コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

世界終了ハウマッチ!?
日時: 2015/10/28 20:57
名前: 彩都  

初めまして、彩都(サイト)と申します。
四作目です。
帰宅途中に思い付いた五分クオリティです。
気楽にお読み下さい。

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Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.166 )
日時: 2017/11/05 21:42
名前: 彩都  

『成長した』、それは母が言った言葉、でも自分は本当に『成長した』のだろうか?それだけが不思議だ、何故なら自分はそもそもとして、『成長していない』気がする、周りが好きな『琴音ちゃん』を愛し、周りが『ラーメンが食べたい』と呟けば、一緒にラーメンを食べて、周りが『勉強していない』と言えば、自分も勉強している奴にノートを写してもらって……って、これ、完全に『周りに流されている』だけではないか?そんなの、自分の意思では無いし、自分で『考えた』訳では無い……だから、自分は本当に『成長した』のだろうか?という問いには……『成長していない』と返答出来る、成長したのはただの『見た目』、中身なんかそもそも小学生から変わっていないのかもしれない……そう思っていると、母の叫び声が聞こえる。
「ちょっ!?祐介!?」
「ん?何?」
「何って……アンタ、今何処触っているか分からんの!?」
母の大声で祐介は目線を手に移動する、祐介がタオルを擦り付けているのは、母の背中を通り越して、お尻、いや、その下、風呂場の床だった、まさか、こんな所を洗っているなんて、母も予想だにしなかった。
「…………」
「どう、分かった?」
「あぁ……」
まさか自分は床を洗っていたなんて……あれっ?『考え事をして、床を洗っていた』とかいう、漫画的な事が起きるとは、予想もしていなかった、というか、そんな事有り得ない、と思っていたが……でも、起きてしまった、証言は自分と母親だ。
「あぁ、ゴメン……少し考え事をしていたから」
「考え事でそんな事にはならないわよ、さ、さっさと背中を洗って頂戴?」
「あ、あぁ……」
祐介は深呼吸をして、考えを廃棄する、今は目の前の背中に集中しなければ……祐介はそう思いながら、母の背中に泡立ったタオルを押す。
「ひゃぅっ!ちょっと、力強い」
「あっ、ごめん」
祐介は少しだけ力を弱め、両手でタオルを持ち、母の背中をゆっくりと擦る、う、うーん、会話が無いな……祐介はそう思いながら、どんな話をしようか考える、どれもこれもいい話が思い付かない……祐介は少し悩みながら、目の前のタオルから目を離さない様に集中する、すると一つだけ、思う事があった。
それは、『お尻も洗わないといけないのか?』という疑問、い、いや、流石にそれは了承を得ないとダメだろう、流石に親子であっても、お尻を触るとか……祐介は少し顔を赤らめながら横目で母に言う。
「か、母さん?」
「ん?何?」
「え、えーと……お尻も、洗わないとダメ?」
「そりゃそうじゃない?えっ?アンタ、恥ずかしがってんの?実の母親に?うっそだぁ!」
「…………」
「えっ?」
自分の無言に母は驚いて、不思議な表情を浮かべる、一体どうしたら良いのだろうか?という表情だ、この空気に耐えられず、自分はそっぽを向きながら静かに頷く。
「えぇっ……」
母も鏡越しに自分のリアクションを見、片手で髪を上げながら、そっぽを向く、アンタもそっぽを向かれたら、こっちはどんなリアクションをすればいいか、困るんですけど……そう思っていると、母が振り向く。
「あぁ、もう分かった、お尻は自分でするから……」
「う、うん」
自分はそう言って、母に泡立ったタオルを渡す、これで、湯船に浸かれる……自分はそう思いながらその場を立ち上がる、すると母が不思議そうな顔をして、片足を湯船に浸けた祐介に言う。
「ねぇ、もしかして、祐介は私のお尻の事でも考えていたの?」
「!?は、はぁ!?そ、そりゃ、『触っちゃいけない』って考えていたが……?」
「ふぅん?それじゃあ『触って』みる?」
「…………はぁ?」
いきなり何を言い出すんだこの母親?祐介はそう思いながらもう片方の足を湯船に浸けて、座り始める。
「あのなぁ、流石にそんな質問は可笑しいぞ?何で俺が母親のお尻を触らないといけないんだ?変態じゃあるまいし?」
「変態じゃん?琴音ちゃんの写真集を持つ位には」
「…………」
反論出来ねぇ、祐介はそう思いながら溜息を吐いて、母親に言う。
「でも、何で触らないといけないんだよ?そんなにアンタは欲求不満なのか?」
「えぇ、一応は」
「そうか、そう言う事か、分かった、アンタが『私を襲っても良い』という意味がやっと分かった、そう言う意味なら、俺はこう答えよう、『息子を欲求不満解消の道具にするな』ってな、それじゃあ俺は上がるぜ、今日は忙しいからな」
祐介はそう言って息を吐き、湯船を出ようと立ち上がる、すると母親が言う。
「あぁ、だからアンタはモテないのよ」
「あぁっ?どういう事だぁ?」
「『据え膳食わぬは男の恥』って言うじゃない、昔から?だからちゃんと母親でも食べなさい」
突然変な事を言う母親に、自分は片手で頭を支え、反論する。
「ていうかさぁ……それは何時の時代だよ!?今は江戸や大正、昭和じゃないんだ!だから、俺はそんな事はしたくない!何より、女性は傷付けたくない!それは母さんでもだ!どれだけ性欲に負けようとも、女性は襲わない!」
「と言う事は男性を襲うのか!?」
「そうじゃない!性欲に負けても、人は性的に襲わないって事!おっと、動物も襲わないぞ!」
「くっ、言おうとしたのに……!」
歯軋りをする母親に対し、自分は風呂場のドアノブを手にし、発言する。
「そう言う事で俺は風呂を出る、久し振りに母さんと入ると楽しかったぜ」
「えっ?」
「それじゃあ、リビングでまた会おう」
自分はそう言って、悪鬼羅刹のような空間であった風呂場を脱出する──さぁ、母さん、呑気に風呂に入ってくれ、自分はそう思いながら、右手でタオルを掴む──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.167 )
日時: 2017/11/08 21:27
名前: 彩都  

「はぁ……何なんだ今日は……大変だなぁ」
祐介はそう呟いて溜息を吐く、母の性的な誘惑──ではないかもしれない──を乗り越え、猫背になりながら体を拭く。
すると足に変な感触を覚えた、何なんだろう?そう思って下を向くと、其処には母親の下着が落ちていた。
「はぁ……ちゃんと洗濯機に入れとけって母さん……」
そんな事を呟きながら、祐介は足を曲げ、母親の下着を掴む、下着は二つあり、一つはブラジャー──スポーツブラだろうか?それは男の自分には分からない──と、小学生が穿きそうなショーツだった。
「えっ……?」
ん?何かの間違いだろうか?この家には小学生のような身長の人はいるが、小学生のようなパンツを穿く人なんかいない筈、と言う事はこれは『誰が穿いている』のだろうか……と、考え、厭な予感がする、そして祐介は風呂場の窓越しに母親を見つめる──嘘だろ?まさか母さんが小学生のパンツを穿いている、とか?そんなの有り得ないだろう?ねぇ、本当にこれ、穿いているの?そう思いながら風呂場を見つめていると、風呂場のドアを開けて、母親が出てくる。
「ふぅ、スッキリした……たまには朝風呂も良いわ……」
そう言って、前を見る、母親の目に映る息子の姿、顔は『驚愕』だった、あまりにも驚愕した表情に母親も少し焦る。
そして息子の手には小学生の低学年が穿きそうな下着を持っていた。
「…………アンタ、何をやっているの?」
「…………それはこっちの台詞だ!」
えっ?こっちの台詞?何の事だ?母はそう思いながら首を傾げる。
「一体何の事かしら?」
「この、小学生が穿きそうなパンツ、これ、誰が穿いているの?」
「はぁ?そんなの私しか居ないじゃない?」
「い、いやいや!巫山戯ないでよ!普通のパンツを穿きなよ!大人だろ!?こんなの穿いていて恥ずかしくないの!?」
まさかの息子の発言に驚愕する母、ぱ、パンツの事でこんな口論になるとは思わなかった、そう思いながら母も反論する。
「ば、馬鹿ぁ!母さんは小さいから婦人用のショーツじゃ入らないのぉ!」
「し、知っているけど、このセンスはどうかと思う!流石に小学生が穿きそうな下着はねぇ……」
完全に息子の祐介は母のパンツを掴みながら後方へ移動し、引く──そして祐介はそのパンツを洗濯機の中に入れる。
「後、母さんは自分で何時も言っているでしょ?『脱いだらすぐに洗濯機に』って?まさか実行していないとは……」
「あ、あの時は息子とお風呂に入れると思って……」
段々と言葉が小さくなって行く母を見て、祐介は溜息を吐いて言う。
「まぁ……無地のを穿けば良いと思うよ、それならガキっぽくないしさぁ?」
祐介はそう言って、溜息を吐いてから、バスタオルを母に投げて渡す。
「ほら、早く拭きなよ?風邪引いちゃうよ?」
祐介は全裸でバスタオルを渡した後、すぐにパンツを穿いて、風呂場の前を離れる、これじゃあ誰が親で誰が子か分からない。
「な、何か、ゴメンなさい……」
母親は空虚に向かって、そう言い、謝る──ってか、誰に謝れば良いんだ?母はそう思いながら、体に巻いていたバスタオルを脱水機の中に投入する、もう濡れていて、バスタオルとしての役割は無い、だから祐介に渡されたバスタオルを使って体を拭くしかない──

「…………」
祐介は二階の自室で琴音と遊ぶ為の服をベッドの横に置き、部屋着を探して、適当に見つけては着ていた、流石にパンツ一丁で室内をうろつくのは可笑しいし。
そして、時間を確認する、時間は六時十分……然程時間は経っていなかった、さて、どうしようか?そう思いながら朝ご飯の事を考える。
今日は何を食べようか?とりあえず、臭いのするニンニクとかは食べておかないようにしておかないとな。
そう思うと、矢張りご飯物が良い、という考えに到る、じゃあご飯をがっつり食べるか、と考える、では何を食べようか?丼にしようか、炒飯のような、炒めたご飯物にしようか?その方が栄養やエネルギーを簡単に摂取出来そうだ、と思う。
「さぁて、何を食べようかなぁ……?ネットでも使って検索でもしようかなぁ……でも、ネットの料理って案外小難しいのばっかだし、手元にない材料もあるしなぁ……」
祐介は両腕を頭の後ろで組んで呟く、本当、ネットの料理って難しいんだから……あぁ、面倒だ、適当に炒飯で良いか、と考え、一階に下りる。
そして一階に到着、リビングに向かうと、タンクトップ姿の母親が棒付きのバニラアイスを食べて、テレビを見ていた──テレビはニュースしかやっておらず、母は適当に見ていた──下はショートパンツで、後少しずれてしまえば、パンツが見えそうだった。
まぁ、風呂上がりで暑いし、仕方無いか、と考えて、母に言う。
「ねぇ、母さん、俺、炒飯食いたい」
「そう、材料は冷蔵庫にあるから自分で作って?」
「俺は母さんの手作り炒飯が食べたいんだよなぁ?」
「あら?そうなの?」
母は一気に棒付きのバニラアイスを一気に咥え、口の端から融けたバニラが出てくる。
「あっ、出てきちゃった……で、どんな炒飯が良い?チャーシュー入れる?」
「そうだね、適当にやっちゃって?後、チャーシューは入れて欲しいな」
自分がそう言うと、母親は立ち上がって、アイスの棒をゴミ箱に捨て、台所に向かう、さぁ、どんな炒飯が出来るだろう?祐介はそう思いながら、椅子に座って、適当にニュース番組を見る──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.168 )
日時: 2017/11/11 21:51
名前: 彩都  

呑気にニュースを見ていると、『海の幸、山の幸、陸の幸! 大量発見スペシャル!!』等と言ったちょっと面白そうな番組のコーナーが始まった、だが、すぐに自分はチャンネルを変えてしまう、何故変えたのか?それは急に『つまらなく感じた』からだ。
何かこう……『無意識に拒否してしまった』という様な感覚に似ていた。
すると台所で炒飯を作っている母が言う。
「さぁ、もうすぐ出来上がるから、準備しておきなさいよ?」
「あっ、はい、分かったよ」
自分はそう言って、深呼吸して、匂いを嗅ぐ、ふむ、この匂いは……とても美味そうな匂いだった、自分はすぐに胃が鳴ってしまう。
「おいおい……まだまだ完成してねぇぞ?」
「い、いや、分かってるけど……匂いでお腹が……」
祐介がそう言うと、『フフフ』と、母が笑う。
「な、何なんだよ……!?」
「アンタは物珍しいわねぇ、性欲よりも食欲て……」
「う、煩いな!良いじゃないか!食欲より性欲な奴よりかは!」
「確かにそれもそうだねぇ……さて、皿に盛り付けたら終了だから、後少し、待っていなさい」
「はいはい……」
祐介はそう言って、机の下で両手を合わせ、擦り付ける、あぁ、炒飯が楽しみだ、祐介はそう考えながら、香ばしい匂いがする台所に横目で目をやる。
ふむふむ、もう盛り付けられた、後は運ぶだけ……自分がそう思っていると、母が言った。
「はい、完成、後は個人で受け取ってね?」
「えっ?運んでくれないの?」
「逆に言うけど、何でアンタの分も運ばないといけないのよ?アンタだって、もうすぐで大人なんだし……自分で少しは運びなさいよね?」
「ふえぇ……」
母の言葉に仕方なく、祐介は台所に向かい、自分の分の炒飯を机に運ぶ、するとまだ台所に皿に盛られた炒飯があったので、自分の皿の前に皿に盛られた炒飯を運ぶ。
「あら?ここに置いてあった炒飯は?」
「俺が運んだ」
「あら?気が利くわね、そう言う男はモテるわよ?」
「いや、モテる訳無いだろ?高校中退した男なんてさぁ?」
「さぁ?それはどうかしらね?お金があれば、学歴なんて無意味よ、高身長、高学歴、高収入の3Kよりも、優しい、高収入、家族思い、この三つさえあれば充分よ」
「ふぅん……」
そのどれとも合わなそうな三つに対し、祐介は溜息を吐く、果たしてそんな男が存在するだろうか?優しいだけでは世間は通れないし、家族思いだけじゃあ、『仕事と家庭、どっちが大事?』って話になるかもしれない、まぁ、高収入だけは誰が是が非でも何も言えないと思うけど、祐介はそんな事を思いながらスプーンを台所から取り、机の前に戻って、炒飯に手をかける。
「頂きますっと」
スプーンを熱々の炒飯の上につけ、祐介は炒飯を食べ始める、うん、美味い。
矢張り母さんが作る炒飯は最高だな、祐介はそう思いながら、バクバクと炒飯を食べ、何時の間にか食べ終わっていた。
「ふむ、ご馳走様」
「あら?早いわね?」
「母さんの料理がそれ程迄に美味いって事だ」
「あら?お世辞を言っても何も出ないわよ?」
「まぁ、俺は今日、出るけどね、外に」
「誰も上手い事を言え、とは言っていない……あぁ、後、家を出る前に渡す物あるから、待ってて?」
「えっ?あぁ、良いけれど……」
渡す物……?一体何なんだろう?祐介はそう思いながら、お皿とスプーンを台所に置いて、水に浸してから、二階の自室へと向かう──

そして一人の部屋で、祐介は静かにパソコンを開いて、昨日やったブロック崩しを再開する。
まぁ、九時迄時間は一杯ある、なので、出来る範囲で良いから、攻略しないとな……祐介はそう思いながら、『ステージ1』から、順々にプレイして行く──そして『ステージ10』をクリアして、祐介は欠伸を一つする。
「ふぃー……結構進んだなぁ、もう『ステージ10』だ、次のステージは『ステージ11』だ、確かこのブロック崩し、ステージが『ステージ100』迄あったよな……うへぇ、結構なステージ数じゃないか……こりゃ、攻略するのに、時間が掛かるな……っと、その前に時間を確認しなければ……」
祐介はそう呟いて、時間を確認する、時間は朝の八時半だった。
「ふむ、結構な時間を消費したな、えーと……もう出ておこうかな?時間の先取りは良いかもしれない、『五分前行動』ならぬ、『長時間前行動』か」
祐介はそう呟いて、服を着替え、財布をポケットに入れ、一階へと降りて、母に声を掛ける。
「それじゃあ、俺、出かけるから……多分、時間は……分からないや、まぁた、夜に帰ってくるかも?」
「あらそう?それじゃあ、祐介、こっちに来て?」
「ん?何だよ、母さん?」
祐介は母に言われた通りに近づく、すると母は財布から、一万五千円を取り出して、祐介に渡す。
「これは……?」
「この一万五千円で遊んできなさい、このお金で帰りにタクシーを使うなり、何なりしなさい」
「母さん……有難う」
自分は素直に感謝し、頭を下げて、財布の中に一万五千円を入れる、まぁ、あまり使わなかったら、お小遣いの代わりにも出来るし、使わなかったら、返せば良いし……祐介はそう思いながら、玄関に向かい、靴を履いて、家を出る──さぁ、家の前で琴音ちゃんを待とう、そう思いながら、虚空を見つめる──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.169 )
日時: 2017/11/12 21:24
名前: 彩都  

祐介が呑気にスマホを弄って、時間を潰していると、目の前に一人の少女が現れる、その少女は深い帽子を被り、マスクをした琴音だった、帽子、マスクを外すと容姿端麗、明眸皓歯(めいぼうこうし)な見た目になったが、そんな彼女に祐介は気が付かなかった。
「ねぇ」
「…………」
「ねぇったら」
「…………」
「気づけ!」
「はっ!……あっ、琴音ちゃんだ」
「…………」
「ん?どうしたの?」
「あのねぇ……結構前に来ていたんだけどなぁ?」
「あっ、それはゴメン……」
しゅんとする祐介を見て、溜息を吐く琴音、この状態でどうやって遊ぶのか?琴音はそんな事を思いながら祐介に言う。
「それじゃあ、何処に行くか、決めた?」
「いや?別に……」
「えっ?決めておいてよ……」
「で、でも、遊ぶって話をしていたから、ゲームセンターに行く、みたいな事は考えていたけれど……」
「おっ!それはナイスな提案ね!流石祐介君ね!」
「まぁ、俺だって男だしね?少しは考えているよ……」
祐介は少し呆れた様に言い、スマホをポケットに直す、そして祐介と帽子、マスクをした琴音は一緒に歩き、電車へと秋葉原へと向かった──

「ってか、暑くないの?」
ふと、祐介は深く被った帽子、マスク姿の琴音に話しかける、すると琴音は低音ヴォイスで発言する。
「そうね……確かに暑いけど、正体がバレた方がもっと暑いわ」
「そ、そうなのか……それで、琴音──」
琴音ちゃん、と言おうとした祐介の口を急いで止める琴音、一体何なのだろうか?と思い、言葉を止め、琴音の言葉を待つ。
「あのねぇ、此処で私の名前を言ったらどうなるかしら?ファンが集まって暑くなるっての、後、君にも殺害予告が出るかもしれないのに?」
「あっ……」
言われて気が付いた、確かに琴音ちゃんは超有名なアイドルで歌手だ、そんな彼女と共に居る自分はどうなってしまうだろうか?通り魔に襲われるかもしれないし、最悪殺害予告が出てしまうかもしれない……何と言う事だ、自身と共に自分を護るとは……流石芸能人、自分はそう思い、静かに頭を下げる。
「ご、ゴメン……でも、道中どんな名前で話した方が良いのだろうか?」
ふと、祐介の問いに琴音は片手で顎を支えながら考える、そして安直に琴音は言う。
「そうね、面倒だし、琴ちゃんで」
「そ、それで本当に良いのかい?後悔はしないね?」
「えっ?何でそんな事を言うの?そんなに不備があったかしら、琴ちゃんって?」
「い、いや、逆に考えてみ?たった一文字抜いただけだし……?」
「気付く人は気付く、気付かない人には気付かないでしょ?だからセーフセーフ!」
「ほ、本当にセーフ、で良いのだろうか……?」
祐介はそう言って、『琴ちゃん』と呼ぶ事にした、そして祐介達は電車を降りて、秋葉原に行く道に乗り換える。
「フフフ、秋葉原……楽しみね!」
そう言う琴音に対し、祐介が不思議がる。
「ん?琴ちゃんは秋葉原に行った事が無いの?」
「い、一応は行った事があるわよ!で、でも、それは仕事だったし……遅めだったからね?こんな朝から行った事は無いわね、と言うかこれが二回目の秋葉原だったり」
「へぇ……琴ちゃんはやっぱり大変だね、仕事とかさ?」
「ま、まぁね?今働いて、今後、稼いだお金を使って隠居生活するわよ、矢張りお金は有限だしね?」
その話を聞いて、祐介は少し寂しくなった、最終的には琴音ちゃんも引退ねぇ……そう思うと少し悲しいや、そう思っていると、琴音が祐介に言う。
「まぁ、まだお金は満足する程少ないし、まだまだ働くけどね?」
「えっ……何だ、良かった……」
祐介がそう言うと、細目で祐介を睨む。
「何よ?今引退するとか思ったでしょ?流石に引退しないわよ、私を応援してくれる人が居る限りね……後、好きな人が出来る迄……」
「それは良かったよ、もしも引退したら、泣き喚くだろうね、俺は」
「アハハ……それを本人の前で言うか?」
「あぁ、言うさ、だって俺は琴音ちゃ……じゃなかった、琴ちゃんの事が好きだしさ?……あっ、えっと……それは歌っていたり、アイドル活動している琴ちゃんの事だからね!か、勘違いは困るからな!?」
そう言う祐介を見て、笑う琴音、琴音に笑われて、祐介は少し苦笑いになる。
「アハハハハハ!やっぱり祐介君は面白いなぁ、君、からかわれるでしょ?」
「い、いや、それは無いなぁ……高校でも、あまりからかわれてないよ?ぎゃ、逆にからかう方だし……」
「へぇ?そうには見えないなぁ?」
祐介がそう言うと、琴音は目を細めて、ニヤニヤ笑いながら祐介に言う。
「えぇっ?そうかなぁ……?隠れ属性的な奴かもねぇ?」
「隠れ属性じゃなくて、理解していなかっただけかもしれないわねぇ……?」
「そ、そうかなぁ……?」
祐介はそう呟いて、一つの事を思い出した、それは今朝の話、バスタオル一枚の母親の事だった、も、もしかして、自分は気付いていないが、自分は母にからかわれていたのかなぁ……?と思う、いや、流石にそれは無いだろう、と自分は却下する。
すると電車は『秋葉原ー秋葉原ー』と言うので、祐介は琴音に言う。
「さて、それじゃあ降りようか」
「そうだね」
琴音の言葉を聞いて、祐介は電車が止まるのを待つ、そして電車が止まり、祐介と琴音は共に電車を降り、二人は秋葉原の土地を踏んだ──

Re: 世界終了ハウマッチ!? ( No.170 )
日時: 2017/11/15 21:47
名前: 彩都  

「ふぅ……久し振りの秋葉原!懐かしの秋葉原!私は立った!あの秋葉原に!」
琴音はニコニコしながら祐介に近づいてはしゃぐ。
「うぉー!矢張り昔の仕事でも理解していたけど、やっぱり電気街!パソコンの器具や小道具を揃えている!」
「……遊園地にはしゃぐガキみたいねぇ、だからこそ可愛い」
祐介はそう言って、琴音の後ろに着いて行き、琴音の手を掴む。
「琴ちゃん、はぐれないようにちゃんと手を繋いでね?万が一はぐれたら困るし」
「あ、あぁ、そうだよね、はしゃぎ過ぎてた……」
琴音は少し顔を赤らめながら、祐介の左手を掴む、まるで恋人同士だな、と思いながら少しだけドキドキする、すると祐介が言う。
「まず、何処に行く?アニメ専門のお店とか?もしくは今さっき言っていたパソコンの小道具を見るかい?」
「うーん……確かにパソコンは欲しいと思っていたし……あぁ、でも、改造もしたいしなぁ……」
「それじゃあパソコンを改造する為に本屋でも向かおうか?」
祐介がそう言うと、琴音は不思議がり、首を傾げる。
「どーしてほんやに?」
「えっ?あぁ、そりゃ『パソコンの改造専用雑誌が売っている』からだよ、其処から情報を手に入れて、購入すればいい、と思ったが……何分ネットじゃあまり信用ならないし、何でもかんでも悪い方向に行くからなぁ……」
「へぇ、そうなのね……私、あんまりそう言う事に詳しくなくて……」
「いや、謝らなくても良いよ、逆に知った分賢くなった、と思えば……」
「成程、祐介君の言う通りかもしれないね、さて、それでは本屋に向かいますかぁ!」
「あぁ、そうだね、それじゃあ向かおう」
祐介と琴音はそう言って、近くの本屋へと向かい、『パソコン改造専用雑誌』を確認すべく、コーナーを探す──するとすぐに見付かった。
「おっ、あったあった……ふむふむ……」
「へぇ、こんなにも改造雑誌が……目が周る……」
「アハハ、確かにね……でも、その分、情報が濃厚だよ?」
目が周りそうになる琴音に対し、祐介はそう言って、琴音に説明する。
「そういや琴ちゃんのパソコンでどんな機種の?」
「えーと……確かバージョンは9(ナイン)の……」
「あぁ、それか、それなら俺も持っているから、ある程度は一緒の扱いで良いね?それじゃあこれはどうだろう?『i−スマート』と言って、インターネットの回線を高速化させるCPUなんだけど……」
「うーん、結構難しい……」
琴音はそう言って頭を垂れる、すると祐介はある事を思いつき、琴音に言う。
「うーん、あっ、そういえば琴ちゃんのパソコンって、何時買ったの?」
「えっ?買った時?買った時は……確か、去年、一昨年だった気が……」
「よし、それだけでも良いや、それじゃあパーツを買う前に少し家電量販店でパソコンを見よう」
「えっ?何でパソコンを?」
不思議に思う琴音に対し、祐介は説明をする。
「ん?簡単だよ、琴ちゃんが買ったパソコンを見れば、対応出来るパーツも分かるし、何分まず『琴ちゃんが触れているパソコン』だし、見ればすぐに分かる、そしてお店の店員に聞けば、少しは導入出来るパーツも分かるかもしれないしさぁ?」
祐介の話を聞いて、琴音は驚愕した表情を見せる、そして琴音は何とか言葉を紡いで言う。
「す、凄いね祐介君……流石男、女の私には考えが辿り着かない場所に……」
「い、いやいや、こんなんでそう言われても……」
琴音の言葉に祐介は呆れる、そして祐介達は家電量販店へと向かい、琴音が買ったパソコンの機種を探すべく、パソコンコーナーを歩き回る、すると琴音が声を上げて祐介の服の裾を掴む。
「あっ!祐介君!あれだよあれ!あのピンクの!」
「えっ?ピンク……あぁ、あれかぁ」
祐介はそう言って、琴音に案内され、ピンクのパソコンを見つける、そして目線を下に下げ、色々と書かれている部分を確認。
値段は約十三万、パソコンのタイプはノートパソコンで、画素数も多く、結構ハイスペックなパソコンだった。
次に製造年を確認、製造年は一昨年だった、祐介はそれを確認し、顎に手を置く、ふむ、二年前ねぇ……パソコンってのは、毎月新作が出る程新作が多く登場する……その新作が出る度に新しい機能、新しく素晴らしいパーツが入っている、なので、パソコンは新作の激戦区みたいなものだ、二年もすれば、今発売されているモノより型落ちして、値段も安くなっている、だが琴音ちゃんの奴はあまり新作が発表されておらず、このパソコンは今でも現役、今でも即戦力たりえるだろう、そう思っていると、琴音が言う。
「祐介君、このパソコン、改造出来るかなぁ?」
「……どうだろう?このパソコン、こんなに高いって事は、まだまだ現役って事になる、だから余計なパーツは入れない方がいいと思うよ」
「成程……分かった、困ったら祐介君に写メで知らせるよ」
「あぁ、分かった、それじゃあ用も無いし、此処を出よう」
祐介はそう言って、琴音と共に家電量販店を出る、そして祐介は時間を確認する、時間は朝の十時半だった、ふむ、ここら辺で少し軽食でも行おう、祐介はそう思いながら琴音とのんびり歩く──次は何処に向かおうか?そう思いながら──

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