コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- journey【オリキャラ募集中】
- 日時: 2016/03/06 22:41
- 名前: ぐり子 (ID: sZYMS.0b)
journey:比較的長い旅行、旅程、行程 人生の行路、遍歴
【Event】
!!現在オリジナルキャラクター募集中!!
既にある【character】を参考にしてお書きください。
完全オリジナルでお願いします。細かく書いてくださると嬉しいです。
※ひとつの話に出る程度で長くは使いません。
【Oneself】
受験が迫る受験生。
中二病とサブカルを愛すくそ野郎です。
気軽に話しかけてください。
感想お待ちしています。
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- Re: ぼくの王子様 ( No.1 )
- 日時: 2016/03/06 21:58
- 名前: ぐり子 (ID: sZYMS.0b)
【character】
♀《Emma Brown(エマ・ブラウン)》能力:幻想、幻覚
この物語の主人公、エルフと人間のハーフ。
綺麗な金髪ボブとサブカルチックな雰囲気が特徴。
喜怒哀楽は薄いが優しく、打ち解ければおもしろい。
ぼくっ子だけれど女の子。表情があまり出ない。
HT160
ちなみに名前はEmma Charlotte Duerre Watsonを参考。
vo「・・・ぼくのことはほっといてよ」
♂《Klaus Adorf(クラウス・アドルフ)》能力:影を操る
青い目と茶髪の生粋のドイツ人。
真面目で几帳面。好きな食べ物はアイス。
HT180
vo「ふん、まぁアイスをくれるというなら仕方がないな」
♂《Allen Francis(アレン・フランシス)》能力:吸血
吸血鬼の一族(すでに縁を切っている)
真っ黒い髪と赤い目。
どこかはぐらかすような意味のない嘘をよく言う。よく女性にモテる。
HT175
vo「僕って吸血鬼だから、うっかり君の血を吸っちゃうかもね」
♂《Cyril Arnett(シリル・アーネット)》能力:記憶能力
一度見たもの、聞いたものは絶対に忘れない。
頭が非常に良く天才肌だが酒のせいでダメ人間。
おちゃらけており楽しいことが大好き。金髪碧眼。
HT178
vo「んなことどうでもいいんだよ、酒だ酒!!」
♂《Emile Clavel(エミール・クラヴェル)》能力:身体能力
身軽で人間よりはるかに身体能力が高い。
数年前に呪いをかけられたことにより飼い猫と同化した。
不安定になると人間になったり猫になったり耳が生えたりする。
真っ黒い髪と目。気まぐれで子供っぽい。
HT173
vo「くっそ、また耳が出てきやがった・・・」
♀《Cynthia Ashley(シンシア・アシュリー)》能力:ヒーリング魔法
魔法学校に通っていたが退学した。
不良少女だが明るく無邪気。エマに誘われ一緒に行動する。
回復魔法が得意だがそれ以外も少しならできる。
金髪のツインテールだがたまに染める。
HT157
vo「あたし、こう見えても魔法は得意なのよ!」
- Re: journey【オリキャラ募集中】 ( No.2 )
- 日時: 2016/03/06 22:06
- 名前: ぐり子 (ID: sZYMS.0b)
【prologue】
ここに固定の価値観は存在しない。
ひたすらに神と悪魔が入り混じった世界。
何もかもが許され、そして受け入れられる。
その全てを受け入れるか、拒むかは貴方次第であって。
僕は決して強要はしないけれど。
けれど君の世界よりもずっと汚くて綺麗で楽しいはずさ。
Welcome to this world.
- Re: journey【オリキャラ募集中】 ( No.3 )
- 日時: 2016/03/06 22:38
- 名前: ぐり子 (ID: sZYMS.0b)
The purpose of life is a life of purpose.
【第1話】
「・・・人の血の匂いがする、酷い怪我だね」
それはアレンの一言からだった。
僕は立ち止まり、空気の匂いに鼻を傾けたがちっとも分らなかった。
ここはレンガと太陽の街。
治安も良く、行きかう人々はとても幸せそうだ。
僕らもこの街に来てからまだ数日しか経っていないというのに、不思議と居心地がよく温かだった。
「・・・どこかで事故でも起こっているのではないのか?」
クラウスがめんどくさそうにそう言うと、アレンは「やれやれ」と呆れたように首を振った。
「君は相変わらず単細胞なんだね、この街には結界が貼ってあるんだから、傷害でない限りこんなに血は流れないよ」
アレンの小馬鹿にしたような態度にプルプルと肩を震わせるクラウスだったが、反論できないらしくただ耐えているだけのようだった。
「・・・気になるの?」
僕がそう問いかけるとアレンは肩をすくめて笑った。
「まぁ、多少はね。僕って血液に敏感だからさ」
「ふぅん、多少寄り道にはなるけど・・・行ってみようか」
そこでふと気づく。
「・・・僕たち相当目立ってるみたい」
馬鹿でかい男とイケメンと騒音と猫耳。
隠す気も、遠慮する気もないからか、必要以上に目立ってしまっているのは確かだった。
「もうちょっと地味になる努力をしろ。おいシリル、ナンパしない」
目を離すとこれだ。自由人にも程がある。
「わかった、わかったよ仕方ねえなぁ」
シリルは残念そうに女の子に「じゃあね」と言って手を振った。
女の子の方もまんざらでもなさそうだ。
「あぁもう・・・」
僕は頭を抱えながら、早足で血の匂いがするという方向へ向かった。
それにぞろぞろと付いてくるやけに目立つ男4人。
僕はキリキリと痛む頭に悩まされていた。
- Re: journey【オリキャラ募集中】 ( No.4 )
- 日時: 2016/03/08 16:00
- 名前: ぐり子 (ID: sZYMS.0b)
「っと、この辺かな」
アレンが少し行き過ぎた足を戻しそう言った。僕らも立ち止まる。
もう随分とあの場所からは離れてしまった。
血の匂いというのだからどんな物騒な場所かと思えば、なんてことないさっきと同じように、太陽が差す綺麗な場所だ。
僕には相変わらず分らなかったけれど、ちらりと隣を見るとエミールも居心地悪そうに顔をしかめていた。
「やべ、匂いのせいで体保てねぇかも・・・」
「俺は好きだよ〜?お前の可愛い耳」
と、すかさずシリルがからかう。
「死ね」
エミールは笑いながら受け流すと、手に持っていた酒をごくりと飲んだ。
「・・・匂いはあるのに姿はない、気配はするのに影はない」
考え込んでいたアレンがぽつりとそう呟いた。
皆が不思議そうにアレンに注目する。
「お前が何を言っているのか俺には分からないのだが」
クラウスがうんざりしたような顔で口を挟んだ。
「はいはい、筋肉バカは黙ってなよ」
この二人は仲が悪い。
「なっ、喧嘩を売っているのか!?」
「・・・君さぁ、僕に攻撃するにしても吸血鬼に影は出来ないんだから、君の攻撃ってかなり無駄になると思うけど」
そうだ。
クラウスの能力はたしかに無敵と言えるかもしれない。
しかし、生きているものにしか使えないのが最大の弱点である。
吸血鬼であるアレンもその弱点に入る故に、彼らの中は最悪だ。
「俺だってお前を殴ることくらいは出来るのだが」
上から見上げるような形でクラウスが睨む。
アレンよりもずっと身長も大きく凄みもある。
けれど、アレンは余裕を見せつけるように笑い、クラウスに背中を向けた。
「君、変な薬飲んだでしょ、透明人間かな?僕にはちゃんと見えてるよ」
アレンは大声で何かに向ってそう言った。
「いやぁ筋肉バカもたまには役に立つね。影ね、そうか透明人間に影なんてできるはずないもんね?」
アレンはクスクスと心底面白そうに笑う。
僕を含め周りは目くばせしながら戸惑った。
「僕には君の言ってることが分らないんだけれど、何が言いたいわけ?」
僕がそう問いかけると、アレンは黙って何もない場所を指差す。
ぐにゃり、と空間が歪んだような気がして、僕らはびくりと飛びのいた。ごそごそと何かを漁る音が聞こえて数秒後にその音は止んだ。
「やっと正体を見せたってわけね」
僕は呆れたように笑う。
うっすらと、まるで景色と同化していたかのような少女が、初めて僕らの目にはっきりと映し出された。そしてその足からは酷く血が出ているようだった。
先ほどまでは太陽が反射する綺麗なアスファルトだったはずの地面には、彼女のものであろう血がこびりついていた。
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