コメディ・ライト小説(新)
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- 女子って、怖いねぇ
- 日時: 2016/12/29 18:50
- 名前: しのーは (ID: 3i70snR8)
篠沢あい…可愛い子ちゃん。スイーツ(笑)女子を敵に回す存在。
亜室梓…お金持ち。美人でオタクな面がある。あいの数少ない友人。
倉洲亮之介…りょんと呼ばれているイケメン。王子の愛称もあるが、ちょっと頭がおかしい。
三鷹漣…れんれん。ジュノソボーイ。強いけどバカ。
浜ゆな…あい、梓を毛嫌いするスイーツ(笑)
- Re: 女子って、怖いねぇ ( No.1 )
- 日時: 2016/12/29 19:01
- 名前: しのーは (ID: 3i70snR8)
スイーツ(笑)とは
すぐ流行りに乗ろうとする、SNSで自撮りやスイーツの画像を上げたり、雑誌や漫画の恋のはなし(笑)にキュンキュンしてヤバイ!!とか言ってる女のことである。
このお話はそんな女子中高生を冷ややかな目で見る、超泣ける(笑)まぢやば(笑)感動ストーリー(笑)である。
あなたは大丈夫ですか?
スイーツ(笑)女子ではないですか?
そのような彼女をお持ちでは?
当てはまったら…
- Re: 女子って、怖いねぇ ( No.2 )
- 日時: 2016/12/29 22:08
- 名前: しのーは (ID: 3i70snR8)
「あー俺、めっちゃ幸せ。授業中もさ…お前となりにいるし」
「え?はずい!!」
「ちょっとこっちきて…好きだよ」
「…うんアタシも」
これはキモい。少女漫画が現実の人がやるとこうなるなぁ。本当の実写化って怖い。
DQNこと黒多くんと、女子の前で態度変わる変わるグラスのボスの原黒アヤミちゃん。教室は二人に注意したくてもできない雰囲気が漂う。二人に注意するとdisられたり、他のクラスメイトを巻き沿いにして軽くいじめになるので皆無視している。
「篠沢、原黒にさりげなく近寄ってみて」
隣の席の王子こと倉洲が私と、黒多くんといちゃつくアヤミ様の顔を交互に見比べて若干、吹き出しそうになっている。手を叩くな、指を差すな。
「お前本当に顔小さいなぁ」
「…脳みそが入ってないってか(あるある)」
顔が小さい=脳みそがない。これは嫌だ。ってかアヤミ様がビックフェイスなだけでしょう。中学と高校時代は顔かわいくなくてもブスでも彼氏できるんだよ。逆に顔可愛い子は女子から評判悪くなって、イケイケ転校生しか寄ってこなくなる。
「王子もかなり女子を公開処刑してるよ」
「知ってるー」
天に召されろ☆☆☆☆☆舌打ちをした。もう後ろのクソどもうるさいし、頭悪いくせに。なんでこの学校入れたんだよ…
「最近さぁツイッターに踊ってみたのあげたらすごい見てくれる人いたの!」
お、これはいいスイーツ(笑)アヤミ様の勘違いbot認定確定の瞬間、梓が前の席から後ろを振り向いた。
可愛くウインクをしてきたので、私は投げキッスを返した。
その後すぐ真顔になる梓だった。
「ヤバイ、俺ら嫉妬されそー」
「仕方ないよーくろたんのこと狙ってる子いっぱいいるから!」
「マジ勘弁だわ」
お前みたいな今どきのダンスグループかぶれ…DQN
- Re: 女子って、怖いねぇ ( No.3 )
- 日時: 2016/12/29 22:30
- 名前: しのーは (ID: 3i70snR8)
「私は…
ずっと
あなたのことが
スキデシタ…」
「スキデシタって死語やないかーい」
「これはちょっと引くわ」
今、絶大な人気を誇るライトノベル「愛の形」。そこから歌やライトノベルの続編まで制作されたりして大きなブームになっている。今日は梓の豪邸で、愛の形の歌を視聴している。
『やっと気づいた もうわかってる
アナタノコイゴコロに伝わる 魔法』
パソコンの画面からは曲が流れている。それを無表情で眺め続ける私たち。画面を流れていくコメントには『きゃー!やばい!』『切なすぎて泣きそう…』
「手つなぐだけでドキドキする?」
「しねーよガキが」
梓に今すぐ残念な美人タグを付けたい。
「次これ『ヤキモチの合図』」
「芋餅?」
「No芋餅」
『本当は 気づいてるよね? 私のことからかってるの?』
「ってか声優使うなよ!歌うやつら専門にいんだから!」
「やはり…スイーツ(笑)」
ボキャブラリー能力がないが、笑いが止まらない。なんだこの胸キュンソングは。
「王子と仲良いよね、あい」
「王子は皆の王子だから」
「いやいやいや…王子はあいにベタなことばっかりだよ」
「お前だってれんれん」
れんれんとは、超スーパー身体能力を持つ梓のことが大好きな男の子である。ただちょっと…アホというかDTキャラ感が抜けない。
「梓!」
「…れんれん」
れんれんが部屋にずかずか入ってきた。
- Re: 女子って、怖いねぇ ( No.4 )
- 日時: 2016/12/30 11:14
- 名前: しのーは (ID: 3i70snR8)
なぜれんれんが唐突に梓ん家に入ってきたのか…
「俺、告白された!」
「おめでとう」
「おめでとう」
れんれんは梓と半生を共にする(れんれん談)幼馴染みだそうで、勝手に梓の家にいることがあるみたい。れんれんも良家のお家柄だそうで、同じ学校を受けてきているのだとか(あやふや)
「誰に」
梓はちょっとびっくりしたのか、ねっころがっていたベッドから身を起こした。
「浜ゆなちゃん」
梓が高そうなクッションをれんれんに目一杯投げつけている。れんれん、そこ楽しそうにクッションをキャッチするとこじゃないから。
「れんれん、考え直した方がいいよって周り言われなかった?」
「女子に三鷹はゆなちゃんみたいな可愛い子が似合うよって言われた」
…あぁ。周りの女子がうるさいっていうパターンだ。ダメだ!こんな頭…悪いけどイイ男をあの浜ゆなには渡さない!
浜ゆなとは…
・性格がとにかくやばーい。
・女子を束ねる。
・典型的ないじめっ子で気が強い。
・男子大好き!
・私と梓を徹底したハブにする。
「漣見損なった」
「なんでだよ、まだOKするって言ってねーし」
「三鷹家に生まれたのにいつまでもヘラヘラしてるからダメなの!」
「は?関係ないし!お前だって成績悪いじゃん」
「小学校から3位から落ちたことありませんしー」
なんじゃこの会話。金持ちの戯言&別れかけのカップルだね。
「れんれん、浜さんのこと好きなの?」
梓が息を呑む。
「いや…俺はあずにゃ…あ、梓がどんな反応するかなって」
「れんれん、それだけじゃ何言いたいか伝わらんとよ!(博多の皆さんごめんなさい)」
「俺たち付き合ってるじゃん?だから…」
「付き合ってんの?!」
私が驚愕する前に、梓が大声を荒上げる。それに私は事態がよくわからなくなった。
「え?私と漣ってcoupleなの?」
「yeah…right?」
「あいは私と漣付き合ってるように見える?」
「んあ…んーわからん…」
「見えるよな?あいあい!」
「梓!」
「…れんれんがちゃんと告白しないとわからないと思いますが、解説の方どうでしょう」
「そうですね」
れんれんが解説かよ。あっ私お邪魔虫かな?退散しまーす!
「梓ぁ!」
れんれんは梓のいるベッドに向かって、梓にダイブした。そのあと私は知るよしもない…ただ梓にLINEしても1日返信がなかったことは…
(なんだこれ、実話です)
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