コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

ブレイクダウン・ファミリー
日時: 2015/11/28 23:07
名前: レオ (ID: LTdV0xGg)

アメリカ、カンザスシティに住むトラウト家は上っ面はどこにでもいる家族。
しかし、その周りには変人ばかりがいたもんだから……

がんばって執筆します。
コメント待ってます。
あと名前はフォイトからトラウトに変更しました。
特に意味はないです。

登場人物紹介 >>01 >>05
第一話 始まりはいつもアレ >>02 >>03 >>04
第二話 やめられないとまらない >>06 >>07

Page:1 2



始まりはいつもアレ ( No.4 )
日時: 2015/11/20 23:12
名前: レオ (ID: LTdV0xGg)

「ご注文は?」
席に着いたトラウト家の元にウェイターがやってくる。
「サーロインステーキ400グラムを4つもらおうか」
ヴィクターが注文を入れる。

しばらくすると、熱々のグリルの上に載った
肉汁滴る分厚いステーキがやってきた。
「やっぱりここのステーキは格別ね」
ジャクリーンが笑顔を見せる。
「この甘すぎず辛すぎずなソースがいいのよ」
アシュリーも笑った。

帰りの車内、ヴィクターたちは笑顔を見せていた。
「いやー、久々に食ったな」
ヴィクターが笑顔を見せる横で、ジャックは何かに気づいたような
表情をしていた。
「どうしたのジャック?」
「いやー母ちゃん、これ記念すべき第一話だよね……」
「それがどうしたの?」
アシュリーが尋ねる。
「なんかダラダラとメタギャグやったりステーキ食ったりと
全然らしくないスタートだよな……」
ジャックはなにか不満そうだ。
「なーに言ってやがるんだ、日常もののスタートなんざ
こんなもんだろ」
ヴィクターが笑う。
「これ日常ものじゃねーし!
cv小山力也は場違いだろ!」
ジャックが突っ込んだ。

こんな感じで、この物語の第一話は終わります。

各話ゲストキャラ ( No.5 )
日時: 2015/11/23 15:45
名前: レオ (ID: LTdV0xGg)

クレア・トゥロウィツキー(cv:戸松遥さん)
…アシュリーの同級生、20歳。
辞め時を分かっていない人にうるさい。
ポーランド系アメリカ人。

やめられないとまらない ( No.6 )
日時: 2015/11/23 16:57
名前: レオ (ID: LTdV0xGg)

やめどきが分かっていない人、いませんか?

アメリカで最も人気のあるスポーツ、アメフト。
トラウト家はこの日の夜、地元のアメフトチーム
カンザスシティ・チーフスの試合を観戦、試合後に
一人の選手のインタビューに見入っていた。
「この試合が私にとって最後の試合となりました
まだまだ現役を続けたかったのですが……」

「それにしてもこいつ、まだキャリア4年目だぜ
せっかくこれからが絶頂期だってのに
足の怪我で引退なんてもったいないよな」
「そうだよな父ちゃん、
早すぎる引退だと思うよ」
ヴィクターとジャックがハンバーガーを食べながら引退を惜しむ。

翌日、トラウト家は同じく地元にある野球チーム
カンザスシティ・ロイヤルズの試合をスタジアムで観戦。
3点差を追う9回裏2アウト満塁、ここでホームランが出れば
逆転サヨナラとなる場面、代打に一人の選手が送られた。
しかし三球とも見逃し三振、試合終了となった。

「それにしてもあいつ、ずっと二軍に居座っててたまに
試合に出りゃあ打てない守れない走れないときやがる」
ヴィクターがホットドックを食べつつぼやく。
「仕方ないわよパパ、彼はもう15年目のキャリアなんだし」
アシュリーがフォローする。
「そうよヴィクター、辞め時というのは本当に難しいの」
ジャクリーンがビールを飲みながら語る。

「ホントその通りよね、おばさんの言うとおりだわ」
隣の若い女の子が呟く。
「あっ、クレアちゃんじゃないの」
ジャクリーンが振り返る。
声の主はクレア・トゥロウィツキー、
アシュリーの大学の同級生だ。
「世の中には辞め時が分かっていない人が多すぎるわよ」
不満そうにクレアが話し出す。
「あの選手だってもうやめなきゃって思わないのが不思議よね、
なんだかあのゾンビゲームみたい」
「そもそもあのゲームはゾンビが銃を持ってるのがおかしいわよね」
アシュリーが語る。
「違うわよ二人とも、QTEがやたら多いのがダメなのよ」
「いいやジャクリーン、パンチやキックがマグナムより強いのが
おかしいんだ、とにかく誰かが引導を渡さないと」
「いや確かに酷かったけどさ、そこまで言うことなくない?!
レオン編まぁまぁ面白かったからね!」
ジャックがツッコむ。

翌日、ジャックが高校から帰宅していると
家の近くにアシュリーとクレアがいた。
「何やってんだよ姉ちゃん」
「たった今からやめどきを決めに行くのよ」
アシュリーが答える。
「この街には辞めどきの分かっていない人が多すぎるのよ」
クレアが続いた。

やめられないとまらない ( No.7 )
日時: 2015/11/28 23:06
名前: レオ (ID: LTdV0xGg)

クレアたちがまず向かったのは一人の路上ミュージシャンの前。
「夢は諦めなければ必ず叶う」
そう歌っているミュージシャンの前でクレアが叫ぶ。
「はい、今がやめどきです」
「何のことだ?」
ミュージシャンが尋ねる。
「その音楽で食っていこうという考え方のやめどきです」
アシュリーも続く。
「なんだよ、そんなの人の勝手だろ
あんたらに言われる筋合いはない」
ミュージシャンが反論する。
「田舎のお母さんを心配させながら?」
とはクレア。
「夢をかなえるといって18歳で家出して
早28年、46歳となりまだ夢を追いかけているその心に
戦力外通告を言い渡しに来たのよ」
ミュージシャンは強い衝撃を受けた。
「そうか、俺が間違っていた
今日でもうギターは置こう、これからは
声優で食っていけるようにがんばるよ」
「賢明なご判断です」
アシュリーが微笑む。
「いや、その志には戦力外出せよ!」
ジャックがツッコむ。

次に向かったのはコンビニ。
一人のアルバイトが店長に神妙に告げる。
「話ってなんだ?」
「店長、俺今日で……」
クレアが叫んだ。
「まだやめどきではありませーん!」
「は?」
アルバイトが呆気に取られる。
「やっとレンジに一緒にマヨネーズ入れて爆発させないように
できたじゃないですか」
アシュリーが伝える。
「タバコくれのイントネーションだけでどの銘柄が欲しいのか
分かるようになったのに?
いつもヨーグルトを買いに来るあの娘に告白はしないのですか?」
「いやなんでそんなに詳しいんだよ!
こえーよ!」
ジャックがツッコむ。
「そうか、俺が間違ってた」
アルバイトの表情が変わった。
「店長、俺やっぱやめるの撤回します!
これからもよろしく!」
「よくぞ言った、あなたのプロコンビニ人生はこれからも
続きますよ」
クレアが笑顔を見せる。
「いやプロとかねーから!」
「よくぞ言った、これからもうちでがんばってくれるか
よーし、バイトの時間12時間から18時間にアップしてやる!
死ぬまで一緒に働こうな!」
「はい!」
店長とアルバイトが抱き合う。
「いい話ね」
クレアが涙をこらえる。
「いやその労働条件やばいから!
社畜として飼いならされてるから!」




Re: ブレイクダウン・ファミリー ( No.8 )
日時: 2015/11/28 23:11
名前: てるてる522 ◆9dE6w2yW3o (ID: hYCoik1d)
参照: http://www.kakiko.cc/mydesign/index.php?mode

今晩はです!!

最初の登場人物の所に、CVまで書いて有ったので自然とジャックの台詞の所が頭の中で神谷さんの声になると言う不思議な感覚に襲われて、とても嬉しかった(?)のでコメントしてます。

もう最初の方、自分もアニメ大好きなので共感するトコが多くて笑ってしまいましたw

続き楽しみにしてます♪
fightです^^/

良ければ今度、私の小説にも来て下さい(
長編と中編書いてます...((

お邪魔しました〜。

byてるてる522


Page:1 2



この掲示板は過去ログ化されています。