コメディ・ライト小説(新)

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ヤンデレ短編集
日時: 2016/12/05 21:15
名前: ガッキー

初めまして、ガッキーと申します。旧いコメディ・ライト小説の方でいくつか書いてました。

ヤンデレに心惹かれたのはいつの日でしたか・・・きっかけは分かりませんが、気付いたら私の性癖に『ヤンデレ』が追加されてました。あまり言うと薄っぺらく聞こえてしまうかもなんでアレですけど、ヤンデレが大好きです。

でも、私気付いたんです。ヤンデレの女の子って、主人公が変な行動するから病んでしまうだけで、主人公が一途に女の子を愛してあげればヤンデレはヤンデレじゃなくなるんじゃないかって。

ですから、いくら私が「あ〜、ヤンデレの女の子に監禁されて愛を囁かれてぇ〜!」とかほざいた所で、例え目の前に現れてくれたとしても私はヤンデレの女の子に歓喜する訳でして・・・。ヤンデレが成立しなくなるんですよ。ヤンデレを愛する人は、ヤンデレには出逢えないんですよ。


そんな私が書くヤンデレ短編集。私みたいな性格の奴が主人公だとヤンデレが出てこなくなってしまうので、主人公の性格は少しクズめだったりします。

好みが分かれるとは思いますが、楽しんでいただけたら幸いです。あと、こんなヤンデレ書いてほしいなぁ〜とか、リクエストがありましたら、お知らせ下さい。もしかしたら書かせていただくかも知れません。それと、感想や誤字脱字の報告もお待ちしております。反応があるだけでも凄い嬉しいので。

ではでは(^ω^)

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Re: ヤンデレ短編集 【読心系コミュ障2】 ( No.7 )
日時: 2016/11/27 21:31
名前: ガッキー

「兄貴、起きて」
微睡(まどろ)みの中。妹の声が聞こえたかと思えば、身体から温もりが消えた。そして脇腹に微痛。瞼(まぶた)を擦って上体を起こし、目を開ける。視界の端には妹が映っていた。コイツ、俺の布団を引っぺがして脇腹蹴りやがったよ。
・・・あれ、何かデジャヴ。うーん、何だろうと半覚醒の意識の中で考えてーーあ、そう言えば神様に何やら力を貰ったなぁ、とぼんやり思い出した。しかしここで疑問が浮上。神様と会話した後、俺はどうした?と。
記憶が無い。昨日の夕飯のメニューが思い出せないし、昨日のテレビの内容も思い出せない。どうしてだろうか。
「起きてって」
無防備な脇腹に再度蹴りを入れられ、悶絶。そうだ、そんな事よりも妹に起こされていたんだった。
「・・・・・・よぅ妹。起こしにきてくれたのか?」
「はぁ?兄貴の目覚まし時計が五月蝿いから止めに来ただけだから。何寝惚けてんの?」(はぁ、兄貴の寝起きの声、蕩けるぅ〜///)
「・・・は?」
俺がこんな声を出したのは、寝起きのテンション故に妹に八つ当たりをしたかったからだ。そんな訳無い。
信じられない声が聞こえた。普段の妹からは想像出来ない、寝惚けているのかと自分の脳を疑う程の、先程の声。聞き間違える筈が無い。あれは妹の声だ。
「何」
「今、何て?」
「ハアァ?」(寝惚けてて聞き逃したの?全く、仕様が無い兄貴だなぁ。そんな所も可愛いけどっ)
「寝惚けてて聞き逃したの?全く、仕様が無い兄貴ーー」
聞こえた声をそのまま声に出してみる。瞬間、俺の目の前が白く染まる。神様と会話を終えた直後の現象が再来したのかと思ったが、頬と鼻への衝撃で考えを改めた。白いのは妹のハイソックス。視界が白く染まったのは、妹のハイソックスが目前にーー即ち、妹が俺の顔面に蹴りを繰り出したから。
「ぶッ!」
可動域のギリギリまで首が捻れ、そのまま布団に倒れ込んだ。布団の温もり。何だか首も温かいな。ジンジンする。
「な、なな、何で!?声に出てた!?」
布団に顔を埋めているので、妹がどんな顔をしているのかは分からない。しかし、これだけは言える。妹は焦っている。
部屋のドアを乱暴に閉めて、バタバタと階段を降りる音。それから直ぐに、玄関のドアが開く音。閉じる音。
どうやら妹は、もう学校へ向かったらしい。俺も起き上がって支度をしようと視線を動かし、何となく目に入ったデジタル時計。数字は左から零、八、四、零。余裕で遅刻だ。
「・・・あれ」
表示されている時刻の左下。最近の目覚まし時計は便利で、日にちと曜日、更には気温も表示してくれるのだ。
「日にちが、同じ」
当然の如く、曜日も。昨日と同じ。
「・・・・・・?」
『気付いたかの』
「おぉッ、神様」
『比較の意味を込めて、どうせならもう一度同じ日をやり直せば良いんじゃないかと思ってのぉ。お主にはもう一度木曜日を過ごしてもらうぞい』
「えっ、そんな事出来るんですか」
『神様じゃからのう』
「成る程」
『人生を変える機会をやったのじゃから、上手く活用せいよ。ではな。儂とお主の関係はこれで終いじゃ』
「あーーありがとうございました」
言ってみるが返答は無い。もしかしたらもう帰ったのかも知れない。神様と別れた途端、妙な孤独感。あの神様は、人の心の拠り所になれる良い神様だったらしい。俺は知らず識らずの内に、神様を信頼していたのだろう。
ううむ。頑張んなきゃな。望んでいた形とは多少違うとはいえ、チャンスは貰えたのだ。俺はこのどもり癖を治して、素晴らしい人生にしてやるぞ!
決意を新たにした所で、学校の準備に取り掛かる。朝食はパンにジャムを塗って食べながら登校する事にした。行儀が悪いが、些細な事ながらも俺は、何となく青春を味わってみたいと思ったのだ。
昨日と同じーー毎日同じ景色だが、今日俺の眼に映る景色は、少し違って見えた。色鮮やかに光り輝き、今日一日が良い日になる事を報せているようだった。
「・・・あれは」
眠気による欠伸(あくび)を堪えながら歩くいていると、前方に、丁度家から出てきた幼馴染が。俺は昨日(神様が色々弄ったので正確には今日だが)よりも少しばかり遅れて家を出たのだが、こうして幼馴染は昨日と同じように玄関に現れた。うーん、妹は昨日と同じ行動をしていたのに、どういう事なのだろうか。
スタスタと前方を歩く幼馴染。よし、俺は今迄の俺とは違うんだ。さり気なく挨拶を交わすなんてお茶の子さいさいだ。そう自分に言い聞かせる。
「・・・お、おはよう!」
どもり癖を治すコツとして俺が考えたのは、どもる暇も無いくらいハキハキ話すという事。どもらないし、相手にも好印象。今までは恥ずかしくて出来なかったが、勇気を振り絞って声を出した。
明るく元気に挨拶。小学校で習った。
幼馴染が驚いて肩を震わせ、振り向いた。そして目を見開く。
「おはよう、良い朝だね」
笑顔が上手く作れないが、どもらずに話す事に成功した。幼馴染は、目をパチパチと瞬かせている。
「・・・おはよう」(え、何で?いつも挨拶してこないのに)
声とは別に、少しエコーの掛かった幼馴染の声が聞こえてくる。これが、幼馴染の心の声というヤツなのだろう。
・・・・・・となると、今朝の妹のアレも心の声だったのか?い、いやいや、まさか・・・な。
「じゃあ、俺はそろそろ行k」
「えっ」(登校時に偶然を装って話し掛けようとしてことごとく失敗し、苦節五年。その努力が折角報われようとしていたのにもう行っちゃうんだ・・・)
「行こうと思ったけど、やっぱり一緒に行かない?」
「・・・まぁ、しょうがないから良いよ」(やったー!神様ありがとう♪───O(≧∇≦)O────♪)
幼馴染は、ムスッとしながらも了承してくれた。いや、心の声はダダ漏れなんだけどね?言わぬが花って言うじゃん?神様(俺が知っている神様とは違う神様かも知れないが)も感謝されてるし、俺がどうこう言わなくても良いだろう。
と言うか、心の声を聞かないと分からないモノだな。まさかこうして、幼馴染と普通に話せる日が来るとは。
俺も神様に感謝しなきゃいけないかもな。
「なぁ、何で幼馴染は遅刻してるんだ?」
「何でって・・・・・・寝坊したから」(妹ちゃんに付けてもらった盗聴器で出る時間をチェックしてるなんて口が裂けても言えない)
「心の声が」
「え?」
「いや、何でも」
看過出来そうにない単語が聞こえた気がしたんだが。え、妹に付けてもらった盗聴器?色々可笑しくないか?
眠気なんかとっくに吹き飛んでいた。
「なんかさ、変わったよね」(でも、妹ちゃんにお願いする時は大変だったなぁ。交渉に三日掛かっちゃったし)
幼馴染の心の声が止まらないんですケド。
「か、変わったって・・・俺が?」
「そう。中学入ってから私に話掛けて来なくなったし。かと思ったら、今こうして話し掛けてきたし」(まさか、小学校の卒業アルバムで手を打つ事になるとは。結構レアだったのにー・・・)
卒業アルバムあげちゃったのかよ。馬鹿かコイツ。もうここまでくると、驚きよりも呆れの方が上回る。渡す幼馴染もそうだが、それで俺の部屋に盗聴器を仕掛ける妹も妹だ。何お前ら。俺の事好きなのか?
「卒業アルバムは一生物の宝物だからなぁ。あげるのはマズかったな」
「え?」
「は?」
訝しげに俺の目を見詰めてくる幼馴染。ヤバい。やらかした。まさか、間違えて幼馴染の心の声にを返答してしまうとは・・・!
ダラダラと冷や汗が流れる。
「何でアルバム?」(え、やだやだ。何で知られてるの?何でそれを知っていて普通に私と会話してるの?ーーまさか、容認している!?私がこんな犯罪紛いの事をしても、それを許してくれているというの!?)
許してる訳ないだろ。ただ、諦めているだけだ。妹にあげたのが小学校のアルバムなら、長くても中学時代から盗聴は続いている事になる。そんなに長い間俺のプライベートを聞かれているなら、もう諦めが付くというもの。滅茶苦茶恥ずかしいけど。
過去は変えられないのだ。神の力でも使わない限りは。
「ねぇ、何でアルバムって単語が出てきたの?」(こんな私を認めてくれるのか、恥ずかしいなぁ///)
「何でって・・・・・・」
幼馴染の心の声に気を取られ、返答に時間が掛かる。幼馴染が俺を威圧するように顔を近付けてきているのもあって、俺は益々(ますます)どもる。怖いって、どこに力を入れたらそんな目になるんだよ。濁り過ぎじゃね?
「あっ、そうだ!」
「何?」(何とかして、明日から一緒に登校出来るように約束を取り付けないと)
「用事を思い出した!じゃあね!」
勿論嘘。マズ過ぎるこの状況を変えるには、逃げるのが一番。俺は振り返らずに走り出した。




「うわ、コミュ障来た」
もう一時間目は始まっていて、教室のドアを開いた瞬間誰かがそう呟いた。その言葉は俺の耳にしっかり届いているが、先生には聞こえていないようだ。今の声量を狙ってやっているのなら、俺はソイツを尊敬する。
自分の席に付く。昨日と変わらず、授業中だというのに派手めの女二人がワイワイと賑やかに話していた。
「あ、コミュ障君じゃん。何で遅刻したのって話し掛けてみれば?友達になれるかもよ笑笑」(まぁ、どうせアンタなんかコミュ障君は相手にしないだろうけど。良くて友達だわ。恋人はアタシ)
「え〜ウチはヤだよ〜」(恥ずかしくて顔見れないし///てかコイツ何なん?ウチがコミュ障君の事好きなの知ってて言ってんの?友達なんかヤに決まってんじゃん。ウチがなりたいのは、恋人♡)
・・・・・・・・・・・・気まず過ぎる!何でだ!何故聞こえてくる心の声は俺に好意的な言葉ばかりなんだ!なんか女子二人の視線も熱っぽいし!
いかんいかん。落ち着け。丁度チャイムも鳴ったところだし、委員長に注意されて頭を冷やそう。
「ねぇ」
「・・・・・・はい」
昨日遅刻して委員長に怒られた。今日も遅刻したので、委員長は必ず俺を叱りに来ると踏んだのだ。俺の予想は的中し、委員長は元々ツリ目気味だった目を更に吊り上げ(要するに激怒してらっしゃる)、俺に話し掛けてきた。
「一時間目の途中から登校してくるとは、良いご身分ね」(常日頃から注意しているけれど、今日のこれは度が過ぎているわ。キッチリ叱らないと)
アカン。外面内面のWで怒ってらっしゃる。俺はロクに考えずに言葉を返した。
「い、いや、これには止むを得ない事情があって・・・・・・」
「何?言ってみなさいよ」
勿論、止むを得ない事情なんて無い。神様が関わっているとは言え、ただの寝坊だ。言い訳の仕様が無い。
しかし、ここで「ただの朝寝坊です」と白状した所で怒られるのは必至。出来ればキツめの注意位で留めてもらいたいのだ。公衆の面前で注意されれば、肝が冷えて頭も冷える。しかし、怒られるとなるとネクストレベルに突入して胃が痛くなってくるのだ。訳分からないかも知れないが、そういう事だ。注意はされても良いけど、怒られたくはない。
「遅くまで考え事をしていたら、寝坊しました」
阿呆過ぎる。こんな言い訳が通用する筈が無い。
「か、考え事?可笑しな理由ね」(どうせ私の事を考えていたのでしょうけど)
頬をヒクつかせて怒ってーーいや、ちょっと待て!何か心の声が可笑しい!
「そんな理由で寝坊するなんて、高校生としての自覚が足りないんじゃないの?」(ほぼ毎日遅刻してくるし・・・私にそんなに構ってほしいの?本っ当に子供みたいね。純粋な所は可愛いけれど)
「ご、ごめんなさい」
もう朝から何なんだ。俺は知らない内に奇妙な世界にでも迷い込んでしまっていたのか?話の最後にタモ◯が出てきて終わるのか?
兎に角、異常過ぎる。何で皆はこんなにも俺に好意的なんだ。神様が何かしているとしか思えない。
こうして考えている間にも、委員長の心の中で俺の好感度がグングン上がって行く。
二時間目が始まる鐘が鳴った。
「ーーまぁ、ここら辺で許してあげるわ。次からは気を付けないよ?」(どうせ、私に構って欲しくて明日も遅刻するんでしょうけど///)
「あ、あ痛たたた・・・・・・」
お腹を押さえて蹲(うずくま)る。注意され過ぎて胃が痛くなったーーなんて事は勿論無く。ただの演技だ。心の声が聞こえる状態で授業なんか受けられるかっての。保健室行ってから、適当な理由で早退するしか無い。
「だ、大丈夫?」
委員長が俺の肩に手を置きながら、問い掛けてくる。いつものようなキツめの語気では無く、俺を本当に心配しているようだった。
「ほ、・・・保健室、行ってくる」
お腹が痛いから〜とか何とか饒舌に説明するよりも、言葉数は少なくした方がリアリティが増す。俺は立ち上がり、ユラユラと教室から出た。何気無い顔で委員長が後ろから付いてくる。
振り返る。
「付いて行くわ。私は保険委員長だし」
アンタの正体は保健委員長だったのか。と、今更ながら知った委員長の正体に心の中で驚愕する。
って、そうじゃない。そうじゃないんだよ。俺が知りたかったのは委員長の正体ではなく、何故俺に付いてくるのかという事。
「な、何で付いてくるんだ」
「保険委員長だから」
「・・・・・・」
答えになっていないようで答えになっているんだよなぁ。
このまま抵抗すると仮病がバレるかも知れないので、俺は大人しく廊下を歩く。いつの間にか俺の後ろから隣に移動して歩いている委員長の顔を見てみると、やたら上機嫌だった。フンフンと鼻歌を奏でている。


着いた。
「・・・・・・ありがとう委員長。もう授業に戻った方が良いよ」
もう、殆(ほとん)ど普通に話せるようになった俺は、苦笑いながら委員長にそう言った。
「中まで付いて行くわ。クラスメイトの容態を知るのも学級委員長の務めだもの」
アンタは結局何の委員長なんだよ。そう小さく呟きながら、諦めて保健室のドアをノックした。「どうぞ」と中から声が聞こえる。
「・・・・・・」
「どうしたの?早く入りなさいよ」
「やっぱり保健室はやめとこうかなーって」
何故なら、中から聞こえる声に聞き覚えがあったから。先生の声ではなく、殆ど毎日聴いているあの声だったから。
「お腹痛いのに巫山戯(ふざけ)てる場合?ほら、入りなさい!」
「あ、ちょーー」
委員長がドアを開けて、俺を保健室へ押し込んだ。
「やあ、今は先生が席を外していてね。私が容態を聞いたりしているんだが・・・・・・って、コーミンじゃないか。どうしたんだ?」
「い、いや、あはは」
予想通り、生徒会長がそこには居た。愛想笑いしか出来ない俺をどう思ったのかはしらないが、
「まぁ良い。隣の君は?」
生徒会長は視線を俺の隣に移した。
「付き添いで来ました」
問い掛けに敬語で返す委員長。あれ、可笑しいな。空気が重く感じる。
「そうか、ご苦労だった。もう教室に戻ると良い」
「いいえ、私も残ります」
「それは困るな。体調が悪い訳でもない生徒を保健室に居させるのは、サボりを看過しているのと同じだからね」
「・・・・・・生徒会長だからって調子乗りやがって」(ぶっ◯すぞ)
ねぇちょっと委員長さん?恐ろしい言葉がサラウンドで聞こえたんだけど?
「・・・・・・私とコーミンの時間を邪魔するなよ低脳」(ここにある体温計を奴の目に突き刺したら黙らせる事が出来るだろうか。試しにやってみようか)
何でこの学校の女子はこんなに怖いんですかね。生徒会長に至っては割と普段通りの声量で話しているので、恐らく委員長は聞こえているのだろう。
ヤバめの雰囲気に耐え切れない。そう感じた俺はゆっくり後退して退出しようとするが、委員長に肩を掴まれる。
「どこに行くのかしら?お腹が痛いのよね?」
「コーミンはお腹が痛いのか?ほら、おいで。私が優しくさすってあげよう」
「生徒会長なのに知らないのかしら?お腹は温めた方が良いのよ。ほら、私が人肌で温めてあげるから」
「温めるという行為も、患者の状態にありけりだろうに。知識を自慢げに語ると馬鹿がバレるぞ?コーミン、ベッドが空いている。さすりながら添い寝でもどうかな?」(生徒会室でどうにか誘惑しようとしたが、いつも先に帰られてしまうのでな。今日こそコーミンの子を孕まねば)
「高校三年生にもなると恋愛に対して余裕が無くなるのかしらね。必死さが丸見えよ?・・・こっちに来なさい。私に委ねれば間違いはないから」(心も身体もーー私に従わせて、私だけのモノにしないと)
正気を保っているとは思えない瞳でこちらを見詰める二人。ジリジリと近付いてきており、正直どちらを選んでも大切な何かを失いそうだ。
「お腹痛いの治ったみたいなんで、教室戻りm」
「「嘘を吐くな((吐くんじゃないわよ)」」
ドアを開けようとした俺の背中に突き刺さる二人の声。
「クッ・・・・・・!」
俺は止まらず、ドアを開けて逃げ出した。下駄箱に向かい、すぐさま靴に履き替える。
『鞄は教室』だとか、『無断早退』だとかは関係無い。非常事態ーー異常事態だ。許せ。












Re: ヤンデレ短編集 ( No.8 )
日時: 2016/11/30 18:47
名前: ガッキー

【読心系コミュ障】を何とか二話で終わらせようとしたんですが、文字数がオーバーしそうなので三話で完結にします。なので、三話目は少し短いかも知れません・・・・・・すみません。


どうでも良いですけど、私の好きなヤンデレは(いや、勿論これだけが好きって訳じゃないですよ?)孤立誘導型ってタイプの子です。凄く簡単に説明致しますと、

「最近、オレの変な(オレを貶めるタイプの)噂が流れている。そのせいで友達と話さなくなったし、クラス内でも浮いてきた。唯一話す相手と言えば、隣の席の幼馴染だけだ」
しかしそれは、主人公を誰にも盗られないようにする為の幼馴染の策略だったーー!

みたいな感じの子です。いつか書きたいですねぇ。

Re: ヤンデレ短編集 【読心系コミュ障3】 ( No.9 )
日時: 2016/12/05 16:53
名前: ガッキー

自宅に着いた。両親は仕事中の為、家には誰も居ない。制服のポケットに入っているスマホ以外は学校に置いてきた。
当然の如く、施錠されている玄関のドアは開かない。
「急いで逃げてきたは良いけど、家に入れねぇじゃん・・・」
馬鹿である。
肩を落とし、項垂れた。そんな、間抜け極まりない俺の背中に掛かる声があった。それは俺にとっては神の恵みに等しく、地獄に落ちた俺の元に垂らされた一本の蜘蛛の糸のようでもあった。
「もしかして、お兄さん?」
「お、おう・・・・・・?ひ、久し振りだな」
振り向くと、そこには昔遊んであげていた近所の女の子がいた。女の子が中学に上がったのを切っ掛けに交流を終わらせたので、かれこれ二年振りくらいか?女の子と呼ぶには大人っぽくなり過ぎてしまった目の前の女の子。しかし、確かに面影があるので、俺にとってはいつまでも年下の近所の女の子だ。
「どうしたんですか?こんな時間に。しかもこんな所で」
女の子が俺に問う。
「それを言うなら君もだろ?まだお昼前の筈だが」
「僕は、今日は学校が創立記念日だったんですよ」
だから、こんな時間に歩いていたのか。羨ましい。創立記念日って単語だけで滅茶苦茶テンション上がるよな。
どうでも良いが、この女の子の一人称が僕なのは、二年前の俺が一時期『一人称が僕ってちょっと知的じゃね?』と思って僕僕言っていたら、真似された。人のふり見て我がふり直せーー女の子に真似されて急に恥ずかしくなった俺は、一人称を俺に直したのだが、女の子はそれ以来自身の事を僕と呼び続けている。
「で、お兄さんは?」
「・・・・・・恥ずかしながら、鍵が無くて家に入れなくて」
それを聞いた女の子は、ニコニコと嗤ってーー笑っている。あぁそうかよ!笑うなら笑うが良いさ!
「高校生にもなって何やってるんですか」
「面目無ぇ」
頭を掻きながら照れ笑う。久々の再会だと言うのに、物凄く格好悪い所を見せてしまった。
「おばさんが帰ってくるのは何時頃ですか?」
「うーん、仕事の後に買い物してくるだろうから、十八時頃だな」
「仕方無いですね」
女の子が隠し切れない笑みを浮かべながら、溜め息を吐いた。もう笑われているのはこの際もう諦めるとして。
何が仕方無いのだろうか。俺は良く分からずに頭上に疑問符を浮かべた。
「?」
「おばさんが帰ってくるまで、僕の家で過ごしましょう」
その提案に、俺は飛び上がって喜びたかった。しかし、理性と世間の目がそれを許さない。ーー中学生の女の子の家に上がるのはどうなのだ?そもそも悪いのはお前自身だよな?ご近所さんに見られたらどう思われるだろうな?ーーそんな思いが頭の中でぐるぐる回り、俺を躊躇わせる。
「いやいや。悪いよ。しかも、年頃の女子の家に上がるだなんて」
「へぇ?お兄さんは僕の事を『年頃の女子』と意識しているんですか?」
確かに目の前の女の子は大人っぽくなった。だけどそれは、大人になった訳じゃない。見た目は美人さんになったが中身がそれに追い付いているとは限らない。俺は、優しくリードしてくれるお姉さんタイプの女性が好みなんだ!だから、女の子に対する俺の返答はこうだ。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そ、そんな訳無いだろ」
「途轍も無い程間があったような気がしましたけど、そう言うんだったら問題有りませんよね」
「そ、そうだな。じゃあお邪魔させてもらおうかなーはっはっはっはー」
俺は、いつものような調子を努めて答えた。大丈夫大丈夫。あとたったの六時間と少しだろ?余裕余裕。


冷静になれ、と必死に自分に言い聞かせていたからだろうか。俺は二つ程見落としている点があった。
何故、創立記念日の筈なのに女の子の服装は制服なのか。
何故、女の子から心の声が聞こえてこないのか。
俺は、見落としていた。




「お邪魔しまーす」
「そんなにオドオドしなくても大丈夫ですよ?お母さんは出掛けてますし」
普通に挨拶しただけなのに、オドオドしていると取られるとは。俺もまだまだ真人間にはなれないようだ。まともに人と話せるようになったとはいえ、まだまだ仕草に気を付けなければ。
・・・・・・おや?女の子の口からトンデモナイ単語が聞こえてきたような。
「ゑ、おばさん居ないのか?」
「居ませんよ?」
「やっぱり、何処かで時間を潰すとしようか」
「嫌ですねぇお兄さん。出掛けてると言っても、一時間も経たずに帰ってきますよ。ただ友達とお茶会に行っただけですし」
「そ、そうか・・・」
マズいな。女の子と二人きりという状況に些(いささ)か過敏になっているらしい。原因を辿ればそれは、朝から立て続けに起こっている奇妙な現象によるモノなのだが。
「ここが僕の部屋です。懐かしいですか?」
懐かしいな。そう言おうとしたら、女の子がそれよりも先に問うてきた。まるで心を読まれているようだ、なんて冗談を心の中で言ってみる。心を読むのは俺の方だっつうの。
「確かに懐かしいな。家に上がった事自体何年振りだ?」
「二年と十一ヶ月。そして八日振りですね」
「よくもまぁ、そんなにスラスラと口から出鱈目(でたらめ)が出てくるモンだ」
「・・・・・・本当なんですけどね」
「何か言ったか?」
「お茶でも飲みますか?って言ったんです」
「お構い無くーーって言うような間柄じゃ無いしな」
家に上がるのは躊躇うが、俺とコイツは親友と言っても差し支え無い程の仲なのだ。数年前に一度殴り合いの喧嘩をした事があり、それが切っ掛けで今みたいに仲良くなったんだよなぁ。懐かしい。二人してボコボコになってそれぞれの家に帰宅した時に、何かの事件に巻き込まれたのではないかと親に誤解されたのは今となっては良い思い出だ。
「・・・ちょっと、お兄さん?」
「あい?」
「思い出に浸るのは良いですけど、思い出なら僕と語らいましょうよ」
「そうだな。じゃあ、戻ってくるまでボーッとしてる」
「大人しく待ってて下さいね」
バタン。女の子が閉じたドアの向こうへ消えた。
さぁーて。この部屋には俺一人。やる事は一つしか無いよな?御名答、家探しである。この場合は部屋探しか?何だかそれだと不動産屋が頭を過るな。
例え部屋内をウロチョロしているのを見られた所で、然程問題はあるまい。せいぜい呆れ顔で諭されるだけ。あれ、地味に辛いな。
ガサゴソガサゴソ。手始めに机の一番大きな引き出しーー某猫型ロボットが出てきそうな引き出しを開けてみる。
「・・・・・・・えーっと」
ギッシリとしか表現の仕様が無い。写真が詰まっていた。
所狭しと。
色んな角度から撮られた。
明暗様々な。

俺の写真が。

まだ、昔の俺の写真(そして、一枚か二枚程の少ない量)だったら『大事に取っておいてくれてるのか。嬉しいなぁ』という心がほっこりするワンシーンに納められたのだが。どうみても着ている制服が、現在俺が着ているのと同じだった。よく見たらこの写真とか今朝の写真じゃねぇか?俺と幼馴染が投稿している所を撮ったらしいのだが、俺の隣を歩く幼馴染の顔は真っ黒に塗り潰されていた。ただの印刷ミスだと思いたい。
「・・・これらは見なかった事に」
「出来ると思いますか?」
・・・・・・思いません。
「お兄さんったら、イケナイ人ですねぇ。僕がおもてなしの用意をしている間に、こんな事をしているだなんて」
引き出しを閉めもせず、振り向く。最悪のタイミングで女の子が部屋に戻ってきていた。マグカップ等が乗ったトレーを片手に、壁に寄りかかっている。怒った顔を見せてくれたなら、まだ良かった。しかし女の子は無表情。それが逆に恐怖心を煽る。
何をすべきか云々よりも、先に謝っておくか。
「悪かった。許してくれ」
「えぇ、許しますよ」
あっさりと笑顔を見せた女の子。俺は安堵の溜息を吐いた。
「助かる」
「まぁ、許した所でどうなるんだって話ですけどね」
ピクリ、俺の身体が一瞬硬直した。
「・・・俺には、少しばかり嫌な展開が想像出来たんだが」
「全然嫌じゃありませんよ?寧(むし)ろ待っているのは素敵な展開です」
「だと良いんだけどな」
「あっ、お兄さん。取り敢えずその引き出しを閉めてもらえます?」
世間話。それこそ思い出話のような感覚で女の子がそう言うもんだから、俺は警戒せずに返事した。
「了解っと」
身体を再度反転させ、引き出しを閉めーー

ゴンッッ!!




「ーー・・・・・・あれ、ここは」
閉じていた目を開く。辺りは薄暗くてよく見えないが、俺の記憶を振り返ってみてから正解に辿り着く。そうだ、女の子の部屋だ。
「目が覚めましたか?」
以外と近くから聞こえた、女の子の俺を気遣うような声。近くも何も、声がしたのは耳元だ。ついでに、吐息が耳に掛かっている。くすぐったい。
「何を考えている」
俺がそう問うた理由は、至極当然なモノ。椅子に座らされ、その状態で手足を縛られていれば誰だって今みたいな台詞を言う筈だ。コイツとSMプレイをする仲ではないので、恐らく女の子が勝手に俺を縛ったのだろう。意図は分からない。
「『何を考えている』?お兄さんなら僕が何を考えているのか、心を読めばすぐに分かりますよね?」
女の子は俺の目の前に移動して、ニコニコしながら俺の瞳を覗き込んだ。
「・・・知っていたのか」
「えぇ、まあ」
俺から顔を遠ざけながら女の子はそう言った。
「だが残念。お前からは心の声が聞こえてこないんだ」
「でしょうねぇ」
「は?」
「僕がそうしましたから」
「『そうしました』って・・・心の声が聞こえないようにしたって言うのか?」
「その通りですよ。流石お兄さんですね」
こんなの普通に分かるだろ。下手なお世辞はむず痒い。
「下手なお世辞ですみませんね」
「・・・・・・は?」
コイツ、まさか。
「はい、そのまさかです。心の声が聞こえるのは自分だけだとでも思っていたんですか?」
「お前も聞こえるのか!?」
互いに心の声が聞こえるのならば、女の子の心の声が聞こえてこない点については納得出来る。しかし、何故俺の心の声は女の子に聞こえているんだ?
俺の疑問に答えるようにーーいや、女の子は俺の疑問が『心の声』として聞こえているのだろうーー女の子は更なる衝撃を俺に語った。
「聞こえるだけじゃないですけどね」
つまりは。
「操れるんです。相手の心を」
口をポカンと開く事は出来るが、何も言えない。嘘であってほしい。俺の心の声を読んだ云々もただの偶然で、俺にカマを掛けただけなのだと思いたい。
しかし、現実は無情。女の子は恍惚に満ちた表情を浮かべた。
「可愛いですねぇ。目の前の事態を信じたくないんですか?」
「・・・・・・」
「お兄さんと同じように、僕も神に願ったんです」
「ッ」
神は平等ですもんね。良い意味でも悪い意味でも。女の子は言った。
まさかとは思っていたが、こんなにも身近に同じ状況の奴がいたなんて。
感情の出元が分からない身震いが止まらない。
「お兄さんってば、狡い人ですよね。幼い頃の僕の心を奪っておきながら、中学生に成った途端に僕を避け始めるだなんて」
避けたつもりはーーいや、アレは避けたと言うのか。周りからの視線を気にして、女の子に理由もロクに説明せずに交流を断つ。最低じゃねぇか。俺。
「えぇ、最低です。僕の中でお兄さんの存在は日に日に大きくなっていくのに、お兄さんは今日再開するまで僕の事なんか記憶に留めてすらいなかったんでしょう?」
「恨んでいるのか」
「好んでいます」
間髪入れずに女の子は返した。
「だって、そんなお兄さんも素敵ですもん」「訳が分からん。俺はお前に何かしてあげたか?ここまで好かれる理由が無いと思うんだが」
「何もしなかったから、ですよ」
「?」
「僕に寄ってくるような奴等は、僕じゃなく僕の容姿目当てでした。小さい頃から、ずっと。でも、お兄さんだけは違ったんです。下衆な視線なんか一つも向けず、優しく僕と遊んでくれました」
「小学生に容姿目当てで近付く中学生がいるとしたら、ソイツはただの変態だ」
ただ、女の子の言いたい事はなんとなく理解した。したけど許容する訳じゃない。こうして身体を拘束しておいて、好きだ何だと言われても困る。
「お兄さんは、僕の事好きですか?」
読者諸君は、この台詞はもしかしたら聞いた事があるかも知れないな。俺は一度も聞いた事は無いが。
唯一(ただひと)つ分かるのは、女の子のこの台詞に対する返答を間違えたらいけないという漠然とした使命感。
「俺はお前の事は好きじゃない」
どうせ、心は読まれるんだ。嘘を吐いたって仕方が無い。好きな相手を椅子に縛り付けるコイツは間違いなく(疑いの余地無く)異常だ。狂ってやがる。こんなイカれた奴を嫌いになる理由なんて無い。
・・・あ?
純粋に俺だけを見詰めるその瞳は美しい。
一途に何年も想い続けたその心はとても綺麗。
容姿なんか言う迄も無い。
「ちょ、ちょっと待て!何だコレは!?俺は『こんな事』思っちゃいないぞ!?」
「僕の事が嫌いなら、僕の事を好きになって下さい」
女の子はポツリと、そう言った。その唇も柔らかそうで、そこから紡がれる言葉は俺の耳を優しく浄化する。
「ふざけるな!今すぐ止めろ!ああーー!頭が痛い!考えがッ!うわがきされああああああああああああああああああああああああああああああああああ」



















































『あら見て、あの二人』
『仲良さそうに手を繋いで、本当に良い夫婦よね』
『両想いで、しかも旦那さんが高校生の時に、奥さんにプロポーズしたらしいわよ』
『純愛ねぇ。羨ましいわ〜』
住宅街。世間話に興ずる二人の年配の女性の瞳には、手を繋ぎながら仲睦まじく歩く新婚の男女が映っていた。




Re: ヤンデレ短編集 ( No.10 )
日時: 2016/12/15 22:14
名前: ガッキー
参照: KRYGERxe

今回は、記念すべき十回目の投稿という事で、今迄のお話の簡単な解説をしていきたいと思います。




【褒めて伸ばす】




ヤンデレのお話を書きたくて、スレッドを作ろうと思った時に私は『最初のお話って結構重要なのでは?』と考えました。なので、このお話だけは続きがあります。他にも続きを書こうと思えば書けるのですが、まぁそこは・・・・・・ね?

知り合いにヤンデレと言われて思い浮かぶのは?と質問したら『妹』と返ってきたので、妹です。病むと滅茶苦茶強くなったりする子もいますが、私的には普段からヤバ目な子が好きだったり。思い切って完璧超人にして兄が手も足も出なくなるようにしました(笑)




【病んでるパーティ】




続く二作品目。一つ目で学園系(?)だったので次はもう少しファンタジーにしてみようと思って、コレです。当初はお姫様ルートで終わらせようとも考えましたが、不思議や不思議。ボーッと書いてる内に、いつの間にか弟子ルートになってるではありませんか(棒読み)。年下に敬語で怒られるって、最高ですよね?ねっ?




【褒めて伸ばして思い付く】




一作目の続編です。三、四回ボツにした思い出深い作品です。悩んだのは、どこで妹を病ませるか。鉄格子を削ってる途中にドアぶち破らせるのは違うしな〜とか色々考えて、あの流れに至りました。

このシリーズは終わりなのか。ですって?

いやいや、まさか。ねぇ?




【腕が使えない】




前回迄の作品で、一話完結の作品が無い事に気が付き、これは拙(まず)いと一話で完結させました。何としても続きが書けないように、主人公には酷い目に遭ってもらいました。私、腕の骨を折った事も病院に入院した事も無いので、設定が可笑しい所が多々あるかも知れません。ごめんなさい。ご指摘がございましたらお気軽に連絡下さいませ。




【読心系コミュ障】




・・・・・・はい、反省しております。何でこれは三話もあるんだ。とか、何でコミュ障って書いてるのに主人公スラスラ話せてるんだ。とか、色々思う所はあると思います。反省しております。心機一転した所であそこ迄にはならないのは百も承知しております。

ですが、あのまま「・・・・・・あ、ああああの」とか三点リーダ付けまくってたら文字数が勿体無いと思ったので、普通に話せるようにしました。私的には委員長のキャラも結構好きです。ポジティブって大事。



【これからの作品について】




ヤンデレ好きとしてはまだまだ未熟な私ですが、一人でもこの世の中にヤンデレ好きが増えるように努力していく所存で御座います。

あと、最近URLを付けられるようになりました。使い所と使い方をまだ理解していませんが、取り敢えず付けていきたいと思います。


今迄の作品、全員名前を明記していない理由ですが、これは知ってる人ももしかしたらいるかも知れませんね(大嘘)。そろそろ名前も考えてあげたいですなぁ。


以前に少しだけ触れた【孤立誘導型】のヤンデレの女の子についてですが、これは絶対に書きます。何としても書いてみせます。



ロクな解説をしてませんでしたが、これからも応援よろしくお願いします。私もドンドン女の子を病ませていきますので!

Re: ヤンデレ短編集 【画面の向こう】 ( No.11 )
日時: 2016/12/16 18:48
名前: ガッキー

画面の向こうには何があるのか。それを真剣に考えた事はあるか?PC画面のーーテレビ画面のーー携帯ゲームのーー液晶画面の向こう側には、何があるのか。僕は知りたい。この目で、確かめてみたい。





誰しも(流石に言い過ぎか)一度位は考えた事があるのではないだろうか?アニメやゲームのキャラクターと話してみたい。一緒に冒険してみたい。イチャコラしてみたい。etc・・・・・・。
僕もその中の一人で、ただ単に、ゲームのキャラクターとお話がしてみたい。言ってしまえば少年ハートを忘れないでここまで育ってきた極めて純粋な高校生なだけなのだ。
なんて格好付けてみたけれど、簡単に言えばアレです。ゲームに出てくる女の子達が愛おしくて辛抱堪らないから画面の向こうの彼女達に逢いに行きたいーーそんな邪な感情を滾らせていただけです。はい。引かないで下さい。お願いです。
現実から逃げてる訳じゃないんだよ?確かに僕は勉強は得意じゃないし、運動も得意じゃない。女の子にはモテないし、男友達もいる事にはいるけど高校が違う。綾取りが得意な訳でもなければ射撃に秀でている訳でもない。前世の記憶を引き継いだ転生チートキャラな訳でもなければ、転んだ拍子に女の子の胸や股間にダイブ出来るラッキースケベ野郎な訳でもない。
中肉中背、漫画の背景にすら入れない程のノーオリジナリティ(無個性)。
もう一度言おう。
逃げてる訳じゃないんだよ?(震え声)
えぇい、五月蝿い五月蝿い!静まれ!
良いじゃないですか。僕より優れている人はこの世にもあの世にもごまんといる。僕一人がやる気無くても世界は異常無く廻っているのだ。
そんな訳で。ゲームの女の子達に逢いたい僕は、画面の向こうへ飛び込む為に方法を必死に探すのであった。ネットサーフィンで。

・・・・こういう所が、僕が僕たる所以(ゆえん)なのではなかろうか。





探し始めて早一ヶ月。【画面の向こう/行く方法】から【ゲームの女の子達/逢いたい】迄。様々な検索ワードで探し尽くした。というか、最後の方に至ってはただの願望だ。

結論を言うと、方法は見つからなかった。正確には、分からなかった。
だって、そうだろう?この世に人間が何人存在していると思っているんだ。人間の数だけ方法があり、ネタで書き込む人もいれば【画面の向こうに行った事あるけど質問ある?】みたいな成りきりマンもいる。
分かり切っていた事とはいえ、地味に凹むんだよなぁ。僕の一ヶ月は何だったんだ。しょうがないので、気休め程度に定番のアレで我慢しよう。

寝る前、枕の下に好きな物を入れると、夢でその好きな物が出てくる。









「・・・・・・ーーッ」
ビクッ。寝ピクのような感覚で目が覚めた。意識はバッチリ覚醒していて、目も冴えている。唯一感じるのは、寝起き特有の身体の重さだけ。
上体を起こす。
そういえば、枕の下に僕の大好きなとある恋愛シュミレーションゲームのパッケージを入れたんだけど、夢に出ない所か夢自体見なかったなぁ。やっぱディスクも入れなきゃ効果無いのかな?とか真面目に考えてみる。
「ふわぁ・・・・・・。あれ?」
欠伸(あくび)を一つ。それから気付いた。自分の部屋の様子が可笑しい事に。何だろう、自分の部屋じゃない事は確かなんだけど、やけに見覚えがある。
「・・・まさか」
思い至る。そうだ、この部屋は枕の下に入れたゲームの主人公の部屋にそっくりーー否、そのものだ。プレイしていれば背景として何度も出てくるから見覚えがあるのは当たり前だ。
そうか、成功したのか。そうかそうか・・・・・・。
「え、マジで?」
疑問を口に出してしまう位には驚いていた。一番ベタなのに信憑性の無さで有名なアレが成功してるの?自分の夢に現れただけだから他人に幾ら話しても信じてもらえない事で有名なアレが、成功してるの??
落ち着け、落ち着くんだ。逸(はや)る気持ちを宥めて、まずは考えようじゃないか。無理ですね。早くこのゲームに出てくるヒロインちゃん達とお話(意味深)したいし。
「恐らく今は朝だろうから、そろそろあの子が来る頃か」
ゲーム内に於ける毎朝のイベント【ヒロインが起こしに来る】だ。内容を知っている僕としては、もう一度布団を被ってヒロインちゃんに起こしてもらおうかなとか考えたりする訳だけど。もうドアが開いちゃったから、行動には移せなかった。
「お早う、良い朝だね」
ドアを開けたヒロインーー主人公の隣の家に住んでいる幼馴染に向かって、僕は爽やかさを努めて挨拶した。
黒のショートカット。可愛い。
オレっ娘。可愛い。
家事全般が得意だけど何となく恥ずかしがってる。可愛い。
背が高いのがコンプレックス。可愛い。
毎日甲斐甲斐しく主人公を起こしに来てくれる。可愛い。
主人公は中学に上がるまで彼女を男だと思っていて、胸が成長している事に気付いて尋ねてみた所、実は女だったーーみたいな。友達みたいな距離感で話している為気が合い、けれども時折り見せる幼馴染の可愛さにドキッとしたり。もうね、このゲームの僕の一番の推しキャラなんですよ。
推しキャラこと侑梨(ゆうり)は僕を視界に入れるなり、その両眼を見開いた。そっかそっか。主人公は毎日寝坊している訳だから、起きているのが珍しいのかな?やはり無理矢理にでも布団を被っていた方が
「うおっ」
前方から柔らかい衝撃。見やると、侑梨が俺に抱き付いていた。僕は両手を侑梨の後ろに回す事が出来ず、空中でにぎにぎと手持ち無沙汰になっている。彼女の髪から香る良い匂いとかは大変嬉しいんですけど、えっ、何で?
「やっと逢えた・・・」
侑梨は呟くようにそう言った。ゲーム内では毎日逢っているのに何故?僕は疑問に持つ。
「『やっと逢えた?』」
僕は侑梨の言葉を復唱する。しかし疑問は晴れない。何だ?夢特有の辻褄の合わないヤツか?
「やっと逢えたな!秋斗(あきと)!」
「そ、そうだね。やっと逢えたね」
戸惑い、驚きつつも話を合わせる。秋斗とは僕の名前なのだが、違う。合っているけど違うんだ。
ゲーム内では、僕の名前は秋斗ではなく、『春哉(はるや)』の筈だ。本名でやるのは気恥ずかしいので、偽名を使っていた筈だ。
なのに、何故侑梨は僕の本名を知っているんだ?
背中を嫌な汗が伝うが、僕はそんな事よりも、ゲームに出てくるヒロインと話せた事によって最高にテンションが上がっていた。
「もう朝ごはん出来てるから、食べようぜ。今日の味噌汁には自信があるんだ」
「うん、分かった」
生声を堪能しつつの返事。
このゲームの主人公の両親は他界していて、一人暮らし。祖父母からの毎月の仕送りを頼りに生活している。幼馴染とは物心付いた頃から一緒にいて、両親が他界した今、炊事洗濯何から何まで受け持ってくれている。天使かよ。




何やかんやあって、登校中。上機嫌な侑梨の隣を歩きながら、僕は考え事をしていた。
夢に出てきてくれたのは大変嬉しい。けれど、僕の意識は凄いハッキリしているんだよなぁ。身体も自分の意思で動かせるし、こんな夢は初めてだ。夢を見ているという事は、そこまで熟睡はしていないと思うんだけど・・・・・・。
「なぁ、秋斗」
「何?」
「オレは、秋斗に逢えて嬉しいぜ」
まるで、以前までは顔を合わせて会話する事が出来ずに、今日初めて出逢ったかのような幼馴染の反応。僕は疑問を抱きつつも笑顔で返した。夢だから、多少のズレは気にするまい。
「僕も嬉しいよ」
「もう、どこにも行かないよな?」
「行かない」
そもそも以前に隣に居た事が無いのだから、僕にはこの返答以外の正解が分からなかった。分からなかったなら、取り敢えず話を合わせとけばなんとかなる。
「へへっ、そっか///」
頬を赤く染めて僕から視線を外す侑梨。可愛いなぁ。
他愛も無い雑談に花を咲かせていると、いつの間にか学校へ到着。侑梨と僕はクラスが違う為、下駄箱で別れる。
教室迄の道中、甘え上手な後輩や関西弁の先輩や対人恐怖症の生徒会長とか色々なヒロイン達と話す事が出来た。しかし僕は攻略ルートを侑梨一人に絞っていたので、朝の軽い挨拶程度で終わった。
教室に入ると、主人公の友達が主人公の席の前に座っていた。主人公の席は窓際の一番後ろ。名前のまま、主人公席というヤツだ。
凄いな。上の三文の間に『主人公』という単語が四つも使われている。
「おう秋斗。今日は早いじゃねぇか」
「お早う、裕輝(ひろき)。今日も朝から元気だね」
友達の名前は裕輝。よく、読み方を『ゆうき』と間違えられる。コミュニケーション能力の高さから、誰とでも友達になれるという特技を持つ。しかし、何故かモテない。
「今、頭の中で失礼な事を考えなかったかこの野郎」
「気の所為だよ。それよりも、早いといえば裕輝もじゃない?チャイムギリギリか遅刻でしか登校して来ないのに」
「時間通りに起きれちまったからな。仕方無くだ」
起きれちまったって・・・・・・。単位の大切さは裕輝自身が一番良く分かっている筈なのに。どうして彼はそこまで命知らずなのだろうか。ギリギリでいつも生きていたいんだろうか。
「僕も、今朝は起こされずに自分から起きれたんだ」
「それが普通なんだっつうの」
「裕輝に言われたくない」
笑い合う。裕輝とはテンションというか、波長が合う。僕(主人公)とは比べ物にならないくらい友達が沢山いる裕輝が僕によく話し掛けてきてくれているのがその証拠。話し易くて、気を使わなくて済む。
アレ、意識しなくても主人公っぽく話せている?流石は僕。凄い適応能力だ。
良いなぁ、夢だから学校に来ても気楽でやれる。現実では学校に友達が居ないので、つまらない事この上無い。現実でも裕輝みたいな友達が居たらもっと学校が楽しくなるのに。あー、夢から醒めたくないなぁ。




放課後。
僕はフラグ発生条件である部活動や委員会に所属していない(帰宅部のままでいると同じく帰宅部である侑梨のルートを攻略し易いから、僕は帰宅部なのだ)。教室まで迎えに来てくれた侑梨と共に帰り道を歩く。
「帰ったら何する?人生ゲームでもやるか?」
侑梨がそう問うてきた。夕飯まで二時間近くあるので、ほぼ毎日侑梨とこんな感じで遊んでいる。テレビゲームの類いも家にはあるが、侑梨はそれ等は苦手だから言葉にせずに敢えて人生ゲームと言ったんだろう。可愛いなぁ。




「夢から醒める方法?」
この夢を見始めてから、夢の中で数日程経過した頃。侑梨が夕飯を作るのを待っている間に主人公の部屋にあるパソコンを弄っていたら、そんな内容のメールが来た。送り主は・・・僕?
見覚えのあるメールアドレスは、紛れも無く、リアルの世界で僕が自分で設定したモノだった。何度確認しても見間違いという可能性には至らない。正真正銘僕のメールアドレスだ。
このメールが、僕のパソコンから送られたモノだというのは認めるとして。
はて、一体誰がこのような真似を?親が勝手に触ったという可能性もあるにはあるが、だとしたらこの内容は何だ?そもそも、何故僕のパソコンを勝手に使っている人物は、このパソコンのメールアドレスを知っている?これも夢特有の突拍子も無いソレなのか?
姿も分からない相手に色々な疑問をぶつけつつも、取り敢えず返信してみる事にした。まぁ、迷惑メールの類いだったとしても別に僕が困る訳じゃないから良いよね。夢だし(ゲス顔)

【君は誰?】

送信。然程(さほど)時間が掛からずに着信。

【お前が今居るゲームの主人公だ】

驚いた。まさか、ゲームの主人公とメールのやり取りが出来る日が来ようとは。

【君は、僕の部屋にいるの?】

着信。

【あぁ。実体は無いけどな。物に触る事は出来る。侑梨に好かれてるだろ?】

・・・・・・言われてみれば。侑梨は僕に会うなり『やっと逢えた』みたいな事を言っていたような。

【うん。侑梨に『やっと逢えた』って言われた】

着信。

【拙(まず)いな。事態は結構深刻らしい】

深刻?焦りを帯びる僕の心情を察してか、続いてメールが着信。

【俺はこの世界に居てもあまり問題は無いが、お前は違う。パソコンの画面越しにお前が侑梨を見るように、侑梨もまたパソコンの画面越しにお前を見ているんだ。ニーチェの・・・知ってるか?】

【深淵をこちらがのぞくとき、深淵もまたこちらをのぞいているのだーーだっけ?】

【そうだ。意味は違うが、そんな感じだと思ってくれれば良い。お前が侑梨を見る時、侑梨にもお前が見えているんだ。普通では有り得ない事だが・・・・・・侑梨は主人公ーー俺ではなく、プレイヤーのお前に恋をしている】

【嬉しい】

【それで済んだら良かったんだがな】

【どういう事?】

【ずっと夢の中にいる訳にもいかないだろ】

そうだ。普通なら、夢を見ていてもいつの間にか夢から醒めているけれど、『コレ』は違う。夢の中で何日も僕は過ごしている。
そういう夢だと言われたらそれまでだけど、僕はどうにもこの現状が普通ではない気がしているのだ。

【お前はベッドで眠り続けているぞ。こっちではもう二日経っている。両親が共働きで助かったな】

二日と言えば、僕がこの世界で過ごした日数と同じだ。夢と現実がリンクしている?いやでも、この内容も含めて夢だという可能性も・・・。
両親は夜に出勤して昼頃に帰ってくる。基本的に僕と会わないから、僕は勝手に学校に行ってると思っているんだろう。
だが、バレるのは時間の問題。このままだと出席日数とか色々ヤバい。

【夢から醒めるにはどうしたら良いの?】

【今から送るURLをクリックするだけだ】

【・・・・・・途端に詐欺臭くなってきたんだけど】

【馬鹿。そんな事言ってる場合かよ。・・・あと、間違っても、死んだら夢から醒めるとか考えるなよ?この夢は普通じゃない。そっちで死んだら、最悪こっちのお前も死ぬかも知れない】

チラッと頭の中で考えていた案を否定される。高い所から落ちて、地面にぶつかる瞬間に目が醒めるというのは経験した事あるんじゃないか?僕も、飛び降りたら起きるかなぁとか考えてたんだけど・・・主人公の話を聞く限り駄目そうだ。
メールを受信。そこには、青い文字でURLが書かれていた。これをクリックすれば、夢から醒める。
楽しい夢から醒める。
起きたら何が待っている?
面白くもない、毒にも薬にもならない平凡な日常。
僕は一瞬頭の中で考えてから、決めた。
「押さなきゃね。ここは僕の世界じゃない。主人公の世界だ」
マウスに手を掛ける。この人差し指を押し込めば、全て終わる。
「秋斗〜、夕飯出来たぞーーあん?」
最悪のタイミング。思考を夢から醒める云々に置き過ぎて、侑梨が階段を上ってくる音に気が付かなかった。あまつさえ入室も許してしまう失態。画面を向いたままの僕の肩に侑梨の手が置かれた。振り向けずに話が続く。侑梨の瞳に映るのは、僕と主人公の会話のログ。
「・・・・・・何、だよ。それ」
「・・・・・・」
「・・・・・・嘘だよな?」
「・・・・・・」
「何とか言ってくれよ!なぁ!」
肩を掴まれたまま引っ張られる。グラリとバランスが崩れ、頭を強かに床にぶつけた。悶える僕。その顔の真横に、侑梨の右手が落ちてきた。これが世間一般的に言う床ドンというヤツか。まさか僕がやられる側になるとは。
「言ったよな・・・!?もうどこにも行かないって!」
「ごめん・・・」
「謝られても困るんだよ!オレと一緒に居てくれるんじゃなかったのか!?今まで秋斗に逢う迄、ずっと我慢してたんだぞ!?隣で話してる筈なのに何故か遠く感じる秋斗に、いつかちゃんと逢えるって信じてここまで我慢してたんだぞ!?」
胸が苦しい。侑梨の一言一言が胸を打ち砕き、心に突き刺さる。言い訳のしようも無い。侑梨は瞳に涙を溜めながら、僕に感情をぶつける。そんな二人を見守るように、パソコンは画面を光らせ続けている。
「オレは絶対許さないからな。折角逢えたのに、秋斗と離れ離れになるなんて耐えられない」
侑梨は僕を睨み付けてから、パソコンに視線を移した。数歩移動して、侑梨は獲物を手に取る。
ハサミだ。
「危ないよ?」
「秋斗には向けない」
ならば何に使う気だ?と考えて、それからすぐに理解。侑梨がこれからするであろう行動を止めようと床から起き上がろうとするが、間に合わない。
「秋斗はずっと、ここに居るんだよぉぉぉおおおおおおおおお!!」


勢い良くハサミを振りかぶり、パソコンの画面に突き刺した。引き抜いて、違う場所に突き刺す。それを幾度か繰り返して、次に目を付けたのはコンセントから伸びる数本のコード。侑梨はそれを挟んで力技で断ち切った。パソコンの画面の明かりはもう消えている。
絶望。たった十秒にも満たない侑梨の凶行によって、僕の帰る唯一の手段が消されてしまった。
侑梨が僕に振り返る。その顔は何かをやり遂げたような清々しい笑顔。口がゆっくりと動いた。


「さぁ、ご飯にしようぜ」




















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