コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

世界終了ハウマッチ!?
日時: 2015/10/28 20:57
名前: 彩都  

初めまして、彩都(サイト)と申します。
四作目です。
帰宅途中に思い付いた五分クオリティです。
気楽にお読み下さい。

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Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.319 )
日時: 2018/11/03 23:02
名前: 彩都  

「それにしても、能力っていう存在、凄いですねぇ……」
保奈美はそう言って、静かに呆れる。
「まぁ、そりゃそうだろうなぁ?俺だって、そんな事を言われて、驚いたしね?後は『カセット』とか……」
「『カセット』?」
祐介の発言を受けて、保奈美が首を傾げる、祐介は『うん』と、頷いて、『カセット』の説明をする。
「『カセット』、まぁ、大まかに言えば『能力の情報が埋めこめられたカセット』って意味なんだけど……『能力を増やす事が出来る』んだよねぇ?でも、能力者だと、二つ持つから、体に負担が……」
「またか!?」
「またです!」
保奈美のツッコミに対し、祐介は大声を出して頷く。
「な、成程……そんな『カセット』、消えたらいいですけどね……」
保奈美がそう言うと、『実際はそういう意味で作られた訳じゃないけどね?』と、言葉を漏らす。
「……えっ?」
「元々は『能力を欲しがった製作者が能力を使いたいが為に作った』ってだけだし、『能力者が使用する』なんて、考えていないと思うよ」
祐介の発言を受けて、『あぁ、成程』と、保奈美は判断する。
「確かに、それなら意味は変わりますね……ないものねだり、みたいな?『欲しいから奪う』みたいな感じに思えますね?」
「そうなんだよ、『欲しいから作ってしまえ』っていう解釈も凄いけどな?」
祐介はそう言って、静かに呆れる、そして祐介は時計を見て、『さて、もう寝るか』と、発言する。
「それじゃあ、もう深夜三時だ、俺ももう眠いし、寝るわ」
「えっ?あっ、もうそんな時間かぁ……もっとお話がしたかったんですけどねぇ……」
保奈美はそう言って、しょんぼりとする、そんな保奈美に対し、祐介は言う。
「じゃあ、明日も来いよ、俺はまだ此処に居るんだからさぁ?」
「そ、そうですか?それじゃあ、お言葉に甘えて、明日も来ますね」
保奈美はそう言って、ベッドから立ち上がって、祐介の部屋のドアを横に引いて、出入り口で頭を下げる。
「ゆ、祐介さん、今日は有難う御座いました……!」
「別に良いぜ?お兄さんのくだらない会話に付き合ってくれるだけで有難いんだからさ?」
「そ、そんな事!全ての話題、面白いですよ!?そ、それでは!」
保奈美は祐介のドアを閉めて、タッタッタッタッ……と、走る、部屋の中からでも走る音が聞こえた、これで保奈美も帰ったな、祐介はそう思いながら寝転がって、息を漏らす。
……此処に保奈美ちゃんのお尻の温かさが……人肌ってぇのは、やっぱいいよなぁ?安心するし……祐介はそんな事を思いながら、欠伸をして、次に布団をかけ、その場で目を閉じる──今は深夜三時、次は何時起きるのか?それは祐介の目覚め次第かもしれない──

「長谷川さーん?」
可愛い声が聞こえ、祐介は意識を目に向ける、えっ?何?祐介はそう思いながら、意識を向けた目を開ける。
すると目の前に巨乳のナース──看護師もしくは看護婦だ──が立って、祐介を起こしていた。
「あっ、起きた、長谷川さん?もう朝ですよー、ご飯ですよー?」
「えっ?ご飯……?」
祐介は寝惚け眼で、目を擦り、起き上がる、目の前の机には料理が盛られたお皿、紙パックの牛乳が有る。
「はい、朝ご飯です!それでは元気に頂きます!」
巨乳のナースは両手を叩いて、祐介が朝ご飯を食べるのを待つ、だが、祐介は『もう朝か』と、思いながら、巨乳のナースに問う。
「あ、あの、そういえば、此処の病院って、怖い話、聞きませんよね?ナースのお姉さんなら何か、知ってますか?」
祐介がそう言うと、『うーん……』と、顎に手を当てて、『分かりませんねぇ』と、返答する。
「だって私、転勤で此処に来て、一年目ですので……」
「ああ、そうですか、それは澄みません」
祐介はそう言って、頭を下げてから、箸を持ち、おかずをご飯の上に乗せて、食べ始める。
すると祐介は保奈美の事を思い出し、静かに巨乳のナースに問うた。
「あ、あの……昨日、とある女の子を見かけたんですが……」
「女の子?どんな姿形でしたか?」
「簡単に言えば、可愛い女の子でしたよ、確か中学生だったか、高校生だったか?名前は確か保奈美って……」
祐介がそう言うと、『えっ?』と、驚愕する声を出す巨乳のナース、祐介が首を傾げ、『どうしたんだ?』と、思っていると、巨乳のナースは祐介に衝撃的な事を発言する。
「保奈美、ちゃん、ですか……?長谷川さん、それは本当なんですか?」
「え、えぇ、だって、本人が歩いて、『一緒にトイレ行って下さい』とか、俺の隣に座って、『会話しましょう』とか、言っていたんでね……」
「そ、そんな……だって保奈美ちゃんは『寝たきりで元気に動く事なんか出来ない』んですよ……!?」
「……えっ?」
巨乳のナースの話を聞いて、少し目を見開く祐介、そして祐介は『まさか保奈美ちゃんの幽霊、幽体離脱が……!?』と、思い、血の気が引く感覚を覚えた──ま、マジかぁ……保奈美ちゃんの幽霊、幽体離脱が……と、思うが、一つ疑問に思った、それは『保奈美が座った所が温かかった』という所だ、これは一体どう言う事なんだろう?祐介は内心不思議に思いながら、その場で固まる──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.320 )
日時: 2018/11/04 23:30
名前: 彩都  

「そ、そうなんですか……」
祐介は何とか言葉を捻り出して、返答する、そして目の前の朝ご飯を食べ続ける、まさかそういうオチだったかぁ!祐介はそう思いながら、味がしない朝ご飯を食べ続ける──そして何とかご飯を食べ終わり、ナース、看護師さんがお皿を回収するのを待つ。
「……それにしても、まさか寝たきりだったとはなぁ?じゃあ、あれは一体何なんだろう?本当に幽体離脱だったのか?そ、それとも……幽霊、ってか?でも、それを思案するのは時期尚早だ、だって、『彼女には温度があった』んだ、だから『幽体離脱』とか、『幽霊』っていう可能性は拭える、でも、実際解答は分からないからなぁ?考察としか、言いようが無いけれど……」
祐介が顎に手を当てて、考える、するとドアをノックし、看護師が現れる。
「長谷川さーん、朝ご飯の回収に来ましたー」
「あっ、はい」
祐介は返答し、看護師を入室させる、そして看護師は祐介の朝ご飯を回収し、部屋を出ようとする、すると祐介は唾を飲みこんで、『ま、待って下さい!』と、看護師を呼び止める。
「は、はい?」
不思議そうに祐介の朝ご飯を持つ看護師に対し、祐介は静かに『あ、あの……保奈美、三図保奈美の、病室、教えてくれませんか?彼女、俺の知り合いの友人、なので……』と、言う、さ、流石に難しいかなぁ?と、思う祐介に対し、看護師さんは朝ご飯の器を置いて、『はい、分かりました』と、言って、携帯のような、無線機のようなモノで会話をする──

「よし、朝ご飯も食べた、さぁ、動くぞ」
祐介は看護師から、保奈美の病室が書かれた手書きの紙を受け取って、行く準備を整えていた、準備と言っても、『行く勇気』だが。
「……保奈美ちゃん、君は一体どう言う事なんだ……?」
祐介はそう思いながら、息を飲み込んで、ベッドから立ち上がり、周りを見回して、病室を出る──さぁ、向かうは保奈美の病室だ──そしてエレベーターを使用し、保奈美の病室がある階層へと、移動する。
此処に保奈美ちゃんが……でも、どうして、『階数が違う俺の部屋に来た』んだ?祐介はそんな事を思いながら、紙に書かれている病室の番号を頼りに、周りを見回す。
すると一番奥に『三図 保奈美』と、書かれた病室を見つける、此処に彼女、保奈美ちゃんが……祐介はそう思い、静かに、ゆっくりと、病室に入室する──
「し、失礼しまーす……」
祐介は小声で発言して、入室する、すると其処は四人部屋だった。
「ほう、此処が四人部屋、か……初めて見たぜ」
祐介はそう呟いて、周りを確認し、『三図 保奈美』の名前を探す、すると案外簡単に見付かった、場所は右側の奥、窓側の方だった。
「……此処に、保奈美ちゃんが……」
祐介はそう呟いて、深呼吸をして、息を飲み込み、カーテンの奥、保奈美のベッドを見る為にカーテンを捲って、保奈美を確認した。
「失礼」
祐介がそう言って、カーテンの奥の保奈美を確認する、すると其処には『包帯に巻かれ、寝ている存在』と、『隣で祐介を見て、驚いている保奈美』、二つの姿があった。
「……包帯、か」
祐介は包帯の存在に近づいて、目の部分の包帯を捲って、瞼を開け、確認する、この瞳は『保奈美本人だ』と、祐介は判断して、包帯を戻す。
後ろでは『見ないでー』と、小声で言う保奈美が見える。
「…………」
どうすっかなぁ?後ろの保奈美ちゃん、一体どうしようかなぁ?何だろう?『見えていない』っていうフリも少々酷だしな?仕方無い、何か返答するか、祐介はそう判断して、振り向いて、顔を赤らめる保奈美を見て、『見えてるぜ?アンタ?』と、発言する。
「えっ……えっ!?み、見え、見えてるって何がですが!?ブラですか!?パンツですか!?」
「えっ?そっちじゃなくて、『君の姿』が、だよ、保奈美ちゃん?」
祐介はそう言って、近くの椅子に座って、包帯を巻いていない保奈美を見る。
「それで?『幽霊のフリをしている』のは、楽しいか?」
祐介がそう言うと、首を横に振って、『ち、違います!』と、叫ぶ保奈美。
「早く本体に戻りたいですよ!ですが、戻れないんですよ!?どうやってもぉ!」
そんな事を呟く保奈美に対し、『やっぱりなぁ?』と、口の端を歪ませる祐介。
「やっぱりかぁ……」
祐介の発言を聞いて、首を傾げる保奈美、そんな保奈美に対し、祐介は厳しく発言する。
「えーと、保奈美ちゃん?君、『能力者』だろ?『二つの姿を見ただけでそう判断した』けど」
「!?」
「いや、驚かなくてもいい、俺の予想なんだが、『幽体離脱をする能力』、もしくは『意識と肉体を切り離す能力』、その二つに関連した能力だろう、と、俺は判断する」
「…………」
無言を貫く保奈美に対し、祐介は続けて言う。
「多分、肉体に戻れない原因は『肉体的な問題』、『精神的な問題』、そして『君自身の問題』だろう、勿論違うかもしれない、俺は能力者の能力を全て把握している訳では無いからな」
祐介がそう言うと、包帯を巻いていない保奈美は静かに膝から崩れ、『……けて、……さい、助、けて、下さ、い……』と、救いを求める言葉を発す。
祐介は静かに『助けないとは言ってない、さて、今から君を助けるフェイズに移行だ』と、発言し、深呼吸をする──祐介が保奈美を救えるかどうかは、祐介、保奈美の行動次第だ──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.321 )
日時: 2018/11/07 22:18
名前: 彩都  

「……でも、その前に」
祐介はそう言って、立ち上がり、保奈美の近くにある小さな卓上カレンダーを確認する、そしてカレンダーを身ながら祐介は続けて言う。
「保奈美ちゃんは『何時からその姿になった』んだい?それが分からないと、話は進めない」
「え、えと……それが……『分からない』んです、何時の間にか、此処に存在していて……だから最初は『あっ、死んだ』って、思ったんです、でも、『包帯の私は息をしているし、何か違うな?』と、思って、死んだのでは無いと、思っているんですが……?」
「なぁるほどね?無意識に発動していた系かぁ……まぁ、人って、死の狭間に立つと、特殊能力、第六感的な能力に目覚めるからなぁ?多分その線だろう?それで?戻ろうとしたの?」
「あっ、はい、離れた時はそう思いました、ですが、『戻り方が分からない』んです、何ででしょうね?」
「……多分心のストレスって可能性もあるからな?精神が不安だと、発動していた能力でさえ、元に戻せなくなる……」
「成程……?でも、私、ストレスとか持ちませんよ?嫉妬とか、面倒なんで」
「お、おぅ……」
そう言う保奈美に対し、祐介は少し驚く、その前に中三で嫉妬とか面倒とか言う女の子、初めて見たんだけど?祐介はそう思いながら、中三故の悩みを保奈美にぶつける。
「じゃ、じゃあ、受験的な奴は?」
「受験、ですか?……実は私、この病気の所為で進学に興味ないんですよね……どうせ進学したって、休んでばっかで、進級出来なさそうですし?」
「……成程な?それじゃあ、『精神的な問題』ではない、可能性が高いな?それじゃあ、肉体的な感じか?」
祐介は顎に手を当てて考える、一体何が彼女を……?祐介がそう思っていると、『あ、あの……』と、発言する。
「た、多分『包帯の中』が原因だと思います……」
「ほ、『包帯の中』ぁ?ど、どういう──」
そう言う祐介だが、『と、とりあえず、見て下さい!』と、叫んで祐介は渋々確認する、ゆっくりと包帯をずらし、保奈美の顔を確認する、すると其処には『火傷で酷い肌になった保奈美の肌』があった、祐介は『何だこれ?』と、言うと、保奈美が『火傷です』と、淡々と言う。
「私、キャンドルで遊んでいて、遊んでいたら布に燃え移って、そして全身燃えたんです、そして全身大火傷を……」
「バカじゃねぇの?」
「はい、バカでした……」
祐介の発言を受けて、顔を赤らめる保奈美、そんな保奈美を見て、『まさかなぁ?』と、思う祐介、そして祐介は静かに『ねぇ、保奈美ちゃん?』と、切り出した。
「は、はい何でしょう祐介さん?」
「多分なんだけど、保奈美ちゃんは『火傷の痛みに耐えられずに無意識に能力を発動した』んじゃないかな?……まぁ、俺は保奈美ちゃんの火傷が起きた時期が分からないけれどさぁ?だから、その可能性もあるんじゃない?」
祐介がそう言うと、『そうですかねぇ?』と、首を傾げる保奈美。
「えぇっ……?じゃあ、他に言うけど、火傷した肌を男性に見られたくない、とか、他の人に見られたくない、とかかな?」
「さぁ?でも、その可能性だと、私、祐介さんに見られているじゃないですか?」
「……まぁ、それもそうだね」
祐介はそう言って、静かに頭を垂らす、う、うーん?一体どうしたらこの状況を解決するのだろうか?祐介はそう思いながら、内心溜息を吐く、すると保奈美は祐介を見て、『不思議ですねぇ?』と、呟いた。
「不思議?何がだ?」
「だって、女の子が寝ているんですよ!?少し若い女の子が!?」
「あっ、うん、そうだね?それがどうかしたの?」
「いや、襲わないのか!?って話です!ズボン脱がして、パンツ見たり、おっぱい揉んでブラ見たり!よくもまぁ、しないですね!?私の噂を聞いて、来たクソガキ共は皆パンツ見たり、おっぱい揉んだってのに!?」
「もう、そのクソガキが原因じゃねぇか!?」
祐介はそう言って、その場で額の汗を拭う、うーん、やっぱりそのクソガキが原因じゃなかろうか?祐介はそう思いながら、保奈美を見ながら言う。
「あのねぇ?そりゃね?俺だって男です、そういう思いはあるかもしれない、ですがね?『目の前に本人が居て、するか?』って事ですよ?いや、本人が目の前に居なくてもしませんけどね?いや、そう言う話をしているんじゃない、自分?まぁ、言いたい事は一つです、しません」
「えっ?うっそぉ?」
「嘘じゃねぇよ、そもそもそんな事してどうするよ?罪悪感しか残らねぇよ」
「まぁ、本人が目の前に居るから、そんな発現が出来るんですよね?」
「そりゃそうでしょうねぇ!?」
祐介は驚く保奈美に驚く、い、一体何なんだこの小娘は!?祐介はそう思いながら、溜息を吐いて、保奈美に言う。
「って、ってか、保奈美ちゃんもちゃんと考えてよ……俺一人だけじゃぁ、大変なんだからね?」
「い、いや、私だって頑張って考えているんですからね……?見縊(みくび)らないで下さい……!」
そう言って、一休さんのように両手の人差し指をこめかみ付近に当てる保奈美、そんな保奈美を見て、『頼れねぇ……』と、思う祐介、そして祐介は静かに頭を掻いた──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.322 )
日時: 2018/11/10 23:41
名前: 彩都  

「……ん?俺一人……?」
祐介はそう呟いて、何か変な感覚を覚えた、何だ?この矛盾した感覚は?感じは?祐介はそう思いながら、『待て待て待て待て?』と、発言した。
「何だ?何だよこの矛盾は?い、一体……?」
祐介はそう考え、色々と思い出そうとする、すると祐介の脳裏に『『神』を作る機関』の石動鳴動を思い出す、その石動鳴動を思い出し、『あっ!』と、祐介は大声を出した。
「あっ!あぁっ!そうか!そうかそうか!鳴動さんの力を借りれば、君は助かるかもしれない!と、とりあえず、電話しないと……って、しまった、スマホが無い!しまった、これじゃあ、電話が出来ない……!番号も覚えていないし……!」
祐介はその場で戸惑いながら焦る、しまった、これじゃあ、何も出来ないじゃないか!祐介はそう思いながら、苦肉の策として、『あの母親にスマホを持ってくる』よう、頼むしかない、祐介がそう思っていると、『鳴動さんって?』と、首を傾げる保奈美。
「えっ?あぁ、石動鳴動さんだよ、知らない?有名な作品、一杯あるけど?」
「えっと……存じ上げないです……」
「……そうか、まぁ、まだまだ新人さんだからなぁ?」
「そ、そうなんですか?そ、それで?その鳴動さんがどうかしたんですか?」
「えっと……ほら、昨日話したろ?『『神』を作る機関』の話?」
「あっ、はい、知ってます」
「うん、当人」
「は、はい?当人って?」
首を傾げる保奈美に対し、祐介は淡々と返答する。
「えっ?あぁ、『『神』を作る機関』の、『神』になった人、ほら、昨日『俺達数人を苦しめた能力者』って、言ったじゃん?その人だよ」
「へぇ、そうなんですかぁ……って、敵!?」
祐介の発言を聞いて驚く保奈美に対し、祐介は『うん』と、返答する。
「まぁ、望んでいない敵だったんだけどね?色々とあって、仲良くなったんだ、誤解も解けたし?」
「な、成程……?そ、その鳴動さんに力を借りる、と?」
「うん、その方が確実だ、だって、鳴動さんは『この世に存在する全ての能力を使える能力』を持っているからね?だから『保奈美ちゃんの抜け殻の体に保奈美ちゃんの魂を入れる』事も可能だと思うんだ、でも、その前に……」
祐介はそう言って、静かに溜息を吐きながら『電話番号を知らないし、まず、自分のスマホに色々な電話番号を突っ込んでいるから、鳴動さんの電話を知っている人の電話番号も突っ込んであるかも知れないからね?』と、発言する。
「成程……それは大変ですねぇ?」
保奈美はそう言って、腕を組む、そして祐介は立ち上がって、保奈美に言う。
「と、という事で公衆電話から、俺の親に電話するよ、そしてスマホを持ってこさせる、それで自分のスマホが入手出来る、それじゃあ、公衆電話に行ってくるよ」
そう言って、祐介は病室を出ようとする、すると保奈美が『頑張って下さいねぇ!!』と、大声で言い、祐介は『あぁ』と、返答し、祐介は保奈美の病室を出た──そして祐介は近くの公衆電話へと、向かった──

「あーうん、しまったなぁ?元気に返答したけどさぁ?」
祐介はそう呟きながら自分の病室に戻って、静かに溜息を吐いた、それもその筈、『祐介は十円玉さえも、持っていなかった』からである、なので、『家に電話する事も不可能』だった。
「……しまった、完全にしまったぞ?こりゃあ、大変だ……い、一体どうすれば……?」
祐介はそう呟きながら、頭を抱え、深呼吸をする、うーんうーん、一体どうしようか……?祐介はそう思いながら、視界がブレる感覚を覚える、め、目眩が……?そう思い、ベッドに凭れる祐介、すると祐介の病室のドアがノックされ、『失礼します』と、ドアの奥から声がして、ドアが横に引かれる、そして横に引かれたドアから、一人の少女が入室する。
「こ、こんにちわ……ゆ、祐介さん、元気ですか?」
そう言って、一人の少女、鈴鹿が手に籠を持って、現れる、よくよく見てみると、服装はメイドだった。
「…………」
「え、えっと……無言は、恥ずかしいかなぁ?」
そう言って照れる鈴鹿に『あっ、はい』と、返答する祐介、そして祐介は素っ頓狂な発言をする。
「え、えと、鈴鹿さん?そのメイド服は……?」
「あぁ、借りてきたの、そしてトイレで着替えてきた」
「わぁーお……」
「……って、恥ずかしがり屋なメイドを演じたのに、何よその態度は?ってか、アンタ、お腹の怪我、大丈夫なの?」
「大丈夫だったら、もう病院に居ませんよ……?」
祐介はそう言って、鈴鹿の発言に呆れる、と、此処で、祐介は思う、『どうして鈴鹿が此処に居るのか?』を。
「え、えと、鈴鹿さん?ど、どうして此処の病院が分かったんですか?ってか、誰にも言っていないんですが……?」
祐介がそう言うと、鈴鹿は『はぁ?そんなん簡単だわ、アンタの未来の姿のおっさんに教えてもらったからね』と、発言する。
「えっ?未来の俺?」
「えぇ、そうよ?メールで『メイド服来て、御奉仕すれば、アイツは喜ぶ、場所は此処』って、メールが来て、地図付きで送ってきたわ」
「マジかよ……」
祐介はそう言って、頭を抱える、ってか、何でメイド服で御奉仕?い、いや、実際合っているかもしれないが……?ってか、何時見ても、鈴鹿さんの服装、似合っているなぁ?祐介はそう思いながら、『お見舞い有難う御座います……』と、呟いた──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.323 )
日時: 2018/11/11 23:33
名前: 彩都  

祐介が鈴鹿の格好、メイド服に呆れていると、鈴鹿が『あっ、これ、お見舞い』と、言って、机に籠を置く、その籠を見て、『これ、何です?』と、言うと、鈴鹿は『んぁっ?あぁ、中身を見れば分かる』と、言うので、不安そうな気持ちで籠の中身を見た。
籠はサンドウィッチを入れて、ピクニックに向かうような籠で、両開きだった。
「……開けても、いいんですか?」
不安そうに問う祐介を見て、『勝手に開けろよ?』と、鈴鹿が言う、鈴鹿が言うので、祐介は仕方なく開ける、すると籠の中には『エロ本』が入っていた、おまけに祐介の性癖が刺さるエロ本だった。
「……バカ野郎!?」
エロ本を見た祐介は鈴鹿を見て、叫んだ、そして再度『バカ野郎!?』と、叫んだ。
「んぁっ?そんなに叫ぶなよ?私の鼓膜が破れて、病院向かう破目になるだろうが!?」
「うるせぇ!此処が病院だ!ってか、そう言う問題じゃなくて!未成年、18歳未満になんてもん渡すんだ!?」
「あー?いいだろ?どうせ暇なんだから?」
「暇じゃねぇよ!?こっちはこっちで色々巻き込まれてんだよ!?」
「んー?何だよ?巻き込まれてるって?もしかしてもうナースに手を出したからって、複数のナースに迫られてるってかぁ?」
「違う違う!色々と違うけど!確かに巻き込まれている事は巻き込まれてんだよ!?アンタに話しても分からんだろうさ!?」
「うん、分からない!」
「でしょうね!?」
「でも、祐介君が女に手を出しているってのは分かるぞ?」
「うーん!?出していないのに、この人、話が通用しないなー!?」
祐介が困っていると、鈴鹿は『まぁいいや』と、言って、祐介の隣、ベッドに座る。
「もしも両手が使えないのなら、私が音読して教えてやろうか?」
「うーん!?どうしてその判断に到った!?いや、両腕使えますよ!折れてさえねぇ!!」
祐介はそう言って、手術する医者の様に両手を上げる、すると『何だ、じゃあ、音読してやるから、ちゃんと喜べ』と、言う、そんな鈴鹿に対し、祐介は『大きなお世話だ!』と、叫ぶ。
「んっ?大きなお世話?まさか君がそんな下ネタを言うとは?」
「下ネタじゃねぇだろ!?ただの言葉の綾じゃねぇか!って、そうじゃない自分!いや、この本は要りませんから!ってか、どうしてこの籠に入れた!?」
「いやぁ?手軽な籠が無かったから、仕方なく……」
「ピクニックか!?エロ本持ってのピクニックか!?そんなピクニック聞いた事ねぇよ!?エロ本入れるより、サンドウィッチを入れろぉ!?」
祐介のツッコミを聞いて、鈴鹿は『お前、ツッコミ大変だな?』と、笑いながら言う。
「アンタの所為ですけどねぇ!?ってか、こんな性癖の本、よく買えましたね!?女性ならこの性癖、引きますけどぉ!?」
「んぁっ?そんなの普通だろ?お前、私はメイドだぞ?お客さんにどれだけセクハラされていると思う?どれだけセクハラ行動されていると思う?どれだけスカート捲られたか……?」
「……あっ、何か、澄みませんでした……」
そう言って、俯く鈴鹿に対し、祐介は静かに謝るしかない、そして鈴鹿は祐介の足に自身の足を乗せて、『まぁ、そう言う事だ』と、淡々と言う。
「えっ?何?今の嘘泣きですか?凄い巧い」
「あぁっ?三枚卸にするぞ?」
「怖い怖い……ってか、何で俺の太股に鈴鹿さんの太股が?」
「えっ?あぁ、丁度良い足置きだなぁって」
「おう、そんな事言うなら、すぐに振り落とすぞ?」
「メンゴメンゴ」
そう言って、鈴鹿は足を退け、足を組んだ、そして頬杖を掻きながら、『それにしても、少年がそういうフェチズムを持つとは?』と、言って、呆れていた。
「う、うるせいやい!いいじゃないですか、人それぞれの性癖ですし?」
「まぁ、いいよ?私は許すし?その性癖を持つ人が彼氏でも喜んでその性癖のままにするし?」
「へぇ、そうなんですか?じゃあ、彼氏さん大変ですね」
祐介がそう言うと、『お前の事だよ、バカ』と、ツッコミを入れる鈴鹿。
「えっ?俺?……ってぇ事はつまり、鈴鹿さんは俺の事を彼氏だと思っているんですか?」
祐介がそう言うと、『何言ってんだお前は?』と、呆れる鈴鹿。
「誰がお前を彼氏だと思うよ?お前が告白するなら彼氏にしてやるよ?」
「あぁ、そう言う事か、でも、澄みませんね?俺、好きな人がいるので?片思いだけど」
「はっ、誰が告白するかよ、お前みたいな貧弱に?ってか、好きな奴居るのかよ!?お前、知らない内によく片思いとか作ったな?」
「えっ?そうですか?でもまぁ、テレビに出る有名人だし、片思いされているのは多いと思いますよ?」
「へぇ?テレビの人が好きなのか?中々にミーハーだな?」
「ミーハーって?俺、いうて、ミーハーじゃないですよ?ただ単に『一目惚れ』ですし?」
祐介が照れながら言うと、『一目惚れ、ねぇ?』と、鼻で笑う鈴鹿、そんな鈴鹿を見て、『ぜってぇツッコまない、鼻で笑ってるし……』と、思う祐介。
そして祐介は籠の中のエロ本を探り、未成年でも読める年齢制限が無い本を探し、読もうと思うが、全てが全て、年齢制限がある内容だったので、内心鈴鹿を心の中で睨んだ──そんな祐介を見て、『バカみてぇ?『この本に書かれている事をして下さい』と、言えば良いのに?ガキだなぁ?』と、大人のお姉さん目線で思う鈴鹿、そんな鈴鹿は静かに息を漏らした──

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