コメディ・ライト小説(新)
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- 例えばこんな高校生。
- 日時: 2016/11/24 20:15
- 名前: 森川智錦 ◆SWgybbCCyQ (ID: L7cEcAm0)
- 参照: http://urx2.nu/zRMu
初めましてー!
森川智錦と申します〜!
小説書く事自体がひっさびっさなので文がぎこちなかったりしますがあたたたたかい目で見守って下さると嬉しいです。です。
また、リク板の「皆さんのオリキャラだけで小説書きます!」というスレ(URLです)に投稿されたオリキャラ達だけを使用しています!
投稿してくださった方々にはこの場を借りまして感謝を…orz有難うございます。。
《 もくじ 》
プロローグ
>>1
一話 登場人物>>2
>>3 >>4
それでは〜 本編をどうぞ!↓↓
- プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2016/11/23 15:59
- 名前: 森川智錦 ◆SWgybbCCyQ (ID: L7cEcAm0)
例えば、恋をしたい高校生。
例えば、特殊な能力を持った高校生。
例えば、悲しい運命が待っている高校生。
例えば、自由すぎる高校生。
高校生達は今日も。
少し変わった日常を、楽しむんだ。
- 一話 登場人物 ( No.2 )
- 日時: 2016/11/23 16:15
- 名前: 森川智錦 ◆SWgybbCCyQ (ID: L7cEcAm0)
飛鳥 怜 女子一年
礼儀正しく誰にでも分け隔てなく接する。おっとりとした性格。だが言いたい事はズバッと言う。お嬢様である為庶民的に欠ける面があり天然ボケも多め。
胸の下程まである金色の髪をハーフアップにしている。顔は綺麗系に分類されるが、童顔なため可愛い印象も強い。身長は159cm。細身。
軽音部のボーカル。
一ノ瀬 沙紀 女子一年
心優しく誰にでも話しかけられる。いつでも明るい。初めて会った人の相手の事が知りたくてたまらない。ド甘党であり昼食はいつも菓子パン。
顔はほっぺがふっくらしててあごがシュッとしている。おっとり系の目。銀髪のセミロング。ぺったんこな胸。細身。
部活は吹奏楽部〔トランペット〕と美術部を掛け持ちしている。
- 1-1 ( No.3 )
- 日時: 2016/11/23 16:21
- 名前: 森川智錦 ◆SWgybbCCyQ (ID: L7cEcAm0)
「今日は森川さんお休みと」
担任の先生が出欠席をとられている時に仰った事。それは私のお友達が休みという事でした。
つまり、森川さん以外大した友達がいない私はお昼を一人で食べなければならないのです。
けれでも私、平気です。一度屋上というところで食べてみたかったので。
という訳で今、屋上へ続くコンクリートの階段を登っています。
一番上に着き、青い塗装が剥がれた扉を開けると、そこには青く、そして雲がぽっかりと浮かんでいる空が見えました。太陽は容赦無く降り注いでいます。日焼け止めを塗りたいくらいです。
扉近くの壁は日陰だったので、そこに背中を寄せて座りました。
お弁当の中身は梅干し、ごはん、卵焼き、プチトマト、唐揚げ、金平牛蒡、ブロッコリー。いつもお手伝いさんが作って下さっています。
そんなお弁当を食べながら空を見上げていました。
「…………うぅ」
やっぱり、一人で食べるごはんは味気なくて。知り合いの方と食べても良かったかもしれません。
そんな事を考えていた時でした。
上からひょこりと頭が出てきたのは。
「きゃあああああ!ななな何ですか!?」
すぐに立って後ずさりをして、でも尻餅をついてしまって。
それくらい私は驚いたんです。
「ごめんなさい、まさか人がいるなんて思わなくって」
えへへと笑うその声の主は、肩より少し長い銀色の髪で、どこかおっとりとしたような目をしています。
「わ……私こそ失礼しました。あの、貴方は此処で?」
「君と一緒でお昼ごはん。一人だよね、一緒に食べようよ」
余りにも唐突なお誘いで受け入れざるを得ませんでした。
梯子を登り、トイレの広い個室くらいのスペースに腰を下ろしました。
そこには食べかけのメロンパンと他の昼食が入ってるであろう袋がありました。
「此処はいいよね、空気が澄んでて」
「そう、ですね……」
彼女は一体何者なのでしょうか。とりあえず、名前を聞く事にしました。
「あの、貴方のお名前は」
「私は一ノ瀬 沙紀(いちのせ さき)。沙紀でいいよ。君は?」
「私は飛鳥 怜(あすか れい)です。よろしくお願いします」
一ノ瀬さんはいい名前だね、と一言付けてメロンパンを齧りました。
私もお弁当を食べ始めます。
「あの、一ノ瀬さんはどうしてお一人で食べられているんですか?」
「うーん……怜ちゃんこそどうして?」
「私は森川さ……あ、お友達がお休みなので一人で食べに来たんです」
「そうなんだ」
グラウンドから野球部員らしい大勢の笑い声が聞こえました。
……会話が、続きません。
「ひょい」
「あっ」
一ノ瀬さんが私のお弁当から卵焼きを素手で取り出し、そのまま食べてしまいました!
……私の一番好きなおかずなのに。
「甘ーい!美味しいね、この卵焼き」
幸せそうな顔をする一ノ瀬さん。
えーと……可愛い、です。
「私が作った物ではありませんが褒めて頂いてうれ、むがっ!?」
なんと一ノ瀬さんは私が話してる途中に口にメロンパンを押し付けてきました!
……美味しい。ふわふわで、あの浮かんでいる雲みたい。
「どうかな?これ新発売なんだよ」
「とっても美味しいです」
「卵焼きには及ばないよ」
にこりと笑う一ノ瀬さんに、私は好意を持ち始めました。
それから、好きな食べ物の話、好きなお店の話、好きな歌の話等をしてのですが、私達はそれがまるっきり一緒で、運命というものを感じてしまいました。
そんな楽しい時間もあっという間に過ぎて、授業五分前のチャイムが鳴ります。
「そろそろ行かないと」
行こうとした私の制服の端を一ノ瀬さんは掴みました。
「ねぇ」
振り返ると照れくさそうな顔をした、一ノ瀬さんが。
「また明日も……ね、来てくれるかな」
希望を持った目で私をチラチラと見ています。
あの楽しい時間をもう一度。
そんな言葉が頭に浮かび、私は選択をするまでも無く。
「はい、また明日もご一緒しましょう」
私は微笑み、また一ノ瀬さんもパッと笑顔になりました。
- 1-2 ( No.4 )
- 日時: 2016/11/24 20:14
- 名前: 森川智錦 ◆SWgybbCCyQ (ID: L7cEcAm0)
放課後、私は教室で勉強をして、帰る事にしました。
英語や日本史は難しくって、一人だとあまり捗りません。でも、なんとか毎回上位を取っています。
「……い……ん!」
部活と両立出来ててすごいねってよく言われますが、最近は軽音部の方が疎かになってしまってなかなか曲が覚えられなくて……
「怜………ん!」
バンドメンバーの方達には最近勉強を教える位しかしてなくて本当に申し訳無くて……
「怜ちゃん!」
「きゃあああああ!?」
突然、一ノ瀬さんが出入り口の方から走って来て私に抱きついてきました!当然私は一ノ瀬さんに押されるようにして倒れてしまいました。
「一ノ瀬……さん」
「怜ちゃんったら、何回も名前呼んだのにー」
ぷくーと元からふっくらしている頬をさらにぷっくり膨らませる一ノ瀬さん。
「気付きませんでした。すみません」
「いいよー。 そんな事より、金見駅まで行くんだったら一緒に帰ろうよ」
……お昼に頭に浮かんだ、楽しい時間をもう一度という願いは今果たされるみたいです。
私は微笑んでこう答えます。
「はい、是非」
上は青色で、下はオレンジ。そんな空を背景にして私達は金見駅へと向かう道を歩きながらお話をしていました。
「一ノ瀬さんはどうしてこんな時間まで学校にいらしたんですか?」
「部活だよ。吹奏楽。トランペットやってるんだ」
一ノ瀬さんは大会で吹くらしき曲を歌いながら指を動かしました。その指は複雑すぎて、頭がおかしくなりそう……
「柄じゃ無いって思ったかな」
「はい。思いの外意外でした。一ノ瀬さんならもっとスポーツとか出来そうなのに、どうして吹奏楽なんですか?」
少し間が空く。
「……あんまり体育系の部活はときめかなくって。音楽の方が好きだったから吹奏楽に入ったんだ」
だったら、軽音部に入って下されば良かったのに……少し残念です。
「怜ちゃんは何してたの?」
「勉強をしていました」
「偉いよー、偉すぎるよー。怜ちゃんが眩しく見えるよ」
ううぅ、と手で目を隠す一ノ瀬さんに私は笑ってしまいました。
「それじゃあ部活はやってない?」
「いえ、部活は……」
その直後、駅の分かれ道で私達は別々の道を歩こうとしていました。
「あ……」
「あ……っと、怜ちゃんそっちの線なんだ」
「乗る電車、違うんですね」
電車でももっともっとお話ししたかったのに。
そう思った直後、一ノ瀬さんは突然私の手を掴みました!
「ひゃっ」
「また明日屋上で会おうね!」
ニコッと笑って私を見つめる一ノ瀬さん。その冷たい手を離したく無いほど、私は別れたくありませんでした。
けれど、でも、明日も会えるのなら。
「……はい。また、明日、屋上で。必ず、会いましょう」
一つ一つの言葉を区切って気持ちをを一ノ瀬さんに伝えました。
一ノ瀬さんはまた笑い、またねと手を離して去って行きました。
「……またね、か」
私の、新しい友達。まだ誰にも教えてない友達。秘密の友達。
明日はどんな事を話そうか考えながら、そして話しているところを想像しながら。私は電車に乗りました。
- Re: 例えばこんな高校生。 ( No.5 )
- 日時: 2017/04/20 20:46
- 名前: リリラ (ID: y5kuB1W.)
この話すごく続きが気になってしまいます。
更新頑張ってください。
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