通行すぎる片想いですね( ´ ▽ ` )
しかもこの後また1人増えるんですよね……泣
ゆたの表現力の限界が見えてきました……。
リアルでさ、ささ刺さる文章……? だっ、大丈夫ですかっ? お怪我はっ?←ばか

天と地の差……? あ、そうか、ゆたが地で朔良 様が天ですよねっ!(≧▽≦)
ゆたが朔良 様の上に立つだなんて、もう死刑です。

わわわぁ……! お祝いコメント、ありがとうございます!
はい、中学校、全力で楽しみますっ。
ゆ……ゆたの恋バナ……き、聞いたら朔良 様のお耳が腐ってしまいます……っ!

それでは、コメントありがとうございました!
またのお越しをお待ちしております*・゜゜・*:.。..。.:*・'(*゜▽゜*)'・*:.。. .。.:*・゜゜・*

Re: 僕にしなよ、先輩。【 700hit__Thank you!】 ( No.42 )
日時: 2015/03/28 20:20
名前: 涼那 ゆた ◆VoHZnMKTK2 (ID: hamvuQpq)




・06


そして、状況は今に至る。
後悔と罪悪感に身を委ねてただ走っていた私に、行く当てなんかあるはずもなく。延々と続いていく廊下は、まるで私を呑み込んでいくようだ。

堪えきれなかった涙が、次々と私の中を飛び出していく。
それはまるで、巣を飛び立つ鳥のようで。風に吹かれて私の身と流れていく涙は、ご丁寧にも廊下に点々と巣立った跡を残していく。涙と共に私の心の悲哀がすぅっと抜けていくようだった。

寂しげな廊下を、朝日と見まごうような高めの夕日の斜光が照らし出す。
もうすぐ最終下校時刻になるのだろう。
窓から覗く校庭にも、未だ活動している部活は見当たらなかった。

走り過ぎたのかもしれない。先程から足の感覚がない。
弾んだ息が虚空を揺らす。

私は立ち止まった。手を膝について、荒くなった呼吸を鎮めることにした。
その間にも、哀愁の涙はとめどなく頬を伝って、廊下に吸い込まれていく。

先程の光景が蘇る。葵が頬を紅くして、私がばかみたいに焦って葵 に問うて、葵が微笑んで、私が飛び出した。

「私……ばかだ」

声が震える。


何で優人は葵のことが好きになっちゃったの?

何で葵は後輩なんて好きになっちゃったの?

何で……何で私は、優人のことを好きになっちゃったの?


答えのない問いが、私の心を覆い尽くす。透明な水が黒に染まるかの如く、それはゆっくりと、静かに、私をも呑み込んでしまうような気がした。

感覚のない足にだんだんと重くなる心。それは私の身体を支えるには、大分脆すぎた。右手にある壁に手をつく。


_____________と、私が手をついたものが壁ではないことに気づく。


ゆっくりと目をやると、木製の扉。

_________________あぁ、そうか。図書室か。

我が海音学園の図書室は他校と比べて随分と歴史が古い。
50年前の校舎建て替えの際も、図書室に使われていた木材だけはそのまま残しており、今の図書室にも使われている。
今時古びた木製の扉なんて、少々陰気臭い。

それでも、私は何故か扉に手をかけていた。


_______________ここなら、1人になれる。


次に気づいたときにはもう私は、図書室の中に足を踏み入れていた。


Re: 僕にしなよ、先輩。【 700hit__Thank you!】 ( No.43 )
日時: 2015/06/18 19:49
名前: 涼那 ゆた ◆VoHZnMKTK2 (ID: hBEV.0Z4)


皆様、こんにちは。涼那 ゆたです
……覚えていて下さった方が限りなく0に近いのは、ばかであほなゆたでも重々承知しております。
でもこれだけは言わせてくださいぃ……。

……お久しぶりですー!(ですー!ですー)←セルフエコー

はい……何ヶ月ぶりでしょうか……。
本当に申し訳ございませんでした……!

中学に無事入学したゆたですが、なんせ周りがみんな天才なのです。
朱に交われば赤くなると言いますが、あれは嘘ですね。
天才に交わってもゆたは天才にはなれませんでしたよ、ええ……。

……改めまして、初めまして!お久しぶりですの方、申し訳ございませんでした。
テスト期間も終わり、中学校に入学してから一度もお目にかかれなかったiPadさまと晴れて結ばれたゆたです。

インターネットの無い世界ではゆたはやっていけない。
そう学んだ2ヶ月でした。

そして、1番に本編なのですが……こっ、ここ更新再開させて頂くことになりました。

今日は振替休業で学校がお休みなので、投稿しまくろうと思います。

ストックがもう完結しているので、今は魔法ファンタジーものを執筆中です。

続きを楽しみにして下さっていた読者の皆さま、(……いない?知っておりますが何か?)←白目 本当に申し訳ありませんでした!
「僕にしなよ、先輩。」最後までお付き合い頂ければ幸いです。
初見で見に来てくださった方も是非、これからよろしくお願いします。

ご感想・アドバイス等、心してお待ちしております!

それでは「僕にしなよ、先輩。」キャスト一同、精一杯頑張らせて頂きますので、何卒よろしくお願いいたします……っ!(超絶必死)


涼那 ゆた( ´ ▽ ` )




Re: 僕にしなよ、先輩。【 900hit__Thank you!】 ( No.44 )
日時: 2015/06/18 19:50
名前: 涼那 ゆた ◆VoHZnMKTK2 (ID: hBEV.0Z4)




・07


重く頑丈な扉の中は、不思議な空間だった。閑散とした図書室に、どこか温かみを感じる。

夕日に紅く浮き彫りにされたテーブル。所狭しと並べられた本棚。本来なら図書委員が座っているはずの受付席は、只々寂しげに佇んでいた。

埃っぽい空気に刺激された目から、一筋涙が零れる。

_______今日は思い切り泣こう。そうだ。ちょっとだけなら……

紅く照らし出された木製のテーブルに腰を下ろすと、何故か安心した。ほっとしたような暖かい気分が心を満たす。それ故なのか、また涙が止まらなくなった。

_______どうして私じゃなかったんだろう。私じゃ駄目だったかな。

何もかもを見透かしているような温かい瞳。綺麗な薄い唇と鼻梁。そして、触れたら零れ落ちてしまいそうなサラサラした髪。

全てが蘇る。その思い出も、優しさも、笑顔も_________

「せめて葵と……葵と……っ」

もし、優人が葵を好きになる前に、私が想いを伝えていたら。
ほんの少しの勇気と想いがあったら______結末は違ったのだろうか。

涙一杯分の後悔と失念。

こんな結末なら_____最初から優人なんて好きにならなければよかった。
物語なんて開かなければよかった。

頭が痛い。心が痛い。体が締め付けられていく。

涙の分だけ強くなれるなんて嘘だ。

________涙の分だけ、心が重くなっていく。

いつの間にかテーブルにも小さな涙の水溜りがぽつぽつと出来ていた。

「私みたいだね……」

穴だらけ私の心。そこから生み出される感情が、涙となって出てくる。そしてまた1つ、心に穴を開けていく。

もう嫌だ。嘘をつき続けるのは疲れた。だからもう_______

「なんで________泣いてるんですか? せーんぱい」

上から降ってきた、天使を彷彿させるふわふわしたような声。
私は思わず涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げてしまった。


Re: 僕にしなよ、先輩。【 900hit__Thank you!】 ( No.45 )
日時: 2015/06/19 19:09
名前: 涼那 ゆた ◆VoHZnMKTK2 (ID: B1rykyOu)



「あはは、顔ぐしゃぐしゃですよー? 隣、いいですか? あと10分で今日の課題終わらせなきゃなんですよー」

「ふえぇ……?」

その声の主は______彼は、私の隣に腰を下ろした。

ふわふわした色素の薄い髪。何もかもを包み込んでしまいそうな大きな瞳。しっかりと刻まれた二重瞼は、その瞳をより強調させている。綺麗に通った鼻筋に、整った形の唇__________。

早速参考書を開いた彼は、誰がどの様に見ても『美少年』の部類に入る容姿の持ち主だった。

格好いいと表すよりも、可愛いと表現した方がしっくりくる。

白のセーターに紺色のネクタイという出立から見るに、1年生だろうか。

_________そう言えば私のこと先輩って呼んでたっけ?

私が呆気に取られている間に、彼は真剣な表情でノートにシャーペンを躍らせていた。
その些細な動作までもが綺麗で、思わず見惚れてしまう。

気がついたら、涙が止まっていた。

「……なんで泣いてたんですか?」

突然彼が発した柔らかな声に、思わず体が震えてしまう。
幸い、彼は参考書から目を離していない。

___________そうだ。私、さっきまで……

「あ……いや、その。えっと……」

私の好きな人の好きな人に好きな人が出来ちゃって……と正直に言うわけにもいかず、しどろもどろで誤魔化した。

_____________好きな人の好きな人に好きな人が出来て……か。情けないなぁ……。

「あ、いやー、言いたくないならいいんです。あはは、気にしないでください。ただ________」

そう言って彼は微笑んだ。綺麗な唇が湾曲する。笑顔に歪んだ端正な顔に、私は少し安心したような気がした。

「泣きたいときは、我慢しない方がいいです」

「え……」

一瞬真面目な影を見せた彼に、言葉が詰まる。

「泣いていいんですよ。泣きたいときは、ね?」

「え……あ、っと……その」

__________駄目だ……駄目だ駄目だ。そんなこと言われたら……

「……っく、ううぅ……」

_______________止まってたのにな。

___________________馬鹿みたい。

「そうそう。自分に正直に、ですよー?」

「状況はよく分かんないですけど、よしよし。頑張ったね……良い子良い子」

言いながら彼は私を抱きしめた。

「え……?」

彼が撫でてくれた手の感覚。
彼の胸の温かさ。

________驚きはしたのに、何故か拒むことはなかった。

最終下校時刻5分前、彼の陶器の如く白い肌が夕日に照らされ煌いていた。


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