コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

世界終了ハウマッチ!?
日時: 2015/10/28 20:57
名前: 彩都  

初めまして、彩都(サイト)と申します。
四作目です。
帰宅途中に思い付いた五分クオリティです。
気楽にお読み下さい。

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Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.115 )
日時: 2017/07/09 21:51
名前: 彩都  

「あは、あはは……」
祐介はその場で硬直しながら冷や汗を掻く、だ、ダメだ!打開策が思い付かない!祐介はそう思いながら、ポケットを弄る、だが、右手、左手で壊れる物等無い、祐介は冷や汗を拭い、神虎に言う。
「そ、そんなのは御託だ!『太陽が出ている時にしか使えない』んだよ、『触れたモノを任意で破壊する』能力は!」
「だから、『太陽はOKで、太陽光ではダメ』なのか?と言っているんだ、さっさとモノを破壊しろよ?」
「…………出来る訳無いだろ、『太陽が出ている時にしか使えない』んだよ、だから今の時間は無理だ」
神虎にそういうと、神虎はイライラしながら反論する、祐介は冷や汗を掻きながら神虎に反論する。
「チッ!でも、そう言う事を言うって事は、『そもそもそんな能力を持っていない』と言っているのと同義だぞ?」
「うぐぐ……確かに!」
「納得しちゃったよ!?今迄口から出任せで頑張ってきたのに!」
「ちょっ!?バラさないでよ厳魁君!?」
冷や汗を掻く祐介に対し、口を出してしまう厳魁、口を出した所為で、今迄の事が全て嘘だと言う事がバレてしまう祐介。
「口から出任せだと……?それは本当か!?」
「うぇ……はい、そうです、口から出任せ、全部嘘です……」
厳魁の所為でそんな能力を持っていない事がバレた祐介は口を尖らせて言う、そんな祐介に対し、神虎は激怒して、怒鳴る。
「お前!今の今迄嘘を吐きやがって!ダメだ!我慢出来ない!お前を殺害する!お前等もな!」
神虎はそう言って、拳銃に銃弾を補充して、祐介達に乱射する、一発一発が神虎の能力により、『反射』し、移動する方向を変える、だが、一人だけ動じない存在が居た、それはアリスだった、アリスはその場から動かずに、その場で目を閉じ、その場に座る、神虎はそんなアリスを見て、不思議がる、何で避けない?何でその場で座っているんだ!?死ぬかもしれないんだぞ!?分かっているのか、このガキは!?神虎はそう思いながら、仕方なく、アリスに向かう銃弾の向きを『反射』させて、変更し、在らぬ方向へと飛ばす。
そんな中、他の四人は何とか避け、安心する。
「おい、そこのガキンチョ、お前だ、帽子を被っている幼女、貴様だ」
「……ん?何?(何なんですかぁ?)」
アリスは急に神虎に呼ばれ、困惑しながら返答する、そして神虎が怒鳴る。
「お前は何故『避けなかった』んだ?他の四人は逃げた、避けた、回避した、だがそんな中、『お前一人だけが避けなかった』んだ、それはどうしてだ?」
神虎の発言を受け、アリスは鼻で溜息を吐いて、言い返す。
「だって……『避ける必要がなかった』んだもん、お兄さんなら『銃弾を避けさせる』と思っていたから……(まぁ、『魔法』を使えば簡単に回避出来るけど、黙っておこう)」
アリスの発言を受け、神虎は驚愕してしまう、は、はぁ?何で私が『避ける』だなんて考えるんだ!?もしも考えていなかったら……コイツは死んでいた!なのに……なのに!コイツには『死への恐れが無い』というのか!?神虎はそう考えながら、両手で頭を掻き毟る、何なんだ何なんだ何なんだ何なんだ何なんだ何なんだ!?何なんだコイツは!?今迄の人生の中で一番恐怖し、一番関わりたくない、と今悟った!この侵入者共……怖過ぎる!神虎はそう思いながらある『一つの事』を思い出し、口の端を歪ませる、そして五人に言う。
「あは、アハハハハ、あハはハはハははははは!いやぁ、随分と恐怖させてもらったよ、だけど、今から使用する『能力』には、誰も勝つ事が出来ない!」
神虎はそう言って、いきなり、上半身裸になる、すると神虎の心臓の部分についているのは、祐介が藍綬廊と別れる際に見た謎の機械だった。
「あ、ありゃあ!?お前もそっち方面の人間だったか!?」
「ご名答……まぁ、使えるのは結構少ないんだよな──使えば使う程、心臓に負担をかけ、寿命を短くするからな──だからこの施設の人間は頑張って、『全ての人間に寿命を短くせず、能力を使わせる為に試行錯誤しているらしい』がな?」
神虎はそう言って、知念香夏子と蛟兼流の肉体に触れ、口の端を歪ませる、すると『神虎の肉体は急に筋肉質になり、口や手から粘液が出る』様になった、その姿を見て、祐介が恐怖する。
「てめぇ!?二つ目はどんな能力を使いやがったんだ!?」
「フフフ……二つ目の能力?何を言っているんだ?『『反射』する能力が二つ目だ』ぞ?勘違いしないでくれ給え?」
そういう神虎に対し、厳魁は恐怖する、まさか『神虎さんが幽閉された時点でその『機械』は出来ていた』というのか!?嘘だろ……!?それじゃあ……『何人の能力者がこの『機械』の為に死んだ』んだ……?厳魁はそう思いながら筋肉質の神虎を見、静かに震える、すると厳魁の背中を叩く存在が居た、その存在は先宮だった。
「俺達は仲間だろ?巨大な壁も一人より二人、二人よりも三人だ、そんな俺達が何人居る?五人だろ?だからこんな巨大な壁、簡単に壊せるだろ?震えるなよ、俺達が居る、だから安心しろよ?五人で目の前の巨大な壁を壊そうぜ?」
先宮の言葉を聞いて、強く頷き、先宮に目を向ける厳魁。
「……はい!」
厳魁はそう言って、筋肉質の神虎を見る、果たして、二つ目が『反射』なら、『『一つ目』はどんな能力なんだろう』か?厳魁はそう思いながら深呼吸する、さぁ、『五人』でこの巨大な壁を破壊しよう、厳魁は静かに思いながら一歩前へと踏み出す……筋肉質の神虎に五人が勝てるかは分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.116 )
日時: 2017/07/12 21:21
名前: 彩都  

「おいおい、まさか私に『勝つ』とでも言いたげな目だな、厳魁君?」
筋肉質の男性になった神虎はそう言って、首を鳴らし、指の先から白い粘液を出す、そんな神虎に対し、覚悟を決めた厳魁は言う。
「えぇ、そうですよ、僕達『五人』が寄れば、『どんな敵だって倒せる』から!」
厳魁がそう言って、右手に拳を作る、神虎ははぁ、と溜息を吐いて、厳魁に言う。
「ふむ、中々面白い行動をするね、だけど、私の方が少し前よりとても強いよ?何故だか分かるかい?」
「……分かりませんよ、僕は貴方の『反射』する能力しか知らない、それ以外何も知らないのに問われても困ります」
正論を言う厳魁に口の端を歪ませて神虎は言う。
「ふふっ、だろうねぇ……まぁ、『今、能力を明かしても君達に勝ち目は無い』から、言わなくて良いか……それじゃあ、君達侵入者を倒すよ」
神虎はそう言って、思いっきり地面を蹴り、前に進む、すると厳魁の目の前に弓華が現れ、左手で、向かってくる神虎の脳天を殴り、神虎はそのまま後方の柱にぶつかる。
「なっ!?」
「なっ!?じゃねぇよ……私だって居るんだよ、忘れんな、上半身裸ヤロー」
弓華は神虎にそう言うと、次に弓華は厳魁に言う。
「おいおい、私を忘れんじゃないよ、私だって厳魁君の仲間なんだ、『仲間が危険な場面に遭ったら助ける』、それが私の仲間論だ!」
「ゆ、弓華さん……!」
弓華の発言を受け、厳魁は心臓が締め付けられる感覚を覚えた、これが仲間の安心感というのか?それは分からないが、何故か『心がポカポカした』、これが弓華さんの言う『仲間』か……そう思うと、少し嬉しかった、そして弓華の前にアリスが現れる。
「おいおいおいおい、弓華お姉ちゃんだけ目立たせる訳には行かないよ?私だって目立ちたい!(私だって厳魁お兄ちゃんの仲間!忘れないでね!)」
「アリスちゃん……」
アリスの背中を見て、ここ迄幼女の背中はでかかったか?と錯覚を覚える、そして神虎が立ち上がり、厳魁達に言う。
「黙れ……黙れ黙れ黙れ!仲間!?そんな物は存在しない!存在するのは『蹴落とす相手』のみ!私はそんな人間の所で育ったんだ!『仲間』だという嘘まやかし、私には効かない!」
神虎は怒鳴り、もう一度厳魁の方へと走って向かう、だが、弓華の鉄槌打ちで地面に伏す神虎、そんな神虎の背を踏んで祐介が言う。
「ふぅん?『仲間なんか存在しない、嘘まやかし』か……じゃあ『お前と共に戦ったあの二人も仲間では無い』と?」
「そ、そりゃそうだ!こんな存在、仲間だとは一度も思った事が無い!」
「そうか……」
祐介の発言を聞き、神虎は大声で叫びながら言う、すると祐介は神虎の胸倉を掴んで、睨みながら言う。
「ふっざけんじゃねぇ!あの二人はお前の事を『仲間』だと思っていたかもしれねぇじゃねぇか!」
「思う訳が無いだろう!?彼らだって、私と同じ様に幽閉されていた身!そんな事を思うようじゃ、侵入者等倒せん!」
神虎はそう言った後、急に立ち上がり、指から白い粘液から糸を作り出し、五人に巻きつける、そして五人はその場で倒れて、呻く。
「なっ!?何だこりゃあ!?逃げられねぇ!?」
祐介がそう言うと、神虎はそう言って、高らかに笑う。
「アッハッハッハッ!そりゃそうだろう!?この能力はあのカエル女の能力だからな!簡単に出られない筈!」
「く、アリスちゃんの敵がこんな強敵だったなんて!」
祐介が出られなくて怒鳴る、そんな中、神虎の能力を不思議がる厳魁は神虎に能力の説明を聞きだそうとする。
「かっ、神虎さん!貴方の能力は何なんですか!?あの二人に触れて……あの二人の能力を使用している……一体貴方の能力は何なんですか!?」
呻きながら聞く厳魁を見て、口の端を歪ませながら神虎は言う。
「……そこ迄言われたら、言うしかないなぁ……本当は言いたくないがね──この能力は、『触れた相手の能力を奪う』能力だ、ただし、『一時的に奪う』だけで、死にゃしない、何とも健全で何とも『最凶』の能力だ──そしてこの能力、面白い事に『能力を奪っている間、元々奪われた能力を持っている存在の能力は発動出来ない』んだよね、つまり、『この世に存在する能力者は私に勝てない』んだよね……ねぇ、何とも素敵な響きだ、『自分以外誰も能力を発動出来ない』なんていう世界は……!これこそが最強で最凶で最恐だ」
そう言う神虎に対し、五人は絶句した……と、とんでもない能力!果たしてこの能力に勝てる能力等、この世に存在するだろうか!?と、厳魁が思う、祐介も勝てない……と思っていた、同じく弓華、先宮も……だが、一人だけ、『勝てる』と思っていた存在が居た、それはアリスだった、アリスは体に巻きついている白い粘液を風の魔法で斬って、その場で立ち上がる。
「…………(…………)」
「ん?何だ、このガキ?まさか巻きついた粘液を斬った!?だがどうやって!?」
「……そんなの簡単だよ、私の能力さ!(えっへん!)」
アリスの発言を受け、神虎は驚愕する。
「な、何だと!?それなら奪ってやる迄!」
神虎はアリスの方に向かい、アリスの頬に触れ、能力を発動する、そしてアリスの『斬る能力』を奪う。
「これで貴様も能力を発動出来まい!アハハハハハハ!」
「おじさん……騙されたね!(馬鹿め!)」
アリスがそういうと、アリスの背後から魔法陣が現れ、『ヘカトンケイルの巨手』が現れ、『ヘカトンケイルの巨手』で神虎を殴って、飛ばす。
「カハッ!」
「あっれぇ?『能力を奪った』んじゃないのぉ?全然奪えていないんじゃなぁい?もしかして、『奪える能力は二つ迄』なんじゃないのぉ?(バーカバーカ!)」
殴られた神虎を見て、ケラケラ笑うアリス、そんな中、祐介と先宮だけが『アリスの真の能力』に気付いている為、唇を震わせながら笑いを堪えている。
厳魁と弓華は『能力失ったら、ダメじゃん!』と心の中でツッコミを入れていた、今動けるアリスと、能力を奪った筈なのに、能力を使えているアリスを見つめる神虎、アリスの『真の能力』がバレるか、神虎を倒すか、どちらが先かはまだ分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.117 )
日時: 2017/07/15 20:51
名前: 彩都  

「お前の能力……奪った筈なのに……『何故使える』んだ!?」
驚愕する神虎に対し、ニヤニヤ笑うアリス。
「さぁ?私には分からないなぁ?おじさんが『私の巨大な能力を吸いきれなかった』ってだけじゃなぁい?(真相は知らないけれど)」
「ふっ、巫山戯るな!巫山戯過ぎている貴様の能力など!」
「ふぅん?まぁ私にはどうでもいいか……行け『ヘカトンケイルの巨手』よ!(ぶっ飛ばせ!)」
神虎の話を聞き終わったアリスは『ヘカトンケイルの巨手』で攻撃した、だが『ヘカトンケイルの巨手』をいとも容易く神虎は受け止めた。
「そう何度も何度も同じ攻撃を受けて、ダメージを負う程、人間様は弱くないってーの……さぁ、この攻撃は見切ったぞ!」
「は、はぁ……?何なの此処の施設は……?色々な存在が私の攻撃を受け止めたり、避けるって……私の国じゃそんな人、居ないのに……(呆れるなぁ)」
アリスはそう呟いて、頭を垂れる、そしてアリスは杖を強く握り、魔法を発動する、すると四人の体に巻きついていた白い粘液の糸が風で斬れる、これで四人は簡単に拘束状態から脱出する事が出来た。
「おおっ!有難うアリスちゃん!」
「えっ?斬れた……凄いや、アリスちゃん!」
「ナイス!」
「脱出完了!サンキューアリスちゃん!」
「別に感謝される様な事はしていないよ」
祐介、厳魁、先宮、弓華の順番で感謝されるアリス、だが、アリスは両手を振って、拒絶する、そんな中、神虎だけは必死にアリスの能力を考えていた。
まず、『斬る能力』だ……私が奪った筈なのに、『何故消えない』のだろう?もしかして、『斬る能力』は『このガキの能力では無い』と言う事か!?でも、それなら『どうやって白い粘液を斬っている』のか?神虎はそう思いながら不思議がる、すると急に自分の顔面が殴られる、だ、誰が殴った!?そう思いながら殴った拳を見る、するとその拳はでかかった。
「あっれぇ?『この技』は見切った筈じゃあ……?どうして見切れていないのかなぁ……?(油断し過ぎぃ)」
そう言ってアリスが嘲笑する、成程、私はまた殴られたのか……仕方無い、今から本気を出すか……神虎はそう思い、一気に蛟兼流の能力を解放する、この能力を解放し過ぎると、ダメージを受けた時、相当痛むが、そんなのは関係ない!今、私のミッションは『目の前の侵入者を倒す』事!神虎は大声を上げると、体が段々と大きくなっていく、フハハハハハ!これでは誰も勝てないだろう!神虎はそう思っていたが、腹部にとんでもない痛みが走り、その場で両膝を床につかせる、い、一体何が……?そう思いながら腹部を確認する、すると其処には、右手で殴った弓華が存在していた。
「あっれぇ?まだ気絶しねぇなぁ、もっと殴らないといけないのかなぁ……?ハァ!」
「ぐはぁっ!?」
普通に殴られるよりも、その二倍、三倍以上のダメージを受ける神虎の肉体、するとあまりの痛みで能力を解除してしまう。
「ハァハァ……これが、蛟兼流の……痛み!」
「おっ?能力を解除したか……さぁ、俺にも殴らせてくれよ、やられたらやり返す、それが俺の信条でなぁ?」
うつ伏せで息を切らす神虎に対し、指を鳴らす先宮、そして先宮は神虎を殴ろうとするが、殴った瞬間、先宮の拳は『先宮の顔面の方に向かう』、先宮は何とか片方の手で受け止めて、驚愕する、神虎は残った体力で『先宮の拳を『反射』』したのだ。
すると神虎の目の前に厳魁が現れる。
「神虎さん、『その能力は心臓の部分に取り付けた機械から発動している能力』ですよね?それなら……」
厳魁は神虎を起こし、心臓部分に装着しているカセットを取り外す、そしてカセットを床に置き、神虎に言う。
「これで『反射する』能力は使えないですよね?」
厳魁がそう言うと、神虎が叫ぶ。
「やっ、止めろ!そのカセットをもう一度装着しろ!おい!厳魁君!」
「聞きませんよ、僕はこの施設を壊す為に『五人』で此処に来たんです、『僕』と『祐介さん、先宮さん、弓華さん、アリスちゃん』の『五人』が仲間だ!もう貴方達の仲間では無い!」
厳魁の怒鳴り声を聞いて、驚愕した表情を見せる神虎、そして神虎の前に祐介が現れる。
「まぁ……そう言う事だ、厳魁君は此処の施設を裏切って俺達の『仲間』になってくれた、そして厳魁君は『此処の施設を壊そう』としている、お前達は『此処の施設』を壊したくないだろう?もう、その時点で『お前達の仲間』じゃないんだよ」
「そうだよ、祐介お兄ちゃんの言う通りだよ、もう貴方の『仲間』という言葉に厳魁お兄ちゃんは反応し無いんだよ、分かった?(分かれ)」
祐介、アリスの発言を受け、頭を垂れる神虎、そして思い出したかの様に神虎はアリスに言う。
「あっ、そうだ、お前の能力、一体何なんだ?『斬る能力』じゃないのか?」
「えっ?私の能力?大まかに言えば『ベクトル変更』の能力(分かるかな?)」
神虎の発言を受け、アリスは答える、すると神虎が鼻で笑って言う。
「なぁんだ、『ベクトル変更』ねぇ……道理で『斬る』力が使える訳か……」
神虎がそう言った後、アリスは自分が斬った白い粘液の糸を取り出し、神虎に巻きつける。
「は、はぁ?何をして……」
「ん?あぁ、逃げ出して、報告とか、出口に待ち伏せしない様に(待ち伏せは流石に面倒)」
神虎の問いにアリスは答えて、神虎を縛り上げる。
「よし!これで前に進もう!」
「あぁ!」
厳魁の大声に反応する祐介、そして祐介達『五人』は前へ前へと進む──縛られた神虎はそのままだった──
「だ、誰か助けてくれぇ!」
神虎は叫ぶ、だがその声は虚空へと消える──祐介達は何処へ向かうか、それは分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.118 )
日時: 2017/07/16 21:26
名前: 彩都  

「あの機械は簡単に言えば、『無能力者にも能力を使える様にする』機械です、そして『能力者でも他の能力を使える様になる』機械なんです、だから『一人の能力者が能力を二つ使える様になる』んです」
「成程……」
厳魁の説明を受けて、祐介は静かに頷く、だから藍綬廊は二つの能力を使用して俺達に襲い掛かったのか……祐介はそう思いながら厳魁の話を聞く。
「そして僕が居た時は、あの機械は禁断でした、何故なら『機械にセットされた能力を使用すると、寿命が短くなっていく』からでした、簡単に言えば、『一つの肉体に一つ』なんです、『能力』というのは……だから『一つの体に二つ』だなんて、人間の肉体の許容範囲を超えているので寿命が短くなってしまいます、ですが、何故あの人が付けていたのでしょう……?」
「そりゃあ、『寿命が短くなる』欠点が消えたからじゃねぇか?」
先宮が厳魁に答える、だが、厳魁は顎に手を当てて、不思議がる。
「それでも、『一人だけ使う』なんて有り得なくないですか?それなら他の二人も使う筈です……」
「あっ、そっかぁ……じゃあ『未だに寿命の事は解決していない』かもしれないな……いや、でもそれなら『侵入者を倒す為に寿命を削った』って事に……?」
先宮の発言を聞き、厳魁は静かに頷く、もしも『侵入者を倒す為に寿命を削った』のなら……何て酷い奴等だ、祐介はそう思いながら窓から見える月を見る、月はとても綺麗で、何だか、安心しそうな気分になった、すると、前を歩いている先宮の背中にぶつかる祐介、一体何なんだ?と思い、先宮の横から顔を覗かせる、すると一人の幼女とその幼女と遊ぶ若い男性が居た。
「お、お前……その女の子は?」
先宮が若い男性に問う、すると若い男性が言う。
「ん?誘拐してきたけど?」
「あぁっ!?逮捕だ逮捕!」
「ま、待て待て!何故そうなる!?誘拐ごときで喧(やかま)しい!」
「いや、喧しくなるのは当然だ!日本では誘拐は犯罪だ!」
「ふぅん?日本ではそうなのか……で、だから?まぁ、でも私には関係ないがね?」
若い男性はそう言って、幼女のスカートを捲った、厳魁が顔を隠す中、祐介、先宮、弓華は驚愕していた、そしてアリスが『厳魁お兄ちゃん、これは見てもセーフな奴だよ?(安心して?)』と言って、厳魁の開眼を促す。
「えっ?見てもいい?何を言って……!?」
厳魁はアリスの発言を受け、目を開ける、すると其処には幼女の白のドロワーズが目に入った、そしてその下、綺麗な太股を見、次に膝を見た、えっ!?何だこれ!?と厳魁は驚愕した。
それもその筈、『幼女の膝は人形の様な膝になっていた』からだ、えっ?どういう事?『この人は人形と戯れていた』って事か?厳魁がそう考えると、考えるにつれ、段々と混乱していく。
「お、お前……これ、『人形』か?」
祐介がそう言うと、若い男性は静かに頷く。
「あぁ、そうだよ、これは外国で買った人形だ、そして名前は『リラ』という」
「ご丁寧な説明有難う、んで?何で『誘拐した』なんて言った?」
「ん?簡単だよ、『日本では『誘拐』が犯罪』である事を知っている、だから鎌をかけたんだ、『幼女を誘拐した』なんて言ったら、『君達侵入者はどんな反応を示す』か、ってね?いやぁ……面白かったよ、侵入者の諸君よ、だから消えろ」
若い男性はそう言って幼女から手を離し、後方に移動する、そして幼女が両手を肩迄上げると、『厳魁が宙に浮いて、空中を浮遊して』いた、その姿を見て、先宮が驚愕する。
「は、はぁ……!?い、一体何が起きて!?」
「『何が起きて』ぇ?そんなの簡単じゃないか、『リラが能力を使用している』んだよ!リラの能力は『念力』!リラの『念力』は『自分より重い物を操る』能力!だから『リラより重い物全てを操れる』能力になるのだ!誰もリラには勝てないよ!」
「なっ……!?人形が『能力』を使うだって!?おい!厳魁君!『無機物にも能力は宿る』のか!?」
焦りながら先宮が厳魁に問う、だが、厳魁は首を横に振って返答する。
「それは分かりません!自分は『人間の能力者』しか見た事が無いですから!」
「じゃ、じゃあ、コイツと出会う前に話していた機械はどうなんだ!?あれなら『人形にだって能力を付加させる』事は可能だと思うんだが!?」
声を荒げる先宮に対し、悩む厳魁、そして厳魁は仕方なく、返答する。
「そ、それはぁ……分かりません!僕はこの機械をあまり知らないので、『人形に機械をつけて能力を発動する事が出来る』とか、知りません!ていうか、あの機械、無機物にも対応出来るの!?」
「いや、それを俺に言われても!?あぁ、分からないのなら、知るしかない!おい、祐介君!二人であの幼女の服を剥ぐぞ!剥いだらあの機械を使っているか、使っていないか分かる!」
「た、確かに!それじゃあ俺が幼女の体を掴むから、先宮さんは服を剥いで!アリスちゃんはあの男性を倒して!」
「うん、分かった!(やったるでぇ!)」
祐介の言葉に静かに頷くアリス、そして弓華は何もする事がなかったから、厳魁から離れない様に傍に寄る事にした。
「はいはい、私が居るから、大丈夫だよぉ?絶対に手を離さないからねぇ?」
「うぅっ……何だかすいません弓華さん……」
「良いんだよ、私達は『仲間』なんだからさぁ?とりあえず、祐介君、先宮さん、アリスちゃんの事を見守ろう?」
「はい……!」
二人はそう言って、先宮、祐介、アリスを見つめる──果たして、人形の幼女に機械はセットされているのか……それは人形の幼女の服を剥いで見ないと分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.119 )
日時: 2017/07/19 21:25
名前: 彩都  

「うおぉぉぉ!」
祐介は必死に人形の幼女を掴もうとするが、簡単に手の間からすり抜けて、逃げてしまう、祐介はイライラしながら掴もうと努力する──そんな中、アリスだけが若い男性を睨む。
「さて、どう調理しようか?そうだ、君もリラみたいに操られてみないかい?案外楽しいぞ、他人に操られるのは」
「はぁ?巫山戯ないで、私はお兄ちゃんの仲間、そう簡単に操られない!(絶対!)」
若い男性がそう言うと、アリスは断固拒否する、若い男性は頭を掻いて、溜息を吐く。
「はぁ……そうかぁ、操られたくないかぁ、まぁ、仕方無いよなぁ、操られるのにも本人の了承が有るし……だけど、『人形にはその了承が要らない』から、好きなんだよなぁ」
「なっ!?何か怖い事言ってる!(こえぇ!)」
若い男性の発言を受けて、アリスは驚愕し、後方に下がる、そしてアリスは呪文を詠唱し、自分の背後から、魔法陣を呼び出す。
「『ヘカトンケイルの巨手』!頑張ってあの男性の体に攻撃を!(いっけぇ!)」
アリスはそう言って、魔法陣から『ヘカトンケイルの巨手』を呼び出す、だが、男性は前に走って、『『ヘカトンケイルの巨手』に触れ』て、口の端を歪ませ、アリスの後方にジャンプし、移動する。
「ふぃー……あの『手』、操れるかなぁ?いや、でも、操れるってきっと……大丈夫大丈夫……」
若い男性はそう呟いて、アリスを見つめ、ニヤニヤと笑う。
「な、何だっ!?(何をした!?)」
アリスは若い男性の顔を見ながら少し恐怖する、あの男性、『『ヘカトンケイルの巨手』に触れた』が……『何』がしたかったのだろう?アリスはそう思いながら、『ヘカトンケイルの巨手』に命令する。
「『ヘカトンケイルの巨手』よ!あの男性に攻撃を!(何をしたか分からないけど、今は攻撃!)」
アリスはそう言って、『ヘカトンケイルの巨手』に命令するが、『『ヘカトンケイルの巨手』の手は動かない、一ミリたりとも!そして『ヘカトンケイルの巨手』は『逆にアリスの方に攻撃』を仕掛けて』きたのだ!アリスは何とか『ヘカトンケイルの巨手』から逃れ、若い男性を見つめて声を荒げる。
「おっ、お前……!?な、何をした!『ヘカトンケイルの巨手』に!何を!したんだ!?(訳が分からん!)」
「ん?何をしたって?簡単じゃないか、『自分が操った』ってだけ」
若い男性の発言を聞いて、アリスは驚愕する、は、はぁ!?『自分が操った』だって!?この人は魔法使いじゃないのに、『私の魔法を操った』、というのか……!?アリスは若い男性に対し、色々と聞く事を考える。
「え、えーと……名前を知らないからお兄さんって呼ぶね?『お兄さんは魔法使いか』?(まさか違う意味での『魔法使い』とか言わないよな?)」
「……その答えはノーだ、そして私の名前は新藤ジェームズ(しんどう──)だ」
アリスの発言を受け、若い男性──基、新藤ジェームズは簡単に答える、そしてアリスが二つ目の質問を言う。
「じゃあ、ジェームズさん、貴方に言う、『貴方はどうやって『ヘカトンケイルの巨手』を操った』のですか?(『魔法使い』じゃないのか……安心)」
「そうだな、大まかに言えば、『私の能力』だ」
……『能力』、か……アリスはそう思い、ジェームズに三度目の質問を言う。
「それでは、『その能力を教えて』下さい、無理ですか?(無理でしょうね、普通に考えると)」
アリスがそう言って、眉を顰(ひそ)めると、ジェームズは簡単に言う。
「ん?私の能力か?そうだな、君みたいな小さい子にはどう説明すれば良いだろうか?あぁ、思い付いた、『触れた物を自由に操る』能力だ──まぁ、そう簡単には操れない物ばっかりだけどね、今の時代は──」
アリスはジェームズの能力を聞いて、察する、成程な、『相手の手が『ヘカトンケイル』の巨手』に触れる事で、能力を発動し、自由に『ヘカトンケイルの巨手』を操った』、と言う事か……結構強い能力だな、アリスはそう思いながら額の汗を拭う、まさか『物を操る能力者』とは思わなかった、でも、『私の魔法を乗っ取った』訳じゃないから、まだ安心出来るが……極論言ってしまえば、『あの人の能力も乗っ取り系な能力に感じる』んだがなぁ……アリスはそう思いながら、深い深い溜息を吐いて、ジェームズを見つめる。
「それじゃあ……『一瞬で戦いを決めたらいい』んだよね、貴方の能力を発動させない為には……!(さて、どう言い返されるか?)」
アリスの発言を受けて、ジェームズが答える。
「……さぁ、どうだろうね?『自分の体に触れた瞬間に発動出来る』かもよ?」
「それならそれで怖いけどね……?(どうか、操られない様に……!)」
アリスは頭を掻いて、静かに深呼吸をする、次に出すこの攻撃でどうなるだろうか?流石に『触れられて、操られた』ら……それだけは面倒だなぁ、アリスはそう思いながら、杖を握る力を強める。
「これで……決める!(やってやる!)」
アリスはそう思い、静かに詠唱を始める、この『攻撃』だけは防がれたく無いな、そう思いながらジェームズを睨む──

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