コメディ・ライト小説(新)

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キミの隣に。『コメント募集中(。>ω<)ノ』
日時: 2017/05/28 15:57
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

☆*・:・*☆

*17/05/07*
参照700突破感謝です!!




こんにちはこんばんは、ましゅです。初めましての方は初めまして!
開いていただき有り難うございます。


この小説はファンタジーな恋愛系です(
シリアスも入りますので、苦手な方はバックお願いいたします。



--☆*・:Episode:・*☆--

*登場人物*…>>2 >>17-21

*prologue*…>>1

*お客様*…>>39
コメント有り難うございました!




episode1.「for two months」
>>3-4>>8-9

episode2.「with a smile」
>>10-12

episode3.「Setting sun」
>>13-14>>22-23

episode4.「My wish」
>>24>>31-32

episode5.「white」
>>33-35

episode6.「remember」
>>36-38

episode7.「Starry sky」
>>40>>43>>45>>48

episode8.「emotion」
>>52-53

episode9.「Cultural festival」
>>54-57

episode10.「Music recital」
>>58

episode.11「Overlap」
>>60>>63-64>>67>>69

episode.12「Mystery」
>>70>>72-73

番外編「A wishful desire」
>>82>>85
※アニタについての話。本編に関係あるかもです。

episode.13「What I want」
>>77>>80-81>>86-87

episode14.「Prospective」
>>89-91

episode15.「Just looking」
>>92-93>>95-96

episode15.「surely」
>>97>>99-100>>102



~


一応ちょこっとプロフィールを…


ましゅと言います。絶賛金欠中(((誰得
……特に由来はないです。強いて言うなら、平仮名の名前を付けたかった←
年齢は中2です。2016年の7月頃からここにお世話になっております<(_ _)>
基本、運動は好きです。特にテニスとかバスケとか、球技系。
友達になってくれる方大歓迎です!!(。`・д・)/




「キミの隣に。」よかったら目を通してみてください(・・*)/

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Re: キミの隣に。『コメント募集中(。>ω<)ノ』 ( No.108 )
日時: 2017/07/02 16:59
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

~


ゆかちゃんに『青石誘ってみなよ』と言われてから小一時間。私は落ち着かない気持ちで青石くんの方をチラリと流し見る。
いつもと変わらず明るい笑みを浮かべている青石くんは、まるで自分の運命を知らないみたいだ。……なにが青石くんの原動力なのか……そう思えるくらい。

(一緒に文化祭まわろう!……とか?良かったら文化祭一緒にまわらない?……とか?どう言えばいいんだろ……)

心の中で深いため息をついても、どうしようもなかった。


『天国に引き渡します……』

不意に、アニタの言葉が脳裏をよぎる。
私はふと思い出す。――あと、13日間なんだ―――……。



告白しても、しなくても――どうせ砕け散る恋なんだから。


私はすぅっと息を吸う。
何回か深呼吸をする。



青石くんが友達から離れ、自分の席へと戻っていったのを見て取って。

緊張で汗ばむ手を後ろで組みながら。



「――青石くん」


私と青石くんにしか聞こえないように、声を潜めて言う。

「どうした?」
「あの……――文化祭、一緒にまわらない?」

青石くんの不思議そうな顔に一瞬戸惑ってしまったが、私は口早に言った。


……言えた。それだけでも成長したな、と思う。




すると、青石くんはほんの少しだけ戸惑いの色を見せていたが。次第に言われた言葉を理解していったようで、


「もちろん!」


人懐っこい笑みを浮かべて……確かに私に、了承してくれた。



……ゆかちゃんはなぜ、こうなることを予言できたのだろう――少し気になったけれど、とにかくちゃんと言えて良かった。


「ありがと!私、麻奈たちと最初はまわるから……途中で合流する?」
「うん、俺もあいつらと一緒にまわる約束したから……そうしよっか」

青石くんはそう言いながら、教室で騒ぐ男子達の方を指さす。そんな青石くんの顔には、少しだけ桃色が差しているような気がした。



「楽しもうね、文化祭」
「ああ」


文化祭の翌日の運命にあらがうことは出来ない。

だから、精一杯楽しむ―――せっかく、青石くんとまわれることが出来るのだから。






Re: キミの隣に。『コメント募集中(。>ω<)ノ』 ( No.109 )
日時: 2017/07/09 10:18
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

episode17.



受験生という雰囲気を感じさせないほどの賑やかな教室。文化祭が近い、ということを身をもって実感できる。

(――結局この時期になっても、アニタのことは分からないままだよなぁ……)

私はアニタについて殆ど知らない。魔界については少しだけ説明を受けているけれど、ずっと昔からあったものらしいから――きっと言葉では説明できないほど深いものだと言うことは分かる。

もちろん魔界には感謝もある。せっかく青石くんと話せる機会をもう一度作ってくれたんだから。それにこうして……青石くんと文化祭がまわれる、そんなチャンスを作ってくれたんだから。


けれどそれ以上に不思議なのは――前にも気になったけれど、私が青石くんのことを好きでもトリップさせてくれるのはおかしい、ということだ。
どうして私だけ、というのは違和感しかない。


「芽衣ちゃん!おはよ~」
「………え?あ、おはよう」

私の考えていることを打ち消すかのような明るい――咲恵ちゃんの声。妙な空白の時間に気付いてなかったらいいけれど。


「もう12日前だよね~」


ふと言われて気付く。そうだった、12日前だ。


……言い換えると。青石くんと一緒にいられるのは……あと13日間だ。
24日は文化祭、25日にいなくなるんだから。






――でも逆に言えば。あと13日間も一緒にいられる。
せっかく今回は青石くんとまわれるんだから。


「―――芽衣ちゃん、なんだか嬉しそう」


何か考え事をしていそうな私の顔を見て咲恵ちゃんがそう言った。


「……えっ!?いや、まぁ……文化祭だし?」

いくら私が本心を言わない、そんな性格でも……私の気持ちを知らないであろう咲恵ちゃんには言えなかった。
青石くんとまわれるから嬉しい――なんて。




そんなこんなで、私と咲恵ちゃんが話していると。

「あ、芽衣!に咲恵ちゃん!やっほ~」
「おはよ」

向こうから、麻奈とゆかちゃんの声がした。



――私としか話せなかった麻奈は今では本当に明るくなった。

本来の時空……それに戻っても仲良くできるのかな。こことは世界が違うから無理かな――そんなことを考えてしまう。


「「おはよ」」

私と咲恵ちゃんの声が重なる。それを見て私含め4人、全員肩を揺らして笑った――。



Re: キミの隣に。『コメント募集中(。>ω<)ノ』 ( No.110 )
日時: 2017/07/24 16:56
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

episode18.


10日前。11月15日――。

何だか疲れを感じて、私は屋上へと足を運んだ。この学校の屋上は結構広いのに、殆ど人が居ない。何か疲れを感じたとき、独りで居たいとき……ぴったりな場所だ。

柵へもたれかかる。昼休みが終わるまでにはまだ20分あるから、今日はここで過ごそう。誰もいないし。


「あーあ……青石くんに告白…ってどうしたらいいんだろうなぁ……」

浮かれすぎ、と思うかもしれないが、私の心の中はそのことでいっぱいになりつつあった。……文化祭一緒に回ろうと言って了承をもらっただけで、こんなに色々考えるなんて思考がお花畑みたいだけど。


――やっぱり、それぐらい嬉しいんだ。


私は決めていることがある。告白するなら、この屋上でしたい、と。特に何も意味はないけれど――理由を挙げるならここが一番、星空が綺麗に見えるところだからだ。

「――暗闇に光る星ー…貴方と一度、数えたい~♪」

音楽発表会の時に歌った、あの曲の歌詞。
心に残るこのサビの部分を忘れてはいない。




「歌、上手いんですね」



「っえ!?」


ドアが開く気配もなかったのに、誰かに突然声を掛けられた。
敬語だから一瞬知らない人かと思ったが、この声には聞き覚えがあった。


「…アニタ……?」
「ええ。今、お一人でしょう?」
「……う、ん」


アニタがわざわざ学校までやってきたんだから――何か大事なことでもあるのだろうか。私が身構えていると。


「これと言って大事な用ではありませんから、あまり身構えないでください」

至って落ち着いた声で私に言う。
ふっと力を緩めた。


「――青石さんに告白、するんですか?25日に」
「う……まあ、するために……ここに来たんだし……ね?え、そうだっけ」

せっかくのチャンスを与えてくれたのに告白しないなんて勿体ないけれど、私にはどうしても勇気が出なかった。


――私みたいな目立たない存在、青石くんのようなムードメーカー的存在の人に。



「黒崎さん。私のような身がアドバイスするのもなんですけど。元々私も人間だったんですよ――その時に私も、今の黒崎さんのように恋愛感情を抱いている人が居ました」

突然何を言い出すのか。

「……魔界にいる人って……皆、元は人間なの?」
「ええ。私は15年間人間でしたよ。今は人間と呼べるかは微妙ですが……話の続きです」

私はアニタの話に、耳を傾ける。


「―――私の恋愛感情はきっと届かなかっただろうと思います。皆にいじめられていたので。きっと人間界に戻ったとしても、私には絶対に叶えられないものでした」

アニタは他人事のような口調で話しているが、目は切なく……いつもの無感情な目ではなかった。
ちゃんとした人間のように、瞳には光があった。




「だから、黒崎さんのように…………叶えられる希望がある人に、叶えて欲しいんです。初恋、を」



私は叶わなかったので、と切なげに笑うアニタは、初めて本当の表情を見せていたようだった。
ずっと、全く正体を見せなかったアニタが。初めてと言っても良いほど、感情を見せた。


「綺麗事かもしれません。でも……伝えないまま終わるのが、どれだけ悲しいことなのか私には分かります。勇気を出せ、とは言いませんが……せめて私と同じような経験はさせたくないので――」

その時、ドタバタと……3、4人の足音と、かけ声と笑い声がこちらに向かってくるのを感じた。おそらく、昼休み中に鬼ごっこでもしている中学1年生だろう。


「――誰か来ましたね。では、私はこれで」

アニタはそれだけ言って、忽然と姿を消した。


ドアが中学1年生の男の子たちによって開けられるのと、アニタが完全に視界から消えるのはほぼ同時。

ドアが開く音は、まるで私の気持ちを後押ししているようで。

澄んだ青空を見ながら、私は教室へと戻った――。




Re: キミの隣に。『コメント募集中(。>ω<)ノ』 ( No.111 )
日時: 2017/07/24 16:59
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

あと5~7話程度でこの小説は終わりを迎えると思います。
この小説をちらっとでも読んでいただいた方、コメントをくださった方のおかげでここまでかくことが出来ました。

文化祭は長くなりますが、完結まで見ていただけたら嬉しいです!

Re: キミの隣に。『コメント募集中(。>ω<)ノ』 ( No.112 )
日時: 2017/12/17 17:20
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

episode19.



 時は流れ今日は文化祭当日――。私がこの盛り上がりの光景を見るのは2回目になる。だが、気分は1回目より複雑だった。
 明日には――……青石くんは。

 完全に、私の前から消えてしまうのだ。

 そう考えると私は急に元気が無くなってしまうのだが、今日は青石くんと文化祭をまわれる。なるべくポジティブに考えようとしてはまた気分が沈んでしまうのだが、私は何とか心を保とうとしていた。

「やっほ~、芽衣ちゃん!」
「……ゆかちゃん」
「どーしたの?今日文化祭なのに元気なさそうだけど」
「あ、いや…なんでもない、大丈夫」

 ゆかちゃん――ゆかちゃん自身、青石くんのことが好きなのに私のことを応援してくれる。これほど優しい人なんて居るのだろうか。ただの私の欲望なのに自分から引いてくれるなんて。
 最近知ったことだけど、やっぱりそう考えると胸が痛い。

「……青石と……楽しんでよね」

 私が暗い原因が青石くんにあると思ったのだろうか、ゆかちゃんは私を気遣ってそう言ってきた。
 少し寂しそうな表情――それだから、私の心が痛くなるのに。

「……ごめん……」
「何で謝るの…私の方が悲しくなるじゃん。お願い、私のためにも楽しんできてよ。やっと諦めつきそうなんだから!」

 せつなそうに笑うゆかちゃんは本当に諦めがついているのか、その言葉に嘘がないのか心配になったが、私はとりあえずありがと、とだけ言う。

「あ、開会式あるんだよね?行こう行こう!」
「う、うん……」

 話を切り替えてゆかちゃんは明るい声で言った。私は頷いて、走っていくゆかちゃんの後を追った――。


○*


 文化祭が始まると、前半はゆかちゃんが上手くまわしてくれたようで私と青石くん、あと何人かの班のメンバーが自由行動の次巻になった。最後にゆかちゃんは「頑張れ!」と私を励ましてくれた。

「行こ、黒崎」
「うん……」

 こうやって話していられるのも、今日と明日だけなのだ。

 この時間中に、明日学校の屋上に来てって誘わないと――。

「お化け屋敷行く?」
「えっ…!?………うん…」

 正直怖いけれど、これは何かのチャンスではないのだろうか。もう少しでも、あと少しでも近づけるチャンス――。
 少々変な間を取ってしまったから青石くんは不思議そうな顔をしていたが、私たちはお化け屋敷に入ることにした。


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