コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

世界終了ハウマッチ!?
日時: 2015/10/28 20:57
名前: 彩都  

初めまして、彩都(サイト)と申します。
四作目です。
帰宅途中に思い付いた五分クオリティです。
気楽にお読み下さい。

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Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.79 )
日時: 2017/01/18 21:42
名前: 彩都  

祐介は家に帰って、ベッドの上で寝転んだ、まさか氷檻さんが仲間になってくれるなんて思わなかったからだ、まぁ、仲間になってくれた方がそれはそれで幸いだが、そう思いながら祐介はスマホを弄って、ニュースを確認する、そういえば最近、自分の読んでいる漫画の作者が行方不明なんだっけ?だけど漫画の原稿とネーム自体は編集部に送られてくるから、生きている、というのは確実なんだけど……祐介はそのニュースを見ながら、考える、その漫画家さんは何をしているのだろうか?まさか最新の話が読みたいが為に誘拐されたのか?そう考えると納得するが、だが流石にそれは無いだろう、だってアシスタントの方々が漫画家を探すだろう、おして警察も使用されるだろう、というか、先宮さんもこの事件の事は知っているかもしれない、そう考えて、先宮さんに連絡を入れた。
プルルルルルルと、電話のコール音がする、そしてガチャッと音と立てて、先宮の声が聞こえた。
「あっ、先宮さんですか?」
『お、どうした、祐介君?』
「えっと、実はですね、来週の土曜日空いていますか?」
『来週の土曜日?ん、あぁ、空いているが?また何か厄介事か?』
先宮さんは鋭いな、流石警察の人間だ、そう思いながら祐介は言葉を紡ぐ。
「はい、そうです、えーと、厳魁さんって言う人物が居ましてね、その人が、『『神』を作る研究』を止めさせたいんですよ、その研究で何人ものの命がなくなっている、と聞きましてね、だから春華ちゃんの時の様にその研究を止めませんか?少しでも研究に関わっている人の命を救いたいんです」
祐介がそう言うと、無言のまま考える先宮、そして答が出た様なので、祐介に言う。
『ふむ……確かにそれは止めないといけないな、よし、俺も参加しよう、そしてその研究所の人間を逮捕しなくてはな!』
先宮がそう言うと、祐介は喜んだ、良かった、本当に良かった、流石警察、少しだけ役に立つな!そう思いながら先宮に言う祐介。
「有難う御座います!先宮さんが居たら百人力ですよ!」
『おいおい……流石にそれは無いかもしれんが、悪い事をしているなら、警察の出番だしな』
「そうですよね!それでは、来週の土曜日、宜しく御願いします」
『あぁ、分かった、来週の土曜日な』
祐介はそう言って、電話を切った、これで『警察』という仲間を手に入れた、他のメンバーはどうするか、考える。
「別に使える人物はいないよねぇ……さて、どうしようか?まだまだ人数は居るんだ、誰にしようかなぁ?」
そう思いながら一人の女性の事を思い出す、あぁ、そういえば居たなぁ、思い出した思い出した、凄く強い人だ、そう思いながら祐介はその女性に電話をかける。
プルルルルルル、とコール音が鳴った後、『はい、水花です』と声が聞こえた。
「あっ、御久し振りです、祐介です、元気にしてました?」
祐介がそう言うと、『んー?まぁ、元気だよ』と答えた、それでは本題に入ろう、と考える祐介、祐介は弓華に対し、言葉を紡いだ。
「すいません、来週の土曜日って空いてます?」
『来週の土曜日?何ていう直球な質問だな、まぁ、空いているけど?』
良かった、本当に良かった、と思う祐介、祐介は本題に入る。
「えーとですねぇ、厳魁さん、という方がいましてね、『『神』を作る研究』を止めさせたいんですよ、だから弓華さんに協力して欲しいんです、この研究で何人死者が出たか自分には分からないんですが、その死者を生み出す事を俺や厳魁さんは止めたいんですよ、だから弓華さんの力を使用して、その研究を壊しませんか?」
祐介がそう言うと、弓華は悩んで、呟く。
『えっとぉ?つまり、その研究で死者が大量に出ていて、厳魁さんと君が協力して、その研究を止めたい、って事?そして私の力を使用して、研究を一緒に止めて欲しい、って事?』
「はい、そうです、とりあえず、一緒にその研究を壊しませんか?」
祐介が押していく、そして弓華はハァ、と大きな溜息を吐いて、祐介に言う。
『まぁ、いいけれどさぁ……他にメンバーは居るのか?まさか三人で行く訳じゃないよなぁ?』
「いえ、流石にそれは無いです、他にもメンバーは居ます、なので、自分のチームに勧誘しているんですよ、弓華さんを」
祐介がそう言うと、弓華は言葉を紡いで、祐介に言う。
『んー……仕方ねぇなぁ、分かったよ、手伝ってやる、もしもその中に女性が居たら、その研究者全員ぶっ飛ばしてやる!』
「本当ですか!?参加してくれて有難う御座います!」
祐介はそう言って電話を持ちながらお辞儀してしまう、電話相手にはお辞儀なんて分からないのに何故かしてしまった。
『いいよ、いいよ、どうせ土曜日は暇だったしなぁ』
「そうですか、本当に有難う御座います、弓華さんが来たら百人力ですよ!」
祐介はそう言って弓華を持ち上げる、すると弓華は少し照れた様子で言う。
『そ、そこ迄言われると恥ずかしいかも……え、えっと、集合場所は何処なんだ?後時間も』
「そこはまだ決めていないですね、厳魁さんと出会ってから時間は考えます、集合場所は俺の家ですね、ですが弓華さんは知らないでしょう、時間が決まり次第、メールで自宅近辺の地図を貼り付けますね」
『おう、そうなのか、それじゃあ、土曜日に会おう』
「えぇ」
二人はそう言って、弓華の方から電話を切った、よし、これで二人もメンバーが出来たな、と思う。
とりあえず、早く集まる時間を決定しないとな、そう思いながらスマホを充電器に刺して、寝る事にした──今日は疲れたな、相当疲れた、そう思いながら祐介は睡魔に襲われる──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.80 )
日時: 2017/01/25 21:20
名前: 彩都  

「そう言えば厳魁さんとあまり会話してなかったな、時間とかその他諸々決めないとな……」
祐介はそう言って、パソコンの前でWEB漫画を読みながら呟いた、急がないとなぁ、だって後三日で来週の土曜日になってしまうのだから──
「それにしてもこのWEB漫画、段々絵が荒くなっている感じがするけど……まぁ、本誌で外伝掲載しているし、少し絵が汚くなってしまうのも仕方無いかぁ……」
祐介はパソコンの前でそう言ってから、立ち上がって、ベッドの上のスマホを手に取り、厳魁に連絡する、そして数回のコール音の後、厳魁は電話に出る。
「やぁ、厳魁さん、もう少し話がしたくてね、集まる時間とか、何時、『『神』を作る機関』に行くとかを話したくてね?」
祐介がそう言うと、『はい、分かりました』と言って、厳魁が続けて言う。
『そうですね、時間は朝の10時頃でいいですかね?一応話し合いもしたいので』
「OK、分かったよ、他に行く時間はどうする?」
『えーと、時間は夜の方が警戒を解くと思われるので、夜の12時ですかね?』
「分かりました、こっちで少しメンバーを集めたので、メールで伝えておきます」
厳魁と電話で会話する、そして祐介がメンバーを集めた事を言うと、厳魁は驚いていた。
『えぇっ!?もうメンバーを集めたのかい!?早いねぇ、僕はまだまだで……』
「そうなんですか?まぁ、暇人ばっか集まったんじゃないですかね?」
『それは言えているかもしれないね、それじゃ、朝10時頃に集まって、夜の12時頃に到着、と言う事で』
「えぇ、分かりました、それでは、数日後、俺の家で」
『あぁ、一緒に倒そうね!』
厳魁がそう言った後、電話が切れる、よし、他の人達にメールを送らないとなぁ……そう思いながら祐介はスマホのメール作成ボタンを押す──

「ふぅ、これで良いかな?厳魁さんには電話した、先宮さん、弓華さんに集まる場所や突入時間を書いたメールをした、さて、する事が何一つ無い、どうしようかなぁ……?」
祐介はそう呟きながらベッドの上でゴロゴロ転がりながら溜息を吐く、今日はもうやる事が無いぞ?どうしようか?そう考えていると、お腹が鳴った、そういえばご飯を食べていなかったな、その事を思い出して、二階の自室から、一階のリビングに移動して、母を探す。
「んー?お母さんが居ないな……少し探してみるか」
祐介はそう呟いて、家の中を探す、お風呂場、キッチン、ベランダ、二階の母の自室、トイレ等、色々な場所を探したが、そもそも見付からなかった、流石に書き置き程度の紙でも置いていれば良いのだが……仕方無い、自分でご飯を作るか、そう思い、二階の自室に向かい、欠伸をして、スマホをズボンの腰の部分の右ポケットに入れて、一回を降りて、キッチンに向かう。
それでは冷蔵庫を確認しよう、そう思い、冷蔵庫のドアを開ける、中には生卵、油揚げしかなかった。
「…………」
あまりの食材の少なさに祐介は絶句した、えっ?野菜も無いの?マジで?ではどうやって昼ご飯を食べれば良いの?と、とりあえず、油揚げが一枚しかないから、細く切って、フライパンで水分を飛ばしてカリカリにさせよう、そう思い、フライパンを取り出して、コンロから弱火でフライパンを熱する、その間にまな板を用意し、包丁を右手に持って、油揚げ一枚を細く細く切っていく、そして小さな音がフライパンから聞こえてきた、よし、段々温まってきたな?そう思い、まな板の上の油揚げを熱したフライパンの上に入れて、日を一気に強火にする、すると『じゅわわぁぁ……』と卵を焼く様な音が聞こえる、うん、良い音だ、そう思いながら自分は菜箸を用意し、菜箸でフライパンの上の油揚げを前後へ動かす、何故油を使用せずにフライパンを使用しているかと言うと、『油揚げにはもう油が入っている』からだ、なので、油を使用せずにフライパンを使用する事が出来るのだ。
「とりあえず、油揚げの水分を飛ばすには、何分熱しようかな?」
祐介はそう呟きながら、時間を確認する、まぁ、三分もすれば完全にカリカリになるだろう、そう考えて、三分程度フライパンで油揚げを熱する。
そして三分が経った、よし、もうすぐ完成だな、そう思いながら、祐介は醤油を取り出して、熱したフライパンの上にかける、そしてカリカリに鳴った油揚げと醤油を絡ませる、更にそこにマヨネーズを少し和える、すると完成だ。
「これをご飯の上に乗せて食べると美味しいんだよなぁ……」
祐介はそう言って、マヨネーズと醤油が合わさった油揚げを皿に盛り付けた後、ご飯と一緒に食べる、油揚げが醤油を吸い込んで、カリカリで、シャリシャリで、とても最高だ、醤油だけでは塩辛くなるので、マヨネーズも絡まって、マイルドな塩加減になっている。
美味しい、とても美味しい、それが油揚げを食べた感想だ。
そして祐介は昼ご飯を食べ終わって、お皿とお茶碗をシンクに置いて、自分の部屋に戻る。
疲れたな、と思いながら祐介はベッドに寝転がりながら考える、数日後は厳魁さんの言っていた『来週の土曜日』だ、自分は何とか起きれるだろうか?祐介はそう思いながらベッドの上で寝た──数日後の土曜日の為に、体力を温存させなければならない──そう思いながら──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.81 )
日時: 2017/02/01 21:27
名前: 彩都  

『世界終了ハウマッチ!?』 本章 第七章 『『神』を作る機関』

数日後……祐介の家に一人の男性がインターホンを鳴らす、その人物は、強力厳魁(ごうりき げんかい)だ、雨が降っていたので、傘を差していた。
厳魁が祐介の敷地内に入ると、急に雨は上がり、雲一つ無い快晴になっていた。
そんな空に対し、厳魁は溜息を吐いた、全く、僕の能力は何でこんな意味が無い能力なんだろう?怪力系だったら、もっと皆の為に使用出来るのに……そう思いながら二回目の溜息を吐いた後、玄関から祐介が現れた。
「来ましたね……今日が、厳魁さんも」
「アハハ、確かにそうだねぇ、もう今日は土曜日だ」
二人はそう言って、祐介は厳魁を家に入れた──そして祐介は厳魁を自分の部屋に案内する、自分の部屋を開けて、祐介はベッドに座る、祐介の部屋には数人の男女が座って厳魁が来るのを待っていた。
「えっと……祐介君がこのメンバーを集めたのかい?」
「そうだよ、さぁ、話し合いをしようか?」
祐介はそう言って、大きな溜息をする、実際厳魁は『どうせ、一人二人だろう』、と考えていたが、実際に集まった人数はその倍であった、厳魁は一拍置いて、周りに自己紹介をする。
「は、初めまして、僕は強力厳魁って言います、僕が祐介君に頼みました、『『『神』を作る機関』を潰そう』って言いました、全て僕の責任です、今から話すのは『その機関』を崩壊させるお話です、だから、祐介君は悪くありません、全部僕が悪いんです、それが分かってくれる人は挙手して下さい……!」
しどろもどろになりながら厳魁は自分の言葉を言い放つ、そんな厳魁に対し、皆が皆、片手を上に上げる、その光景を見て、涙を出す厳魁、皆は味方だ、僕の味方になってくれる人物だと厳魁は判断した。
「み、皆さん、有難う御座います!もしも崩壊させる事が出来たら、出来たら……!」
厳魁は涙を出しながら、直角に腰を曲げて頭を下げる、すると一人の男性が声を厳魁に放った。
「そんな堅っ苦しい話は置いといてさぁ?早く作戦会議をしようぜ?時間が無くなるかもしれないしさぁ?おっと、名を名乗るのを忘れていたな、俺の名前は先宮彰吾(さきみや しょうご)、警察の人間だ、おっと、勘違いするな?俺は君や祐介の味方だ、別に逮捕なんかしねぇよ」
「えっ!?警察の方なんですか!?だったら百人力じゃないですか!」
先宮の名乗りに対し、厳魁はとても驚いた、すると次に幼女、もしくは少女とも言える見た目の魔女が自分の名前を名乗る。
「私の名前はアリス・マーマリア、一応魔女、大体の魔法は使える、回復や攻撃、防御もお手の物!(頑張る!)」
「は、はぁ……魔女ですか……」
アリスの名乗りに対し、少し汗を掻く厳魁、次に黒いライダースーツの女性が名乗る。
「私の名前は水花弓華(みなか ゆみか)、私は怪力な女だ、女を傷つける奴は許さん!厳魁君よ、もしもの可能性として、女性もその計画及び機関に居るんだろう?そして女性もその計画で死んでいるらしいな、もしもそうなら、私がその機関ごと潰す!女性がその計画で死んでいないと良いな!」
弓華の言葉を聞いて、少し緊張を解く厳魁。
「そう、ですよね……出来れば男性の方も死んで欲しくは無いですね……有難う御座います弓華さん!」
弓華の言葉に反応し、厳魁はとても喜んだ、そして最後にベッドに座った人物──祐介だ──が厳魁に向かって言葉を放つ。
「それじゃあ、作戦会議を始めようか、厳魁さん──時間は刻一刻と失われている、少しでも急いで、機関の人間を助けられる様、作戦会議をしよう!」
祐介がそう言うと、他の皆も強く頷く、そして厳魁は思った、祐介君は人望があるなぁ、と──

数時間後──祐介達は先宮の車を使用して、『『神』を製作する機関』へと向かっていた。
「そういえば、どういう所なんだ?『『神』を製作する機関』ってのは?『神』以外に何かしていたのか?」
急に無言状態の場を先宮が打ち砕いた、厳魁は少しの間が経ってから話し始めた。
「単純に言えば、『能力の開発及び能力の開花及び能力の研究』とかですかね?僕の能力は──笑われるかもしれませんが──『天候を雨に変える』能力なんです、最初は不思議でした、小学校の遠足も有意義に楽しめませんでしたし、運動会も雨が降って……雨男、と言われるかもしれませんけど、雨男とは少し違う様で──」
先宮はその話を聞いて、『成程』と考える、もしも此処に春華が居たら、もっと厳魁君の機関に対し、同情してくれるかもしれない、先宮はそう思いながら、静かな溜息を吐く──
そして厳魁の地図を頼りに先宮は運転する、すると急に道が開けていき、一つの大きな白を見つける、その城は保護色になっているので、遠くから見ても視認出来ない程、周りと同色になっていた、これは遠くから見ても建物がある、とは思えない、先宮はそう思いながら、車を城の出入り口の扉より、少し手前に停める、監視カメラに見付からない様に、木々の隙間を縫って、車を停めた。
「さぁ、到着したな」
「そうですね、それでは突入しましょう、時間は無いんです、急ぎましょう!」
「おー!」
厳魁の言葉を皮切りに四人は厳魁に着いて行った──この機関の中はどうなっているのか、祐介は少しドキドキしながら建物の敷地内に入った──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.82 )
日時: 2017/02/08 21:00
名前: 彩都  

「寒いですねぇ、夏だと言うのに……」
そう言って、厳魁は溜息を吐く、実際半袖で来たのは間違いかもしれない、自分の能力で外は雨になる、雨は冷たいので毎日半袖で外を出歩くが、流石に夜は少し違うらしい──そんな厳魁を弓華は呆れながら横目で見ながら呟く。
「よく半袖で行こうとしたなぁ?私は仕事以外バイクでの移動だから毎日ライダースーツだわ」
「へぇ、アンタがあの『ブラックライダー』って存在かぁ、噂には聞いている、夜中真夜中に黒いライダースーツを着用している人が女性に対しセクハラ、性犯罪をしようとしている男性に一撃を加えて、警察に連絡している、とな……まさかこんな華奢な女性だったとは──同族嫌悪でやっている、と勘違いしてたよ、実際の『ブラックライダー』は女性だったなんてなぁ……」
先宮がそう言うと弓華が顔を赤くして、そっぽを向く。
「そっ、そんな事を言われているのか私はっ!?は、恥ずかしいなぁ……私は女性で、『ブラックライダー』なんて名乗っていないのに……、まさか救った女性方がそう言っているのかもしれないな……」
「まぁ、それでも男に屈しずに一撃を入れるとか凄いよ、何れ表彰したいぜ……っと、少し聞きたいんだが、水花さんよぉ?」
独り言を言っている弓華に対し、先宮が弓華に何かを聞いてきた、弓華は不思議そうに先宮の言葉に耳を傾ける。
「何だ、警察の先宮さん?」
「『警察の』、は要らないんだけどな──署ではこんな噂があるんだよなぁ、『ブラックライダー』は女性しか救わない、つまり男性不信である、更に女性が好きなレズビアン野郎だって──」
「はぁぁ!?んな訳無いじゃないですか!流石に私は男性が好きな一般人です!……と言っても能力者だから一般人では無いかもしれないなぁ……」
先宮の署の話に対し、弓華はツッコミを入れる、流石にレズビアンでは無い、と付け加える。
「へぇ、つまり女性を助けるヒーローみたいな存在、ってか?」
「まぁ、そうなりますね、私はレズビアンでは無いです、もう一度言っておきますね?」
「わ、分かったよ……」
弓華の言葉に根負けする先宮、何度も弓華の言葉に頷く……そして祐介は背中に背負っているアリスを見る、アリスはすーすー、と寝息を立てていた、ぐっすり寝てるなぁ、と思いながら走る厳魁の後を追う、五人はまだ機関の庭を走っていた、それもその筈、まだ機関内の警備員を全員出していないからだ、警備員をを全て出してから、機関に入ろうとする魂胆だ。
だが流石にこの作戦は成功するだろうか?もうすぐ『力』も切れるぞ……と祐介は思う、何十分も走るとなると若い祐介でさえ息が切れてその場で倒れてしまう、だが何故何十分も走っているのに息が切れておらず、倒れていないのか?それは簡単だ、『アリスの魔法を使用している』からだ、アリスの魔法、『呼吸魔法』で今は息が切れていないのだ──この魔法は『何時間も息継ぎ、呼吸をせずにいる魔法』である、だがアリスはまだ幼い、なので精々三十分しか効き目が無い、そしてもうすぐその三十分が近付こうとしていた、アリスは『二十九分頃になったら起きる』と言っていた、まさかそういう目覚まし魔法もあるのだろうか?と少し考える、その魔法さえあったら学校に遅刻せずに行けただろうなぁ、と考える祐介──祐介は腕時計を確認する、もうすぐ魔法を発動して三十分だ、早く起きないと自分が倒れてしまうかもしれない、と考える祐介、するともぞもぞと背中がむず痒くなった、やっと起きたか、と思う祐介、助かった、本当助かった、もしも四人全員が倒れてしまったら元も子もない、と思ってしまった祐介だった。
「ふぁ〜あ……良く寝た、やっぱり目覚まし魔法は楽だなぁ……(快眠)」
目覚まし魔法、実在してたのかよ!と心の中でツッコむ祐介、そしてアリスは杖を取り出して、四人に魔法をかけなおす、よし、また三十分は走れそうだ。
「それじゃあまた二十九分後に……(ぐっない!)」
「あぁ、そうだね……」
祐介がそう言って眠るアリスを見続ける、何とも気持ち良さそうな寝顔だ……ていうか良く寝れるよね、走りながら上下に揺れているというのに……祐介は心の中で苦笑しながら前に向く、前には、厳魁が走っている、すると急に厳魁が声を上げる。
「皆っ!もうすぐだよ!」
『もうすぐだよ』、その言葉に反応する三人、作戦会議で『もうすぐ』と言う言葉を『警備員が全員出た、中に入ろう』と決めたのだ。
「OKェ!」
「分かった!」
「成程!」
三人が了承する、そして四人は急に道を変更して機関に向かう。
「後少し、後少しなんだ!神様……僕に力を貸してくれ!」
厳魁がそう言って建物の中に入った、更に祐介、弓華、先宮の順で建物の中に入った、そして厳魁は急いで扉を閉める。
「ハァハァ、何で息切れをしているんだろうね?魔法をかけてもらっているのにね……」
厳魁がそう言うと、祐介が言う。
「多分それは『達成感』から来る物じゃないんですかね?とりあえず、第一関門はクリアですね」
「あぁ、そうだね!……『達成感』ね……!」
厳魁は自分の右手を強く握り締めた、そして大きく深呼吸をする、そして五人は施設の中へと深く深く進んでいく──この先何が待っているか、祐介は分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.83 )
日時: 2017/02/15 21:40
名前: 彩都  

「まずはカードキーで扉を解除して……」
そう言って、財布の中から厳塊はカードキーを取り出す、その行動を見て、先宮は『最新鋭の施設なのか』と判断する。
そしてカードキーを使用して、扉を開ける厳塊、厳塊は四人に声をかける。
「皆さん、扉が開きました、これから作戦通りに行きます、いいですか?」
厳塊がそう言うと、三人は強く頷く、だがアリスだけは頷かない。
「そうですか、それでは行きます!」
そう言って厳塊は施設の中へと侵入していく、厳塊の次に先宮、弓華、祐介、アリスが施設の中へと入っていく──
「何だか少し寒いな?夏だって言うのに……」
突然先宮が声を出す、先宮は腕まくりをしているシャツを着ていたが腕まくりを元に戻し、腕を隠す。
「寒い?まぁ、外よりは大丈夫かと思います、一応は施設なので、冷暖房完備ですし……」
先宮の言葉に対し、厳塊が答える、すると弓華が空虚に指を指す。
「何だあれ?」
そう言って祐介、厳塊、先宮が指を指した方へ顔を傾ける、そこは『第五研究室』と書かれていた、『あぁ、これは』と厳塊が言う。
「此処が『『神』を作る』場所でしたね──僕が居た時は、ですが──今は第六、第七以降何じゃないですか?」
厳塊の軽々しく言う言葉に対し、祐介は少し恐怖した、まるで『それを言うのにはもう慣れてしまった』と言いたそうな発言に聞こえたからだ。
そして厳塊が角を曲がった、他の四人も角を曲がって追いかける、すると厳塊の前に白とピンクのレオタードを着用している女性と出会った、祐介が何故立ち止まっているのかと思いながら厳塊の顔を見る、すると厳塊が恐怖の顔をしていた。
「な、何故、『貴方が生きている』んです?僕が知る限りだと貴方はとっくに……」
厳塊がそう言うと、白とピンクのレオタードを着用している女性が不思議そうに言う。
「へぇ、私はそう思われていたんだぁ?残念だなぁ、何時何処で『私が死んだ』という情報を知ったのかな?あ、自分で流布したんだっけ?」
ケラケラケラケラと笑いながら白とピンクのレオタードを着用した女性が言う、何だか面白そうな人だなぁ、と祐介は思いながら厳塊の言葉を待つ。
「い、『生きていた』?何でそんな事を?いや、何故?」
厳塊がそう言うと白とピンクのレオタードを着用した女性が腰に両手を当てながら高らかに言う。
「アッハッハッ!何でって?簡単だよ、『情報の改竄』が好きだからさ、私が生きてると『此処の施設』も大変だからさ、だって私の能力は『世界を操れる』しさ?だから此処から抜け出して、自分が死んだ、と思わせる様な文面を送りつけて、『此処の施設の人間に恐怖させる為』にさ?そして数日前に戻ってきたんだよ、この施設に……そしたらどうだ!?『此処の施設』の人間、全員驚いていたよ!いやぁ滑稽滑稽!滑稽中の滑稽!あー面白かった……んで、何で私が此処に立っているか分かるかな?」
白とピンクのレオタードを着用している女性はそう言った後、自分が立っている床を指差す、厳塊は少し厭そうに呟いた。
「僕達を……僕達を排除する為に?」
厳塊の言葉を聞いて、白とピンクのレオタードの女性は『うんうん』と頷いて復唱する。
「ふむ、『僕達を排除する為に』か──厳塊君は私の事を『此処の施設』の人間と考えて、私を厳塊君の敵にした、と──もしもだ、もしもだよ?厳塊君、仮にだ、『本当に私が君の敵ならどうする』?」
白とピンクのレオタードを着用した女性が背中から新体操に使われるリボンを取り出した、その瞬間、厳塊が『皆!目を閉じて!』と叫ぶ、祐介、先宮、弓華が目を閉じる、元々アリスは目を閉じて寝ているのでセーフだが……だが、言葉を発した厳塊だけが目を閉じるスピードが遅く、白とピンクのレオタードを着用した女性の動きを見てしまう。
「あぁっ!?」
厳塊はそう言って、急に踊り出す、目をいち早く開けた先宮が厳塊にツッコミを入れる。
「……って、君は何をしているんだ?」
「あ、あの、これは……」
厳塊が先宮にそう言うと、白とピンクのレオタードを着用した女性は高らかに宣言する。
「アッハッハッ!いやぁ、愉快愉快!やっぱり私の能力は最高で最強だわぁ!!……あぁ、何だ、他の人達には能力が使用出来なかったかぁ、まぁ、仕方ないよねぇ──私の名前は苫小牧美香(とまこまい みか)、『踊るだけで相手を踊らせる能力』の持ち主よ──さぁ、貴方達ももう一度私の能力を食らいなさい!」
白とピンクのレオタードを着用した女性──基美香はそう言って新体操に使われるリボンを使用してもう一度踊ろうとした、だが美香の前に弓華が現れ、美香の顔面を能力を使用して、ぶん殴る。
「私、女性を襲う男性はとっても嫌い、だけどその逆もある、『男を虐める女』もとっても嫌いなんだよねぇ……!そして厳塊君は祐介君の仲間なんだ、今此処に出来たよ……『仲間を傷つける輩も嫌い』ってねぇ!」
弓華はそう言って、自分の拳を自分の片手の手の平に当てた、そして厳塊が踊りから解放され、その場に倒れる。
「はぁはぁ、助かった……美香さんの能力は気を失うと能力の効果が切れる、つまり弓華さんの攻撃で気を失ったんだと思います……有難う御座います、弓華さん」
厳塊が弓華に感謝する、だが弓華は厳塊に対し、手を振って返答する。
「いやいやいやいや!これは私の考えだけで動いただけであって、感謝される様な事はしてないよ!」
弓華はそう言った後、吹っ飛んだ美香を探し、新体操で使われるリボンを使用して、美香の腕を拘束し、柱に巻き付けて身動きが取れない様にした。
そして五人は縛った美香を見て、前に進む、厳塊達は目的地に着く事が出来るだろうか?それはまだ知らない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.84 )
日時: 2017/02/22 20:33
名前: 彩都  

「んっ、階段か……逆に考えて下に下がった方が良いかもしれないし、上に上がって屋上から見つける事も可能だ──一体どっちに行こうかな?」
美香を倒した後、少し進んで階段前で厳魁がそう言う、厳魁の言葉に祐介が言う。
「自分的には下の方が良いと思うな、虱潰しというか何と言うか……全部探した方が良いだろ?だから下が良いと思うな」
祐介の言葉に対し弓華が返答する。
「もしも『水を操る能力』を持つ者が居るとして、地下に滞在している方が逆に危険よ、呼吸が出来なくなっちゃうわ」
「あぁ、確かにそうですね……それでは上に行きましょうか」
弓華の言葉を聞いて厳魁は頷く、厳魁は静かに階段を上っていく、そして四人は厳魁に着いて行く──

「…………」
無言のまま厳塊達は進んでいく、すると厳魁達の目の前に、壁に凭(もた)れる、上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年が現れた、厳魁は少し深呼吸して、その人物を睨む。
「…………」
「…………」
無言のまま二人は見つめ合う、すると静かに上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年が口を開く。
「よぉ、厳魁さん……生きていたのか!」
そう言って上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年は目頭を押さえて泣く、えっ?何で泣いているんだ?祐介はそう思いながら二人を交互に見る。
「良かったなぁ、此処の研究所に来る人は大体死んでいるからなぁ、死んだ人より生きてこの施設に出た人の方が指で数えやすい……」
上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年はそう言って目頭を押さえていない手で指を折っていく、そして指を八回程折って、数えるのを止める。
「ていうかよくよく考えたら片手では数えられなかったわ、こりゃ失敬」
上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年がそう言うと厳魁以外の三人はずっこけそうになる、だが厳魁だけは強い眼差しで上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年を見つめる。
「おいおい、そんなに見つめないで下さいよ、もしも『能力』が暴走したらどうするんですかぁ?」
そう言って、上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年が厳魁達の方に走って近付いてくる、弓華は厳魁の前に現れて右手を前に突き出した、その瞬間だった、弓華の顎に何か硬い物がぶつかってそのまま弓華は後ろに倒れてしまう、そしてシューシューと謎の音を発しながら上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年は笑う。
「アハハッ!やっぱり突っ込んで来る奴が居ると思ったよ、だからこっちは飛び道具を使わせてもらったよ──と言ってもこれが飛び道具かは分からないけど──ハンデとして許してくれよ?」
上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年がそう言うと窓から月の光が入った、月の光が入ったお陰で上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年が『飛び道具』と言った物が理解出来た、それは『ヨーヨー』だった、成程、ヨーヨーを弓華さんにぶつけたのか、と厳魁は静かに判断する。
「ヨーヨーか……中々な物を……!」
厳魁がそう言うとゆっくりと起き上がって弓華は上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年を睨んで言う。
「成程、ヨーヨーかぁ……だったら『紐さえ切ってしまえばこっちのもん』だよなぁ?」
弓華はそう言って、上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年に近付く、上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年は『懲りずにまた突っ込むのか』と呟いて右手の手の平の上のヨーヨーを弓華の顎に狙って投げる、だが弓華はヨーヨーの紐を見つけて掴む、そして能力を使用してヨーヨーの紐を引き千切った。
「な、何ぃ!?ヨーヨーの紐を引き千切っただとぉ!?」
「これでもうヨーヨーでの不意打ちは出来ないね!」
弓華はそう言ってヨーヨーを外に投げる、するとガラスは割れ、外の方に行く。
「……フフ、フフフ!フハハハハハ!お前、やらかしたなぁ!『やらかした』お陰で俺の勝利は近付いたよ!フハハハハハ!『態々切らずに済んだ』よ!これは礼を言わないとなぁ!」
上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年はそう言って両手を叩いて合わせる、するとギュルルルル!と謎の回転音を出して弓華の方に近付いてくる、一体何の音だ!?弓華はそう考えていると右の方から謎の痛みと何かが絡まっている、その絡まっている物は今も回転している、そして弓華は厭な予感がした──その予感は的中した、自分の髪の毛に絡まっている物、それは『紐を千切ったヨーヨー』だった!
「なっ、『何で回転しないヨーヨーが回転しているんだ』ぁー!」
弓華はそう言って急いで髪に絡まったヨーヨーを取り外す、そして足で踏む。
「ハァハァ……一体何なんだ……これは!?」
「それが俺の能力、『回転させる能力』だ!お前がヨーヨーの紐を引き千切った事によりヨーヨーは自由になった!さぁ、お前らは此処で終了だぁ!」
上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年の言葉を聞いて、足で踏んでいるヨーヨーが回転する、ま、まさか本当に能力が!?弓華はそう思い、足を離してしまう。
「フフフ……そういや俺の名前を名乗ってなかったな、俺の名前は操風周也(あやかぜ しゅうや)、『回転させる能力』を持つ、貴様はどんな能力を持っている、ライダースーツの女?」
上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年──基周也の言葉を聞いて、弓華は無言のまま見続ける──どちらが勝つかは分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.85 )
日時: 2017/03/01 22:16
名前: 彩都  

「おいおい、そんなに逃げているだけじゃあ、君の味方迄攻撃しちゃうよ?」
そう言って上半身をジャケットに包んだ褐色の肌の青年──基操風周也(あやかぜ しゅうや)がヨーヨーを回転させながら祐介にヨーヨーを当てる。
「ぐあぁ!」
ヨーヨーの攻撃を受けて祐介はその場で蹲ってしまう、うぅっ、鳩尾を攻撃された……吐き気と目眩がする……そう思いながら何とか顔を上げる、真っ暗な廊下の中、自分の周りには厳魁、アリス、先宮さんがいる、蹲っている中、アリスちゃんは無防備である、もしもアリスちゃんを攻撃されたら──!そう思った時だった、急に祐介の近くからヨーヨーの回転する音が聞こえる、一体弓華さんは何処に居るんだ?祐介は自分の鳩尾に当たる前に逃げた弓華を探す、だが、周りを確認しても見付からない弓華を祐介は放っておく事にする、だけどこのヨーヨーの回転音、一体何処に当てる気だ?自分の頭か?もしくは眼球か?そう思いながら周也を見つめる、すると急ににやにや笑って周也が祐介に言う。
「アハハハハハ!『頭隠して尻隠さず』、とはこの事の様だなぁっ!貴様の背中の幼女っ!その幼女の頭ががら空きだぜぇ!その幼女の頭にこの回転するヨーヨーをぶつけたらどうなるかなぁ!?簡単に頭が吹っ飛んじまうぜぇっ!?」
周也はそう言ってアリスの頭部にヨーヨーを当てようとしていたのだ!祐介は何とか起き上がってアリスを起こそうとするが中々起きない、まさか『熟睡の魔法』とかあるのだろうか?って、こう言う事思っちゃうと本当に実在するんだから、少しは口を慎まなければ……つまり『熟睡の魔法』と『呼吸魔法』を両方使用しているのか?と考えてしまう、あぁ、また『熟睡の魔法』とか思っちゃった、だから口を慎めって……祐介はそう思いながらアリスを起こそうとする、だがアリスは中々起きない、その時だった、祐介の額にヨーヨーがぶつかってしまい、その場で膝をついてしまう、結構痛いんだな、ヨーヨー……祐介は心の中で溜息を吐きながら周也を睨む、少しでも威嚇しないとまた当てられてしまうからだ、祐介はそう考えながら背中にアリスを見る、二十九分後に起きるんだっけ?んで今はこの中に入って何分が経った?軽く十分は経っている筈だ、なので残り約二十分、もしくは十五分程度だろう、何気に先は長いな、と心の中で溜息を吐きながら祐介は周也に言う。
「てめぇ……何で俺ばっか狙うんだよぉ!?厳魁さんや先宮さんが居るだろぉ!?」
「はぁ?何言ってんだこのガキ?厳魁さんは俺達の昔の仲間だ、おいそれ簡単には傷つけねぇよ、んでもってお前の言った先宮さん?って奴?その人の場合は大人だから攻撃しない、だけどあのライダースーツの女だけは違う、アイツは俺達と違って『女』だから傷つける、男尊女卑?そうだよ、俺は男尊女卑庇護派の人間だよ!この世の女は全員男より下!男より非力!男より弱者!それが『人間様の常識』なんだよぉ!んであのライダースーツの女はいない、更に此処に居る女、と言えば?そう、てめぇの背中の幼女だよぉ!ライダースーツの女がいないんだ、背中の幼女を傷つける位良いじゃねぇか!?」
「…………」
祐介の言葉に対し、呆れながら周也は言う、周也の言葉に対し祐介は驚愕してしまった、流石に男尊女卑でも幼女を傷つけるなんて許される事では無い!今の日本は男女平等だ、そんな酷い男尊女卑をするなんて……アイツは許せない、祐介はそう思いながらアリスを背中から降ろす、次に祐介は降ろしたアリスを先宮に渡す、先宮は『おわっと!?』と言って渡されたアリスに驚いてしまう、何故なら先宮は祐介が動く事を想定していなかったからである。
祐介は静かに周也に近付いていく、周也は『な、何だよ?何なんだよぉ!?』と言って叫ぶしかない。
「ライダースーツの女、『弓華さんが居ないから自分の後ろに居るアリスちゃんを傷つける』?巫山戯るな!そんなお前は俺は許さない!俺は男女平等派なんでなぁ!てめぇみたいな『男尊女卑』庇護は腹が立つ!何で男尊女卑をするんだ!?皆同じ人類!皆同じ存在から生まれてきたじゃないか!なのに何で人を差別する!?差別するからこそ男尊女卑や人種問題が生まれるんだ!皆皆友達って感覚でいれば男尊女卑も差別も人種問題も出てこない!自分はそう考える!だからお前もそんな考えを改めろ!!」
祐介はそう言って周也の顔面に拳を一発入れる、周也は『グッハァァァッ!』と言って後方に吹っ飛んでいく、そして向こうの階段から弓華は現れてキョトンとする。
「あれっ?自分がヨーヨーから逃げている間に終わっちゃった?あーあ、もう少し戦いたかったのに……でも、カッコよかったよ、祐介君?」
弓華はそう言って祐介の左頬に軽く唇を当てる、その行為に対し、祐介は顔を真っ赤にして、三人に言う。
「さっ、さっ、さっ、さぁ、前に、進み、ましょう!?」
祐介はそう言ってロボットの様に両手両足を同時に出して歩く、そんな祐介に対し、厳魁、弓華、先宮はにやにや笑って先宮と厳魁は前に進む、二人が行った後、弓華はヨーヨーを足で壊し、周也の服を脱がし、手足を拘束してから、祐介、厳魁、先宮のチームに戻る。
これであの人は動かないよね?弓華はそう思いながら前を進む──祐介達は前に進む、どんな刺客が待っているか、それは誰にも分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.86 )
日時: 2017/03/08 20:56
名前: 彩都  

厳魁達はトイレ前に立ち止まり、トイレ休憩をする、祐介、厳魁、弓華、アリスはトイレに向かい、用を足す。
別に先宮は尿意や便意を感じなかったので、トイレ前で先宮は待機する事にした。
「うーむ、中々長いなぁ、四人共……」
先宮はそう言って、トイレの近くの階段を見る、すると階段から『カツッ、カツッ』と靴と床が当たる音がする、ま、まさかもう刺客が!?と思う先宮、先宮は四人を刺客から助ける為に先に行動して、刺客を倒そうと、階段前に現れる。
「おい!?誰だ!?」
先宮はそう言って両手の人差し指と親指で長方形を作るポーズをする、だが刺客は真っ暗闇の中で姿形が分からない、更に先宮の能力、『見たモノの情報を得る』能力は『近ければ近い程、正確な情報が手に入る』能力、逆に『離れていれば離れている程、正確な情報が手に入りにくい』と言う事、刺客と先宮の距離は約7m、刺客と離れ過ぎているので、能力を使用しても正確な情報は手に入りにくい。
「くそっ!もっと近付きやがれ!」
先宮が暗闇に向かって叫ぶ、だが刺客は無言のまま『カツッ、カツッ』と音を立てながら階段を上っていく。
「……!」
話を聞いたのか、と思った先宮は少し安堵して、両手の人差し指と親指で作った長方形のポーズを止める、その時だった、右肩の部分に何かが掠る感覚を覚えた、何なんだ?と思い、左手で右肩を触る、すると左手の指先に『赤い何か』が付いていた、『赤い何か』、それは警察の仕事をしている先宮には一目見ただけで理解出来た、だがどうやってこんな傷をつけた?まさか掠ったあの時か?先宮はそう考えて、その場で膝をつく。
「いてててて……まさか奇襲だったとは……だけど、おじさんにゃあ、負けちゃあいけない戦いがあるんよ?」
そう言って先宮はマラソンのクラウチングスタートのポーズを取って、一気に走り出す、先宮はそのまま階段の上から跳んで、踊り場に着地する、次に先宮は両手の人差し指と親指で作った長方形のポーズをし、刺客を確認する。
「な、何だと!?何だその能力は!?」
先宮が刺客の情報を見て、驚愕する、そんな先宮に対し刺客は何かを先宮に投げる、先宮は空を裂く音を聞いて、急いで右の方へと避けた、投げた物はそのまま『左に逸れ、階段に突き刺さった』、先宮は肌で避けた物を感じ取った、避けた物、それは『ナイフ』だった、職業柄ナイフや拳銃を弄る機会がある、先宮が警察という職業をしていて、心の底から『この職業をやってて良かった』、とホッと胸を撫で下ろす。
「全く危なかった……てめぇ、殺す気か!?」
先宮が刺客の胸倉を掴みながら言う、すると刺客は足で先宮の胸板を蹴って、先宮に怒鳴る。
「てめぇ、女の胸倉を掴むんじゃねぇ!恥ずかしいだろ!?」
「えっ?お、女ぁ!?そんな情報を見てなかった……」
刺客の声を聞いて、先宮は驚いた、まさか女だったなんて──そんな情報流れなかったのに──先宮はそう思いながら何とか立ち上がる、結構胸板が痛いな、アイツ、強く蹴り過ぎだろ?と思いながら先宮は刺客を見つめる。
「お前、中々珍しい能力だなぁ、まさか『モノを投擲した時、投擲したモノの進行方向を変更する』能力なんて……」
先宮は刺客の能力を呟く、すると刺客は自分の能力がバレて驚いている。
「な、何故私の能力を!?お前、何時知ったぁ!?」
刺客の言葉を聞いて、先宮は呆れながら言う。
「あー、えっと、大まかに言えば少し前かな?俺の能力は『見たモノの情報を得る』能力なんだよ、だから隠れて見たんだよ、お前の情報を少しなぁ!」
先宮が刺客に指を指しながらそう言うと刺客は両頬に手を当てて驚いている、ていうか何でコイツは野球とかテニスの競技とかに能力を使用しないんだろう?先宮はそう思いながら人差し指で頬を掻く。
『モノを投擲した時、投擲したモノの進行方向を変更する』能力、この能力は『手で触れたモノを投擲した時、投擲したモノの進行方向を自由に変更する』という能力だ、『この能力を使用すれば『野球の投げたボールをストレートからカーブに変更したり、ナックルに変更したりする』事が出来、『テニスのショットの時、地面に当たったテニスボールのバウンドした後の先を変更したりする』事が出来る』のだ!
先宮は静かに刺客に言う。
「お前の負けだよ、お前の能力も分かってしまえば対処が出来るし、君が負けるのはもう分かっているんだ、だから食い縛って此処は下がってくれないか?俺だって君を傷付けたくないし、このまま放っておきたいんだよ、だから頼む!」
先宮が頭を下げてそう言うと、刺客は静かに笑って先宮の鳩尾を殴る。
「誰がてめぇの話なんか聞くかよ!私はお前等侵入者を倒すんだよ!」
刺客がそう言ってけらけらと笑う、そんな刺客に対し、先宮は腹が立った。
「そうか、お前がそんな態度なら、俺だってそんな態度をとってもいいよなぁ?」
先宮はそう言って、刺客を背中から抱き締める様に引っ付く、刺客が『てめぇ、何すんだよ!?』と言って、じたばた暴れようとする手前で先宮は離れる。
「へーんだ!お前、私に怖気付いて離れたなぁ!それじゃあもう一度能力を使用して……能力を使用して?」
刺客が能力を使用しようとするが、何故か発動出来ない、何故だろう?と思い、自分の手を見る、すると『自分の両手はキツく縛られていた』からだ、モノを触れないと発動出来ない能力、それなら『触れられない状況にしてしまえばいい』のだ、これで刺客は能力を発動するには両手の束縛から解き放たれないといけない、刺客はじたばたしながら言う。
「はーなーせー!」
「離しているよ、縛っているだけで」
「煩い!良いから離せ!」
「離しても良いけど、条件がある、その条件を飲み込まない限り、俺は外さない」
「は、はぁ!?一体どんな条件なのよ!?」
「条件?そんなの簡単だよ、『『降参して、もう攻撃しない』と誓う』事だ」
縛った先宮が条件を提示する、刺客は仕方なく条件を聞く事にした、先宮の条件を聞いて、刺客は怒鳴る。
「出来ないよ!」
「あっそ、それじゃあ、俺は皆と合流するわ」
先宮はそう言って階段を上ろうとする、刺客は仕方なく条件を飲み込む事にした。
「分かりました!条件飲みますからぁ!」
「そうか」
先宮は刺客の言葉を聞いて両手の縄を解く、そして先宮は階段に登って刺客の前から消える──先宮はトイレ前に立って、四人の事を待つ──すると刺客が先宮の前に現れて先宮の事を見つめる、一体何なんだろう?と、先宮はそう思いながら刺客の出を待つ──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.87 )
日時: 2017/03/15 22:15
名前: 彩都  

「あ、あのさぁ、アンタ……名前、何て言うの?」
先宮の目の前でもじもじしている刺客に対し、先宮は静かに言う。
「そう言うのは自分が先に名を名乗るんじゃないのか?」
先宮がそう言うと『ハッ』とした顔で刺客は言う。
「す、すまねぇ……私は対人関係が下手糞何だよ、だからこんな口調、こんな見た目なんだよ……」
刺客がそう言うと先宮は頭の先から足先迄顔を上下に揺らしながら確認する。
見た目は至極一般的なセーラー服だ、だがスカートがとても短く、肌も褐色の肌であった、更に唇は白い口紅で彩られていた。
髪色は金髪のロングヘアだが、髪先は少しウェーブが掛かっている、先宮は一目見て、『ギャルだな』と判断する程のギャルの様な見た目だった。
だが先宮は大人であり、警察の人間だ、未成年の少女がこんな室内とは言え、起きて活動しているなんて言語道断だ、まぁ、家の中ならまだしも、此処は『家の中』ではない、いうなれば『監獄』だ、こんな場所に少女が居るべきではない、先宮はそう考えて言葉を考えながら刺客に言う。
「あー、えっと、君はまだ学生だろう?さっさと家に帰って、寝たらどうなんだ?こんな夜遅く迄起きていると肌荒れをしてしまうかもしれないぞ?」
「うるせぇ、アンタには関係ないだろ──おっと、名を名乗るのを忘れていたな、私の名前は金城姫乃(きんじょう ひめの)だ、さぁ、私が名を名乗ったんだから、アンタも名を名乗らないといけないよなぁ?」
「……関係ない、か……まぁ、どうせ自分で後悔するんだし、俺には関係ないか──俺の名前は先宮彰吾(さきみや しょうご)だ、覚えておけ、さて、名も名乗った事だ、君も早く帰って、睡眠をとれ、自分は何度でも言うが、聞き流しても良い」
先宮がそう言うと刺客──基、金城姫乃──が拒否する、そんな刺客に対し先宮は自己紹介をして、その場で溜息を吐く、すると刺客が先宮に言う。
「あ、あのさぁ!じ、実は私、アンタに惚れたみたいなんだ……アンタみたいな未婚者を私みたいな若い女が貰ってくれるんだぜ?嬉しいだろ!?」
「…………」
姫乃の言葉に対し、先宮は無言を貫く、すると姫乃は不思議な様子で先宮に言う。
「え、えぇ……反応無いんスか……?何でぇ!?私みたいな若い嫁を貰えるんだぜぇ!?先宮さんだってまだ未婚でしょう!?女の味も知らないでしょ!?だから私が女の味を味合わせてやるってんだ!」
「……あのなぁ」
姫乃の言葉に対し、先宮は訂正を入れる事にした。
「生憎俺には娘が居る、お前と同じ位の年齢のな、んでもって俺は一応既婚者だ──嫁には逃げられたけど──だから俺はお前とは結婚しない、何故なら俺は今も元妻を愛しているからだ、この感情は揺れないし、揺らがない」
「す、すげぇ考えだな……まるで純愛、いや、生涯を捧げてやがる、その元妻に……」
姫乃がそう言うと、先宮は頷く。
「あぁ、そうだよ、だからお前とはどんな事が起きても結婚しない──さぁ、話はもう終わりだ、さっさと帰れよ、俺はこの施設の奥の奥、もっと奥に進まなければならない、だからあまり道草は食べれないんだ、お前という道草もな──」
「うぅっ……やっぱり私は対人関係が下手糞だなぁ……」
姫乃はそう言って先宮の前から立ち去る──先宮は『君はまだ若い、まだ若いから対人関係を克服する事が出来る、だけど大人になれば成る程対人関係を克服するのは難しい、克服、頑張れよ』、と心の中で姫乃の未来を願った──

そして祐介、アリス、弓華、厳魁がトイレから戻って来る。
「すいません、先宮さん、先にトイレに行かせて貰って……更にトイレの前で待っててくれて……」
「いや、いんだよ、厳魁君、大人は若い人間に頼ってもらうのが好きなんだからな……さぁ、前に進もうか……って思ったけど、俺もトイレに行っても良いかな?」
厳魁の言葉を聞いて、頭を掻きながら苦笑する先宮、先宮は前に進もうとするが、急にトイレに行きたくなり、トイレに向かう、その光景を見て四人は少し笑ってしまった。

トイレから戻った先宮と合流し、五人は奥に奥にへと進んでいく、アリスもトイレの所為で寝れなくなり、仕方なく自分で動く事にした。
「あっ、そういえば先宮さん、僕達がトイレに行っている間、何か起きましたか?」
歩いている途中、急に厳魁が先宮に言葉を投げかける、先宮は刺客である金城姫乃と戦った事を思い出し、口にするかを考える──だがここで口に出しても意味が無い事を考え、口に出さない事にした。
「いんや?何にも起きなかったぜ?逆に静かな時を感じていたぜ」
「何だその厨二病臭い台詞は……」
先宮は厳魁に返答すると、祐介が呆れながら先宮に言う、先宮は『うるせぇ!』と一喝する。
それにしても何時になったら『『神』を製作する機関』の最深部に到達するのだろう?と、先宮はそう考えながら前に進む──何時『『神』を製作する機関』の最深部に到着するかは厳魁にも祐介にもアリスにも弓華にも分からない──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.88 )
日時: 2017/03/22 21:36
名前: 彩都  

二階の廊下を進んでいき、次は一階と三階の階段に辿り着く、厳魁は静かに三階へ上る階段に足を乗せる、その姿を見て、三階に行くんだな、と四人は判断する。
そして残りの四人も厳魁の後を追い、三階へ上る階段に足を乗せて前に歩み出す。
踊り場に辿り着き、曲がってまた上り始める、すると厳魁が階段を上る途中で急に止まった、どうしたんだ?と思いながら祐介が見ると其処にはフルートを持った男性が窓の近くに存在している事を確認する、背後に月の光がある為、どんな容姿かは判断出来ないが、姿形を見て、男、だと判断出来た。
「やぁ、今日は──というより今晩は、かな?──侵入者さん?私の名前は高江水面(たかえ みなも)と申します、以後お見知り置きを?」
「あ、あぁ……」
祐介がフルートを持った男性──基、高江水面──に返答すると、祐介は水面の左手に持っているカードに吸い込まれた、一体何が起きたのか分からずに急いで先宮は水面に対し、両手の人差し指と親指で長方形を作るポーズをする、だが階段を上っている途中、更に相手は自分達とは少し離れた場所にいるので、あまり多くの情報は手に入らなかった。
「くそっ!?どうやって祐介君を!?」
弓華がそう言って水面を睨む、すると水面は静かに弓華の言葉に返答する。
「そんなの簡単ですよぉ?私の能力は『返答した相手を閉じ込める』能力、そして閉じ込めるのに手軽な白紙のカードを用意した迄さ」
「な、何だと!?」
水面の言葉に対し、弓華がそう言うと、弓華の体は少しずつ水面に近付いていた、まさか『あれ』だけの返答及び反応でも奴の能力、『返答した相手を閉じ込める』能力は発動するのか!?と、弓華はそう思いながら水面の用意した白紙のカードに吸い込まれた──あまりの出来事に厳魁は飲み込む事が出来なかった、『たった数分で仲間が二人も消えた』?そんな事、ある筈が無いのに……だけど、自分の目の前から奴の手の白紙のカードに吸い込まれている、と言う事からある筈、なのだろう──厳魁はそう思いながら、深呼吸する、今の所、戦えるのは自分と先宮さんのみ……流石にアリスちゃんを巻き込むのは危険だ、厳魁はそう考えて先宮に言う。
「先宮さん!此処は二人で水面さんに戦って突破しなくては──」
「大丈夫だよ、厳魁お兄ちゃん、私も戦えるよ?(元気百倍!)」
厳魁が先宮に言った後、言葉を掻き消す様にアリスが言う、えっ?アリスちゃんが?危険だよ!君はただの幼女、黒いとんがり帽子に黒いマントを羽織った杖を持った、ただの幼女じゃないか!奴と戦うのは不十分過ぎる、だから戦わない方が良い!と厳魁は思うが、急にアリスは杖を前に出して、大きく深呼吸をする。
「私だって、色々な人を守る為に特訓と努力をしてきた……そして今はその時!だから私は今から『力』を解放する!(解!放!)」
アリスはそう言って、『はぁぁぁぁぁぁ……!』と声を荒げながら自分の体に『能力』を使用する、『能力』を体に使用しているので、体の周りから風が出て、マントが首の周りでふわふわと浮いていた。
「は、はぁ?一体何が……?」
厳魁がそう言って、不思議がっていると、一気にアリスの周りから湯気が立ち込めた、そして厳魁の目の前に現れたのは赤髪の綺麗な巨乳の女性だった、厳魁はその姿を見て、一言、呟いた。
「……誰?」
厳魁が呆然と立ち尽くしていると、赤髪の綺麗な巨乳の女性は簡単に答えた。
「私が誰かって?(私に問い?)」
「あっ……はい、そうです……」
「私はアリスだよ?アリス・マーマリアだけど?(何故今、それを聞く?)」
赤髪の綺麗な巨乳の女性があの小さいアリスちゃんなのか?厳魁がそう思うと少し驚いていた、凄く成長しているなぁ、体とか……胸とか……するとアリスが静かに自分の格好を見て呟く。
「あっ、服着てなかった、急いで作らないと」
アリスがそう言うと厳魁は驚いていた、まさかの痴女!?と思ってしまったからだ、だがアリスの裸はマントにより、防がれており、見えているのは太股やふくらはぎ程度だった。
「お前なぁ、何時も言っているだろう?『魔法で衣類を作るな』って、魔法で作っているから『能力』を使用した時、裸になるんだろう?まぁ、今回はマントで防がれていたからセーフだけど……今度から気を付けろよ?」
先宮がそう言うと厳魁は更に驚いた、『魔法』!?何だそれ!?そんなのある筈が無いじゃないか!漫画やアニメ、ファンタジー作品の読み過ぎだって!厳魁が心の中でそうツッコむと、アリスは静かに厳魁に言う。
「何言っているの厳魁お兄ちゃん?『『魔法』は存在する』んだよ?今から証拠を見せるね(フフフのフ)」
アリスがそう言うと厳魁は不思議がる、どうやって『魔法』を証明するんだ?そう思っているとアリスは杖を一振りして、マントを脱ぐ。
待って、マントの中って服を着ていないから全裸じゃあ……?厳魁はそう思って急いで顔を手で覆う、だがアリスはそんな厳魁の手を弾き、厳魁に自分の体を見せ付ける、厳魁は顔を赤くしてアリスの体を見る、するとアリスの体は赤い服装、赤いミニスカートに包まれていた、何だ、服は着ているじゃないか、だったら『服を着ていなかった、急いで作らないと』という言葉は嘘になるな、と思っていると、アリスは杖を一振りして、厳魁の目の前にクッキーを数枚現せて、クッキーを厳魁に渡す。
「これで良いでしょう?流石に『何も無い所からクッキーは生み出せない』もんね?(驚いたかな?)」
「えっ……?えぇっ!?」
『何も無い所からクッキーが現れ』、厳魁は驚きを隠せないでいた、どうやって取り出したんだ!?だってずっと自分はアリスちゃんの事を見ていたぞ!?ポケットから取り出せる筈も無い、という事は、『本当に『魔法』が存在する』……?厳魁はそう考えて、少し恐怖した。
「さぁ、お兄ちゃんと弓華お姉ちゃんを返してもらうよ?(奪還しないと!)」
アリスはそう言って、手に持った杖を水面に突きつける、水面とアリスの勝負、一体どちらが勝つかは厳魁には分からない──

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