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記憶をなくした少女 
日時: 2015/02/22 13:32
名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode=view&no=36506

 
 
URL小説———
莢咲の代表作(未完 参照40000越え感謝))です。

この作品のやり直しなので タイトルが似てます。
話は全然違いますが・・・w

∮————————————————————∮

  わたしは 青く黒闇に染まる深海に、

  沈んでいく少女を見つけた。



       伝えて?


    あの時の、わたしに。
 

∮————————————————————∮


     プロローグ>>1



第一章 目次 >>3
    登場人物 >>5

第二章 目次 >>6
第三章 目次 >>7


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 お知らせ


2015 2/20 執筆開始

2015 2/22参照100

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Re: 記憶をなくした少女  ( No.15 )
日時: 2015/02/22 14:41
名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第一章 星屑スターダスト


*一話 前奏曲プレリュード


家に帰った。
久し振りだった。


五年前に引っ越してきて。
だから少し経ったはずの我が家が、新築の木の香りがして、昔を思い出させた。

身体がひどく疲れて重たかった。

病院に居る間ももちろん、体の調子は快調とは言えなかったが、ここまで悪くもなかった。
——ずっと寝ていたからだろうが。


家に帰ると、誠也が宿題をしていて、慧はピアノを弾いていた。

誠也は、ピアノの音をひどく嫌った。
小さい頃から母は誠也や、私や慧に、ピアノを押し付けた。
中でも誠也にはきっとひどく押し付けたのだろう。

小さい頃のことで、藍乃はあまりおぼえていなかった。 

母が音大出身で、今は、専業主婦 兼 ピアニスト 兼 ピアノの先生であるということが問題なのかもしれないけれど。


両親には、明日から学校に行っていいと言われた。


早く親友に会いたくて、藍乃はうずうずしていた。


**************

夜寝る前。

慧がまたピアノを弾いていた。
防音の部屋になっているので、夜でも音ガンガンでピアノを弾ける。


「慧・・・?」

「あ、お姉ちゃん。」
この夏に、慧は野球部の練習で少し日焼けしていた。

「……」

わたし、なんで入院していたか知ってる?その一言だけで良いのに。



どうしても聞けなかった。

「一緒にピアノ弾いていい?」
「いいよ!!」
久し振りにさわる鍵盤が重たくて動かない。

指は、凍るように冷たかった。





Re: 記憶をなくした少女  ( No.16 )
日時: 2015/02/22 14:58
名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

今日はたまたま部活がなかった。
藍乃は一応吹奏楽部の副部長で、親友の花奏と一緒だった。

ということで、グラウンドで、ソフトボール部と野球部の試合を見ることにした。

野球部には、藍乃の弟たちが居たし、ソフトボール部には、親友、帆夏が居るのが理由だった。

「ガンバレー!!」
花奏とわたしが頑張って声を張り上げるが、気づくのは、帆夏と慧と、ショートの光輝だけだった。

「誠也、聞こえてないのかな。」
わたしが呟く。

「うーん。皆集中してるもの。」
花奏がゆっくりと話す。

プレイボール


勿論、野球部が勝つだろう。

Re: 記憶をなくした少女  ( No.17 )
日時: 2015/02/22 22:39
名前: せいや、 (ID: iT5/uwFU)

ちーわす!

まーまだ世界すら本当の意味で終わってないからねw

んー。そー言ってくれっと
嬉しいw

サクサク進むのは多分俺が下手だからかなw

いのちゃん。 小柄で天然とか、最強でしょw
まだ 謎が多い序盤だけど
フレイも
会話だけの小説じゃないから
ぃいと思う!

互いに頑張ろう!

Re: 記憶をなくした少女  ( No.18 )
日時: 2015/02/23 17:13
名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「…ふうん。ごめんね、お見舞い行けなくて。何もすることなかったでしょう?私も入院したことあるから、分かるの」
と、花奏が申し訳なさそうに言った。

「ううん。同じ病室の、いのちゃ・・・百瀬さんっていう人が居て。」
凄く丁寧な言葉づかいだけど、話していたから結構楽しかった——と話すと、花奏が言った。

「…百瀬?祈ちゃんでしょう?」
花奏は知っているように呟いた。

「そう。あれ、なんで知ってるの?」
わたしが言うと

「逆よ。なんで知らないの?」
花奏は当たり前のように言った。

「え、え?!」

Re: 記憶をなくした少女  ( No.19 )
日時: 2015/02/25 18:28
名前: 莢咲フレイ ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

「…言いにくいけど、あの子不登校なの。」
「不登校?!モテそーなのに。」
わたしが悲鳴の様に言うと、

「うん。それもちょっと原因。モテすぎるせいで…。一部の女子からいじめられたらしいから」


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