コメディ・ライト小説(新)

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【合作】極炎の惑星
日時: 2017/06/24 17:03
名前: 『極炎の惑星』制作委員会一同 (ID: GfbO1Kzf)

僕らの勇気は、極炎のように─────。

◆スレッド作成者・責任者
クーゲルシュライバー

◆協力してくださる作者様
・アンクルデス様
・四季様
・オオミノガ様
・夜月様
ご協力、本当にありがとうございます!

◆更新順番
1.クーゲルシュライバー
2.四季様
3.夜月様
4.オオミノガ様
5.アンクルデス様

《INDEX》
一章 世界の危機からの挑戦状
>>1-8
二章 眠る宝石を求めて
>>9-
三章 集いし炎の戦士達
>>
四章 氷の世界の支配者
>>
五章 極炎の勇気
>>
六章 全てへの帰還
>>

後書き
クーゲルシュライバー
>>
四季
>>
夜月
>>
オオミノガ
>>
アンクルデス
>>

Re: 【合作】極炎の惑星 ( No.19 )
日時: 2017/06/21 16:35
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: 6cIiBe7I)

シュン
「はい、着いたよ。」
目をあけると、そこは恐ろしく不気味な森だった。
「うわ!・・・ここが竜の森?」
「そーだよ。」
ミコは驚くほど落ち着いている。
「早くいこ。」
それだけ言うと、ズンズン奥へと進んでいく。
カイトは双剣を取り出すと、ミコについていった。

~二時間後~

ミコとカイトは深い深呼吸をした。

「こんにちは。時を司る竜さん。」
『やあ。久しぶりだね。ミコ、それにカイト。』
カイトはとても驚いていた。自分の名前を言ったこと、ミコと知り合いということを。
『そんなに驚くことではない。お前たちが、9歳ぐらいのときか。ミコが失踪する事件があったじゃろう?』
この竜を、仮に時竜と呼ぶことにしよう。時竜が目を閉じながら喋る。
『そのとき、出会ったのじゃ。ミコにな。』
「・・・昔の話はもういいって。」
『それもそうじゃな。ではその話に戻ろう。で、聖獣都市にいくのじゃろ?』
まるで心のなかを覗かれたような気分になるカイト。
『先ほど時代を見ただけじゃ。心のなかは覗けん。』
・・・顔まで読まれてしまった。
『あそこの聖獣とは長い付き合いでのう。かけあってみるわい。ついでに、ほれ!』
カイトの目の前に光輝く何かが現れる。
それをうけとると、姿を変えた。それは地図だった。
『聖獣都市の正確な地図じゃ。持って行きな!』
「じゃあね。」
時竜がニッコリと笑ったように見えた。
「じゃあ、一気にいくよ。」
「ああ。」
ミコは目を閉じながらブツブツと唱えている。
「『空間転送・零。』」
来たときと同じようにミコとカイトの姿が消えた。

ミコの魔法は、時竜星に伝わる魔法を自分なりに忍術を参考にしアレンジしたものだ。
そのため、誰にも真似できない魔法が出来上がったのだ。

Re: 【合作】極炎の惑星 ( No.20 )
日時: 2017/06/25 09:07
名前: オオミノガ ◆RgF.6MREXo (ID: wSTnsyhj)

「死ぬかと思った」
「安心して下さい。多分殺しはしません。」

幾つか最高品種の魔鉱石を入手しまた同じ方法で村に戻ってくる。利便性は高いがこの方法ヘタレの俺にはほぼ死刑宣告同然だ。

「集めて来たぞー」
「速いですねぇ。これで完成させることができますよぉ〜」

魔鉱石を奪い取る様に俺の手から受け取る。そして、奥の部屋に幾つか道具を持って彼は奥の部屋へと消えた。ガチャガチャという音がした後部屋から魔法石をはめ込んだ腕輪を二つ持って現れる。

「最高傑作ですよぉ〜。この腕輪は自然エネルギーを魔力に変換する事が可能なのですぅ。そして変換した魔力を銀朱さんに送り込めば銀朱さんパワーアップの上にノーダメージでパールを取りにいけるのです」
「おう、ありがとな」
「また来てくだいねぇ、我が友人達よぉ」

そそくさと家から退出し、腕輪を二人ではめる。銀朱は笑顔で足を出してくる。

「あの銀朱さん。これはどういう風の吹き回しですか?」
「えっ、さっきと同じ方法で移動しないんですか?」

渋々足を踏むと、先程と同じように足を振り上げ、俺を飛ばす。

Re: 【合作】極炎の惑星 ( No.21 )
日時: 2017/07/23 15:18
名前: クーゲルシュライバー (ID: GfbO1Kzf)

一つ目のパール、ファイアパールを手に入れたレン達一行。残るはヒートパール、ライトパールだ。

アイスウェイトは、今でも雪がしんしんと、音をたてずに降り続けている。
その風景を、少年──ドヤガ王──はただ見ているだけだ。
──姉さんは、何か変わってしまった...。
いつも笑顔で優しかった姉。女王として、国を大切にしていた姉。そして何より、氷と雪を愛していた姉。
今は違う。
顔はいつも無表情になり、大切にしていた国の人々を奴隷として働かせている。おまけに、全てを炎で焼きつくそうと叫んでは嗤っている。
外では、寒いに関わらず、国民が寒そうな服を着て働いている。出ていこうにも、姉が壁を造り、出ていけないのだ。
何かしてやりたい。
そこで、ドヤガ王はあることを思いついた。そして、ニヤリと笑った。

───自分が姉を殺せばいいのではないか。

「よっしゃあ、二つ目のパール探すぞー!」
レンらは何も知らず、二つ目のパールを探している。

Re: 【合作】極炎の惑星 ( No.22 )
日時: 2017/07/24 18:10
名前: 四季 ◆7ago4vfbe2 (ID: Dbh764Xm)

 凛と千紗季、そして琥珀。三人はポイズンパールを手に入れるべく、遠く離れた東の沼へ向かった。噂で聞くには、ここから東の沼までは徒歩で数時間かかるらしい。だからといって諦める三人ではない。

 この星でもかなり上位に入る高さの山を越え、渓谷を歩き、虫だらけの森に入っても進み続けた。凛と琥珀が先を行き、その後ろを千紗季が愚痴を言いながら歩く。ちょうどその頃、雨が降ってきて湿度が上昇し、千紗季の機嫌はますます悪くなっていったが、二人はまったく気にしなかった。
「も……もう疲れたの……。いつまで歩くのー!」
「静かにしろ、千紗季。東の沼にはもうすぐ着く」
「こんなの面白くないのよ!」
「遊びではない。これは正真正銘の修行だ。面白いからしているのではない」
 淡々と歩き続ける凛は、冷淡にそう言い放った。
「ぶーっ!嫌なやつなのー!」
 千紗季は頬をぱんぱんに膨らませて不満を吐き出す。
 それからまたしばらく歩いた後、琥珀が急に立ち止まり言った。
「着きました」
 緑に覆われた沼だった。東の沼にようやく着いたようだ。苔のような色でドロッとしていそうな液体が溜まっていてとても不気味。
「うえぇ……キモいの……」
 千紗季は不潔そうな沼を見てうんざり顔。幼い頃から比較的いい暮らしをしてきた彼女は、汚いものが苦手なのだろう。
「ここにポイズンパールがあるんだな。……よし。沼の中を探すぞ」
 凛は覚悟を決めたように言い沼の中へ入っていく。
「千紗季も探せ」
 腰まで汚そうな液体に浸かった凛が千紗季を呼んだ。
「ふえぇ!?千紗季は嫌なの!入りたくないの!絶対に絶対に嫌なのーーっ!!」
「案ずるな。この沼の毒素は体内に取り込まない限り無害だそうだ」
「そういう問題じゃないのーっ!」
 涙目になりながら必死で拒む千紗季に琥珀が声をかける。
「大丈夫、二人で探します。千紗季様、貴女は、どこかにヒントがないか辺りを探して下さい」
「琥珀なんかに指示されるのは嫌なの!」
 わがままな千紗季はあまり好きでない琥珀には従おうとしない。
「なら沼の中を探せ」
 わがままばかり言う彼女を鋭い目つきで睨む凛。
「ひ、ヒント探しするの……」
 沼に入ることだけは避けたい千紗季は仕方なく辺りを見回しだした。

Re: 【合作】極炎の惑星 ( No.23 )
日時: 2017/07/25 15:45
名前: 夜月 ◆p5CHNX570g (ID: TdwH/e73)

「…。ここどこ?」
「邪悪な教会。」
「え。ええええー!?」
「地図見たから飛んだ。」
「『飛んだ。』じゃねーよ!」
「先行くよ。」
「おい待てー!!」
ミコとカイトがいるのは邪悪な教会。そう、イビルパールがあるというところだ。
ここにあるというのだが、今のところ見つかっていない。
「つーかなんだここ。人、一人居ないじゃないか。しかもボロボロだし。」
「…うるさい。」
「あの地図見せろ。あのー、邪悪な教会全体の地図。」
ミコはしばらくごそごそとカバンの中をあさり、ようやく地図を取り出した。
「はい。」
地図を広げる。
「……あった。ここだ。」
「え?」
「こっちだ!」


「教会っていうことは聖堂がある。俺はそこにあるんじゃないかと思ったわけだけど……ビンゴだ!」
「すごいね。」
聖堂の真ん中に立てられた女の人の像。その手の中にイビルパールはあった。
「で、どうやって取るの?」
「登ったらとれるか。」
「待って。『聖なる者が手を触れるとたちまち玉は砕けてしまう』らしいよ。」
「じゃあどうするんだ?このままだと取れないぞ。」
「こう取るの。『影の腕・拾』!」
ミコの呪文で生みだされた黒いモンスター?はイビルパールを難なくとってきた。
「はい、イビルパール。」
イビルパールは片手で持てるサイズで紫色の玉だった。
俺はそれを丁寧にカバンにしまう。


もう一回取り出す。
「やったぁぁぁぁぁぁ!!」
二人だけの教会に、俺の叫びがこだました。


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