コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

青春と恋愛の方程式【参照1500有難う】
日時: 2016/09/04 18:03
名前: 中の人 (ID: gfIXAr2y)
参照: http://海底に住んでいます

まちまち更新、のんびり更新。
9月ですね、小説投稿してから1年が経ちました。

xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

閲覧有難うございます、閲覧を密かに喜んでます
2週間1度とか謳っていた時期が懐かしい位に今は1ヶ月に1度更新

xx恋愛が、恋が青春だなんて誰も言ってない
但し、貴方がいる世界で溺れていたいxx

〜List of works〜
【連載中】馬鹿と日常青春(根暗ヲタとヘタレ王子とその仲間の日常でありそうでなさそうな馬鹿話)
>>1 >>4

【完結】根暗本屋店員(毬楽湊の話。本屋店員の毬楽と女子高校生のちぐはぐな恋愛)
>>6 >>7 >>10 >>14 >>15 >>16 >>18(18はあとがきです)
【完結】Halloween特別編 根暗本屋店員は(Halloweenネタです)
>>48

【連載中】1週間だけ高校生(根暗本屋店員の続き。あれ、起きたら高校生になってたんですけど!?)
>>41 >>43 >>63

【休載中】暇あればアニメでも(小説家志望の男子高校生と天然声優の元気なお話。誰でもできるよ)
>>20 >>26

【連載中】ひとつまみの甘さと0.5ビター(シナリオライターとアニメ監督の面倒で不器用すぎる恋)
>>27 >>31 >>34 >>40 >>42 >>45 >>48 >>53 >>57 >>60 >>61 >>62 >>64

【連載中】貴方に添い寝屋売ります(作家は大変だから変な人送り付けるでありません!)
>>54 >>55 >>65 >>68 >>71 >>73

【連載予定】嘘つきの反対(浮気性の2人は学校を巻き込む恋をする)
>>66(プロローグ)

【読み切りシリーズ】
・滑稽な告白をされたら >>38 >>39
・読み切り小説2 >>66
・読み切り >>70
・参照1500記念読み切り Salut >>72
・ひとつまみの甘さと0.5ビター番外 >>74

〜Character setting〜
館内 博人 >>8
城宮 雪 >>9
周防 小夜 >>12
川崎 蛍 >>17
阿久津 虎太 >>56

〜Attention〜
・誹謗・中傷はここに書かれましても他の人様の迷惑になるので対応しません。直接お願いします
・基本的、視点は統一しません。多少の読みにくさを覚悟してください
・文字化け、誤字脱字がありましたら気軽に馬鹿と言ってください

・そのほかお知らせ (>>32 >>69
・オリジナルキャラクター用テンプレ(気軽に投稿してください) >>5

〜一応作者話〜
最近、至るところによくわからない数字を見つけるんですが、それがまた小説の文字数なんですね
何度書けばいいんだ、私

Twitter→@karenka_azu

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15



読み切り ( No.70 )
日時: 2016/09/14 13:05
名前: 中の人 (ID: gfIXAr2y)

行き場のない感情を私は書く。
君が止めるまで、何時までも一心不乱に。

読み切り

君が死んだその日。
私は涙さえ出なかった。

理由はどうもわからない、何故だろうか。
心が冷めきっているとは嫌でも知っていた。
無関心。無気力。冷淡。冷酷。
どれだけそう言われ言ってきたのか。

逆に、君の死体を見て綺麗だと思った私は末期だろうか。

右手の手首に刺さった錆のついたナイフ。
そこから滴る綺麗な朱。
首をだらしなく傾け、今にも顔を上げておかえりと言いそうな姿勢。

なんて完璧なんだろう。
嗚呼、私はこの人を愛している。

次の日になってからやけに君が夢の登場人物。
着飾った正装に少しヒールの高い上品な靴、純白色をした帽子を片手に笑いかける王子様。
そして私はその手に引かれて駆け出す。
遠くへ、遠くへ。

でも君は不意に止まる。
どうしたの?そう聞くために長い前髪が目にかかったまんま君の後頭部を見つめる。
何か具合でも悪いのだろうか、そういえば君は胃が弱かった。
ううん、なんでもないよって君が言っても震えている声には何も期待されない。
もしかしたら身震いする程の哀しみに囚われているのだろうか。

強引にこちらを向かせようとすると腹部に鈍い痛みが生じる。
まただ。
夢は終わりを教えてくれない。

何度も繰り返される夢に少しは気づいていたのかもしれない。
ただ、この夢がどうも気持ちが良くて覚めるには勿体ない。
身体はもがき手を伸ばすのに心だけ深海へ沈む。
海の底は思っていたよりも暖かくて抱き締められているような心地の良さ。

そういう時に限って邪魔者が居る。
私の夢くらい勝手に見させておくれよ、全く。
必死に呼び止めるなんとも耳障りな声。

その声を1度も拾わず右往左往しながら時は流れる。
実際どのくらい経ったのだろう。
到底、季節感なんてある訳がないものだからまだ1時間しか経っていないかもしれない。
いや、1日は経った?それとももう3ヶ月?流石に1年は早いもの。

なんとも今日は運が悪い。
声を出して邪魔してくるだけでなく潜ってくる。
近寄らないで、やめて。

指先が触れるまで10cm。
5cm、3cm、あと1cmしかない。

"君が触れた所で目が覚めた"

そのまま上に引き上げられた。
太陽に負けないくらいの笑顔を見ながら。
なんだ陸地は暑すぎる。

体に纏わりつく正装は気持ち悪くて、脱ぎ捨てたい。
そんな中、抱き締められたら更に気持ち悪い。

「...おはよう」

必死に絞り出した声がそれなら仕方が無いのだろう。
最初から全部夢ならそう言ってくれたら良かったのに。

貴方に添い寝屋売ります 1-5 ( No.71 )
日時: 2016/06/04 01:39
名前: 中の人 (ID: Btri0/Fl)

「ふわぁぁ...」

精一杯背伸びをして、ベッドから降り「...い"っ」...ん?
生身の"何か"を踏んだ気がする。
パニック状態のまんま、聞こえた声。

「...ふざけんな、重い」
「!?」

目を覚ませ、私。

貴方に添い寝屋売ります 〜 第5話 1日目 〜

「あのさぁ、馬鹿なの?」

馬鹿でいいから、正座やめさせて。
足が、足が死にそう。助けて。
痺れて足が飛びそう、違う、折れそう...?
まぁ、とにかく、正座ヤバい、本当に。

「まぁ、いいや」
「いいの!?」
「なに、僕にそんなに説教されたいの?」
「そんな!気持ちわる...痛い痛い痛い!」

足を踏まれてそこらをのたうち回る。
十分すぎる説教じゃありませんかね、倉篠さん。
もしくは拷問という名の犯罪じゃありませんかねぇ。
警察官でも呼んだ方がいい感じじゃないかな。
今の時代、ワンコールで出る人もいるよ?

「あ、そういや」

胸の前で腕をクロスさせて"近寄るな、あわよくば帰れ"サインをする。
倉篠さんが喋ったからついそうなっちゃったとか、そんなのじゃないんだからね。

「御飯、作ってあるから」
「...は?」

何言ってるの、この人。
私の冷蔵庫には屑のような野菜と卵と消費期限近かったか過ぎている肉がちょっとしか入ってないのに。
料理なんて到底出来るもんじゃないし、そもそもやらないし。
あっ、女子力ないとか言ったヤツ、表でろよ。

「だから作ったって言ってるじゃん」

大体、何時だと思ってるの?と腰に手を当ててまた説教を始めようとする彼。
ほんと、大丈夫だから。私、説教とか望んでないから。
必死に首を振りながら目に入ったのは10時を指す時計。
...まじか。

「ちなみに倉篠さんは何時に起きて...?」
「6時」

わぁ。
私でも怒りたくなるよ、そりゃ。

「...ごめん」
「は、何謝ってんの、きしょい」

前言撤回。
私を罵倒したいだけなんじゃないの...?
しかも、謝ってワンテンポも置かずにすぐきしょいって言われたんだけど!!
どれだけ毒舌!?

「とりあえず、御飯だから早く」
「えっ、いや」
「お腹空いた」
「...私も空いたわ」

心の広い私は彼のペースに飲まれてあげようじゃあないか。
それにしても昨日と言い、今日と言い、意外と年下っぽい可愛いところもあるんだな。
稀にしか見れないけど。

「あーあ、どんなのか楽しみ」
「もう少しキッチン整理したら?」
「えっ、一番綺麗なところがキッチンなんだけど...」

うわぁと嫌そうな顔をされる。
文句あるなら片付けてもらうもんね。

参照1500記念読み切り Salut ( No.72 )
日時: 2016/06/04 17:07
名前: 中の人 (ID: Btri0/Fl)

私を好きだと言ってくれる人、39ました。
こんな感じで生きていて、お話を書いてます。
作家として...

「作家として...なんだろう」

紙をぐしゃぐしゃにして、そこら辺に投げ捨てる。
今日でもう何10枚も無駄にした。
紙吹雪だなんて綺麗なものじゃなくて、私の指紋と掠れた黒い文字が残るだけ。

「やだなぁ、難しい...」

私が生まれてきたのが起だとすると、作家になったのは承。
じゃあ転を飛ばして、今、結になろうとしている話は一体?

...ダメだ、普段詩なんて書かないから難しい。無理無理。
って、またなんで私に仕事を回すかなぁ、あの編集社は...。
毎回頑張ってる分だけ少しくらい見返りあってもよくない?
睡眠時間との引換だしさ。

「まぁ、売れないのは私なんですが」

机にぐでぇと突っ伏していると目の前にカタンと軽い音が聞こえる。
...お茶か。

「ココナシさん、如何ですかねぇ」

ケラケラと笑いながら言ってくる。
私をココナシなんて呼ぶ時は大抵馬鹿にしてる時。
畜生め、売れてるからって。

「駄目駄目ですよ、松井ユズ先生」
「そうだろうとは思ったけど、休憩でもしたら?」
「もぉう、助けてよ、柚さぁん...」

涙が出そうになると決まって頭を撫でてくれる。
本当にずるい、それより私にネタを寄越して欲しい。

「また、変な企画に誘われたもんだね」
「...編集社に放火でもしてやろうかな」
「ネジの外れてるお前ならやりかねないからやめろ」

私に関わる異性はどうも失礼って単語を知らないみたいだ。

「しかもお題が"別れ"だよ?私にどうしろって」

頭を抱えて悩むと、彼が急に「さりゅー」と呟く。
さりゅー...嗚呼、Salutか。
作家・松井ユズのデビュー作であり、また最高級の作品。

「俺の作品のオマージュにしたら?」
「ねぇ、Salut 今日はどこへ向かおうかって?」
「うっわぁ、自分で言っときながら懐かしすぎる」
「......戻らないの?」

作家の世界に。
もう1度この人は物語を書く気にはなれないのだろうか。

「戻んねぇよ?」
「なんで」
「俺が書いてきたのは物語じゃないもん」
「だったら尚更...!」

自分でもびっくり。
立つ気力はあったのかお茶がガタンと音を立てて私が立ち上がる。

「何、俺に奥さんとラブラブしてますって甘い作品書かせたいの?」

私をお構い無しにそんな事を言う。
...それは流石にやめて欲しい。

「俺は今、瑞穂の一番の癒し係だしさぁ」
「待って、それは気持ち悪い」
「ひどくね!?」

Salut...か。
松井ユズがそう言うなら案外悪くない話題かもしれない。

「んー、息抜きもしたし一気に書く」
「頑張れ」

欠伸をして部屋から出ていく彼。
私が1人じゃないとなかなか集中できないのを知ってるのか、彼なりの配慮。
...うん、優しい。

作家・松井ユズの最後の作品であり、最高級の作品。
題名は"Salut"。
彼の書いたSalutが影の作品と言われるのならば、私の書きたいSalutは

「光の詩」

ねぇ、サリュー
私が歩いた隣は誰が歩いているの?
きっと可愛くて可憐な汝
ねぇ、サリュー
私の歩く隣には影だった人がいる
いつも私に寄り添ってくれる

ねぇ、松井ユズ先生。
貴方が本を出さなくなった理由、そうじゃないでしょ?
知ってるよ、貴方が好きな赤色のノートパソコンのファイル。
いっつも夜遅くまで書いてるのを。
貴方だって私がそれを知っている事を知っている。

貴方だけが作家のココナシも私も愛してくれる。

いつか戻ってきて、松井ユズ先生。
Salutは別れなんかじゃなくって。

「...分かってるよ」

そんな声が聞こえた気がして。
今度彼の書くSalutは別の意味だといいな。

「...やっぱ難しいな」

ダラダラと書く作家に詩なんて短いの任せるな、アホ編集社。

貴方に添い寝屋売ります 1-6 ( No.73 )
日時: 2016/06/27 20:52
名前: 中の人 (ID: 9i/i21IK)

「いただきます!」
「...どーぞ」

改めて自分の家がどれだけ汚いかを確認して、 一応ある机に朝食を並べて座った。
正直、見た目と云い、この料理上手さと云い、女子として生きていくほうがいいんじゃないの?
生まれてくる性別間違えたのかな...?

「...口塞ぐぞ」
「やだ、倉篠さんのえっち」
「......」

待って待って。
今、箸が軋む音が聞こえたよ?聞き間違いじゃなかったよ?
それに今、君が使ってるのプラスチックのやつだよ?

「全部口から漏れてるんだけど」
「えっ、うっそ」
「ほんと」

味噌汁をかき混ぜながら言われる。
私って独り言多いんだなぁ...。

会話はそれきりで途切れた。
久々に誰かがいる朝食なのにな、なんて。
まぁ、独身でコミュ障でろくに人と関わらなかったのは私なんだけどね。

ただただ箸と茶碗が擦れる音が、かろうじて2LDKの部屋で鳴る。
ふと相手を見れば箸を止めて何処かを眺めてるような考えているような。
...昨日もまじまじ見た気がするけど、こうして見ると普通に美形だし、彼女とか居るんだろうな。
や、でも、彼女居れば添い寝屋とかやらないかな。

「...何見てんの」

気づかれた。

「時計見てるだけなんだけど?何、アンタのこと見てるとでも思ったの?自意識過剰?」
「...この部屋に時計とか見当たらないんだけど」

選択肢を間違ったらしい。
って、昨日もこんな事あったような...。
愛しのルンバよ...。

「今日、僕、荷物取りに家に帰るからさ」
「そのまま帰ってくんな」
「あ?」
「すみませんでした、私、なんかすることある?」

謝ればどうにかなる。
意外とちょろいからどうにかなる。

「んー、いや、特には」

ほらね!!
さっすが、昨日会ったばかりなのに分かっちゃう私、天才。
めっちゃ観察してない?凄くない?
いや、別にジロジロ見てるとかそんなのじゃないし、ただの癖なんだけどね?

「ってか、原稿しないといけないんでしょ」

あっ

「現実見せるな、くそが!!」
「なんで僕が怒られんの!?」
「原稿やりたくないよぉぉぉぉぉぉぉ」

食事中ということを忘れて、その辺をゴロゴロする。
正直に言おう。
本当にやりたくない。
もうなんだコイツって目を向けられるのは慣れたよ。
慣れたんだからね、倉篠さん!!!

「...そんな適当で怒られねぇの?」

いつの間にか食べ終わっていたのかご馳走様と言って立ち上がる彼。
こちらも正直に言おう。

「怒られたことなんて一度もない」

なんて言ったって、編集社自体が適当だからね!
適当な癖して失敗とか稀にしかしない、よくわからない所なんだけどね!

「大丈夫なの?」
「全然大丈夫、寧ろ有難い」

ちょっと遅れてご馳走様をすると、きちんとお粗末様って返してくれた。
根はいい人なのかなぁ...。

「だからだらしないんだね、理解した」

もう彼を褒めるのは辞めよう。

ひとつまみの甘さと0.5ビター 番外 ( No.74 )
日時: 2016/09/04 18:02
名前: 中の人 (ID: gfIXAr2y)

「...1年だね」
「1年経っちゃいましたね」
「未だに完結しないね...」
「どうしましょう...」

ひとつまみの甘さと0.5ビター 番外

今年はちょっとどころじゃない。
異常な暑さを醸し出している。

「暑いですね」
「暑いなー...」

雪さんと2人、アニメ第1話収録の為に集まった。
雪さんは特にする事はないんだけど、本人希望で現場の見学。
勿論俺はアフレコ現場に居ないといけない。

俺にとっては毎回のアフレコ現場だったし、迷うことはないんだけど、雪さんは初めてだったし、1度集合してから行くことになった。
運転手は俺。
格好いい所を...なんて言いたいけど、運転に自信があるわけじゃないし、あって車がちょっと高めだって事くらい。
そんなんだから安全運転極めて行ったほうが楽。

「雪さん、初めてのアフレコ現場かぁ」
「杏羽ちゃんから現場のとこは良く聞いていたんですけど、凄く楽しみです」

へらりと柔らかい笑みを向けられる。
ここがクーラーの効いた部屋の中ならきゅん、と来てたと思うけど何にせよ炎天下の中。
いつも打ち合わせをしている会社と駐車場が遠いったらなんの。
そっか、と乾いた笑いを零してひたすらに歩く。
遠いとは言ったけど、徒歩で3,4分の所...なのに異様に遠く思える。
夏が暑いって事は冬は寒すぎるってことだ、たまったもんじゃない。

異常気象に内心イライラしながらも表面には出さずにいた。
隣で雪さんが額にタオルを添えながら歩いてるのを見ると、なんかそんな気分になれない。

「...雪さんは悪ノリとか得意?」
「悪ノリ...ですか?」
「うん、ちょっと声優達がね」

乙女ゲームを題材とした話。
...となると勿論キャストらは男性が多くなる。
ってか、最近のアニメ、男性の方が多いから当たり前のようなものだけど。

そんな男性声優は脳内真っピンクっていうか、なんていうか。
下ネタ吐いたり女性陣にちょっかいかけたり。
そんな人達が多い。

俺が止めようと思えば止められるんだけど、年齢も年齢で声優達の方が上な事が多いし、気づけば俺も巻き込まれてる事が多い。
その雰囲気が嫌ならキャストルームには入れない、挨拶さえさせない。
だってさ、ちょっとやそっと話しただけで下ネタ言ってくるんだよ?
俺、やだよ?

「うーん...多分大丈夫...かな?」

大丈夫は大丈夫で困るんだけど、愛想のいい雪さんだし上手く交わしてくれるかな。
俺も一緒に挨拶はしに行こう。

そんな話をしていればやっと駐車場についた。
そのまま車に乗ってエンジンをかける。

「じゃ、出発するよ」
「はーい」

俺の仕事はこれからだ。
格好いい所見せないと、なんて。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15



この掲示板は過去ログ化されています。